SW-PBM #128 おやじたちの挽歌 第一章 三幕 勝者と敗者の分かれ目 |
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■ 【銀の網亭・2番テーブル】 |
さて、仲間集めもあと一人。構成を見るに盗賊が足りない。
誰かいないかな、とみんなで店内を眺めていると。
ふと、オルフェの目に留まった人物がいた。
■オルフェ To:ALL |
おや、丁度良い所にグラスランナーが入ってきたみたいだね。他にフリーのシーフは見当たらないし、ちょっと誘ってくるよ。 |
言って、返事も待たずに再びテーブルを離れる。
さすがはなんぱ師、女性を見つけると手が早い。
■ 【ミァ】 |
何時の間にか店の中に居たそのグラスランナーは、ぴょい、っとカウンターに座った。
そうして手持ちの荷物をがさごそり。
見つけたお椀をカウンターの上に置いて、両手に持ったお箸で……チントンカントンとお椀を叩く。
―――俗に言う、催促のぽぉず、というやつである。
■ミァ To:おかみ |
ミーははらへったー、なのでスヨー(ーxー) だからさっさと何か出しやがれー、なのでスー!! |
■おかみ To:ミァ |
あらあら。そんなに行儀が悪いとうちの人に摘まみ出されちゃうわよ。取りあえずスープとパンをおあがりなさい。それじゃあ、ごゆっくりね。 |
こういった輩の対応にも慣れているおかみ。
スィ、とミァの前に湯気を立てるスープとパンの乗った皿を置くと、さっさと自分の仕事に戻ってしまった。
■ミァ To:おかみ |
そんなこと言ったって、ここんとこ草ばっかり食べてたのでスヨー? お腹も悲鳴をあげるとゆーものなのでスー!!(=x=)ノ(抗議) |
ひとしきり喚いてから。差し出された食事を見つめる。
■ミァ To:おかみ |
Σ(○▽○)(目くわっ) ごっはん〜♪ ほっかほかごっはんなのでスー♪ あんたさんいーひと・・(はぐはぐ)・・・でスネー!(≧x≦) |
一心不乱に食事をかき込むミァの元へ、三度なんぱ師登場。
■オルフェ To:ミァ |
やあ、こんにちはお嬢さん。見たところ1人のようだけど、うちのパーティへ来ない? ほら、よかったらデザートもあるけど。 |
言いながら、手にした林檎と葡萄を見せる。
やはりぐららんのスカウトには「エサ」が有効なのだろうか(笑)
―――瞬間!
ミァはほんのり尖った耳をぴぴくぅっと動かし、ぐるりん、とカウンターから身体を逸らして背後を見上げる。
■ミァ |
・・・・(。×。) |
視線の先には。瑞々しい林檎と甘そうな葡萄。
■ミァ |
・・・・・・・美味しそう・・(じゅるり) うみゃ、決めたのでスー(>x<)♪ あんたさんに付いていってもいーから、さっさかそのデザァトを置いていきなサーーーイ!!! |
エサに釣られたぐららん、一匹確保。
■オルフェ To:ミァ |
じゃあ、ここに置くよ。私はオルフェというんだ、宜しく。 2番テーブルに居るから、食べ終わったら来てね。 |
■ミァ To:オルフェ |
うみゅ、オルフェ=デザァトさんでスネー。 |
違います。
ひとしきり頷いた後、くるしゅたっと正位置に座り直す。
■ミァ |
・・・・・流石に、頭に血がーのぼったのでスー(@x@) |
あたりまえだ。
ぺふ。と、しばしカウンターの上に突っ伏し。
そしておもむろに回復して、さもおいしそーに果物を食す。のであった。
■ミァ |
・・(>〜<)・・・んにゃ、堪能ッ♪♪ さぁってとー。さっきのヒトのところに行ったら、また美味しいものくれるかもしれませんシネー。 いい鴨なのでスー♪ とゆーことでレッツラゴーなのでスヨー(>x<)ノ |
と、ダッシュで移動しようとしていたぐららんに待ったをかける声。
■マーキュリー To:ミァ |
こんばんわ♪始めまして♪僕はマーキュリーっていいます♪ 僕はレンジャーとしては役立たずっぽいんで、すばしっこい人探してるんですけど、もし良かったら・・・・・一緒に職探ししませんか?w |
■ミァ |
・・・・・・・・・(。×。) |
新たに現れた人影に、ぐるぅりと身体ごとそちらへ動かし。
やっぱり身体を逸らしたまんま見上げるグラスランナー。
それでさっき血が上ってエライ目にあっていたのに。学習能力というやつが欠落しているようだ。
■ミァ To:マーキュリー |
・・・・・ふ。(−x−) あんたさんはデザァトを持ってないようでスネー!? 残念ながら、それが勝者と敗者を決めるのでスー(威張り) とゆーことで、あんたさんはあんたさんの道をいきなサーイ。 |
■マーキュリー To:ミァ |
で、でざぁとに負けた〜(ノ_ _)ノまた他の人探してみます・・・ |
いや、こんなやつに付いて来られなくて幸運だったと思ったほうがいいかもしれないぞ?
■ 【銀の網亭・2番テーブル】 |
■オルフェ To:ALL |
ただいま。彼女も来てくれるみたいだ。ホントに今日は良い日だよ、もうパーティが出来てしまった。 よっぽどおなかが減ってたみたいで名前も聞けなかったけど、まあ、食べ終わったら来てくれるはずだからよしとしよう。 |
オルフェがみんなに説明している、その背後。
音もなく忍び寄る、ぐららん一匹。
■ミァ To:オルフェ |
ちょえああーーーーっ!!(>x<) |
先手必勝! とばかりに背中に飛びつく。
バックを取ったことでとりあえず満足感に浸るミァ。
■オルフェ To:ミァ |
うわっ!? ……びっくりした、もう食べ終わったのかい? ずいぶん食べるのが早いんだね。 |
■ミァ To:オルフェ>ALL |
ふふん。あったりまえなのでスヨー! 森では食べないと他の奴に食べられちゃうのでスー(−x−) あぁ、ミーはミァというのでスヨー。 そこのオルフェ=デザァトさんに呼ばれたのでスー。 |
■アリエ=アクア To:ミァ |
そか、オルフェさんてデザァトって苗字なのねー。 |
素直に信じてるのが約1名……。
■ミァ To:アリエ |
(こくり)ミーの勘がそう告げたのでスー。似合ってるでショー? |
そういう問題ではない。
■オルフェ To:ミァ |
ミァか。きみらしくて、良い名前だね。……ん? なぜデザァト……? まあ、いいや。改めて、宜しくお願いするよ、ミァ。 |
■ミァ To:オルフェ |
さっきデザァトをくれたからでスー。 こちらこそ、これからも食事を期待しているのでスヨー♪(=x=) |
既にタカる気満々である。
■ミァ To:オルフェ |
ところで・・・なんだか女の子ばかりでスネー。 あんたさんの趣味でスカー? ・・・狙いはハァレム? |
素朴な疑問。
■オルフェ To:ミァ |
その通り! ……なんてね、冗談さ。 本当に集めようとしたって、普通はそうそう集まるものでもないし。 |
でも、自分から声を掛けたのはみんな女の子だったよね(ぼそ
■ミァ To:オルフェ>ALL |
・・・・・・(¬x¬) まーいいでショー。ミーは寛大ですからネー。 んに、言い忘れてまシター。 ミーの本職はレンヂャーなのでスー。 でも手先も器用だから、泥舟に乗ったつもりで任せなサーイ☆ |
■アリエラ To:ミァ |
まあ、じゃあこのパーティ、レンジャー多いんですね。私もですけど。私はあと精霊の力を借りることと、楽器を扱う事ができます。 ミァさん、私はアリエラと申します。アリエさんと名前が似ていてややこしいかもしれませんがよろしくお願いしますね。 |
■ミァ To:アリエラ |
アリエ、ありえ、ありエ、アりえ・・・・(×10) んに、ばっちり覚えたのでスー♪ 宜しくなのでスヨー(・×・) |
ほんとーに、ばっちり覚えたのか。
ひじょ〜に怪しいところである。
■ミリスレスカ To:ミァ |
ミァさん、とおっしゃるんですね? よろしくお願いします。ボクは、レーヴァテイン家の、ミリスレスカと申します。 古代語の魔法を少々、扱えます。それと、趣味で楽器と歌を少し。ボクは、野外での活動とか、情報収集とかは、さっぱりなので、頼りにさせていただくことも多いと思います。 |
丁寧に、ぺこりとお辞儀。
■ミリスレスカ To:ミァ |
あ、そうだ。ボク、桃のドライフルーツみたいなもの、持ってますけど。まだおなかがすいているようなら、どうですか? |
そう言って、丁寧に布に包まれた細い板状の乾燥桃を取り出す。
■ミァ To:ミリスレスカ |
Σ(○▽○)!! |
■ミリスレスカ To:ミァ |
実家の荘園で作ってるんです。噛んでいると、甘みと、みずみずしさが戻ってくるんですよ♪ |
と……説明しているミリスレスカの手から無言で奪取。
そしてぺたりと床に座り込み、しあわせそ〜にかじり始めた。
そんな一幕の後。
姿を消していたキルリックが戻ってくる。おやじに個室を貸してもらえるよう頼みに行っていたようだ。
■キルリック・マイヤ To:ALL |
先程は、挨拶もあいまいにすいません。 もう少しで個室の準備が出来るそうなので、ここで待ってて欲しい。との事でした。 いやはや、それにしても、今回の仕事仲間である、皆さんのことを把握していないのは私だけ見たいですね(−−; |
■ミリスレスカ To:キルリック |
あ、すみません! 何からなにまでありがとうございます! ご挨拶が遅れてしまいましたね。失礼いたしました。ボクは、レーヴァテイン家のミリスレスカと申します。どうか遠慮なく、ミリィ、とお呼びくださいね。 古代語魔法と剣術を少々、使います。よろしくお願いします! |
立ち上がって、またまたぺこりんとお辞儀。
年上の男性が相手なので、少々緊張しているらしぃ。
■キルリック・マイヤ To:ミリスレスカ |
ミリィですね、分かりました。 今から、一緒に仕事をする駆け出し仲間ですから、緊張しなくても良いですよ。(微笑) |
キルリックも、たまには、自然に微笑む事ができるようだ。
■アリエ=アクア To:キルリック |
どうもありがとう〜♪ え?仲間の把握?? ・・・そういえば、私も良く知らないままオルフェさんに付いてきちゃったし! |
椅子に座り直し、姿勢を正して自己紹介。
■アリエ=アクア To:キルリック |
私は、アリエ=アクア。チャ・ザの神官でまだ駆け出しです。 あまり体力がないから、戦闘になったら離れて弓を打つか、治療するかかなぁ |
そこでアリエが首を傾げながら「ん〜っ」と考えて、不意に斜め後ろを向く。
そして自分のポニーテールを指差しながら、
■アリエ=アクア To:キルリック |
家はエレミアにあって、銀細工の職人をしてるんです。ほら、この髪飾りも自作品なの! これは初めて作ったものだから、売ったりあげたりできないけど良ければ発注してくださいね〜♪ |
続いてアリエラが起立。
■アリエラ To:キルリック |
私はアリエラ・ココットと申します。田舎の村から出てきて、今日オランについたばかりです。 私の父は狩人だったので、小さい頃から野山によく遊びにいっていたので野外での活動は得意(?)とまではいかないかもしれないけど心得はあります。 自然の中で遊んでいるうちに精霊さんの力も借りられるようになったのでこっちの方でお役に立てればと思っています。 あと、母に楽器の扱い方を習いました。 冒険に出るのは初めてなので、みなさんのご迷惑にならないように頑張ります。もし、変な事をしそうだったら止めてくださいね。 |
挨拶の後、アリエの髪飾りをまじまじと眺め。
■アリエラ To:アリエ |
きれーい。お金が貯まったらぜひ、作ってください。何がいいかな? |
■キルリック・マイヤ To:アリエ&アリエラ |
アリエと、アリエラですね。 分かりました、アリエは信仰する神は違えど、同じ神に仕える身なのですね、仲間達に多くの加護が与えられるよう、私達が頑張らねばなりませんね。 |
■アリエ To:キルリック |
そうですよね〜。 みんなとの冒険が幸せな結果になるように、一緒に頑張りましょう! |
アリエは大きく頷いて、ニッコリ笑った。
■キルリック・マイヤ To:アリエ&アリエラ |
アリエラは、銀細工の職人でもあるんですね。 ホーリーシンボルを入れて、何かを作ってもらいましょうかね。 |
キルリックの言葉で、アリエのニッコリ笑顔がニヤリに変わる。
■アリエ To:キルリック |
あ〜っ! キルリックさん、間違いましたよぅ〜・・・
詩を歌えるのは、 ア・リ・エ・ラ ★ |
「アリエラ」「アリエ」にあわせて、スプーンを振ってみせる。
この後何人が間違えるか楽しみでしょうがない、といった様子だ。
ちなみにGMもいつ間違えはしないかとヒヤヒヤしていたりする(笑)
■キルリック・マイヤ To:アリエ&アリエラ |
・・・も・申し訳ない!!、私とした事が。 気分を害してしまいましたか? |
■アリエラ To:キルリック |
あ、気にしないでください。 先ほども間違えそうと話していた所なんです。 でも、本当に紛らわしいですよね。 |
アリエラはそう言うと、三つ編みにした髪の先端をいじりながら考え込んだ。
■アリエラ To:ALL |
あ、じゃあ、アリエさんはそのままで、私の名前を一文字省略して『リエラ』と呼んでいただくのはどうでしょうか? |
■キルリック・マイヤ To:リエラ&アリエ |
私は、一度間違えているので、2度繰り返さないように、『リエラ』と呼ばせて頂きます。 では、改めて、よろしくお願いします、リエラ、アリエ。 |
キルリックの表情は、一度間違えているだけに謝罪と恥ずかしさの入り乱れた、何とも言い難い表情だ。
■ミァ To:キルリック |
まー、失敗は誰にでもありまスー。 だから気にしなぁい☆ |
おまいさんは少しは気にしろ。
■キルリック・マイヤ To:ALL |
私の自己紹介は、個室でしますね。 折角、専用の部屋を用意してもらったことですし、そろそろ用意も出来ているでしょうから、行きましょうか。 |
■ミァ To:キルリック&ALL |
じゃあ、さっさと行きまショー。 でもって宴会して、たくさんたぁっくさん、飲み食いするのでスー(>x<)♪ |
■キルリック To:ミァ |
では、食べ過ぎてまん丸になったら、私が転がしていって差し上げましょう。 |
■ミァ To:キルリック |
さてはそーして、一緒に床の掃除もしちゃう気ですネー! ・・・・・・・。 ・・・・おやじさんに感謝されて、宴会代がまかるかもしれまセンー(=▽=) |
転がされてるうちに目を回さないようにね。
それで吐いたりなんかしたら、掃除のやり直しになるし。
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