SW-PBM #131 キューソ人を噛む 商店街 |
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■ 【商店街】 |
ヘキサと分かれたメンバーは、近所の聞き込みを開始する。
まだお昼過ぎという事もあってか、キュミーの店を別にすれば、商店街は活気に満ちて人並みが途切れる事はない。
■八百屋のおやじ To:ALL |
はいはい、安いよ安いよ。 買って行かなきゃ損するよ〜。 |
■シャイアン To:八百屋のおやじ |
やあ、安いでござるな〜 それにおいしそーでござる〜♪ おやじ殿のお店にはネズミの被害がないのでござるか〜? あそこのお店は大変みたいでござるが |
■八百屋 To:シャイアン |
ああ、キュミーちゃんとこかい? 確かに災難だよねぇ、あれは。幸いうちには被害がないから助かってるけど。 でも、不思議なんだよね。やられてるのはキュミーちゃんの店だけで、他には一切それらしい話が出ないし。 それにキュミーちゃんは綺麗好きで、「例え他の店にネズミが出ても、あたしの店には絶対出ない」って豪語してたくらいなのに。 |
■シャイアン To:八百屋のおやじ |
確かに不思議でござるな〜? ふむ。誰かがキュミー殿のお店にネズミをけしかけているのではないでござるか? キュミー殿が憎くて憎くてたまらないという奴がいるのでござるよ、きっと |
■八百屋 To:シャイアン |
なるほどねぇ。 でも、悪いがそんな話は聞いた事がないなあ。 それにもしそんな奴がいたとしたって、ネズミをけしかけるってのは手間がかかりすぎるんじゃないかい? |
■シャイアン To:八百屋のおやじ |
ふむ。さようでござるか・・・ |
■キャス To:八百屋のおやじ |
たしかにそうですよね・・・。 あっ、突然すみません。 自分はキャスと申しまして、キャミーさんにネズミについて何とかならないかって頼まれたものです。 何度も悪いんですが、やっぱり誰かに嫌がらせをされるような心当たりはないんですかねぇ。 キュミーさん本人は無いって言っていましてけれど。 |
馬鹿正直に名乗ってみる。
シャイアン、ちょっと焦るも、ちらりとおやじの顔を見て、にっこり(^^
■八百屋 To:キャス |
う〜ん、聞いた話の限りじゃあそんな事はないねぇ。 |
■キャス To:八百屋のおやじ |
そうですか・・・。 あと、この10日から1週間ほどの間にこの近辺で何かいつもとかわったこととか、見慣れない人がうろうろしていたとかありませんでしたか。 ささいなことでもいいですので、何か気が付いたことがありましたら教えてほしいのですが。 |
■八百屋 To:キャス |
見慣れないって言われても、商店街だからねぇ。 人通りも多いし、初めてのお客さんだって珍しい事じゃないよ。 変わったことも特には……そうだなあ。夜中寝る時に、どこかから変な音が聞こえてくるくらいかな。 方角もどんな音かもはっきりしないんだけど、どうもその音が気になって眠れなくてね。 あまり詳しい話ができなくてすまんね。 |
■キャス To:八百屋のおやじ |
変な音ですか・・・。 ここの家の中で聞こえるぐらいならキャミーさんの家でも聞こえるだろうし・・・。 わかりました。今日にでもちょっと気をつけてみますね。 |
■シャイアン To:八百屋のおやじ |
ときにおやじ殿。キュミー殿の店は、昔から居酒屋なのでござるか? 建て直してるなら、その前は何があったのか教えてほしいのでござるが・・・ |
■八百屋 To:シャイアン |
あそこはキュミーちゃんの両親の代から酒場をやってたから、少なくとも30年はあのままのはずだよ。 ま、内装工事とかで手が入る事はあったけど、まるまる建て直すほどのことはなかったと思うな。 |
■アビィ To:八百屋 |
ほう、では30年以上前はどうだったのかご存じか? 昔に詳しい方というのは、このあたりにおられるだろうか。 |
■八百屋 To:アビィ |
いやあ、さすがにそれだけ前となるとどうだろうね。 でも何かあったなら話に上るくらいはするだろうし、それが無いって事は特に気にする事もなかったんじゃないのかい? |
■アビィ To:八百屋 |
いやぁ、それは考えすぎたか。 忙しいところ、いろいろ尋ねて申し訳なかった。 あと、なにか思い出すことがあったら、われわれはキュミー殿の店にいるので教えていただけるとありがたい。 |
■キャス To:八百屋のおやじ |
お忙しい所ありがとうございました。 あと、このりんご5個いいですか。 あとでみんなで食べる分と家へのお土産にしますんで・・・。 それじゃあ、5ガメルここにおいときますね。 |
■八百屋 To:キャス |
おっとと、5ガメルは多いよ。3ガメルで結構だ……ほい、お釣りね。 良かったらまたおいで。 |
おつりを受け取りながら
■キャス To:八百屋のおやじ |
いや、そうですか。ありがとうございます。 また何か会ったらきますので、そのときはお願いします。それでは、失礼します。 |
軽く頭を下げて八百屋を後にする。
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