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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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森の中4日目・昼 |
■グラスランナーの少年 To:シャオ |
お前の村のことも、リュートのことも、ゴーレムのこともおいらや仲間はみんな知ってるぞ。 心配するなって、リュートを渡せば妹はちゃんと返すつもりらしいからさ。 でも、あいつ女好きだから、無傷かどうかは知らないけどね。 |
悪戯を楽しむ子どものようにくすくすと笑う。それを見て一瞬目を細め、先ほどとは打って変わった厳しい眼差しで少年を見つめるシャイアン
■シャイアン To:グラスランナーの少年 |
それは聞き捨てなら無い話でござるな。 今度は詳しく話してもらうでござるよ・・・・ まずお主の名前、そして仲間の人数と特徴、そしてお主達の目的と計画についてでござる。 リュートを欲しているのはわかっているでござるが、それを使って何をするのか、お主は知っているのでござるか? |
■グラスランナーの少年 To:同族 |
…ふん、腐っても自分の仲間だぞ、仲間が不利になるようなこと言うもんか。 おいらの名前だって聞いてどうするのさ。もう関係ないだろ! |
シャイアンの厳しい表情に少々動揺しながらも、強がった表情で答える。その答えに、射るような視線で少年を見据えるユウル。
■ユウル To:グラスランナーの少年 |
…他人を平気で傷つけるような言葉をはくヤツが、わざとらしく仲間意識なんか語らないでくれる? それから、相変わらず状況が読めてないよね。 生意気な態度でもしょうがないなあで済まされる立場にいないよ、今。 |
■グラスランナーの少年 To:戦士風の女 |
へ、へへんだ。何だかんだ言ってやっぱり野蛮なことするのかよ。 |
地面に座り込んだまま、少し後ずさる。
■グラスランナーの少年 To:同族 |
リュートを使って何をするかって? 決まってるよ、ゴーレムを仲間にするのさ。 エシャ村にいるアイアン・ゴーレムだ。強いぞ〜、そいつがいれば無敵だぞ。 |
■シャオ To:グラスランナーの少年 |
! …… |
シャオは唇を噛んで、少年を見ている。
■タナトス To:グラスランナーの少年>ALL |
ふ〜ん、冒険者の鏡だね〜 それなら仲間の事は自分の胸にしまって永眠しよっか? みんなには悪いと思うけど、開放して仲間と合流されるぐらいなら、ここで僕がヤルよ。 |
悪意の無い笑顔でさらっと言いのける。
■ユウル To:タナトス、ALL |
別に、私がやってもいいけど? こっちが殺されそうになったわけだから、恨みっこなしだろうし。 ただ、シャオさんの今の痛みがわからないままってのも腹が立つからたっぷり説教してからにするけどね。 |
タナトスの笑顔を受け、冷ややかにグラスランナーの少年を見つめつつ言い放つ。
■タナトス To:ユウル |
ユウルがワザワザ手をかける事は無いよ。苦しめる事に関しては僕の得意分野だから任せてよ♪ |
■グラスランナーの少年 To:ALL |
な、なんだよ、やっぱり殺すのか!? |
少年はうろたえて、素早く周りに視線を走らせ、腰を浮かせた。
逃げ道を探しているようだ。
■メイプル To:タナトス、グラスランナーの少年 |
まぁ・・その前に、しゃべりやすいことからお願いしようよ。 「エシャ村にいるゴーレム」って、普通のゴーレムと違うの? あなたの口調だと、さぞかし有名なように聞こえるけど? |
彼が逃げ出さないように後ろに回り込みながら尋ねる。
少年はそれをみて観念したように、再び地面に座り込み、投げやりな口調で叫ぶ。
■グラスランナーの少年 To:ALL |
自分を殺そうとしている奴らに、これ以上しゃべるもんか。 命を助けてくれるなら別だけどね。 ……そうじゃないなら、さっさと殺せよ! |
■ハティノス To:グラスランナーの少年 |
君は何か勘違いをしているようだね ・・・・ 僕達は君が情報をくれるから助けるわけじゃないんだ 君が本当の悪人でないと思ったから、無益は殺生をする必要はないと判断したんだよ 命を助けてもらいたいからじゃなくて、君の良心にかけて全てを語ろうと思ってくれるのでなければ意味はないんだ 僕の魔法は体の傷は治せても心までは変えられない・・・ だから、君の良心次第なんだ もう一度聞くよ・・・シャオさんを見て、少しも心は痛まないのかい? |
■グラスランナーの少年 To:神官風の人間 |
……。 |
少年はちらりとシャオを見た後、うつむくが、すぐに顔を上げる。
■グラスランナーの少年 To:神官風の人間 |
……痛まない。そんなふうに思うんなら、オランで襲ったりしない。 それに、まだ妹は殺されてないんだよ。 リュートさえ渡せば返すんだから、痛くも痒くもないだろ。 |
ユウルはグラスランナーの少年の目線まで下がると、むに〜っとほっぺたを引っ張った。
■グラスランナーの少年 To:戦士風の女 |
ひてててて!! |
■ユウル To:グラスランナーの少年 |
ほんっっとうに、痛くも痒くもないと思う? 欲しい物を手に入れるのに夜道で襲ったり、力のない人を誘拐するなんて卑怯で最低のやり方を選ぶようなやつらに、自分のとっても大切に思う人が捕まってるんだよ。 無事帰ってくる保証は何処にあるの? 今は無事だって確信をもって言える理由が何処にあるの? それとも、君の求める「楽しいこと」ってのは、そうやって弱い立場になって苦しんでいる人を見て、間抜けなやつだと笑うことなのかな? |
■グラスランナーの少年 To:戦士風の女 |
イテテ…。 保証なんて知るもんか。心配ならさっさと村に行けよ! 川を泳いででも! ……。 別に弱いものいじめが楽しいんじゃないよ。 クラジュの側にいるのが好きなんだ。 あいつ、次から次へと楽しいこと企んで、毎日が飽きないんだ。 独りぼっちでいるよりはよっぽどいい。 |
■メイプル To:グラスランナーの少年 |
そーいうことをする誘拐犯と一緒にいたい・・・の? あなたみたいにすばしっこければ、悪いことしなくても、それだけで冒険者のなり手はあるんじゃないかなぁ・・。 有能な仲間は歓迎されるものだと思うけどな。 それに、誘拐犯とかって・・・後味悪くない? しかも生活困ってるとかいうことじゃなくて、単純に魔術師の趣味のためでしょ? |
■グラスランナーの少年 To:スピア持った女 |
……普通の冒険なんてつまんない。 もっとわくわくどきどきすることがいいんだ。 それを目の前で見せてくれるのがクラジュなんだ。 別に後味悪くないよ、……殺す訳じゃないし。 そうだよ、趣味のためだよ。それがとてつもなく楽しいんだから。 |
■レジー To:グラスランナー |
さっきから聞いていれば、ずいぶんと仲間をかばってるようだが・・。 お前が仲間を信頼しているほど、向こうはお前のことを大事には思ってなさそうだけどな。 捨て駒に使われてるんじゃないのか? 考えてもみろよ。 その仲間とやらもお前がエシャ村に向かってるのも、俺たちが向かってるのも当然知ってたはずだ。 橋を落とすのなら、お前が渡ってからでもよかったんだぜ? お前の顔はシャイアンに割れている、一度捕まったしな。 橋を落としておけばお前が俺たちと鉢合わせになる可能性も上がる、そうすれば足止めとしての時間もより稼げる。 別に俺たちとの戦闘の末、お前が死んだとしても、お前の仲間にとってはどうでもいいのさ。 シャオさんの妹をさらう時間の確保が目的だからな。 それでもまだ、その仲間とやらをお前はかばうのか? |
■グラスランナーの少年 To:帽子を被った人間 |
ふ…ふんだ、適当なこと言っちゃって。 クラジュたちが橋を落とすわけないよ、お前たちに村に来て欲しいんだもの。 別にかばってなんかいないよ、おいらが裏切りたくないだけさ。 あいつらと一緒にいて、楽しかったからね。 |
余裕のない笑みを浮かべる。
■メイプル To:グラスランナーの少年 |
う〜ん。。。あれって、どーみても人の手で落とされたような気がするのよね・・魔法も含めてね。 私たちは何れにしろ村に行かなきゃいけないんだし・・時間稼ぎって説は結構有力だと思うけど? つーか、私が魔術師だったら時間はいくらあってもいいくらいだわ。準備できるし。 それに・・・誘拐犯、楽しいかなぁ・・・? |
首を傾げる仕種。
ちなみに、メイプルが橋の様子を見たときの結果は1ゾロってのは内緒(笑)
■グラスランナーの少年 To:スピア持った女 |
勝手にそう思ってればいいよ。 誘拐が楽しいんじゃないよ、それが目的じゃないもの。その先にある事が楽しいんじゃないか。 |
売り言葉に買い言葉なのか? 一向に反省する様子はない。
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GM:ともまり |