パーティが談笑していると、個室のドアがノックされ羊皮紙を持ったおやじが入ってきた。
■おやじ To:ALL |
よお、やってるな。宴もたけなわってところで悪いんだが、もし良かったらこの依頼書を見ちゃくれないか? ちょいと急ぎの話らしいんだが、内容が内容だけに、そこいらの駆け出し達の所には持っていけなくてな...。 |
■ジェニファー To:おやじ |
まあ、そのような仕事なのですか? …わたくしが皆様の足を引っ張るようなことにならなければいいのですが…。 |
■おやじ To:ジェニファー,ALL |
おっと、お前さんはまさに駆け出しだったな(苦笑) ま、パーティとして見りゃ十分中堅どころだ。お前さんも、無茶さえしなけりゃいい経験になるだろう。 で、依頼書なんだが...。 |
おやじの差し出した羊皮紙には、
依頼: 魔物狩り
ある街に魔物が潜伏していることが発覚したため、その退治を願う。
報酬は1人500ガメルを予定。
と短く書かれており、強い筆跡で『ベルンシュタイン』とサインがあった。
差し出された羊皮紙に軽く目をやりまた、手にしたワインを空けて、
■ランバート To:ALL |
魔物退治とは、穏やかではありませんねぇ。 |
■キャス To:ALL&おやじ |
魔物か・・・。 それはほって置けないな。 といいいたい所だけど、オレも魔物になんかはあったことはないから、なんともいえねぇなぁ・・・。 でも、その街の人が困っていたり、危なかったりすると大変だな。 |
■アズラ・ラ・ライト To:独り言 |
……読めないです……何て書いてあるでしかぁ(涙 |
差し出された羊皮紙を覗いたアズラは、瞳を潤ませながらおやじにすがるような表情を向けた。
(PL注:アズラは共通語の読解が出来ないので^^;;;)
その様子を見て、カーガッドはおやじから依頼書を受け取り読み上げた。
■アズラ・ラ・ライト To:カーガッド |
ふむふむ……まもの、でしか〜。 おにーさんありがとです〜。しかしまたえらく簡潔というか…短い文面でしね。 |
■カーガッド To:おやじ |
なるほど、魔物狩りか……。 ところでおやじさん、ひとつ聞いて良いです? このベルンシュタインさんって、この前も依頼を持ってきていたベルンシュタインさんのことですか? |
■おやじ To:カーガッド, ALL |
ああ、そうだ。そういえば、お前さんは仕事を受けたことがあるんだったな。 うちのお得意さんの一人だよ。 |
■キャス To:カーガッド |
カーガットさんは、そのベルンシュタインって人に会ったことがあるんだよな。 どんな人だったかい。で、どこの街の人なんだい。 |
■カーガッド To:キャス |
ベルンシュタインさんはオランの人です。郊外に住んでますけど。 20代半ばくらいの女性で、趣味で「古代王国期の魔法装置」について研究をされているようです。学者さんのような印象を受けましたね。 そういえば、前の仕事で回収を依頼された魔法の珠は、結構厄介な代物だったんですよね……。 |
■アズラ・ラ・ライト To:カーガッド>ALL |
面白そうな人でしね〜。 しかしまたなんでそんな人が、まものと関係があるんでせう?? ある街……って事はオランじゃないんでしね。 しかも潜伏してるって何で解ったんでしょう〜 |
耳を引っ張りながら首を傾げるアズラの頭上には、ハテナマークがいっぱい。
■ウォルフ To:独り言 |
魔物‥‥ねぇ‥‥手に負える程度ならいいんだが‥‥。 背後に何者かがいそうな話だな‥‥。 |
まるで他人事のように客観的に呟くウォルフ。
冷静すぎるというのも時には困ったものである。
もっとも、内心依頼人が美人なら‥‥などと思っていたりするのかもしれない(笑)
■アズラ・ラ・ライト To:おやじ |
うーんと……おやじさん、もうちょっと詳しい内容とかは聞いてないでしか〜? これだけじゃ受けるかどうか考えようにも、どんなだか全然解んないでし〜。 おやじさんが全然細かい事知らないっていうのなら、直接依頼人さんに聞いてみないと仕方ないでしが…… |
■おやじ To:アズラ・ラ・ライト |
あぁ、悪いが細かい内容までは聞いていないんだ。お前さんの言うとおり、この依頼を受けるかどうか決めるのは、依頼人のところで子細を聞いてからでも構わないさ。 |
■ジェニファー To:アズラ>カーガッド |
そうですね、わたくしもアズララさんのおっしゃるとおりだと思います。 依頼人の方がオランにいらっしゃるのなら、この依頼書を睨んでいるよりも直接お話を伺った方がいいでしょう。 ところでカーガッドさん…。この依頼人の方にお会いする際、何か気をつけなくてならないようなことはありますか? |
■カーガッド To:ジェニファー&ALL |
そうですね……ご自分の専門分野の話をさせると止まらない様な方だったので、その辺りを注意する位でしょうか。 後は特にないですね。 裏表のあるような方ではありませんでしたし、良い依頼人だと思いますよ。 |
■キャス To:カーガッド |
ぱっと見、悪人じゃなさそうだったんだろ。 まあ、魔物を退治してくれって依頼だしな。 それじゃあ、リーダー、この依頼にしよう。 おやじも急ぎの依頼って言っているし、善は急げだし、早速明日にでも、依頼人の所へ行ってみようぜ。 |
いたって思考がシンプル単純とも言うである。
■カーガッド To:ALL |
では、反対意見が無ければ、明日ベルンシュタイン邸に伺うということで宜しいですか? 場所は私が知っていますので案内できます。 依頼人本人から詳しい話を聞いて条件を詰めましょう。 |
■ランバート To:カーガット |
私はそれで構いません。 詳しい話を聞かないことには、何も解りませんからね。 |
■アズラ・ラ・ライト To:カーガッド>ALL |
そうでしね、それでいいと思いますです。明日早速行ってみるです♪ ……今度はどんな冒険になるのかにゃあ……どきどき☆ |
■ウォルフ To:カーガッド>ALL |
依頼人がまともそうな人物なら引き受けても構わないんだが‥‥。 どのみち、話を聞かなければわからないんだからな。 まぁ、俺もそれで構わんよ。 |
と言いつつまたしてもジョッキを空にするウォルフ。
彼にとってはワイン=水なのかもしれない(笑)
■カーガッド To:ALL>おやじ |
それでは決定で良いですね。 おやじさん、この依頼とりあえずお引き受けします。 詳しい話は明日ベルンシュタイン邸で直接確認してきますね。 |