SW-PBM #116 ちるどれんず・ぱにっく! おしごと おかいもの |
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■ 【商店街】 |
突然増えた冒険者たちのため、食材が足りない。
という訳で、ルフナとヴィタリは夕食の材料を買い足しに出る事になった。
道案内か荷物持ちか、はたまた邪魔者を預けられただけなのか。
二人の足元には、ニーナとホルスがちょろちょろと走り回っている。
■ルフナ To:ニーナ&ホルス |
いつも何処のお店でお買い物してるのかな? |
■ホルス To:ルフナ |
えーっとね……あそこ! |
きょろきょろと見回したかと思うと、びっと指をさす。
その先には、野菜から果物、肉類まで食料品全般を扱う店があった。
■ルフナ To:ホルス |
うわぁ、色んな物が売ってるね。 1度に全ての用事が済ませられそうなお店で良かった〜。 |
■ヴィタリ To:ルフナ |
うむ。ずいぶんな品揃えだな。 |
■ニーナ To:ルフナ |
ねぇねぇ、おねえちゃん。 なにを買うの? |
■ルフナ To:ニーナ |
うーん、特に何を買うとか言われてないのよね…。 ニーナちゃんは何が食べたい? どんなに重い物でもこのお兄さんが持ってくれるから大丈夫よ。 |
■ヴィタリ To:ALL |
まぁ、まかせなさい。 |
みなぎる自信過剰。
■ニーナ To:ルフナ |
ホント? それじゃね、リンゴたっくさん! |
■ホルス To:ルフナ |
お肉がいい! |
■ヴィタリ To:ホルス |
リンゴはそのままデザートとして食べるとして。 肉はどういうモノが好きだい? 例えば・・・牛とか鳥とか、豚とか・・・。 |
■ホルス To:ヴィタリ |
んとね、いつもイメルダ姉ちゃんが買ってきてくれるやつ! |
それじゃ分からんつーの(笑)
■ヴィタリ To:ALL |
う、う〜む。まぁ、店のヒトに聞けばわかるかな(^_^;)。 |
おこちゃま二人に聞くのは諦めて店の中に入る。
■ 【商店街・食料品店】 |
■店員 To:ALL |
はい、いらっしゃい。 何かお求めで? |
■ニーナ To:店員 |
リンゴ! |
■ホルス To:店員 |
お肉! |
■店員 To:ALL |
はいはい、リンゴと……肉は何肉にいたしましょう? |
■ルフナ To:店員 |
イメルダさんってご存知ですか? そのお姉さんがいつも買って行くお肉が良いそうなんですけど…。 |
■店員 To:ルフナ |
イメルダさん……ああ、はいはい! ちょっと待っててくださいね。 |
そう言うと、奥に戻って行ってなにやらごそごそやっている。
時々、『コケーッ!』とか言っているのが聞こえてきたが、終いに
コキン
という音がしたかと思うと、途端に騒ぎが静まった。
■ルフナ To:ヴィタリ |
なんかあまり想像したくないような出来事が起こってるみたい…(-_-; |
■ヴィタリ To:ルフナ |
小気味よい音がしたな! |
■ルフナ To:ヴィタリ |
小気味良い音というよりは気味悪い音のような…。 |
■店員 To:ルフナ |
こちらですね、はい。 新鮮なところですよ〜。 |
そういって手渡されたのは、羽をむしって絞めただけの鶏肉……というか、ニワトリそのものであった。
■ルフナ To:店員 |
とても新鮮そうですね。(^-^; |
凍りついた笑顔のまま、すぐに鶏肉をヴィタリに手渡す。
■ヴィタリ To:店員 |
ずいぶん活きのい・・・良かった鶏肉だな(^_^;)。それではそれと。それに合うような調材は何がいいかな? |
■店員 To:ヴィタリ |
そうですね、基本を抑えるなら塩コショウやバターなど。 あとは辛味を効かせるためのスパイス類ってところですか。 ちょうど良かった、鶏料理用にとっておきのスパイスが今朝入荷したばかりなんですよ。 一度使えば二度と止められない、悪魔のスパイス。これであなたも契約完了♪ っていう触れ込みなんですが……どうですか? |
■ルフナ To:店員 |
…は? それってば一体どんなスパイスなんですか? |
■店員 To:ルフナ |
ふっふっふ、良くぞ聞いてくれました。 このスパイスこそ、古代王国期から伝わるという秘伝のレシピをオラン魔術師ギルドが総力をあげて解読し、さらにはアレクラスト全土から取り寄せた選りすぐりの原材料を名だたる職人たちが丹精込めてブレンドした一品なのです。 こいつを手に入れるために裏ルートまで使ったんですから。 いやぁ、苦労したなぁ……命を落としかけたのも一度や二度じゃなかったっけ。 |
遠くを見ながらしみじみと語る。
怪しさ爆発の品である。
■ヴィタリ To:店員 |
非常に興味深い品だがな。わたしの金で買う訳ではないし、そう言う訳のわからんモノを買うのはどうかと・・・。 |
■店員 To:ヴィタリ |
そっ、そんな! これだけ苦労して手に入れたんですよ? 是非買っていってくださいよ〜。 今ならたったの1万ガメルですから! |
■ヴィタリ To:店員 |
いっ、いちまん〜?! スパイスごときが一万ガメルもするのかっ?! |
驚きのあまり声が裏返っているヴィタリ。
■店員 To:ヴィタリ |
何を言ってるんですか、これでも出血大サービスなんですよ! なにしろこのスパイスは、古代王国期から伝わるという……(以下略) |
■ヴィタリ To:店員&ALL |
んなもんっ買える訳がないだろうっっっ! おいっ、ルフナ、ニーナ、ホルス。帰るぞ!!! |
■店員 To:ヴィタリ |
ああっ、お客さん! ちょっと待ってくださいよ〜っ。 |
買わされないうちにと、みんなに声を掛けて一目散に逃げ帰ろうとするヴィタリだったが。
ぢつはヴィタリが店員につかまっている隙に、すでにルフナはニーナとホルスを連れて店を出て歩き始めていた(笑)
■ルフナ To:ヴィタリ |
ヴィタリ〜、何してるの〜?早く帰らないと〜。 |
まだお店の方にいるヴィタリに遠くから手をふりふり。
もちろん軽そうな荷物しか持っていない。
■ホルス To:ヴィタリ |
兄ちゃん、遅いぞ! そんな事じゃ立派な仮面ラーダになれないんだからな! |
意味不明。
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