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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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オラン出発1日目 |
さまざまな思いを内包して、オランの夜が明けた。
旅の支度を整え、いよいよ出発である。
■おやじ To:ALL |
気をつけて行って来いよ。 これは俺からのサービスだ。 |
■タナトス To:おやじ |
ありがと。 で、これが僕からのサービスだよ、僕が帰ってくるまで預かってて。 |
おやじは人数分のお弁当を差し出してくれた。
タナトスはノラを無理矢理あずけた。
■おやじ To:タナトス |
おいおい…。 ま、いいか。 |
おやじ(とノラ)は旅立つ一行を見送った。
オランを出て、しばらく街道に沿って歩く。
昨夜襲ってきたような怪しい人影や気配もなく、平穏な時間が過ぎていく。
シャオは相変わらず硬い表情のままだったが、道中、おやじのお弁当を広げたりしているうちに次第に笑顔も見せるようになった。
街道を外れ、道なき平野をしばらく歩いたところで、野営をすることにした。
見晴らしのいい平原でも、一行は油断することなく周囲を警戒していたが、何事もなく過ぎたようだ。
オラン出発2〜3日目 |
2日目、昼過ぎにうっそうとした森の入り口に差し掛かった。
森の中には旅人のためだろうか、細い道らしきものが続いている。
■シャオ To:ALL |
この道を頼りに行けば、エシャ村に着けます。 途中で道が途切れますが、そこから先は僕がご案内します。 |
■ハティノス To:シャオ |
森かぁ・・・昨日よりももっと注意が必要だね おとりの僕らもリュートを大事そうに持っておくとか演技も必要になってきますね |
ハティノスは、肩からさげているおとり袋を大事そうに抱えた。
他二つのおとり袋はメイプルとレジーが担当している。
■レジー To:ALL |
演技よりも周囲の警戒だな。 街道沿いとは違い身を隠す場所も多いだろう。 それにしても、おとりの袋までこんな重くすることはなかったんじゃないか? やれやれ・・俺はどちらかというと頭脳担当派なんだがな。 |
■タナトス To:ハティノス |
そうそう、そんな演技なんてしない方が良いよ。 僕は金目のモノを持ってま〜すって演技をしてると盗賊が沢山来ちゃうよ。 |
■ハティノス To:タナトス |
そうか、犯人以外にも盗賊とかに襲われることも考えないとですね 難しいなぁ・・・ |
■シャイアン To:ハティノス、ALL |
異形の怪物より人間を警戒せねばならぬというのも皮肉なものでござるな。 まあ、人間こそが最強の怪物と言う者もいるほどでござるからなあ・・・ |
■メイプル To:ハティノス |
まぁ、こんな冒険者ばりばりのパーティを襲うなんて、よっぽど根性入った連中だろーけどね |
■シャオ To:ALL |
そうですよね。 そのかわり(?)、蛇が出るらしいので気をつけてくださいね。 |
■シャイアン To:ALL>ユウル |
冒険者が蛇に噛まれてはカッコが付かないでござるな(^^; ユウル殿の勘の良さを頼りにしているでござるよ〜 |
常緑樹が生い茂っており見通しは悪いが、特に危険もなく(運良く危険な動物との出会いもなく)、2日目も無事に過ぎた。
3日目、この日は朝から風が強かった。
木々は音を立ててざわめき、しなる枝が行く手を遮るので快適な旅とは言い難かった。
メイプルには嬉しそうに踊り回るシルフが見えたかもしれない。
風の音に混じって何か聞き漏らさないようにと普段より注意して過ごしたが、何事もなく夜は更けていった。
夜空では、月がもうすぐ真円を描こうとしている。月明かりの明るい夜だった。
そして、4日目の朝が訪れた。
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GM:ともまり |