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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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| 森の中4日目・早朝 |
早朝、木の葉の降り積もった道を歩いていた一行は、やがて大きな谷にぶつかった。
下を見下ろすと、幅40メートルくらいの大きな川が流れているのが見える。
流れは緩やかだが、深さがありそうだ。
| ■レジー |
| ずいぶんでかい川だな。 |
| ■ハティノス To:レジー |
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大きいですねぇ しかも大分深そうですよ |
さらに目を凝らすと、その川岸や突き出た岩場の上に吊り橋らしきものが落ちているのがわかった。
少し離れた崖の縁には、吊り橋を支えていたであろう木の柱が残されている。
向こうの崖にも引きちぎられたような板やロープの残骸がだらしなくぶら下がっている。
| ■シャオ To:ALL |
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これは…昨日の強風で壊れたのでしょうか…。 古い吊り橋で、僕らも所々補強して持たせていたんです。 |
| ■レジー To:シャオ |
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ふむ・・・まいったな、どうも。 ここ以外に橋がかかってる場所はないのかい? |
| ■シャオ To:レジー |
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近くにはなかったと思います。いったん森を出て迂回しないと… ただ、そうするとさらに3日以上かかってしまいます。 |
| ■メイプル To:シャオ |
| そーすると・・・・タイムアップ・・よね? |
| ■シャオ To:メイプル |
| そうですね…。 |
| ■シャイアン To:メイプル>ALL |
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さようでござるな・・・ふむ。 深い河に、迂回すれば3日かかる森ござるか。 うーむ、一応河の深さとか調べてみるでござるか? 流れが穏やかなら、ロープを渡して泳げば多少は安全でござるが・・・ |
| ■タナトス To:シャイアン |
| シャイアンなら4・50mぐらい簡単にジャンプ出来るんじゃないの?試してみようよ。もしも為のロープを腰に巻いてさ。 |
会心の笑みを浮かべ、手には10mしかないロープの端を持って素敵な提案を。
| ■シャイアン To:タナトス |
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あー・・・いや、さすがに4・50mは無理でござるな(^^; まあ、皆のロープを繋いで持って、向こう岸に泳ぎ着くくらいはできるかもしれないでござる |
| ■タナトス To:シャイアン |
| シャイアンでも無理なのか、う〜ん、どうしよう。 |
| ■メイプル |
| ふ〜ん・・ |
元は吊り橋だった端のあたりをぷらぷらしながら
| ■メイプル To:仲間 |
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これって・・「落ちた」の?、それとも「落とされた」の? だれか見当つく? |
メイプルが見た限りでは、どちらとも判断がつかなかったようだ。
| ■ユウル To:メイプル・仲間 |
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落とされたんだとしたら、村へ行くのを邪魔するためなんだろうけど… こっちから落とされてるなら、この辺で待ち伏せとかしてないかな? |
吊橋の様子を気にしつつも、周囲に潜んでいる人間がいないか気を配る。
ユウルは吊り橋の杭の辺りに複数の足跡を見つけた。
最近のものか、古いものかはよく分からない。
辺りの気配を伺うと、木の陰に小さな生き物が潜む気配がする。
どうやら森の小動物らしい。
それ以外に怪しい気配は感じない。
| ■ユウル To:ALL |
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特に待ち伏せとか、あやしいものもないみたいだね。 となると、どうやってここを渡るかが問題かあ…。 |
| ■メイプル To:シャオ、仲間 |
| 「位置が正確に特定できれば」という前提だけど、こちらの声をとどけたり、逆に声をもらったりすることはできるわ。でも、村の中に誰がいるかわからないから、現状おすすめはできないけれど・・・ |
一行が頭をひねっていると、ユウルが気配を感じた木の陰から小さなリスがひょいと顔を出し、とてとて歩いてこちらに近づいてきた。
小さな目でじ〜っと一行を見つめ、
| ■リス(幼い声) To:にんげんたち |
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(東方語) おにぃちゃんたち、橋を渡りたいの〜? |
…と、話しかけてきた。
| ■タナトス To:リス(幼い声) |
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?! 今、話しかけてきたのは君? |
確認の為、寝転びながらリスに話かけた。
| ■リス To:こびとさん |
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(東方語) なになに、なんて言ってるの? |
タナトスの顔に鼻先を近づけて、くんくん。
| ■タナトス To:リス(幼い声) |
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(東方語) やっぱりきみが喋ってるんだぁ〜 |
| ■リス To:こびとさん |
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(東方語) そうだよ。えへへへ。 びっくりした? ねぇ、びっくりした?(わくわく) |
| ■タナトス To:リス(幼い声) |
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(東方語) すげ〜〜、びっくりしたよ。 もう胸がドキドキしてるぞ。 |
| ■リス To:こびとさん |
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(東方語) どきどき? うわ〜〜い! |
リスは嬉しそうにしっぽをぐるぐる。
| ■シャイアン To:リス(幼い声) |
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(ひどいなまりの東方語) あー、さようでござるか(^^; えーっと・・・橋を渡るにはどうしたらいいでござるかな? |
シャイアンもうん○座りして(笑)リスに話しかける。
| ■リス To:もうひとりのこびとさん |
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(東方語) んーとね、んとね、橋はきのうのよるにおちちゃったからわたれないよ〜。 すっごい風がふいたから、ぶちって。どかーんって。おちたんだよ。 すごかったよ〜! ぼく、びっくりしちゃった。 |
けらけら笑いながら、地面を転げ回る。
| ■タナトス To:リス(幼い声) |
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(東方語) へぇ〜、風でぶっ飛んじゃったんだぁ〜 僕も見たかったなぁ〜 |
リスに習って地面を転げ回る。
ころころ転がる一人と一匹。
| ■シャオ To:ALL |
| め、めずらしい生き物ですね…。 |
驚いた表情で遠巻きにリスを見ている。
| ■メイプル To:シャオ |
| ・・ということは、このしゃべるリスは、別にこの辺の特産というわけではないわけね。 |
| ■シャオ To:メイプル |
| はい、多分…。僕は、初めて見ます…。(汗) |
| ■ユウル To:ALL |
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…リス…じゃ、ないんだろうなあ、なんなんだろう… って、なじんでるし(笑) 多分…危なくないとは思うけど… |
多少警戒を解いた様子で、リスもどき(笑)を見つめている。
| ■ハティノス |
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リ、リスがしゃべってる・・・ ・・・タナトスさんも、シャイアンさんも普通に話し掛けてるなぁ よ、よし僕も |
| ■ハティノス To:リス |
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(東方語) こ、こんにちは、リス君(^^; 僕の名前はハティノスっていうんだ、よろしくね 橋以外に向こうに渡れる方法しらないかな? |
ハティノスは先の二人に習ってしゃがんでリスに話し掛けた。
リスはぴた、と転がるのをやめてハティノスに向き直り、
| ■トント(リス) To:にんげんのおとこのこ |
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(東方語) あてぃ…はてぃす、はてぃ…むずかしいね〜。 ぼくはリスくんじゃないよ、トントっていうの。 えへへん。ぼくね、船を持ってるの。 貸してほしい? 貸してほしい? |
トントは嬉しそうに一同を見回して、ぴょんぴょん飛び跳ねた。
| ■ハティノス To:トント |
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ほんと!?貸してもらえるならすご・・・あ、そうか・・・ (東方語) 貸してもらえるとすごく助かるなぁ(^^ |
| ■トント(リス) To:はてぃのす&ALL |
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(東方語) えへへん♪ じゃぁね、森のお化けをやっつけてくれたら、貸してあげる〜。 |
トントは期待に満ちた目で一行を見つめた。
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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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GM:ともまり | |