SW-PBM #116 ちるどれんず・ぱにっく! おしごとのはなし |
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■ 【イメルダ宅・居間】 |
ロイに案内されて冒険者たちは家の中へとお邪魔する。
居間には数人の子供たちがいた。
ロイ、ニーナ、ホルスと、他に後二人。そのうち一人は、腕に赤ん坊を抱いている……総勢6人である。
反応に個人差はあるものの、突然の闖入者である冒険者たちに物珍しげな様子だ。
■ロイ To:ALL |
イメルダ姉さんから、預かっていたものがあります。 この手紙と、それから、これ……。 |
言いながら、テーブルの上に一通の手紙と麻袋を置く。
袋の方は、置いた拍子に『じゃら』と音がした。
■アルテナ To:ロイ |
ちと、拝見。 |
手紙を開ける。内容は、ごく簡単なものだった。
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……これだけである。
■アルテナ To:ロイ>ALL |
…………なんだ? ……もしかして、お守りが仕事なのか…………? |
ぴんぽん、ぴんぽん。正解で〜す(笑)
■ヴィタリ To:ロイ |
本気で、この冒険者である我々に子守だけをしろと? 気合いを入れて装備も万端にしてきた、このわたしたちに? |
■ホルス To:アルテナ |
やっぱり姉ちゃんたち、遊び相手になってくれるんだ? 何する、何する? 鬼ごっこか、かくれんぼか? |
■ニーナ To:ホルス>ALL |
あ、ずるーい! ニーナはおままごとがいいなー。 |
にこにことアルテナを見つめる。
■ハティノス To:ニーナ&ホルス |
おや、お兄ちゃんじゃ駄目かい?(^^ |
神殿勤めでは小さい子の相手をする事も多々あるらしく、ハティノスは意外とこういう事にも慣れているようだ。
■ホルス To:ハティノス |
兄ちゃんでもいいぞ。 だったら、『仮面ラーダごっこ』しよう! |
ここでも仮面ラーダは人気のようだ。
■ロイ To:ニーナ&ホルス |
こら、家の仕事を片付けてからだって言ったろ。 |
ちら、とそれなりの重さはありそうな麻袋に目をやる。
■ロイ To:ALL |
……はぁ。イメルダ姉さんが言ってたのは、この事か。 姉さんの言いつけじゃ仕方ないな、よろしくお願いしますね。 ただ、やっぱりそれだけお支払いして、お守りだけって訳にはいかないですから……ウチの状態、見れば分かるでしょう? 手が空いてれば、いろいろ手伝ってもらうことになるでしょうから。そこの所、よろしく。 |
■ルフナ To:ロイ |
ベビーシッター兼雑用係って感じかな? ところで、ここにいる6人で全員? それとイメルダさんはいつ頃帰ってくるのか知ってる? |
■ロイ To:ルフナ |
いえ、あともう一人。今は用事で出てますけど。 イメルダ姉さんがいつ帰るか……ですか。さぁ? 分かっているなら、わざわざあなたたちを呼んだりはしてないと思いますけど。 |
■アルテナ To:ALL |
いつ帰ってくるかわからない? それまでベビーシッタ兼雑用だと? ふざけるな!わたしはもののふだぞ。女中などやってやれるか! そもそも、銀の網亭に依頼を出すほど家を空けてどこへ行ったのだ? |
■ロイ To:アルテナ |
冒険者というのは何でも屋と同義だと聞いていますが。 どうせ、ここで帰っても仕事は雑用しか残ってないんじゃないですか? |
なんで知ってんだよ(笑)
■ルフナ To:ロイ |
意外に鋭いのね…。 |
■アルテナ To:ロイ |
ひとまとめにするんじゃないっ。わたしは剣の道を求めて旅しているんだ。 ジャガイモの皮をむくために剣を携えているわけではない。 |
■ハティノス To:アルテナ |
アルテナさん、ちょっと声を落として^^; 子供達がびっくりしちゃいますよ |
■アルテナ To:ハティノス&ALL |
あ、うむ…。すまぬ。 |
■ヴィタリ To:ロイ |
しかしMs.イメルダの用事という方が気になるな。 Ms.イメルダは、そんなに何日もかかりそうなほどの荷物を持って出かけたのかい? |
■ロイ To:アルテナ&ヴィタリ |
姉さんは勤め先の用事でそこの主人と出掛ける事になったらしいです。 何日掛かるかは聞いてませんが、しばらくは帰ってこないんじゃないかな。 |
と、一行が話し込んでいると。
玄関が勢いよく開けられ、一人の少女が飛び込んで来た。
■ハンナ To:ロイ>ALL |
ロイ兄、雨降ってきたよ! 表に干してるシーツ、急いで取り込まないと……って、アレ? |
■アルテナ To:ハンナ |
? |
■ユウル To:ハンナ |
あれ?君は確か… |
居間に陣取っている冒険者たちを見て、目をぱちくり。
それは、先ほどの道中でチンピラに絡まれていたのを助けてやった少女……ハンナだった。
■ハンナ To:ALL |
あれ、アレ? あれれ? なんであなたたちが、ここにいるの? |
状況がまったく飲み込めていないようだ。
■アルテナ To:ハンナ |
おぬしは先ほどの…そうか、この家の者だったのか。 |
■リシィア To:ハンナ |
こんにちは、またお会いしましたね(^^) 私たちはイメルダさまに、ここの手伝いをする為にに呼ばれたみたいです。 ……それより、雨が降ってきたのなら、詳しい話は後にしましょうか。 洗濯物を早く取り込んでしまいましょう。 |
■ハンナ To:リシィア |
あ、うん。ありがとっ、お願いね。 |
■リシィア To:ALL |
私はちょっと、洗濯物を取り込んできますね。 正式にこの話を受けるかどうかは皆さんにお任せしますけれど、私は受けても良いと思いますよ。 |
そういうと、洗濯物を取り込む為に表に向かっていった。
■ハンナ To:ALL |
ほらほら、あんたらもボーっとしてないで、手伝ってよ。 数が多いからね、手分けしないと間に合わないの! |
冒険者たちを追い立てるようにして駆り出す。
■ユウル To:ALL、ロイ |
はあ…どうするかなあ…。 …ま、ここの掃除も酒場の掃除も同じか……こっちのが時給はよさげだし…他に仕事もないし…。 しかたない。私は受けるほうに一票ね。 ロイさん、掃除道具どこですか? |
リシィアに続いて立ち上がる。
どうやら諦めた、というか開き直ったようだ。
■ロイ To:ユウル>ALL |
掃除道具は玄関脇の戸棚にまとめてありますが……。 とにかくまずは、シーツを取り込まないと。ほら、みんなも手伝って。 |
後ろで話を聞いていた子供たちにも促す。
■ユウル To:ロイ、子供たち |
OKです。 んじゃ、早くすませちゃおう!ほら、いっくよ〜。 |
子供たちを急かすようにして一緒に表に向かう。
■ヴィタリ To:ロイ |
まぁ、これが仕事なら仕方がないな・・・。 ではロイ君、わたしはこう言うのに慣れていないから、これから指揮を頼むよ。 |
■ロイ To:ヴィタリ |
いや、家の中を仕切ってるのはハンナなんですけど……まぁ、いいか。 |
ぶつぶつ言いながら、外へと出て行く。
■アルテナ To:(独り言) |
うそだろ…… |
ぼうぜん……。
■ルフナ To:アルテナ |
アルテナさん、ボーっとしてますけど大丈夫ですか? ささ、アルテナさんも行きましょう。 |
アルテナを促しながら、ルフナも表に向かう。
■アルテナ To:ルフナ |
ああ……ちょっとめまいがしてきたよ… |
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