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SW-PBM Scenario#130
コマンド・メロディー

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作戦会議(1)


 エシャ村・村長の家

■タナトス To:シャオ、ALL
今は話がどっから漏れたのかより、リュートを渡さず、妹をどう救出するかの話をしようよ。
時間が勿体無いよ。

話を聞く限りだと、リュートを弾ける人はだれでも命令できそうな感じだし
奪われた時の対処方法も考えないとダメだよ。

■ユウル To:タナトス、ALL、シャオ
…確かに。
朝まで、もうあまり時間がないもんね。
やつらが今潜んでいるところがわかればなあ。
森を探してもいないってことなら、祭壇にもういるのかな…
ヴェーナーの祭壇というのは、どういうところなんですか?
周りに身を潜めておけそうなところはありますか?

■シャオ To:ユウル
祭壇は村から20分ほど歩いた森の中にあります。
小さな祭壇で、石造りの屋根とテーブルほどの大きさの石碑があります。
「成人の儀」もそこで行うんです。
そして、その祭壇の入り口にゴーレムはいます。

…その場を守るように命令が与えられていますから、犯人も近づけないとは思います…周りは森なので、身を隠そうと思えば隠せますが…。

■ウーハ To:ユウル
森を捜索しに行った者の報告じゃと、祭壇の周りに人影はまったくなかったそうじゃ。どこか別の場所で、身を潜めておるのかもしれんな…。

■ユウル To:ウーハ、シャオ
森以外に、隠れられそうなところってないんですか?
洞窟とか、空家とか。
村の出入り口はあの今落ちてる橋以外なさそうですし、だれか部外者を目撃した人でも居るといいんですけど…。
脅されて家にかくまってる、とか…大丈夫ですよね?

■ウーハ To:ユウル
天然の小さな洞窟ならばいくつもある。それらも出来うる限り探索して回ったのじゃ。しかし結果は先ほど申し上げたとおりじゃ…。
空き家やテントなどもなかったそうじゃ。
しかし、この森は広大じゃからのう…。すべてを調べ上げることは難しいじゃろう。

シャオの家にも見張りがついておるから、その点は大丈夫じゃ。
残念ながら、部外者を目撃した者は一人もおらんでな…。

■メイプル To:シャオ
ゴーレムって、今でも動くものなの? ずいぶん時間がたっているみたいだけど。。
でね、ゴーレムを”止める”命令って・・・伝わってないの・・かなぁ?できれば恒久的に・・・

■シャイアン To:メイプル>ALL
止める命令は可能でとしても、命令があればまた動き出すのではないでござるか?
自害命令ができれば、二度と動き出さないとは思うでござるが・・・
ゴーレムが相手なら、落とし穴でも仕掛ければ済むかもしれぬでござるな。

■シャオ To:シャイアン&メイプル&ALL
命令は重ねがけができますので、止めたとしてもまた動かせてしまうんです。
実際、「成人の儀」のときは「その場を守れ」という命令を解くためにゴーレムをいったん停止させていました。
…永久停止や、自害命令が可能かどうか分かりませんが、少なくともそのためのメロディーは記録に残されていないんです。
上位古代語が読めさえすれば、試すことはできるんですが…。

■シャイアン To:ALL
相手の出方がわからぬ以上、下手に動き回るのは危険でござるかな?
村の者が捜索に出て見つからぬほどでござるからな・・・。
とはいうものの、村にいてもどうなるものでもないでござるか。
あう、魔術師相手ならば、魔法を封じるの手を考えねばならぬでござるな〜!

■ハティノス To:ALL
相手の実力がわかりませんが、ユーミルさんさえ保護できれば僕らでどうにかできますかね?
シャオさんには一人で行く振りをしてもらって、僕らは少しはなれて後ろからついて行くとします
そしてゴーレムに命令できる距離まで行ったらシャオさんには『ユーミルを守れ』とゴーレムに命令してもらうというのはどうでしょうか
ゴーレムがユーミルさんを守ってくれている間に、僕らはクラジュとベティカの相手をして、ユーミルさんが逃げる時間を稼ぐ
ユーミルさんが無事逃げることができたら今度は『クラジュを倒せ』と命令してもらう
僕らにクラジュとベティカに勝てるだけの実力がなかったとしてもある程度の時間稼ぎさえできればどうにかなるかなといった感じではありますが
ちなみに伝え残されている命令で『ユーミルを守れ』『クラジュを倒せ』という命令はできそうですか?

■ウーハ To:ハティノス&ALL
名前や外見特徴での個体認識は無理じゃな…。
命令を与える術者のことは「主人」として認識できるようじゃが…。
最も近い者」、もしくは「攻撃を仕掛けてくる者」といった形ならば、対象として指定することは可能じゃ。
それを守ったり攻撃したりするためのメロディーも伝わっておる。
ただし、明確に判断できない場合は停止してしまうようじゃな。

しかし、アイアン・ゴーレムは鈍重ゆえ、何をするにしてもわしら人間よりは行動が遅いということが問題じゃ…。

■メイプル To:ハティノス、シャオ
犯人が妹さんの近くにいる以上、ゴーレムを逆利用するのは難しいと思うな。事は一瞬だから・・・。
シャイアンのいう通り、命令さえ聞いてくれるのならゴーレムを無力化することは可能だと思うの。
近くに川でもあれば簡単よね。
そして、ゴーレムは誰のいうことでもきいてしまう・・・・・リュートを演奏せずに、メロディだけでゴーレムに言うこときかせることってできるの?
もし、そうなら・・・

■シャオ To:メイプル&ALL
いえ、ゴーレムはエシャのリュートの音にしか反応しないんです。
たとえ命令のメロディーを口ずさんだり他の楽器で奏でたとしても効果はないのです。
どんな形であれリュートの音が届きさえすれば命令は可能なのですが…。
…川は…一番近いのは僕らが渡ってきたあの川しかないですね…。

■シャイアン To:メイプル、ALL
まあしかし、リュートさえ渡さなければゴーレムは無力化しているも同然でござるな。
ゴーレムに命令を与えるとすれば「近くにいる者を無傷で捕まえろ」というのはどうでござるか?
状況次第で、「攻撃する者には攻撃せよ」に切り替える手もあるでござる。
問題は、相手に気づかれずにゴーレムに音を聞かせるのは難しいことでござるな。
ふむ。正面から会って説得できれば一番よいのでござるがなあ・・・

■シャオ To:シャイアン&ALL
…それに、万が一僕らがゴーレムに命令を与えたことが相手に知れたら、ユーミルは…無事で済むでしょうか…。

青い顔でうつむいてしまう。
■ユウル To:シャオ、ALL
でも、シャオがゴーレムを「止め」なければ、相手は妹さんを連れて神殿で「待つ」ことはできないよね?
相手がどこからくるのかわかれば、有利になりそうなんだけどな。
妹さんと確実に引き換え、というのであればリュートを一旦手渡しても仕方ないかも。

■シャオ To:ユウル&ALL
今与えられている命令だと、ゴーレムは祭壇に侵入しようとする者を排除しようとするので、おっしゃるとおり祭壇内には入れないと思います。
祭壇の入り口付近は多少開けた広場のようになっていますので、恐らくそこに現れるんじゃないでしょうか…。
辺りは森ですから、どこから来るのかは予想が付きませんが…。

■ハティノス To:ALL
うーん、ゴーレムは利用できそうにないかぁ・・・
逆に、ゴーレムが鈍重で動きが遅いっていうのなら一旦クラジュにリュートを渡しちゃってもそんなに脅威じゃないということはないのですか?
ユーミルさんを保護できた後、クラジュからリュートを奪い返す方法を考えるとか・・・

■メイプル To:ALL
風の力で、リュートの音を届かせること自体は可能よ。
でも、どー考えてもクラジュ達に気付かれるから、この状況だと難しいかな・・
ハティノスのいうとおり、いっそのことリュートを渡しちゃうってのはいいのかもしれないわね。
いきなりゴーレムを使いこなせるわけないし、相手は2人なんだろうから、いもーとさんさえ保護できればどうにでもなるかもよ。
今のうちから、近くにスタンばっててもいいかもしれない・・まわり森だし。

■ウーハ To:ハティノス&メイプル&ALL
…そうじゃな…。まずはユーミルを保護したいというのが、わしの…わしらの本音じゃ。
しかし同時に、ゴーレムを奪われたままでは災厄を世に放つことになりかねん…。
ユーミルをリュートと引き替えに取り戻した後、再びリュートを奪い返すことができれば…。
かなり、危険な行為じゃが…。

■ユウル To:ALL
やつらがリュートを手に入れたら、まず当然遺産を狙いにいくだろうね。
ゴーレムを番人にして荒らしにいくか、遺跡で盾に使うか。
遺産ねらいが確実なら、そこで待ち伏せる手もあるんだけどな。

■シャイアン To:ユウル、ALL
それはありうるでござるな・・・。
もし、クラジュの目的がゴーレムでなく、遺産の奪取だとしたら、リュートを手に入れただけでは、妹君を解放しないかもしれないでござる。
そうなると祭壇で待ち伏せするのは危険かもしれないでござるな・・・。
奇襲をかけるのならば、クラジュの目的が全て済んだ後・・・妹君を解放した後の方が安全でござるからな。

■メイプル To:シャイアン、ユウル、ALL
ゴーレム手に入れたら、もう他のことなんて眼中ないんじゃないのかなー。
もう、人生の頂点ってカンジでいもーとさん、返してくれるような気がする。。
まぁリュートをあんまりにもホイホイ渡しちゃったら、かえって怪しまれるから、適当に悔しがった方がいいと思うけど。

■シャイアン To:メイプル、ALL
脅迫状の筆跡から察するに、なかなか冷静な者かもしれぬでござるよ?
たしかに、素直に渡すのは警戒されるかもしれぬでござる。
おそらく、向こうは拙者達の存在を知っているでござるからな・・・


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GM:ともまり