SW-PBM #116 ちるどれんず・ぱにっく! おしごと おりょうり |
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■ 【孤児院・台所】 |
普段でさえ大人数の料理を作っているところへ、今晩は+6人分である。
台所は正に戦場の様を呈し、おおわらわであった。
■ハンナ To:リシィア |
はい、次これ! 終わったらロイ兄にまわして! |
包丁を握るリシィアの前に、どんどんと切るべき食材が積みあがっていく。
その両脇ではハンナが指示出しの合間に鍋の煮立ち具合を見たり、ロイがフライパンを器用に操り野菜に綺麗な焼き色を付けていたりする。
■リシィア To:ハンナ |
はい。でも、さすがに凄い量ですねえ。 |
材料をザクザクと切り、ロイに端から渡していく。ロイはそれを受け取ると、次々にフライパンに足していく。
仕上げのソースを加えると、香ばしい匂いが立ち上った。
■ロイ |
よし、こっちは出来上がり……っと。 |
■リシィア To:ハンナ&ロイ |
手際が良いですね。お料理はいつもされているんですか? |
■ハンナ To:リシィア |
そだねー。大体はあたしとイメルダ姉かな? あと、手が回らないときにロイ兄に手伝ってもらったり。 |
そこへようやく薪割りを終えたユウルが登場。
■ユウル To:ALL |
…薪割り終わったよ〜。 こっち手伝うけど……その前に、水一杯くれる? |
少々バテ気味。戦力になるのか?
■ハンナ To:ユウル |
あ、お水ね。ハイ。 それじゃ、一息入れたらロイ兄と一緒にお皿並べてくれる? |
■ユウル To:ハンナ |
あ、ありがと〜(ごくごく) ふう……お、お皿ね、了解〜。 |
■ロイ To:ユウル |
いきますよ。 ……はい。 |
お皿を投げ……まではしないにしても、それに近い勢いで寄越してくる。
■ユウル To:ロイ |
うわっ! も、もうちょっとゆっくり頼みます〜。 |
必死で渡されるお皿を受け止め、テーブルに並べ……たかったのだろうが、ちょっと手が滑ったカモ。
ツル、ガチャンと派手に音が鳴り響いて、数枚のお皿が床に落ちて割れる。
■ユウル To:ロイ |
やっちゃった…ごめん!! |
■リシィア To:ユウル |
あらら、大丈夫ですか? 怪我をなさったようでしたら、いつでもおっしゃって下さいね。 |
■ハンナ To:ロイ |
ロイ兄、何やってんの! |
■ロイ To:ハンナ>ユウル |
ああ、ゴメン。 ……怪我はありませんか? |
■ハンナ To:ロイ |
ったく。あたしやイメルダ姉とは違うんだから、もう少し優しくしてあげてよね。 |
■ユウル To:ロイ、ハンナ |
怪我はないです。こっちこそごめんなさい。 なんか、手伝いになってないですね(^^ゞ お二人とも手際よくて、かえって邪魔しちゃってるみたいで。 |
■ハンナ To:ユウル |
そんな事ないよ〜。助かってるって。 今のはロイ兄が悪い。 |
じろ、とロイを睨む。対するロイはひょいと肩をすくめるのであった。
お料理を一旦中断し、割れたお皿の片付けが済んだ頃。
■ヴィタリ To:ALL |
今帰ったぞぉ〜。 |
新鮮なにわとりさんをにゅっと突き出す。
■ルフナ To:ALL |
ちょっと店員さんにつかまっちゃって遅くなっちゃったけど、まだご飯に間に合うかな? |
■リシィア To:ヴィタリ&ルフナ |
おかえりなさいませ(^^) |
■ユウル To:ヴィタリ・ルフナ |
おかえり〜ご苦労様♪ |
■ハンナ To:ヴィタリ |
へぇ、随分新鮮なの貰ってきたね。じゃ、今夜のメインはこれにしよう。 蒸し焼きが良いかな? こないだ、いいレシピ教わったんだ(^^) |
■リシィア To:ハンナ |
それは楽しみですね(^^) 素材もとても良さそうなものですし。 |
■ルフナ To:ハンナ |
メインにしてもらえるなんて、がんばって買ってきたかいがあったかな(^-^) |
■ハンナ To:ALL |
うん。じゃ、これはあたしがやるから。 みんなは出来た料理持ってって、テーブルで待っててよ。 |
■ルフナ To:ハンナ |
それじゃ料理持っていきますね。 あ、そうだ。ニーナちゃんの希望でリンゴをたくさん買ってきたので、食後のデザートにしてもらっても良いですか? |
■ハンナ To:ルフナ |
いいよ(^^) じゃ、それも一緒にテーブルに出しといてね。 |
■ルフナ To:ハンナ |
は〜い、わかりました〜。 |
■リシィア To:ALL |
落とさないように気をつけて下さいね。 |
さっきユウルが皿を落としたので、過剰に心配になっているようだ。
いや、さっきのはロイが悪いから。ユウルも気にしないように。
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