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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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月夜の森亭・個室 |
■メイプル To:シャオ |
・・・妹さん絡み。 それでなければ、あなたが原因・・・。 「近辺を流してる」ってさっき言ってたけど、それは最近始めたこと? それと・・最近なんか変なモノみなかった?目撃者を消すって、犯罪者の常識だと思うのよ。 |
■シャオ To:メイプル |
僕がオランに来たのは20歳の時です。今から2年前ですね…。 それ以来ずっとオランで仕事をしています。 …変なモノ…ですか? いえ、これと言っては…。 酒場には毎晩いろんなお客さんが来て、たまに変な人もいますが…。 |
タチの悪い酔っぱらいのことらしい(笑)
■シャイアン To:シャオ |
拙者も吟遊詩人でござるよ〜♪シャオ殿は客の入りはどうでござるか〜? 確かに酔っ払い相手は大変でござるが、たまに間違って高価なものをくれたりするでござるから、 拙者としては、酔っ払いも大歓迎でござるよ〜♪ っと、拙者はこのリュートで弾き語るでござる〜(ここでじゃら〜んと掻き鳴らす) シャオ殿の楽器は何でござるか〜? |
■シャオ To:シャイアン |
僕は小さい店でしかやらないので大繁盛とはいきませんが…そんなこぢんまりとした雰囲気が好きなので、楽しんで仕事をしてます。 …間違ってもらったものは返しますが…(汗) 僕もリュートを使うんです。同じですね。 |
同業者と見て安心したのか、緊張した顔が少しだけほぐれて、微笑みを見せた。
それを見て、シャイアンも一息してから微笑み返す。
■タナトス To:シャオ |
リュートを使うんだぁ〜、ねぇ〜、見せて見せてぇ〜 僕のも見せるから、見せてぇ〜 |
袋の中からハープを取り出して、自慢げに見せびらかします。
■シャオ To:タナトス |
…え? あ、はい。いいですよ。 あなたはハープなんですね。 |
タナトスに穏やかに微笑みかけると、立ち上がって壁に立てかけられた布袋のそばまで歩く。
■レジー To:シャオ |
楽器はただの楽器なのかい? それ自体に価値があるものなら、酒場で目をつけた連中が狙ってる可能性もあるんだが。 |
■シャオ To:レジー>タナトス |
…いえ、ただのリュートです。父から譲り受けたもので…楽器としてはもう古くて、傷だらけですが、僕にとっては大事なものなので… すみませんが、そっと扱ってくださいね。 |
そう言って布袋から取り出したリュートをタナトスに手渡す。
大きさとしては一般的なもので、シャイアンのリュートよりは少し小さく見える。多少古ぼけているが、丁寧に手入れされている印象だ。
■タナトス To:シャオ |
わぁ〜、年季が入ってるねぇ〜 やっぱりお父さんはおじいちゃんから、おじいちゃんはおじいちゃんのお父さんから って感じで受継がれているみたいだねぇ〜 いいな、いいなぁ〜 |
シャオはそんなタナトスの様子に嬉しそうに微笑んだ。
■ユウル To:シャオ、ALL |
ねえねえ、吟遊詩人って、他人の楽器使っても同じように歌えるものなの? やっぱり使い慣れたものでないと色々都合が悪いのかな? |
■シャオ To:ユウル |
扱ったことがない種類の楽器なら、いきなり弾くことは無理ですが、例えば同じリュートであれば多少の勝手は違っても弾くことはできると思いますよ。 |
■シャイアン To:シャオ、ユウル、ALL |
さようでござるな〜。ただ、ここ一番の曲を弾くのであれば、 やはり愛用の楽器でなければうまくはいかないでござるよ〜 楽器が身体の一部となるくらいでなければ、歌に魂を込めるのは難しいでござる〜♪ |
■メイプル To:シャオ |
『成人の儀式』なんだけど・・・お兄さまであるあなたがいないと、執り行えなくなるもの? 単純に、動機の線で考えてみただけなんだけど・・・ |
少し考えて
■メイプル To:シャオ |
もうひとつ動機ってことで・・・儀式の日取りは妹さんの手紙で知ったのかな? ・・・まさか、手紙に大事なモノとか一緒に入ってなかったよね? |
■シャオ To:メイプル |
村のしきたりでは、成人を迎える者の親族は必ず出席することになっているので、恐らく儀式自体が成り立たなくなると思います。前例はありませんが…。 日取りは妹の15歳の誕生日ですから、前から知っていました。 …いえ、何も同封されていませんでした。 |
■ユウル To:シャオ |
ということは、シャオさんがいかなければ儀式は取りやめですね。 そうなると…次はいつになるんですか? それと、儀式をすることって、形式以外にどんな意味があるんですか? 例えば、村から出て行ってもいいとか、結婚してもいいとか、なにか絶対しきたりで決まってることがあるとか。 |
■シャオ To:ユウル |
何しろ前例がないので、日をずらして行うのか、来年の誕生日まで延期するのか…それは僕にもわかりません。村長に聞いてみればわかるとは思いますが…。 儀式は、成人すると一人前の吟遊詩人として認められるという認識があるので、この儀式を機に村を出る者も多くいます。 ですがこれといって決まりがあるわけではなく、儀式はあくまでお祝い事とお披露目という意味があるだけだと思います。 |
■メイプル To:シャオ |
理由はわからないけれど、「儀式を妨害したいから」っていう動機は成立するのね・・。 |
■ハティノス To:ALL |
エシャ村なら少し知ってますよ たしかヴェーナー神への信仰が厚い村ですよね 祭りごとが好きで温厚なイメージがありますよ あそこの「成人の儀式」なら確かに命を狙われるのはどうも腑に落ちませんね ただ、逆にですね、命を狙われているにもかかわらず、僕らを雇ってまで儀式に参加しようというのもちょっと・・・ 妹さん思いなのは分かりますが、それであなたに何かあったらそれこそ妹さんが悲しむと思うのですけど・・・ |
■ユウル To:ハティノス、シャオ、ALL |
私は…なんとなくわかるよ。 離れてる兄弟には、できることはなんでもしてあげたいって思うもんじゃないかな。 シャオさんも妹さんを思うからこそ、わざわ冒険者雇ってまで帰りたいんだと思うし。 まあ、襲う目的が「シャオさんを村へ帰さないようにすること」だったらちょっと考えないとダメだろうけど、まだそうと決まったわけじゃないし。 |
ここ数年会っていない兄達のことを思い出したのか、口調がちょっと寂しげ。
シャオはユウルの気持ちに同調するように、切り出した。
■シャオ To:ハティノス&ALL |
…6日前に届いたユーミルからの手紙にはこう書いてありました。 成人の儀式で会えるのを楽しみにしている、僕の演奏でぜひ祝福してほしいと…。 僕たちは早くに両親を亡くしたので、兄妹二人っきりで生きてきました。 ユーミルにとって僕は、親代わりみたいなものなんです。 僕がオランに行きたいと言った時に泣かずに送り出してくれたたったひとりの妹の大事な儀式に、自分の身がかわいいからといって、行かないわけにはいかないのです。 …どうか、お願いします。 |
シャオは一同に、深々と頭を下げた。
■ハティノス To:シャオ>ALL |
そうですか、ご両親が・・・ ならば僕らのすることはただ1つ、あなたを無事に妹さんのところへお連れすることだけですね いろいろ失礼なことを言いましたがどうか許してください ・・・僕はこの依頼受けようと思うよ みんなは・・・って聞くまでもないか(^^ |
■レジー To:ALL |
(やれやれ、俺には耳が痛い話だな。まぁあんな村なら心配なんざいらないだろうが・・) まぁ、ここまで聞いてやっぱりやめる・・とは言えないな。 断る理由もない。 |
■ユウル To:ALL |
だよね♪ 頑張って無事送り届けよう。 |
■メイプル To:シャオ |
まぁ、成人する妹に会いたいってのは本人の中では正当な理由だし、依頼するに足る内容よね。 |
■シャオ To:ALL |
みなさん…、ありがとうございます…。 |
もう一度深く頭を下げた。
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GM:ともまり |