パーティを商会に残し、アズラは領主館へとやってました。案の定(?)レイモンド商会からの使いは来ていないということでしたが、タティアは呼び出しに応じ、アズラと共にレイモンド商会へとやってきました。
| ■タティア To:サリア、ALL |
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...なるほど、この娘が依頼した魔物か。 しかし、この状況はなんだ？私は討伐の確認に呼ばれたものだと思っていたのだが。 |
| ■アズラ・ラ・ライト To:タティア |
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あのでしね、ちょっと前に殺人事件があったんでしが、その時に殺されてた女の人がサリアさんのお母さんなんでし。 で、サリアさんのお母さんを殺したのはこのバルドーさんで、サリアさんは復讐する為にこんな身体になったんでし。 だから、元々悪いのはバルドーさんでし。 サリアさんはこんな身体になっちゃったけど、人の血を吸ったりしてないし、街の人を襲おうなんては考えてないんでし……ただお母さんの事を好きだっただけで。 |
必死にサリアの事をタティアに訴えるアズラ。
| ■ウォルフ To:タティア |
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補足しますと‥‥。 そもそもの発端は、レイモンド商会のバッカス翁が、商会そのものを除いた私有財産の全てをサリアさんに譲ることを、バルドー氏に宣言したことから始まります。 その宣言に逆上したバルドー氏がナタリエさん親子を排除しようとしたところに、偶然か否かバンパイアらしき者が現れ、その場に居合わせた者を視線で縛り、サリアさんにレッサーバンパイアの力を与えたようです。 殺人事件自体はナタリエさんを害した男がサリアさんをも殺そうとしたため、抵抗したサリアさんに返り討ちに遭いましたが‥‥これは明らかに正当防衛の範疇に入ると思われます。 また、バルドー氏は子飼いの官憲を使い、殺人事件の真相の隠蔽を企てました。これらのことから、バルドー氏が、今回の一連の事件の全ての元凶、と言っても過言ではないでしょう。 ここでタティア様にお願いがあります。タティア様の人脈の力をお借りして、この哀しき運命に翻弄された少女をお救い願えませんか？ 高司祭様の奇蹟には亡者と化した者の魂を救い、生者に戻すものがあると聞き及びます。 必要とあらば我々の報酬と引き換えても構いません、対価としては取るに足らない額かもしれませんが‥‥。 これは我々一同の願いです。タティア様、どうかお願いいたします。 |
タティアに対し、これ以上はないという位までの真摯な態度でそこまで一気に述べると、深々と頭を下げるウォルフ。
| ■カーガッド To:タティア |
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……確かに依頼内容は、「退治」と言うことでした。 しかし、すでに仲間がご説明したような状況でしたので、我々としては、サリアさんを助けてあげたく思うのです。 彼女を助けることで、「街への脅威」は避けられると思いますから。 これが私達一同の考えです。 勝手な事を言うようで申し訳ないのですが、私からもお願いします。 |
| ■タティア To:ALL |
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...よくわかった。 元々、バンパイアの侵入を許してしまった我々にも落ち度はある。また、その娘も魔物としての衝動に抗い、魔物の増殖を食い止めたことは我々の、また街にとっての功労であると思う。 私の名にかけて、その身の救済に最善を尽くすと約束しよう。 そしてバルドー・レイモンド。お前と、お前の企てに荷担した者達には相応の罰があたえられるだろう。 お前を守る盾はない。重々覚悟しておくことだ。 冒険者諸君、君たちの力に改めて感服したよ。 まさかこのような事態になっているとは思いもよらなかった。我々だけでは、到底解決は望めず、事態をさらに悪化させていただろう。 感謝する。 |
| ■アズラ・ラ・ライト To:タティア |
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サリアさん助けてくれるんでしか？ うわぁい、良かったでし！！ありがとうでし！！ ……そういえば、元々の発端のバッカスさんとこに話を聞きに行きたいんだけど、いいのかにゃあ？ でもでも、私らがいきなり押し掛けても変だし、タティア様も一緒に行って貰うってのは無理でしか？ バッカスさんって大きな商会の人らしいから、サリアさんとバッカスさんの関係とか財産とかの話とか、ちゃんと証明してくれる人がいた方がいいかにゃ、と思うんでし。 |
| ■タティア To:アズラ |
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うん...いや、バッカス殿には後ほど、私の方から事と次第を尋ねておこう。この人数で押しかけると、お身体にひびくかもしれないからな。 内容を伝えても良いということであれば、後日事後報告という形で諸君らにも伝えよう。 |
| ■アズラ・ラ・ライト To:タティア |
| そっか、残念でしがじゃあ御願いするでし〜。 |
| ■カーガッド To:タティア＞PT ALL |
| 我々も事件の顛末は気にはなりますが、お家の事情もあると思いますので、その辺りはタティア様にお任せしますよ。 |
| ■アズラ・ラ・ライト To:サリア＞タティア |
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（サリアの手を取って）サリアさん、大丈夫でしか。立てる？ 身体、だるいだろうけどもうすぐ元に戻してくれるから、それまで頑張ってでし。 （タティアに向き直って）取り敢えず、一旦ここを引き上げませんでしか？ バルドーさんは官憲に引き渡しちゃえばいいのかにゃ。 |
| ■タティア To:アズラ＞サリア |
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そうだな。中央詰め所に一時拘留するとしよう。 サリア、歩けるようなら君もこのまま同行してくれ。 領主館で今後のことを決めよう。 |
座り込んでいたサリアはタティアの言葉に頷いて立ち上がりました。
| ■カーガッド To:PT ALL |
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さて、これでようやく一件落着ですかね？ 我々も引き上げましょうか。 |
| ■キャス To:PT ALL |
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そうしよう。この事件はみなのおかげで上手くいったが、オレは全く役に立てなかったな。 （独り言）ちょっと修行が足りないみたいだな。いままで、一度も行ったことは無かったけど、神殿に行って少し修行をしてみるとするか。 |
| ■ランバート To:PT ALL |
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そうですね。 無事＜バンパイヤ＞の一件も解決して、この街も＜安泰や＞・・・って、ところでしょうか。 |
毎度の事ながら、駄洒落で締めるランバートであった(^^;
| ■ウォルフ To:ランバート |
| 流石はランバートさん、締めるところは締めますね(笑)でも「バンパイヤ」ではなく「バンパイア」だったと思いますが‥‥。 |
と、冷静にツッコミを入れるウォルフ(笑)