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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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森の中4日目・昼〜夕方 |
トントの案内で森を抜け谷間の川まで戻ってきた一行。
吊り橋があった場所からやや離れ、比較的断崖が緩やかな地点から崖下まで降りると、自然の洞窟に手漕ぎボートが隠されていた。
■トント To:ALL |
(東方語) これだよ〜、このあたりに乗り捨ててあったの。 みんな、気をつけてね! また遊ぼうね〜 |
■シャイアン To:トント |
(東方語) うむ、世話になったでござるな。 お礼に一曲歌いたいところでござるが、先を急ぐ旅ゆえ失礼するでござるよ。 無事に戻って来れた時には、皆で宴会でもやるでござるかな〜♪ |
■トント To:ALL |
(東方語) わ〜、えんかい、えんかい〜! きっとだよ! |
■タナトス To:トント |
(東方語) うん、約束、約束 |
■ハティノス To:トント |
(東方語) またね、トントくん |
■メイプル To:トント |
(精霊語) ばいばい^^(小刻みに手を振っている) |
■ユウル To:トント |
(東方語) ありがとう、またね〜 |
■トント To:みんな |
(東方語と精霊語で)ばいば〜い! |
川は間近で見ても底が見えないほどだったが、流れは緩やかで慎重に進めば苦もなく向こう岸に渡ることができた。
トントは全員が渡りきったのを確認すると、嬉しそうに手を振ってリスの姿のまま森の中へ消えていった。
緩やかとはいえ崖の上り下りには骨が折れたが、なんとか再び森の道へ戻り、エシャ村へと歩を急いだ。
エシャ村・夜 |
途中で道が消えた森は、よりいっそう深さを増す。空を見上げるとざわめく木々の向こう側にに丸く白い光が輝いている。満月だ。
道なき道をシャオの案内で歩きづめ、森がすっかり夜の闇に包まれた頃、木々の間からたいまつの灯りがちらちらと見え始めた。
■シャオ To:ALL |
あれです、やっと着きました…。 |
シャオが指差した先は森が急に開けており、木造の三角屋根が灯りに照らされていくつも見えた。
村の入り口には大きなたいまつを左右に据えたアーチがあり、見張りとおぼしき粗末な衣服を纏った中年の男性が立っていた。
■シャオ To:ルド(見張り) |
ルドさん、僕です、シャオです。 |
ルドと呼ばれた男性はこちらを振り返り、驚いた顔で駆け寄ってきた。
■ルド To:シャオ |
シャオか!? …おお、やっと帰ってきたか。今か今かと待っていたんだぞ。 予定より遅かったみたいだが、とにかく、良く帰ってきてくれた。 …こちらの方々は? |
■シャオ To:ルド |
あ、ええと…道中の護衛をお願いした冒険者の方々です。 |
■シャイアン To:ルド |
拙者はシャイアンと申すでござる。お世話になるでござるよ |
■ルド To:シャイアン>シャオ |
あ、ああ、ルドだ。よろしく。 おい、よそ者を… |
シャオは首を振って、
■シャオ To:ルド |
そんなことより、ユーミルは…? |
シャオの問いかけにルドは沈痛な表情をして、シャオの肩に手を置いた。
■ルド To:シャオ |
…いいか、落ち着いて聞けよ。 ユーミルが何者かに誘拐されたらしい。 昨日の晩のことだ。水汲みに行ったまま戻らず、村長が様子を見に行ったら井戸に置き手紙が残されていたんだそうだ。 |
■シャイアン To:ALL>ルド |
昨夜・・・でござるか。少々行動が遅いでござるな もしくは我々の到着に合わせて行動を起こしたか・・・ して、その置き手紙には何と? |
■ルド To:シャイアン |
…? 遅いってのはどういうことだ? 何か知っているのか? |
■シャオ To:ルド |
後で全てお話します。気にせずに教えてください。 |
■ルド To:シャオ |
……。 確かお前のリュートと引き替えだという内容だった。 手紙は村長が持っているから、とにかく早く顔を見せてやれ。 俺たちも昨夜からずっと森の中を捜索しているが、いっこうに手がかりがないんだ。 |
■シャオ To:ルド>ALL |
…わかりました。 みなさん、すみませんが村長の家まで一緒に来て、話を聞いていただけますか? それから…、どうするか考えましょう。 |
必死に平静さを保とうと、押し殺した声で言う。
■メイプル To:シャオ>ルド |
りょーかい。手紙を見せももらわないことには始まりそうにないわね・・ えーと、ルドさんっていいましたっけ?もしも、私たちの後を追って小動物・・・カラスとか猫とか・・が村に入ってきたら、追い出しちゃってください。もしかして、見張られてるかもしれませんので・・ あ・・わたし、メイプルっていいます。呪い師の卵です。 |
■ルド To:メイプル |
小動物? …このあたりにはリスやカラスはたくさんいるが、動物に見張られるってのはどういうことだい? …まぁ、一応気をつけておくよ。 |
■タナトス To:シャオ |
じゃ〜、とりあえず家まで案内し〜て あとね、あとね、歩き続けてたからお腹が空いてるのご飯もあったら僕嬉しいなぁ〜、なんて |
■シャオ To:タナトス>ALL |
そうですね…、村のみんなに頼んで後で何か用意してもらいますね。 それまで、もう少し辛抱してくださいね。 |
■レジー To:ALL |
なるほどな、魔術師の使う使い魔なら怪しまれず村に入れるわけか。 しかしそうなると少々厄介だな。 とにかく、まずは村長氏に手紙を見せてもらうとしよう。 |
■ユウル To:ALL |
私もちょっと疲れたけど、とりあえず事情聞くまではご飯はおあずけだね。 相手はそれほど先行してるわけではないっぽいけど… 厄介なことになってるのは間違いないか。 気を引き締めないとね。 |
■シャオ To:ALL |
それでは、ついてきてください。 |
一行は村長の家へ向かった。
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GM:ともまり |