SW-PBM #124 Pigeon Blood Act.01-3〜幸せの木 |
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■ 【銀の網亭・カウンター】 |
おやじが忙しそうに冒険者達の相手をしていると、何所からとも無く灰色のフクロウがカウンターの上に降りてきた。
暫く周りを見回してオヤジを見付けると、嘴をバチバチと鳴らしておやじを呼び止める。
よく見ると何やら書かれた羊皮紙を持っているようだが……。
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■おやじ |
なになに「生肉でも出してやってください」か。 ほらよっ、お代は後でご主人様にきっちり請求するからな。 それと、おまえさんは誰かに狩られないように気をつけるんだぞ。 |
■クリューガー To:おやじ |
ホー |
一声鳴いてから出された生肉をついばみ始める。
時折辺りを見回すがクリューガーの知っている人物はまだ現れていないらしい。
と、食事中のクリューガーにお声が掛かった。
■ルキシュ To:クリューガー |
ご飯中? |
自分に近付いてくる足音に気が付いたのか、首だけ回してルキシュを凝視する。
■クリューガー To: |
ホー(そうだ、と言いたいらしい) |
■ルキシュ To:クリューガー |
ご主人様はどこなんだろう? |
ルキシュの質問にしばらく周りを見回してから、少し翼を広げて。
■クリューガー To: |
ホーー(まだ来ていない、と言いたいらしい・・) |
■ルキシュ To:クリューガー |
いいこだね(*^_^*) |
首を傾げてルキシュの顔を不思議そうに見ている。彼の知らない言葉だったらしい。
と、何か思い出したのか。
先ほどおやじに見せていたメモを嘴に銜えると、それをルキシュに見えるように広げてみせた。
主人の魔術師に「コレを見せれば何とかなる」とでも言われたのだろう。
そんなほのぼのとした雰囲気を切り裂くべく、音も無く忍び寄る影が……。
リシィアの飼い猫ノワールである。
■リシィア To:ノワール |
ノワール、帰ってらっしゃい! |
その後ろからはそんな声と共に、どたんと何か倒れる音が。……飼い主は転んだらしい。
ノワールは、いつでも飛びかかれるように構えを取って、タイミングを計っている。
クリューガーはリシィアの転んだ音で気が付いたのか、忍び寄る黒猫に向き直ると翼を大きく広げる。
■クリューガー |
ピィィィィィィィィィーーーーーーーーーーーーー!! |
同時に、甲高い鳴き声でノワールを激しく威嚇する!
■クリューガー |
しまった、慣れない場所で敵(ノワール)の接近に気付くのが遅れた! この間合いでは飛び立ったとしても奴の爪が届く方が早い・・・、どうする・・・。 |
とでも思っているのだろうか。クリューガーの目には焦りの色が見える……。
その間にもノワールはゆっくりとその間合いを詰めていく……。
■クリューガー&ノワール |
『先に動いた方が負ける!!』 |
そんな事でも思っているのか。
睨み合う両者の気迫と緊張が辺りの空気を支配する。
傍らの冒険者はおろか、百戦錬磨のおやじですら二人(一匹と一羽)の気迫に飲まれて手出しが出来ないようだ。
まさに一触即発の状態。と、その空気を破るかのように何の前触れもなく店のドアが開いた。
それに気を取られたノワールに一瞬の隙が……!
■クリューガー To:ノワール |
そこだ!! |
なんて事は言っていないが。一瞬の隙を突いて獲物を狙う猛禽の爪がノワールに襲い掛かる!
ノワールは一瞬対応が遅れたものの、すぐさまそれに反応し、飛ぶ!
ガッ!
空中で爪と爪が交差した!
お互いに弾かれバランスを崩しながらも、ノワールはなんとか地面に着地して再び身構える。
クリューガーは地に落ちる事無く空中で体勢を整え直した。
■クリューガー To:ノワール |
いい反射神経だ。 だが既に飛び立った私の前では俊敏な猫とて野兎と変わらぬわ!! |
と、思っていたかどうかは定かではないが。
続けてクリューガーが飛び掛ろうとした刹那、それは主人のアルフレッドによって遮られた。
■アルフレッド To:クリューガー&リシィア |
おっと、なにやってんだよ。 おとなしくしてろって言っただろ?(ぶつぶつ) あ、リシィアじゃないか、久しぶり。 うちの使い魔が迷惑かけたみたいで悪かったね。(汗) |
走って来たのかその息が上がっている。
そしてノワールもまた。
■ノワール To:クリューガー |
猫として、鳥なんぞには負けられん! |
と、思っていたかどうかは定かではないが。
ノワールが再び飛び上がろうとしたその時、先ほど転倒したリシィアがようやくやって来てその首筋を摘まみ上げる。
■リシィア To:ノワール>アルフレッド |
喧嘩しちゃダメでしょう? 普段はごろごろしてばっかりなのに、こういう時だけ元気になって……。 いえ、こちらこそ申し訳ありません。突然飛んでいってしまいまして(^^; |
ノワールをぶら下げたままぺこりと一礼して、リシィア退場。
■ルキシュ To:アルフレッド |
な、なんか目の前に展開に硬直してしまった(^_^; んー、アルフ誘おうかと思ったんだけど……どしようか? アルフの判断に任せるー。 |
■レベッカ To:アルフレッド |
あっ、誰が飼ってるフクロウかと思ったらアルフさんのだったんですね。おひさしぶりです〜。 そのルキシュさんと一緒になってます。一応あそこ(3番)のテーブルに席を取っておいたので、よろしければ移動しませんか? アルフさんといいルキシュさんといい、私のはじめての冒険以来ですよね。あのときのスプーン、私今でももってますよ。(^^) そういえば、フィリスさんの姿がみえないようですけど・・・? |
■アルフレッド To:レベッカ |
ああ、久しぶり。レベッカも一緒だったのか、今回もよろしく。 急な用が入ったからここで待ち合わせたんだけど、まだみたいだね。 テーブルで待ってればそのうち来るんじゃないかな? |
■ウォルフ To:ALL |
お取り込み中のところ、申し訳ないんだが‥‥ |
唐突にウォルフが割り込んでくる。
■ウォルフ To:アルフレッド |
いずれ名のある魔術師殿とお見受けする。 俺の名はウォルフ。今はあそこの剣士と組んでるんだが‥‥腕の立つ魔法使いたちを探している。 もし良ければ俺たちと組んではもらえないだろうか? |
■アルフレッド To:ウォルフ |
折角誘って頂いたのに申し訳ないが、最初にこいつ(クリューガー)に声をかけてくれたのはルキシュのようだから彼女のPTに入ろうと思うんだけど、それでよろしいかな? |
ウォルフは、そのアルフレッドの言葉を受けるとルキシュの方に向き直り。
■ウォルフ To:ルキシュ |
‥‥お見受けしたところ、チャ・ザの司祭殿のようだが‥‥どうだろう、いっそのこと俺たちとも組んではもらえないだろうか? |
■ユウル To:ウォルフ |
ウォルフ〜、どうなったの? |
■ウォルフ To:ユウル |
ああ、ユウルか。 いや、こちらの魔術師殿はそちらの司祭殿と組まれると言われたので‥‥ ならば、司祭殿に我々とも組んで頂けないか、と提案している所なんだが‥‥。 |
そこで言葉を切り、再びルキシュの方に向き直ると、
■ウォルフ To:ルキシュ |
いかがでしょうか、司祭殿。 |
■ルキシュ To:ALL |
司祭殿、って呼ばれると照れちゃうね(〃∇〃) てれっ☆ いや、ボクは全然構わないよー☆ 願ったり叶ったりだし♪ えーっとどうせアルフはフィリスと一緒だろうから、ユウルさんとウォルフさんで丁度6人かな? レベッカ達はOKかな? |
■アルフレッド To:ALL |
お察しの通り(笑) フィリスさんはまだ来てないけど、俺たちはそれでOKだよ。 |
と、そこへ。
いつまでもカウンターで話し込まれると邪魔だとでも思ったのか(笑)おかみが口を挟んできた。
■おかみ To:ALL |
話もまとまったようね。これからはテーブルの方で一緒に話をしたらどう? 何か注文があれば持って行くわよ。 |
■レベッカ To:ALL |
そうですね。じゃあテーブルのほうに移動して、あらためて自己紹介でもしませんか? |
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