SW-PBM #124 Pigeon Blood Act.07-2〜官憲 |
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■ 【官憲詰所】 |
普通の服に着替えなおした(強調)レベッカは官憲への話を通しておくため、また少しでも手掛かりが入手できないかと官憲へと向かう。
当然の事ながら、ウィスノーが一緒である。
■官憲 To:ウィスノー |
あれ、ウィスノー。 お前謹慎処分のはずだろ? 出歩いてていいのか? |
■ウィスノー To:官憲 |
ボクは犯人ではないと何度も言っているだろうっ。 犯人でないボクが謹慎している必要などないっ。 |
■官憲 To:ウィスノー |
いや、だからってなぁ……。 |
ウィスノーの同僚らしいお兄さんも困り顔だ。
■レベッカ To:ウィスノー&官憲 |
う、ウィスノーさん・・・あまりトラブルを起こさないほうが。(^^;; あっ、すいません官憲様。 私、そのウィスノーさんが謹慎になった事件についての調査を依頼されましたレベッカと申します。 |
ぺこりと挨拶。
■レベッカ To:官憲 |
それで、お時間が許しましたらその事件に関しての様子とかをお聞きしたいんですけど・・・ ウィスノーさんが側にいるとやりづらいですか? |
■官憲 To:レベッカ |
事件のことか。 話せることなら教えてやるけど……確かに、ウィスノーがいると面倒かもな。 |
ちらとウィスノーを見る。
■官憲 To:レベッカ |
生憎上司が不在でな、コイツを抑えておけるような人がいないんだ。 そっちでなんとかできないか? 無理なら仕方ないから同席させて話すけど……。 |
■レベッカ To:官憲 |
こちらもあいにく、他の方たちは別の場所へ調べ物へ行っていて・・・ とにかく、なんとか説得してみますね。 |
ウィスノーの側へ戻って。
■レベッカ To:ウィスノー |
そういえばウィスノーさん、私達がウォイル様のお屋敷へお邪魔したいということはまだウォイル様へお伝えしてないですよね? ウィスノーさんがウォイル様と懇意であることは存じておりますし、いざ行ってお邪魔できなかったとなどということは思ってはいないのですが、こういうことはやはり一刻も早く話を通しておくことが礼儀であるかと存じます。 私はしばらくこちらにおりますので、ウィスノーさんは先にウォイル様へ話を通しに行っていただけないでしょうか? |
なるべく丁寧にお願いするレベッカ。
■ウィスノー To:レベッカ |
む、それもそうだな。 ではボクはちょっとルークスさんに会ってこよう。 その間、くれぐれも勝手な行動は慎むようにな。 |
引率の先生みたいな事を言い残してウィスノーは詰所を出て行く。
■レベッカ To:ウィスノー |
もちろんです。 それでは、よろしくおねがいしますね。 |
内心ほっとしたのを極力表情に出さないようにして見送る。
■レベッカ To:官憲 |
・・・なんとか成功したみたいです。(^^; それでは、事件のあらましについて教えていただけますか? |
■官憲 To:レベッカ |
まあ、捜査中の事件だからね。教えてあげられることにも限度はあるけど。 知ってるのはどこまでなのかな? |
■レベッカ To:官憲 |
えっと、ウィスノーさんがおっしゃってた内容は・・・ |
あらましを官憲に話す。
■レベッカ To:官憲 |
だいたいこんな感じだったと思うんですけど。 なにか抜けたり間違ったりしてるところってありますか? |
■ベイク To:レベッカ |
大体は聞いてるみたいだね。 じゃあ事件当夜の事をもう少し詳しく話してあげよう。 予告状に書かれた期日に、我々はウォイル家の警備に当たった。 人数は6人。 上司のアランドさんと、それから俺、ベイク。 あとウィスノーとシーゲル、エル、リゾルドって面子だった。 夜中の、日が変わって少ししたくらいだったかな。 宝物庫の前で番をしていたはずのシーゲルの悲鳴が聞こえた。 慌てて駆けつけてみると宝物庫の扉が開いている。キッチリと錠が降りていたはずなのにね。 そして調べてみたら、予告にあったピジョン・ブラッドが消え失せていたっていう訳。 それから、その場にウィスノーの物と思われる徽章が落ちていたのさ。 |
■レベッカ To:ベイク |
シーゲルさんが叫び声を上げてたとき、全員眠っていたってことですよね? 6人の方々の中で、ベイクさんが気が付いた時に誰か気を失う前と違う場所にいた人とかはいませんでしたか? |
■ベイク To:レベッカ |
持ち場がそれぞれ違ったから確認できたわけじゃないけど、みんなそんな事は言ってなかったよ。 |
■レベッカ To:ベイク |
そうですか・・・。全員それぞれの持ち場について教えていただけませんか? |
■ベイク To:レベッカ |
シーゲルが宝物庫前、俺とエルが邸内の巡回。ウィスノーとリゾルドは屋敷の外だった。 アランドさんは全体の指揮って事で、応接間に待機してたよ。 |
■レベッカ To:ベイク |
ベイクさん達はいつもこういうような感じでチームを組んで警備にあたったりしていらっしゃるんですか? あと、ウィスノーさんがウォイル家のご子息と懇意だったと聞いてますけど、今回ベイクさん達が警備にあたったのもその繋がりからなんでしょうか? |
■ベイク To:レベッカ |
チームっていうか、その時その場にいた連中で編成されただけだからね。 だからいつも同じ面子って訳じゃないよ。 ウィスノーがルークスさんと親しいのは聞いてるけどね。 今回は家長のマービスさんからの頼みだったから、特にウィスノーたちが何、っていうのはなかったと思うよ。 まあ、俺の知らないところで何か話してたかも知れないけどね。 |
■レベッカ To:ベイク |
ウォイル家といえば、最近ウォイル家の周りで変わった事件とか噂とかってあったのでしょうか? あ、もちろんこの事件は別なんですけど。 |
■ベイク To:レベッカ |
気にするほどの事件は特になかったなぁ。 あ、ただ、噂の方で面白い事があるよ。 今話に出てきたルークスさんだけど、最近どっかの冒険者に一目惚れして追い掛け回してるんだってさ。 もっともその女性の方は逃げ回ってるらしいけどね。 勿体無いよなぁ、いい玉の輿なのに。 |
■レベッカ To:ベイク |
そうですね・・・もったいない話ですのに、何故でしょう? その女性の方も心に決めた方がいるとかなのでしょうか? |
銀の網亭でもののふに切りかかられても知らないぞ、レベッカ。(^^;
■レベッカ To:ベイク |
あと、これは捜査とかに支障がなければでいいのですが、今回の事件の予告状の文面がどうだったかとかって教えていただけませんでしょうか? 予告状そのものが見ることができたら一番よいのですけれど・・・ |
■ベイク To:レベッカ |
うーん、一応証拠物件だからなぁ、さすがに見せてあげるわけには……。 文面なら教えてあげるけど、別に珍しい事は書いてなかったよ。 『ウォイル家に伝わるピジョン・ブラッドを頂く』って、それだけ。 |
■レベッカ To:ベイク |
そうですか・・・。 いろいろご親切にお答えいただいてありがとうございました。 |
ふかぶかと頭を下げる。
■ベイク To:レベッカ |
いやいや。 その代わり、そっちで何か有益な情報が入ったら俺達にも教えてくれよ。 |
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