依頼説明 | Scenario #134 |
籠の鳥 |
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銀の網亭 個室 |
■リック To:冒険者 |
こちらのような機関に、仕事を依頼するのが初めてなもので。右も左も判らない状態ですが…… …… 何から話せば宜しいのでしょうか? |
■ルフナ To:リック |
リックさんが話せるお好きな所から…と言いたい所ですが、とりあえずは依頼の内容でしょうか。 事の発端や現在の状況、わたしたちにして欲しい事等を話してもらえればと思います。 |
■リック To:ルフナ |
依頼の主たる内容は「私の父・母の護衛、ならびにどうしてそのような状況になったのかの原因追及、さらに可能ならば原因の排除」です。 ここ1年ぐらい…目立ってきたのは最近なのですが、父は命を狙われ、母は酷い嫌がらせを受けるようになっているのです。 ある程度、身内で処理しようとも思ったのですが。手に負えない状況になったので、今回、このように冒険者の方々に依頼を出す事となりました。 |
■ザンセール To:独り言 |
ふむ、なるほどな。こういうのは大抵遺産とか財産のトラブルってヤツだな。 |
断片的どころか最初の一言二言で勝手な考えを口にしてみるザンセール。
その発言を耳にし、
■リック To:ザンセール |
父が先代より商会を引き継いだのは、かれこれ20年ばかりになると聞きます。よって、先代の遺産絡みの問題は既に決着が付いていると思われます。 また、財産についても同上でしょう。 万が一、父の遺産・財産絡みのトラブル…となりますと、引き継ぐであろう私がその犯人と想定されるという事でしょうか? |
と、ザンセールに質問をする。
■ザンセール To:リック |
考えた端から言ってるだけだから、こまけえ事は気にしなさんな。 恨みって〜のは何年経ってもきえねえもんだよ。 可能性は可能性として考えておかねえといけねえってことだ。 まぁ、依頼人のお前さんそういうなら大丈夫なんだろうけどよ。 |
と、思いついたことをそのまま口に出しまくるザンセール。
■リック To:冒険者 |
父が命を狙われた件におきまして、先に衛視の方々に問い合わせはしたのですが…「原因不明」という事で、未解決事件となってしまいました。 身内としてはさらなる調査を依頼したのですが…衛視の方々もなかなかお忙しいようで…そこで、それ以上調査を必要とするのならば、冒険者の方々に頼めと言われて来ました。 |
■アルテナ To:リック |
忙しいのではなく、単なる怠慢だな。そんな態度だからこの街の治安は改善せんのだ。 |
ちょっと憮然とした表情。
■リック To:アルテナ |
「殺人未遂」では、一通りの調査しか行われないんだそうです。 「殺人事件」では、本格的な調査になるそうですが… |
一瞬、悲しそうな表情を浮かべる。
しかし、すぐさま依頼人の顔は真面目なものに戻った。
■ザンセール To:リック |
とぉ〜ぜんでぇ! お役所仕事にゃまかせてらんねぇだろ。 |
静かに聞けないのかお前は。
■リック To:冒険者 |
母の件は、家の中で起こった事ですので…初め母も外部の方に依頼する事を嫌がったのですが…… …手に負えないレベルの事が度々起こってしまって、父の件も踏まえて一緒に依頼をする事となりました。 |
■リック To:ルフナ |
…このぐらいで宜しいのでしょうか?それとも…もっと? |
生真面目に答えるリック。
ただ、本当に初めての依頼…らしく、どの程度話せば良いのかサッパリ判らないといった顔をしている。
■ルフナ To:リック |
とりあえずはそのぐらいで大丈夫だと思います。 |
■リック To:ルフナ |
有り難うございます。 |
■マーキュリー To:リック、ALL |
始めまして、マーキュリーです。 ご両親が狙われて、さぞ心配でしょう。 もっと具体的に聞くのは、ちゃんと仕事を請け負ってからで良いと思います。 この依頼、僕としてはぜひ受けたいと思っています。 みんなはどうですか? |
■ザンセール To:リック、マーキュリー |
っしゃ、そんだけききゃぁ十分だ! この依頼、引受けたぁ! |
暴走列車よ、どこまでも…
■アルテナ To:ザンセール&ALL&リック |
ちょ、ちょっと待て。「手に負えないレベルの事」をもう少し教えてくれ。 命を狙われるほどのことだ。請け負った後に我々の手に余るようなことになっては困るから。 |
■リック To:アルテナ&ALL |
母の日常に関係する事なので…できましたら、マーキュリー殿もおっしゃっている通り、正式に依頼を受けて下さると決定してから話させていただきたいのですが…… |
依頼人。少し考える。
■リック To:アルテナ&ALL |
……男性の方に、席を外していただけるのならば。 …ある程度なら……いや……母上に…うーん…………………… |
依頼人。更に考える。
■アルテナ To:リック |
リック殿。ワタシの名前はアルテナという。 我々は万能ではない。細かいことはよい。命にかかわるような重大なことについてでも、教えてくれると助かるんだが。 |
■リック To:アルテナ |
アルテナ殿ですね。 思い当たる節に関しては、父の仕事絡みの件で少しあるのですが。 こちらの件につきましては…商会の内情に関係する事ですので、”関係のない方”に話せる内容ではありません。 もちろん、仕事を受けて下さるとなりましたら”関係のある方”となりますので、私の知る限りの情報を…… |
ここで依頼人。何かを忘れていた事に気が付いた。
■リック To:ALL |
あー……………す、すいませんっ。 自己紹介、まだしておりませんでした………(真っ赤)。 |
■リック To:ALL |
私の名前は、リック・ディックリッターと申します。 父が、ディックリッター商会の代表を務めていまして、その補佐をしています。 |
深々と、礼。
■マーキュリー |
ええと…名前は…聞いた事があるかな…? たしか…けっこー大きな商会だって………うーん? |
■ヴィタリ To:リック |
わたしはヴィタリ・モカだ。 困っているヒトがいる限り、人助けをするのは人情冒険家としては当然の事だからね。もちろん原因究明をお手伝いさせていただくよ。 |
とは言え有料だが・・・。
■ザンセール To:ヴィタリ、アルテナ、ALL |
おぅ、その通りでぇ。できるかできねえかなんかやってみて考えりゃいいんだよ。 ヴィタリ賛成俺賛成。マーキュリーも賛成でもう問題無しだな。 な、エルフの姉ちゃんよ。 |
と、なれなれしくアルテナの肩をばしばしと叩く。
■アルテナ To:ザンセール |
バカ力でたたくな、ばか者。命にかかわる問題なのだぞ。もう少し慎重に話を… |
熟練の冒険者と、新米の冒険者。彼らの違いは「慎重」と「臆病」を間違えない事。「勇気」と「無謀」も間違えない事。
アルテナが、じっくりと依頼について吟味をしようとしている中…
■ケット To:ALL |
僕も賛成だよ〜。 とりあえず、依頼を受けてみようよ。 僕らで力になれないようなら、その時はまたみんなで考えれば良いよ♪ |
あまり先のことを深刻に考えていないケットが、リンゴジュースを飲みながら気軽に言う。
■アルテナ To:ケット |
! ケットもか…( ̄Д ̄;) ううむ…… |
アルテナ。ある意味ピンチ、か?
■ルフナ To:リック |
力になってあげたい気持ちは十分ありますが、わたし達の力不足で余計大変な事になってしまっても困りますので、具体的にではなく、何か例えでも良いのでどれくらいのレベルの事が起こっているのか教えてもらえませんか? |
■リック To:ルフナ |
それが…。お恥ずかしい事ながら…父がどのように襲われたか、というのを私はハッキリと解らないのです。 父が襲われた時に、側におりませんでしたので… …母の事については、側付きのメイドからある程度は話を聞いておりますが… |
ちら、ちら、と男性陣を見る。
■ヴィタリ To:リック |
ん〜、その点は女性陣に聞いてもらうから今はいいよ。 |
ヴィタリ、珍しく気を使っている。
しかし、ザンセールはそんなデリカシーのある人間(ドワーフ)ではないらしく、
■ザンセール To:リック |
なになに、なんでえ。教えろよ。 心配はいらねえ。俺は口がかてえんだ。口外しねえぞ。 |
などといってるその表情は、野次馬根性丸出しの興味津々と言った顔であったとさ。
■リック To:ザンセール |
……失礼ですが、表情からはそのようには取れませんが…… …先程の発言もありますし。 |
依頼人リック。ザンセールに対しては少し警戒(?)しはじめたようだ。
■ザンセール to:リック |
んだよ、本気で失礼なヤツだな。 わかったよ、でりゃいいんだろでりゃ。 |
と、ふてくされたように部屋を出ようとする。もちろんローストビーフは忘れずに。
■アルテナ To:ザンセール |
あ、おいっ。……たく。 |
■ルフナ To:ザンセール |
あぁ、ザンセールさん。 リックさんのお母さんのお話は、リックさんのおうちに行ってからにしましょう。 とても話しずらい事らしいですし、おうちで話した方が安心かもしれませんので。 |
■アルテナ To:リック |
そうだな。そのほうが、具体的な話ができそうだ。 |
■リック |
すいません。 |
■アルテナ To:ザンセール |
おおい! ザンセール、出かけるぞ。ふてくされてないで、準備しろ!! |
大声でザンセールを呼ぶ。
呼ばれたザンセールは口いっぱいにローストビーフを頬張りながらやってきた。
■ザンセール To:アルテナ |
あんわぁ?いふのあぁ?(なんだ?いくのか?) おんはわ、ほっほほいふお(そんならとっといくぞ) |
■アルテナ To:ザンセール |
………口にものをほおばって、ふらつくんじゃない(−−# ああ〜、イライラする! |
依頼人の前であまりにだらしない様子に、握りこぶしで思い切り頭を殴ろうとする。いつになく血圧が高いアルテナでした(笑)。
■マーキュリー To:ALL、リック |
あ・・今・・・早めにご両親の元に行った方が良いような気がしたんですけど・・・ 詳しい話はご両親も交えて伺った方がリックさんも困らなくて済むし、 今こうしてる間にも襲われてる可能性もあるかもしれないって・・ 皆さんどうですか? リックさん、ご両親はご在宅ですか? |
マーキュリーの問に対し、すまなそうな表情をしながら、
■リック To:マーキュリー |
両親と話をするのは、依頼を受けるのが決定してから、としてください。 大変申し訳ありませんが、父も多忙なもので…関係者以外との会話を…大変嫌うのです… 襲われるのは…夕方や、霧など、視界が悪い時が多かったので…今時刻のような、昼日中に襲われる事はないと思っています。 父は、家に帰ってみないと判りませんが、母は確実に家に居ると思います。 |
■ヴィタリ To:リック |
安心したまへ! 我々はすでにやる気だ!!!! と言う事で。では詳しい話はキミの家に行ってみてからにしようか。 |
やる気満々なのが1名。
■ザンセール To:リック |
そのとおりでえ! 一人除いて全員賛成だから決まったも同然だ! というわけで、とっとと案内してくんな。 |
そして、2名。
■アルテナ To:ザンセール>リック |
いやな言い方をするやつだな。受けないとは言ってないだろうに。 一体、どこからそんな自信が沸いてくるんだ?(−−; ああ、そういえば、今、お母上には護衛はついているのか? |
■ザンセール To:アルテナ |
もちろん、俺の実力でえ! |
暴虎馮河の勇、自信過剰とは彼のためにある言葉であろう。
■リック To:アルテナ |
母は、家から出ないよう心がけています。 そして、母の嫁入りからずっと側にいた、メイド長が控えているので大丈夫だと思います。 |
■マーキュリー To:リック |
もちろん早めに行くと言ったのは、依頼を受けるのを決定してからですよ(^^) 商会の内情に関係する事、日常に関係する事は話せないのは理解しているつもりです。 でも、もう少し教えてください。 お父さんを襲ったのは人ですか?化け物? それは複数で襲ってきたのですか?または単独ですか? それとも魔法や飛び道具ですか?または事故を装うような仕掛けをされたとか・・ |
■リック To:マーキュリー |
私は父が襲われている現場を見てないので…ここでハッキリと名言する事はできかねます。 ただしい情報は、父の口より聞いていただけますでしょうか? |
■マーキュリー To:リック |
そうですか・・どんな危険があるのか少しでも予測できればって思ったんですけどね・・ |
■リック To:マーキュリー |
申し訳ない。 |
■ヴィタリ To:マーキュリー |
そう言う事ですでにここまで話を聞いてしまったのだから、この仕事を請け負おうじゃないかっ。 詳しい話はリックくんの家に行ってからにしようっっっ。 |
バリバリバリと春野菜を慌てて食いながら、せっかちなヴィタリ。
どうやらさっさと行きたいらしい。
■ケット To:ALL |
賛成〜♪ みんな受けても良いって言ってるし、この食事が終わったら、リックさんの家にとりあえずいこうっ! |
■リック To:ALL |
ありがとうございます。 では、下で待っていますね。 |
食事の邪魔をしてはならぬと思ったのか。リックは階下へ行こうとすると、
■マーキュリー To:リック |
あ・・待ってくださ〜い! 値段は決めなくていいんですか〜? |
■リック To:マーキュリー |
そういえば… 依頼料というのは、どの程度なのでしょうか? |
■ヴィタリ To:リック |
危険な仕事ほど高値になるが・・・。 一応キミの希望としてはどのくらいまでが限界で出せるかい? |
■リック To:ヴィタリ |
ん〜……相場がどのぐらいかがまだ不明なのですが。 拘束期間がどのぐらいになるか、まだわかりませんので、ハッキリとした額を言ってよいのかがまだわかりません。 ですが、護衛をしていただく間の諸経費は当家で持つとして、それとは別に…お一人1,000ガメル+αぐらいを想定しておりますが… |
■ザンセール To:リック |
そのプラスαってのはなんなんでえ? 拘束期間によりけりだけど起きた危険の度合いによって修正が付くのが筋ってもんだよな。 |
と言うほどの危険を体験してるわけではないのだが。
■リック To:ザンセール |
不測の事態が起こったときに、プラスαかな、と思いまして。 何事もなく終われば、基本は1000ガメルですね。 |
■ヴィタリ To:リック |
まぁ、そんなところだね。とりあえず、基本として1,000あれば十分だよ。 |
■ケット To:ALL |
僕も特に異存はないよ。 依頼料が安いからって断われるほど立派でもないしね(^^; |
■リック To:ALL |
では、正式に依頼をお願いいたします。 詳しい話は、家のほうへ移動してからにしましょう。 |
そう言い、席を立った。
■アルテナ To:リック |
あ、そうそう。ワタシたちはリック殿の家に滞在してつきっきりで護衛したほうがいいのか? |
■リック To:アルテナ |
…そうですね…… そこらへんは、家にいってから決める、として宜しいでしょうか? 万が一、宿泊が発生した場合は、一端宿に荷物を取りに来る程度ならば問題なくできるかと思われますし。 |
■ルフナ To:リック |
それではそう言う事で、なるべく急いでお家の方へ行きましょう。 いない間に何かあっても困りますしね。 |
■リック To:ルフナ |
ではご案内します。 |
一行は、銀の網亭から出発した。
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