SW-PBMトップへ Scenario Indexへ |
SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
---|
このシナリオのトップへ | ←前のページ 次のページ→ |
---|
月夜の森亭・個室 |
■レジー To:シャオ |
さて、シャオさん。あなたはこれから正式な依頼主だ。 改めてよろしくお願いします。 んで、あまりいい話じゃあないんだが一応お金の話をしておきたい。 まず、今回の依頼はあなたがエシャ村に行き、妹さんの儀式が終わるまでのあなたと楽器の護衛であること。 エシャ村までの移動、儀式までの村での護衛を含めて約6日間拘束されること。 ここまでで、俺のほうの認識に間違いがあったら言って欲しい。 |
■シャオ To:レジー&ALL |
いえ、大丈夫です。間違いありません。 |
■レジー To:シャオ |
了解。 それで報酬なんだが・・・ |
■シャオ To:ALL |
はい、依頼書にはお一人につき300ガメルと書きましたが、それは儀式が済むまで何も起こらなかった場合です。 もし僕と楽器を守るために戦いになったり、みなさんが危険な目に遭われた場合は、お一人につき500ガメルお支払いするつもりです。 それから、道中の食料などの必要経費はすべて僕が負担します。 |
■レジー To:シャオ |
ok。それなら報酬も適当だと思えるし、こちらに依存はありません。 |
■メイプル To:おーる |
護衛がつくことで敵が増えたり強くなっちゃうと嫌だけど・・・・・まぁしょうがないよね。 |
■シャイアン To:メイプル、ALL |
それならば拙者達も、あまり物々しい格好で周りにいない方がいいかもしれないでござるな。 武器や鎧は外套で隠す・・・いや、そもそも多人数でいること自体が警戒されてしまうでござるか・・・ ふむ。無警戒と見せかけて、襲ってきた所を捕らえる方が早く片付きそうな気がするでござるな |
■レジー To:ALL |
相手が一人だったらいいんだがな。 全く無関係の奴らが数人、別々に襲ってきたりするなら、一人捕らえただけじゃあ意味がない。 まぁこれは、そういう可能性もあるって話だけどな。 |
■ユウル To:ALL |
相手が一人なら、こっちの人数を見て腕利きを雇う可能性もある、かな? 相手と原因がハッキリしない以上、なんともいえないね。 とりあえずは、私たちはシャオさんの友達で、一緒に妹さんの成人の儀式をお祝いに行くって事でいいんじゃないかな。 |
■メイプル To:仲間 |
銀の網にまで依頼を出して、こうして宿にみんなで押し掛けてるんだから・・ 私たちよりもシャオに注目してる犯人は、私たちのことに気付いてるってのが自然かもしれない。 ごめんね。さっき言ったことと矛盾してるけど、こうなった以上は護衛をつけた方がいいのかもしれない、とも思うの・・どうかな? |
■シャイアン To:ALL |
なるほど。玄人の仕業でないからといって、 組織的な襲撃を仕掛けてこないとは限らないござるな。 今までが単独行動だったからといって、甘く見ない方がよさそうでござるな〜 |
■シャオ To:ALL |
それから、出発は明日の朝と考えています。 日が出る頃、またこちらの宿まで来ていただけますか? |
■シャイアン To:シャオ |
シャオ殿、今夜の護衛は良いのでござるか? 拙者達の登場によって、襲撃者も過激な手に出るやも知れぬでござる。 今までのように、夜道で襲われるだけとは思わない方がよいでござるよ〜? |
■シャオ To:シャイアン&ALL |
…そうですね…。では、僕がみなさんの銀の網亭に移動した方がいいでしょうか。 |
■シャイアン To:シャオ |
ふむ。まあ、この月夜の森亭よりは銀の網亭の方が拙者達に地の利があるでござるからな・・・ |
■ユウル To:シャオ、ALL |
そうした方がいいと思うな。 ここからの移動にも、私達の何人かは一緒について歩いた方がいいだろうし。 情報を集めにいく班と分かれる? |
■メイプル To:ユウル |
賛成ね。 襲われた現場と、銀の網までの護衛役。 あそこまでだったら、全員で護衛する必要はないと思うわ。 |
■レジー To:ALL |
そうだな。 銀の網ならそうそう襲撃される事も無いだろう。 時間を有効に使うためにも、ここはPTを分断した方が良さそうだ。 |
■シャイアン To:レジー、ALL |
それならば、拙者は護衛に回るでござる。 吟遊詩人の拙者が傍にいれば、変に警戒されることもないでござるからな〜♪ |
■メイプル To:シャオ |
お話がまとまった記念っていっちゃ変だけど、シャオさんのリュートの音色ってどんな感じなのかな・・私たちのモチベーションアップのためにも、景気づけに1曲、お願いできない? |
■シャオ To:メイプル&ALL |
え? …ええ、いいですよ。 では…ここには他にお客さんもいますし、静かな曲にしますね。 |
シャオはリュートを構えると、一度目を閉じてから静かに爪弾き始めた。
流れるように走るその指から繊細なメロディーがあふれ出し、部屋を満たした。心が洗われるような、流れる水音のような癒しの曲だ。
■シャイアン To:シャオ |
ほ〜♪なかなかの腕前でござるな〜♪ |
シャイアンもリュートを手にとって、シャオの曲に音を合わせ始める。
2つの音は美しい旋律を紡ぎ、狭い部屋いっぱいに響き渡った。
■ハティノス To:シャイアン |
シャイアンさんも、お上手ですね 音って重なるとすごく綺麗だなぁ・・・不思議です(^^ |
■シャイアン To:ハティノス |
いやあ〜♪そうでもないでござるよ〜♪ シャオ殿の主奏が良いからでござる〜♪ |
■タナトス To:シャイアン |
ズルイ!! 僕も弾く |
タナトスもはりきってハープを弾き出した。
たまに2人のリズムに遅れたりもしたが(笑)、概ね上手く弾けたようだ。
■シャイアン To:タナトス |
良いではござらんか〜♪焦ることはないでござるよ〜♪ |
■タナトス To: |
う〜〜ん、この曲難しいよ…… |
■ハティノス To:タナトス |
え〜?どこかおかしいんですか?(^^; タナトスさんが入ってより一層綺麗になったじゃないですか(^^ |
■メイプル To:吟遊詩人ズ |
ふ〜ん、たいしたものね〜 腕もいいけど、楽器も大したモノなのかもね・・・いわゆる「業物」っていうヤツじゃなくって? |
■シャオ To:メイプル |
そんな大それた代物では…手入れを怠っていない分、長持ちはしていますけどね。 |
何気なく聞き取ったメイプルの「業物」という言葉に、ぴくりと反応するシャイアン。
(そういえば・・・)
シャオの弾く弦のきらめきを、目を細めてしばらく眺める。
そして大きく目を見開いて、演奏の手を止める。
■シャイアン To:シャオ |
・・シャオ殿。そのリュート、拙者にも良く見せてもらってよいでござるかな? |
■シャオ To:シャイアン |
え? ええ、どうぞ。 |
リュートをそっとシャイアンに渡す。
■シャイアン To:ALL |
この弦の色・・・光の角度によって銀色を帯びて見えるでござろう? 吟遊詩人仲間の間で語り草になっている、伝説のリュート。 それを歌った一節に、この弦の特徴を表わした部分があるでござるよ。 その歌には他にもこんな一節があるでござる。 「銀の弦。 一掻きすれば、土くれ人形が小屋を押しつぶし、 一掻きすれば、甲冑の巨人が大岩を打ち砕く」 銀糸を織り込んだ贋物を見たことがあるでござるが、それとは違うようでござるな。 |
■シャオ To:シャイアン |
えっ…? |
シャオは驚いたようにシャイアンを見ている。
■タナトス To:シャイアン&シャオ |
えぇ〜〜〜〜、そんな楽器があるの?! ねぇ〜、ねぇ〜、本当なの? |
■シャオ To:タナトス&シャイアン |
さぁ…知りません…。そんな歌は初耳です…。 |
動揺した様子で自分のリュートをじっと見ている。
■シャイアン To:タナトス、ALL |
うむう。あくまで「伝説」でござるからなあ・・・ 真偽のほどは定かではないでござるよお |
■ユウル To:シャイアン、ALL |
伝説のリュートかあ…。 しかもその歌、巨人を操れるとかすごいこと言ってるよね。 そのリュートで、本当にそんなことができるのかな。 |
ゆったり音楽に浸っていたのが、特別な物かもしれないと聞いて興味深そうに楽器をじいっと見つめている。
■シャイアン To:ユウル、ALL |
拙者の呪歌も、相手が生き物であれば操ることができなくもないでござるが・・・ この場合、魔術師達が作り出した魔法生物を意のままに操ることができるようでござるな。 |
■メイプル To:シャオ |
・・・・・・その話が本当だとしたら大変よ。 あなた弾き語りやってるっていってたけど、楽器をみて目を光らせてた怪しいヤツみなかった?・・・いや、別に外見は怪しくなくてもいいんだけど、雰囲気とかその辺が・・・ 現場検証が必要かもね。馴染みの酒場とかってあるの? |
■シャオ To:メイプル |
ここ最近はずっと「湖竜亭」という酒場で演奏していました。 特に不審なお客さんはいなかったと思いますが…。 演奏に集中していて気づかなかっただけかもしれません…。 |
■レジー To:シャオ |
シャイアンの話が本当だったとして、シャオさんのリュートがそれと決まったわけじゃあない。 ないんだが・・・相手は別にそこまで気にしなくとも、そんなリュートがある、シャオさんの楽器が似ている、となれば狙われても不思議じゃないな。 あなたはいつも楽器をそうやって袋に入れて移動しているようだし、なおさらそういう風に取られる可能性もある。 その線から襲撃者を当たるとなるとギルドの方にも話を聴いた方がいいかもしれないが・・・。 |
■シャイアン To:レジー、ALL |
ふむ。シャオ殿のリュートが本物かどうかに関わらず、相手は襲ってくるのでござるか。 それならばいっそのこと、賢者の学院で魔力の真偽を鑑定してしまった方が・・・ いや、相手の正体がわからぬ以上、それも危険でござるかな。 藪をつついて蛇が出てきてはたまらないでござるからな・・・ |
■メイプル To:レジー、仲間 |
行くところ多くて大変よー 襲われた現場も見たいし馴染みの酒場も見たいし、ギルドも・・・盗賊、だよね? 調べものするには賢者の学院もよさげ・・・ 私は夜目が効くから現場検証かな? 酒場と一緒に回ってくる感じかなぁ・・。 |
一行は話し合いの結果、パーティをふたつに分けることにした。
ユウル、シャイアン、タナトス、メイプルの4人は、シャオの護衛をしながら現場検証を行う。
レジー、ハティノスのふたりは、情報を集めるために賢者の学院へと向かうことになった。
このシナリオのトップへ | ←前のページ 次のページ→ |
---|
SW-PBMトップへ Scenario Indexへ |
SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
---|---|
GM:ともまり |