SW-PBM #128 おやじたちの挽歌 第十二章 二幕 これはどこの鍵でしょう? |
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■ 【遺跡内部】 |
石の扉を潜り抜け、しばらく真っ直ぐ歩いていく。
と、再び通路を塞ぐ扉が現れた。
扉には鍵穴のような形の穴が幾つか開けられており、その手前の床には先端に複雑な切れ込みの施された一本の長い棒が落ちていた。
さらに周りを見れば、扉の手前周辺の壁にも無数の小さな穴が開いている。
■オルフェ To:ALL |
これは……また妙な仕掛けになっているみたいだね。 あの棒を、どこかの穴に入れたら開くって事なのかな? なにか、ヒントがあると思うんだけど。 |
少し遠めから棒や扉を観察している。
扉の穴は5つ。大きさ的にも棒のサイズと合いそうだ。
壁の穴の方はそれより少し大きいようで、恐らくは棒を入れても隙間が開いてしまうだろう。
■リエラ To:ALL |
これって……。 扉の穴に棒をさすってことでしょうか? でも、壁の穴が気になりますね。 |
オルフェの後ろからのぞき込む。
■オルフェ To:リエラ |
壁の穴は、罠になってたりするのが定番だけど。 矢……よりは、色と悪臭のついた水が噴出したりしそうだね。 |
■クレア To:ALL |
扉の穴は5つなのに、棒は1本だけ……? 順番に差すとか、それともどこかから他の棒を持ってきたりとかするんでしょうか。 |
言いながら落ちている棒を無造作に手に取ろうとする。
■オルフェ To:クレア |
待った。拾い上げる前に、ちゃんと調べてみよう。 持ち上げると横の穴から矢がブスリ、なんてイヤだろう? 落ちている場所が、ヒントになっていたりするのかも知れないしね。 |
肩に手をかけてそれを静止すると、落ちている場所と、その周辺の地面をよく確認する。
床は見た限りでは特別怪しいものはなさそうだ。
棒も無造作に転がっていると呼ぶのが近く、仕掛けがあるようには見えない。
扉の穴はほぼ真円で、棒の切り欠きと合わせて考えると差し込んでから回して使うようになっているようだ。
■クレア To:オルフェ |
大丈夫そうですよ〜、特に何もなさそうですし。 やっぱり、この棒を穴に入れてどうにかするんだと思いますけど。 |
■ミァ To:オルフェ |
それに、ミーたちが来る前におやじーずも来たはずなんですヨネー、ここに。 となると棒をこの場所に放り捨てたのはおやじーずたち、とゆー可能性が高いでスー。 もしくは・・・働き者の、このダンジョンの管理者さんがいるトカー。 |
言いながら、ひょい、と落ちていた棒を拾い上げる。
■ミァ |
とゆーことで。 棒はミーがいただいたのでスー!!(>x<)ノ |
■クレア To:ミァ |
あ〜っ、私が持ちたかったのに〜。 |
不満そうな声を上げながら、ミァの持つ棒に視線をやる。
その棒にはなにやら古代語で書かれているようではあるが……当然ながら、ミァには読めるわけがなかった。
■アリエ To:ミァ |
私にも見せてね〜 |
棒に書かれた古代語を読む。
そこには端的に『4番目』を示す意の言葉だけがあった。
改めて扉のほうを見直すと、穴の上部にも小さく古代語が刻まれている。
そのうちの一つが、棒にある文字と一致していた。
■アリエ To:ミァ |
4番か・・・この穴なんだけど、刺して見る?? |
■オルフェ To:アリエ |
本当に、子供向け……という事のようだね。 それで問題ないと思う、誰かやりたい人がやるといいよ。 |
激しく脱力しながら、やりたそうな人の方を見る。
■クレア To:オルフェ |
はーい、はいはーい! 私やりたいですー! |
元気良く挙手。
■リエラ To:ALL |
えっと、クレアさんも盗賊さんなんですから、お任せしても大丈夫ですよね? |
ちょっぴり不安そう。
思わず2,3歩後ずさりしている。
■ミリスレスカ To:ALL |
えぇっ!? ちょ、ちょっと何が起きてるんですかぁ!? |
パーティの最後尾で、念のために後方を警戒していたものの、気になって扉の方をのぞこうとする。
■ミリスレスカ To:ALL |
あ〜っ、どーなってるか見えない〜!! |
背、低いしね。
■ミァ To:リエラ&ALL |
Σ ノンノンノン!!! これは一番に棒を取った、ミーの権利なのでスヨー(>x<)ノ| ・・・・・・・・でも。 そのまま4番ってゆーのも、面白味が無いですよネー。うン。 |
そして棒をていやッ! ……と、挿し込んだ先は……2番。
■アリエ To:ミァ |
あっ・・・・・(硬直) |
気づいた時には既に時遅し。
■ミリスレスカ To:アリエ |
えっ、なになにっ!? 何をしたんですかっ!? |
■ミァ To:ALL |
んに。手が滑ってしまったのでスー(=▽=) |
嘘だ。それは絶対嘘だ。わざとだった。
示された場所とは違う所に差し込まれた、途端。オルフェの危惧がある意味当たった。
壁の穴から矢が飛び出し、ミァに狙いをつける。
その矢の先には、トリモチがたっぷりと付けられていた。
■ミァ To:矢 |
ΣΣ きゃほ〜〜〜〜〜い!!(>x<)☆ ←<< |
べちょ。
避けようとするも大失敗。
逆にトリモチ矢を顔面で受け止めることになったミァ。
■ミァ To:ALL |
(○x○) ・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・トリモチって、食べれますかネー? |
■ミリスレスカ To:ALL |
と……とりもち、って……(へたり)。 |
あまりの『おこさまむけ』っぷりに、激しく脱力。
そして、当然というかなんと言うか。扉は開く気配を見せない。
■リエラ To:ミリィ&ミァ&ALL |
ま、まあ、実害が無くてなりよりじゃないですか。 あ、ミァさん、とりもちはとりもちの木の樹皮から作るので食べられないと思いますよ。 でも、古代王国の時代から保存されてきたとりもちですか。 劣化しなさそうですね。 私、もらっていってもいいですか? |
お土産にでもする気か。
■ミァ To:リエラ |
んに、なあんだ、食べられないのでスカー。 じゃあミーはいらないのでスー。 リエラっちに全部ぷりぃずプレゼントなのでスヨー。 |
などと言いながら、とりもちを外しにかかる。……が、しかし。
■ミァ To:リエラ |
・・・・・ッ。 ・・・・・・・・・んにんにんにッッ!!!(>x<)ゞ べたべたしすぎなのでスヨー、このとりもちっ!!! |
古代のとりもちは強力なのか、なかなか剥がれてくれない。
■リエラ To:ミァ |
あ、動かないでください。今、はずしますから。 |
慣れた手つきで剥がしていく。さすがは田舎娘。
■ミァ To:リエラ |
をを!! リエラっち、頼りになるのでスー♪ とりもち剥がしキングですネー(>x<)b |
せめてクイーンと呼んであげようよ。
■キルリック |
しかし、親父さん達、古代語なんか読めたんでしょうかね。 やっぱり手当たり次第にやったのか、それとも他にルートがあるのか・・・ |
■クレア |
あ〜う〜。 私もやりたいですぅ〜。 |
■アリエ To:クレア |
うん? ああ、クレアさんダメですよー? はいはいはいはい、ちょっと失礼しますね〜 |
クレアが取ろうとする前に2番の穴から棒を取り出す。
■アリエ To:ALL |
では覚悟はいいですかー? こんどこそ4番で・・・いきまーす |
鍵となっている棒は、今度こそ4番の穴に差し込まれた。
ガチリ、という重い音が響いたかと思うと、扉が滑る様に開き先への道が姿を現す。
■クレア |
わ〜、開いた〜♪ |
てってけてってけと、何の警戒もせずに先へと進もうとする。
■クレア To:ALL |
早く、先に行きましょうよぉ。 |
■ミリスレスカ To:クレア |
やめて〜うかつなコトしないで〜 (><) 次もこのノリだとは、かぎらないんですから〜! |
ぴょこぴょこ飛び跳ねながら、必死になって叫ぶ。
■ミァ To:ミリスレスカ |
まあ次の罠も、ミーがたちどころに退治しちゃいますから、泥舟に乗った気でいなサーーーイ(=▽=) |
■リエラ To:ミァ |
ど、泥船ですか……。 とりあえず、全ての罠にかかってみるとか、そういう意味ですか? |
■キルリック To:リエラ&ミァ |
深く考えてはいけません。 きっとミァが、泥舟のような仕掛けも解いてくれるという意味ですよ。 |
なんとなく、逃げ腰な発言。
でもそれ、意味不明。
■ミァ To:リエラ&キルリック |
んに? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(=▽=) |
にへら、とただ笑う。
■キルリック To:ミァ |
・・・・・・(ーー; |
一抹の不安が……。
ミァの笑顔に、たらーりと冷や汗をこぼすキルリックであった。
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