パーティに見送られる形で、ゴブリンAは古巣の前へ。
少し離れた茂みから見守るパーティをちらちらと気にしながらも、作戦通りに洞窟の中に向かって叫ぶゴブリンA。
しかし、中から何かがでてくる気配はない。
焦れたのか、ゴブリンAは「人間がきたゾー!」と叫びながら洞窟の中に入っていってしまい、やがてその声も聞こえなくなった。
■リールォン To:ALL |
……入っていっちゃいましたね。 うまく成功すればいいんですケド。 ……チャ・ザさま、チャ・ザさま。どーか、うまくいきますように。 |
リールォンの祈りもむなしく、待てど暮らせどゴブリンAが出てくる気配はない。静かな時間が流れていく...。
■カーガッド To:ALL |
……出てきませんね。もしやばれたのかも。 突入しないと駄目ですかね……。 |
■キャンドル To:カーガット&ALL |
みたいね。 面倒くさがっちゃ、駄目なのね(苦笑) |
■ライル |
…チッ(舌打ち) |
■キャンドル To:ゴブリンB |
ところで、仲間が裏切ったみたいだから、あなたの命は風前の灯なんだけど、質問に答えてもらえるかしら? あの洞窟って他にも出入口あるのかしら? |
■ゴブリンB To:キャンドル |
な、ナイ。今ある出入り口、アソコダケ...。ほ、ホントニ!アソコダケ! |
■リールォン To:ALL |
やっぱり、僕たちが入って行くしかないんじゃないですかね。 このまま、ゴブリンさんたちに任せても状況が変わるとも思えないですし。 |
■カーガッド To:ALL |
このおびえ方を見ると嘘ではないようですね。 結局あそこから入るしかないでしょう。 (ゴブリンBを見て) で、彼はどうします? 私としては、とりあえず脚まで縛って、見つかりにくい所に置いておけばいいと思うんですが。 ここで殺してしまうのもなんか哀れですし。 |
■キャンドル To:ALL |
他に出入り口が無いなら、突入するのは賛成よ。 他に仲間が居るって言ってたから、そいつらと一緒に後ろから襲われるような気がするのよね。 それに、信用できない以上、巣の奴らも皆殺しにしないと、村からの依頼も完全な形では、達成できないわよね。 |
■ライル To:キャンドル |
そうだな。邪悪な存在は滅するべきだろう。 |
ライルは完全に本気モード(笑)
■キャンドル To:ゴブリンB |
ちなみに、あなた、一人になってでも生き延びたい? |
一心不乱にうなずくゴブリンB。少なくとも死にたくは無いようだ。
■ティア to:ALL |
いくら妖魔でも、縛られてるままで殺すのはどうかと思うわ。 後々、仲間呼んで、向かってくるようなら手加減しないけど、 今、殺す必要はないんじゃないかしら。 |
■キャンドル To:ALL |
じゃあ、殺さずに縛り付ける、って事ね。 まぁ、多数決だし、ライルも良いわよね? |
■カーガッド To:ALL |
今のうちなら、向こうも我々が待っているとおもってますから、不意を撃つにも丁度良いでしょう。 私が先頭に立ちますから、一気に突入しましょう。 |
■ティア to:ALL |
そうしましょう。 向うの方が数が多いんだし、早いにこしたことないわ。 |
■キャンドル To:ALL |
あ、ちょっと待って。 ちょっと、仕込みをしてくわ。 |
■キャンドル To:ゴブリン |
今からあなたに、制約の魔法をかけるわ。 だから、今後、もし、人に害を成すと酷いことが起こるから注意しなさい。 |
■キャンドル |
優美なる美と運命の女神ヴィーナよ、この者に安らぎと静かなる鼓動を与えたまえ |
ゴブリンに対してサニティを唱えた。
■キャンドル To:ゴブリン |
じゃあ、私達が帰ってくるまで、おとなしくしてなさいよ。 |