SW-PBM #124 Pigeon Blood Act.20〜残る謎 |
Previous Page | #124 Index | Next Page |
■ 【銀の網亭】 |
事件から数日。
仕事も終わり、酒場で暇をもてあましていた一行の元に珍客が訪れた。
■マイカ To:ALL |
お〜い、来てやったぞぉ。 フィリス……だったか? いるかぁ? |
背丈に合わない白衣をずるずると引き摺りながら、あのぐららん導師マイカが顔を見せた。
■レベッカ To:マイカ導師 |
こ、こんにちは(^^; |
■フィリス To:マイカ導師 |
これはマイカ導師。 ピジョンブラッドについて、何かわかったんですか? |
■マイカ To:フィリス |
ああ。ってゆーか、ありゃ本物か? 調べてみたけど、魔力なんてこれっぽっちもなかったぞ。 ただ、ルビーなのは確かだ。あんな大きな粒のダミーを簡単に用意できるとも思えないし、何らかの理由で魔力が消失したっていう可能性も考えられるけど。 |
■ウォルフ To:独り言 |
‥‥儀式で魔力が消失したか‥‥やられたな‥‥。 |
苦く呟く。
■レベッカ To:ALL |
あらかじめピジョン・ブラッドが目当てであれば、ダミーを用意しておいたってことも考えられますけどね。 |
■フィリス To:マイカ導師 |
確かに...「もう用は済んだ」みたいな事を言っていた気もします。 付与された魔力が消失って、あるものなんですね。 お手数おかけして申し訳ありませんでした。 あ、お食事がまだでしたら、是非ご馳走させて頂けませんか? ここの「きのこのスープ」は美味しいんですよ〜。 |
■マイカ To:フィリス |
んにゃ。またなんかあったら呼んでくれ。 貴重な研究ができる機会ってのはそうないからな。 ウマそうだな、せっかくだからアタシも頂いてくかな。 何のきのこのスープなんだ? |
知らないというのはこういう事である(笑)
■ユウル To:マイカ、マスター |
…とある山奥の、すんごく珍しい「きのこ」なんですよ。 味は保証します。マスター、私も「きのこシチュー」ね。 |
詳しい説明はしない…食べる前にはあまり思い出したくないから(笑)
■ウォルフ To:マスター |
ふ〜ん、美味そうだな‥‥マスター俺にも一つくれるか? |
何も知らない犠牲者がまた一人……(笑)
Previous Page | #124 Index | Next Page |