SW-PBM #124 Pigeon Blood Act.19〜終結 |
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■ 【ウォイル邸】 |
翌朝。
無事宝石を取り戻した一行は、何はともあれそれを返そうということでウォイル家へと向かった。
■ルークス To:ALL |
やぁ、君たち。 ウィスノー君から聞いたよ、宝石を取り返してくれたんだって? |
■フィリス To:ルークスさん |
あ、はい。こちらの杖にはまっている宝石ですが、間違いないでしょうか? 真犯人は力及ばず捕り逃してしまいましたが...。とにかく、これでウィスノーさんの嫌疑は晴れますよね。 |
■ユウル To:ルークス氏 |
一応、目的は果しましたけど…。 すいません、実行犯以外ぜんぜん捕まえられなくって。 |
■ルークス To:ALL |
まあ、後手後手に回っちゃったからね、仕方ないよ。 ウィスノー君が濡れ衣で罪を被らなくて済んだだけよしとしよう。 |
■レベッカ To:ルークス |
あと、この宝石を持っていた犯人がヘンなことを言っていたのですが・・・ |
宝石を取り返した経緯を簡単に説明する。
■レベッカ To:ルークス |
これって、やっぱりこの宝石には何かあるってことなんでしょうか? |
■ルークス To:レベッカ |
うーん、どうなんだろう。 僕はそんな話は聞いたことないんだけど……。 一度ちゃんと調べてもらったほうがいいかもしれないな。 何か分かったら、君たちにも知らせたほうが良いかな? |
■フィリス To:ルークスさん |
そうですね...是非お願いします。 あ、もしよろしければ調査に協力させてくださいませんか? 学院の導師の方で、調べてみたいと仰っている方がいるんです。 |
■ルークス To:フィリス |
分かった、それじゃ学院のほうにお願いするよ。 何か分かったら君たちの行きつけの酒場にも連絡を入れるから。 |
■ユウル To:ルークス |
お願いします。 あ、それから宛名が「ソーマ」な盗賊から予告状が来た時にも是非教えていただきたいです。 |
冗談ではなく、真面目にお願いしているらしい。
■ルークス To:ユウル |
構わないけど……それは、君たちが護衛してくれるって事? |
■ユウル To:ルークス |
このメンバー全員で、ということはないかもしれませんけど少なくとも私は護衛させてもらいます。 |
そんなやり取りを眺めつつ、
■ウォルフ To:独り言 |
‥‥力、か‥‥。 |
謎めいた言葉を一人呟く。
その眼からは常人には察知できない炎が揺らめいていた……。
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