SW-PBM #116 ちるどれんず・ぱにっく! おむかえ |
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■ 【孤児院】 |
ようやく火の消えた孤児院。
小火で済んだのが不幸中の幸いか。
だがその痕は生々しく、焦げて黒ずんだ壁や下草が燃えて土がむき出しになった地面が目に入る。
■男性 To:ALL |
まあ、この程度で済んで良かったと……言っていいものかねぇ。 しかし、なんだってこんな火の気のないところから火事が出たんだ? |
場所は家の裏手であり、火を扱うような物は何一つないはずだ。
ただ不自然なのは、先日ユウルが割った薪が積み上げてあった場所から離れ、この辺りまで散乱している事だろうか。
燃え残っている薪は、焦げた壁の回りに特に集中しているようにも見える。
明らかに家に火が回るのを計算して積みあげられたようだ。
ユウルが辺りを調べたところ、薪の積まれていたところから出火場所まで、うっすらと足跡が残っているのを発見した。
サイズからして、どうやら男性のもののようである。
残念ながら、それ以外には特に気になるものは見つからなかった。
■アルテナ To:ALL |
どういうことだ、なぜこんなに薪が散らばっているのだ? 明らかにだれかが作為的にやったとしか思えん。これはもう洒落や冗談ではすまんぞ。 |
いらだちに任せて壁を殴る。
■ハティノス To:アルテナ&ユウル |
アルテナさん、子供たちが怯えます。 僕、中にいって子供たちの様子みてきます。 |
子供たちは寝室に戻り、皆一様に心配そうな顔をしていた。
トニーなどは緊張のあまりハティノスに泣きついてくる。
■ユウル To:ALL |
薪を積み上げて、誰かが火をつけたんだと思います。 …たく、人の労働の成果を悪用するなんて… どなたか、不審な人物を見かけませんでしたか? |
■リシィア To:ALL |
これはもう、明白に悪意を持って行われていることですよね……。 なんとか、犯人を捕まえないといけません。 |
■ルフナ To:ALL |
放火なんて酷すぎますよね…。 子供たちが安心して暮らせるように、是非とも捕まえましょう! |
■ヴィタリ To:リシィア |
うむ。早く見つけなければボヤ騒ぎだけで済まなくなるな。 |
言いながら、不審者がいないか辺りを見回してみる。
が、特に怪しい人影は見当たらなかった。
■アルテナ To:ALL |
だが、手がかりが少なすぎる。イメルダ殿の線やギルドの件も洗いなおそう。 これまでにこんなことがなかったんだ。つい最近のできごとがきっかけの可能性が高いはずだ。 |
■ユウル To:アルテナ、ALL |
投石に放火。単なる愉快犯にしては連続性がありすぎるしね。 イメルダさんの仕事の件と何か関わりありそうな気もするし… 彼女の留守を狙っての犯行って感じだしね。 |
■ルフナ To:ALL |
考えてみれば子守に冒険者雇うって普通じゃないですよね…。 それにわたしたちの手を借りなくても、ここの子供たちは立派にやっていけそうですし。 こうなる事がわかっていて、イメルダさんは留守中にわたしたちを雇ったのかもしれませんよね。 |
■アルテナ To:ルフナ&ALL |
そうかな…あの銀の網亭の女将が何も言わなかったのが気になる。 イメルダ殿の予想以上のことが起こっているのかもしれぬな。 犯人にここまでさせる意味…何なのだろう。 |
■ 【孤児院】 |
深夜の放火騒ぎで、眠れぬ夜を過ごした孤児院の面々。
そして、これからの事を憂う冒険者達。
そんなところに、朝早くから訪ねる者がいた。
■アイレン To:ALL |
……これは、一体……。 |
火事の跡を見てアイレンが目を丸くする。
ベルもまた同様だ。
■ベル To:ALL |
え〜っ、火事ですかぁ? やだなぁ、恐いなぁ。 あっ、みなさんにお怪我はなかったんですか? |
■ハティノス To:アイレン&ベル |
えぇ、怪我人はとくに。火事もごらんの通り、大事には至らずにすみましたよ ところで、こちらにいらしたということは、何かイメルダさんのことで? |
■アイレン To:ハティノス>ALL |
はい。協会長がお話したい事があるそうです。 ……それで、女性の方々は必ず来て欲しい、という事なのですが。 |
理由は聞かされなかったらしく、アイレン自身もそんな事を言いながら首を傾げている。
■ベル To:ALL |
あっ、ここの人たちはいいらしいです。 ですから、アルテナさんとお仲間の3名さんですね、来てもらうのは。 もちろん、男の人も付いて来るのは構わないですよ。 |
■ユウル To:ベル・アイレン |
イメルダさんがらみのことなら、こちらからも話を伺おうかと思っていたところですけども… 『女性メンバー』を強調されることに、何か意味が? |
■アルテナ To:ユウル |
あまりいい話では無いような気がする…まさか、イメルダ殿の代わりにどこかに派遣させられるのではなかろうな… まあ、いい機会だ、付いていくとしよう。 |
■ユウル To:アルテナ&ALL |
うん、話を聞くだけ、聞いてみようか。 |
■ヴィタリ To:ALL |
わたしは「男性」だが、気になるから一緒に行かせてもらうよ。 まぁ、このメンバーなら女性だけでも大丈夫だろうがね。 |
■ハティノス To:ALL |
昨日の今日だからなぁ... 僕は子供たちのそばにいることにしますね |
■ルフナ To:ハティノス |
それじゃハティノスさん、お留守番よろしくお願いしますね。 |
■アイレン To:ALL |
では、ご案内します。 |
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