ルイトゥーラの屋敷 | Scenario #114 |
とってもおいしぃはなし |
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ルイトゥーラの屋敷 玄関 |
ルネと名乗った少女が屋敷に入ってしばらく。
また、玄関よりルネが出てきた。
■ルネ To:ALL |
ええと、ルイトゥーラ様がお会いしてもよろしいとの事なので、どうぞ中へお入りください。 |
ぺこり、と頭をさげて一同を案内する。
クーザ達は、こんな大きな屋敷(といっても隣の屋敷よりは小さいが)に入るのは初めてなのか、だいぶ緊張した面持ちである。
……リュッケ以外は、であるが。
ルイトゥーラの屋敷 応接間 |
広い庭を通り、そこそこ立派な玄関をくぐり、案内されたのは応接間。
適度に広く、調度品も豪華である。
部屋は、8m×10mほどの広さで、全員が座れるだけのソファーとテーブルが備え付けてあった。
■ルネ To:ALL |
ええと、ルイトゥーラ様をお呼びしますので、今しばらくお待ちください。 |
ぺこり、と頭を下げて部屋を出ていくルネ。
部屋のあちこちにある調度品にちょっかいを出したがってるリュッケを、ゴズはむんずと押さえつけている。
■バリィ To:ALL |
そんじゃま、ルイトゥーラ様とやらを待つとすっか。 ………リュッケ、この部屋にあるモンをぶっ壊したりしてみろ。学院の学者バカどもに売り飛ばすぞ。 |
そう言うと、バリィはソファーにドカっと腰をおろした。
■リュッケ To:バリィ&ゴズ |
えー……酷いにゃー。。。。 |
実はシャイアンも興味津々でうずうずしていたが、
バリィの言葉を聴いて背筋を伸ばしてソファーに座る
お茶も茶菓子も出されぬまま待たされる事しばし。
冒険者達が入ってきたとは別の扉が静かに開く。
■ルイトゥーラ To:冒険者 |
あら。よくいらっしゃいまして。 今日はなんのご用ですの?(^^ |
多分この人がルイトゥーラという人物なのだろうか。
屋敷の主人は、レースの付いた服を着た、少し身長の低めの女性であった。
ルネと少し面影が似ている彼女は、ニコニコと笑みを浮かべている。
■レジー To:ルイトゥーラ |
ええ、突然の訪問ですみません。 実は貴方ならこれを元に戻す方法を知らないかと思いまして。 |
フードを取って顔を見せる。
シャイアンはルイトゥーラの表情をじっと見つめている
■ルイトゥーラ To:レジー |
あら♪かわいい♪ あなたがさっきルネが言っていた犬好きの方ね(^^ |
「まっ」と顔の前で、手を斜めに組み、まじまじとレジーの顔と見ている。
■レジー To:ルイトゥーラ |
犬好きと言うのは誤解だが・・・。 |
■ルイトゥーラ To:レジー |
あら?誤解ですの? では、彼女さんが犬好きなのかしら? |
今度は「あら、困ったわ」といった風のポーズ。
■シャイン To:ルイトゥーラ |
実は、この辺りで不思議な壺を拾った者がいるでござるよ。 この症状は、その壺の中の液体を飲んだことで発症したのでござる。 何か心当たりは無いでござるか? |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
あら。壷ですの? いったいどんな? |
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
ん?今の説明では心当たりはないでござるか? うーむ、しかたないでござるなあ・・・ |
シャイアンはペンと羊皮紙を出して壺を描き始める。
先程はなかなか上手に壺の絵を描いたシャイアンではあるが、どうも記憶が曖昧になってきているのか、描かれた絵も、だいぶ先程よりは曖昧になっていた。
■ルイトゥーラ To:ALL |
あら。個性的な壺ですのね。 それがどうかなさいまして?(^^ |
相変わらず、にこにこと笑みを浮かべている。
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
いや、これはあまり参考にならないでござるな(^^; ま、まあ、とにかくでござるな・・・ |
と、話してる最中に……冒険者達が入ってきたドアが開く。
ルネがワゴンにお茶の道具を持ってきたようだ。
今の今まで出されてなかったのは、来客の人数が多かったからのようだ。
■ルネ To:ALL |
ええと……お茶がよろしいでしょうか?それともコーヒー? |
思いっきり話の腰折っているかもシレナイ。
■バリィ To:ルネ |
俺、お茶。ムディール産のヤツ。濃い目な。 |
■ルネ To:バリィ |
ムディール産……えと、これこれ…… |
■レジー To:ルネ、ルイトゥーラ |
俺はコーヒーをもらえるかな? で、話を戻させてもらうが、そもそもその壷はそこにいるリュッケが拾ってきたものだ。 リュッケの話ではこの屋敷の近くで拾ったらしい。 壷の中にはエール・・らしき液体・・が入っていて、これを飲んだところ俺とリュッケはこのような姿になってしまった。 それで、壷がもしこの屋敷の物ならば治し方もわかるんじゃないかと思って訪ねてみたわけだ。 まずその壷は貴方の物ではないのかな? |
■ルネ To:レジー |
ええと、こおひぃ、こおひぃ…… |
ぱたぱたと準備を始める。
■ルイトゥーラ To:レジー |
あら。こちらの猫さんが壺を持っていってしまったのね。 ……という事は。あの溶液は無事効果を発揮するって事がわかったのね。よかったわ〜(*^^*) よもや、ああいう風に置いておいて……飲む人が本当に居るとは思わなかったけど。置いてみるものね……。 確かに、中身を飲んで獣化した……としたら。その壺は確かに私のものでしたわ。 それが、どうかしまして? |
にっこりと、答える。
シャイアンは途中まではつられてニコニコしていたが、
笑顔のまま凍りつく。
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
ははは・・・さ、さようでござるか。 それならば話は早いでござる。 この猫と犬の症状を治すにはどうすればよいのでござるか? |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
あら。それは出来ない相談よ? |
ぐるっと、皆を見渡す。
■ルイトゥーラ To:ALL |
だって。解毒剤、作っていませんもの♪(^^ |
あくまでも、その声は朗らかだ。
■バリィ To:ルイトゥーラ |
…なんで、あんなモン作ったんだよ? |
■ルイトゥーラ To:バリィ |
え?だって、可愛らしいじゃありません?(^^)b |
ふあぁ……と、猫リュッケがゴズの膝であくびをする。
尻尾ぱたぱた、おネムのようだ。
■シャイアン To:ルイトゥーラ>クーザ達 |
まあ確かにカワイイのでござるが・・・。 他の者達・・・特に人間という種族は気味悪く思う者が多いでござるよ。 そうなると、街での生活が何かと不自由になるでござる。 なんとかルイトゥーラ殿のお力で解毒剤を精製してもらえないでござるか? ああ、必要経費ならばそこの若者達で持つでござるよ? |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
可愛いか、可愛くないかって尺度は、人それぞれですもの。 貴方達グラスランナーを可愛らしいと愛でる方もいれば、異種族なんてっ!と目くじらを立てる方もいるでしょう? そもそも。道ばたに落ちていたものを持っていって、あまつさえ中身が何かも確認せずに飲んだのはどちら?(^^ 道には、冒険が満ちあふれている……そのものじゃない(^^ |
■バリィ To:ルイトゥーラ |
それを期待して置いとくようなヤツに言われたくはねぇわな。 |
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
まあまあ、バリィ殿(^^; ルイトゥーラ殿の言う事も一理あるでござるよ。 しかし、そこは好奇心旺盛な若者のする事、 なんとか大目に見てくれないでござるか? |
■ルイトゥーラ To:ALL |
ただ。解毒剤を作るのは……別に断る理由はないわね。 私が作ったものですもの。ちゃんと最後までけじめを付けないと。 あと、必要経費なんて……お金では請求しないわ。多分どう頑張っても払えそうにないでしょうし。(^^ |
ちら、とクーザ達の装備を見る。
■ルイトゥーラ To:ALL |
請求するとすれば人手かしら。 材料を調達してもらわなきゃなりませんからね。 でも、それにしても…… |
もう一度クーザ達を見る。
■ルイトゥーラ To:ALL |
こちらの猫ちゃん達のほうでは。とてもきつそうに思えるのだけど、どうかしら? |
にっこりとバリィ・シャイアン・レジーを見る。
■バリィ To:ルイトゥーラ&ALL |
俺は嫌だね。 昨日今日会ったばかりの連中のために、けったいな目に遭わなきゃいけねぇような義理はねぇし、はっきり言っちまえば報酬もショボイんでね。 あと1000ガメルくらい上乗せしてくれんなら、別だけどよ。 |
バリィは、ちらりとクーザ達の方を見た。
■クーザ To:バリィ |
上乗せできるのなら、すぐにでもしたいけど。。。 |
ちら、とリュミの方を見る。
リュミはちょっと渋い顔をしている。
■シャイアン To:バリィ>ALL |
ふむう、拙者達にできることならば・・・と言いたいところでござるが、 仕事の内容を聞いてみないことにはなんとも言えないでござるな。 とても、クーザ殿達の予算の範囲内に納まる仕事内容ではなさそうでござるからなあ・・・ |
■ルイトゥーラ To:バリィ&シャイアン |
あら。なら、貴方達は受けない、という事なのね。 |
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
ま、まあ場合によっては、でござるよ(^^; |
■レジー To:ALL |
俺としては他人事ではないんでね。 こればっかりは受けるしかないかな。 名探偵が犬面では、カッコがつかないしな。 |
■ルイトゥーラ To:レジー |
で、こちらの方は受ける、と。 そういえば、貴方達(バリィ、シャイアン)は、こちらの方からどのような依頼を受けたのかしら? |
■クーザ To:ルイトゥーラ |
え?依頼の内容? 仲間がかかった病気の薬捜しを手伝ってくれる連中募集って依頼だけど……? |
■ルイトゥーラ To:バリィ&シャイアン |
あら♪なら、このまま解毒剤の材料を探しに行くのも、立派な薬探しの延長じゃなくって?(^^ |
■バリィ To:ルイトゥーラ&ALL |
俺ぁ、危険手当をよこせっつってんだよ。 こいつらの手に余るってことは、それなりに危ねぇんだろ? 俺達が依頼の話を聞いた時は、危険だなんて話は全く出て来なかったんでね。 まぁ、クーザ達も危ない目に遭いそうだとは想像しなかったんだろうけどよ。 だから、今、改めて危険に見合うだけの報酬を払えって言ってるのサ。 延長だか、援交だか知らねぇが、骨折り損だけはご免だぜ。 |
■ルイトゥーラ To:バリィ |
あら♪ 危険かどうかは、分かりませんわ♪ ただ、人数が4人……3人と一匹じゃぁ、大変かしら?と思っただけですの(^^ |
■バリィ To:ルイトゥーラ |
…俺らだって、クーザ達と似たり寄ったりだぜ。 |
バリィはルイトゥーラに対する警戒心を強めた。
自分達はこの場には3人しかおらず、また、パーティの人数がクーザ達より多いとは誰も一言も言っていないのに…。
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
ん?材料探しでござるか? いやあ、拙者てっきり新薬の実験台になるものとばかり 思っていたでござるよ(^^; ところで、その材料でござるが・・・・ クーザ殿達に難しいというほどでござるから、 ただものではないのでござろう? 詳しく説明してもらえるでござるか? |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
実験台なら、それはそれで大歓迎ですわ(^^ |
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
あいや、そっちは御免蒙るでござるよ(^^; |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
ただ、解毒剤を作るのに必要な、薬草を採ってきて欲しいだけですわ♪ |
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
あう、全然詳しくないでござる(TT ちゃんと説明してもらわねば困るでござるよ。 薬草ということは、街の外へ繰り出すのでござるか? その薬草は何処に行けば手に入るでござるか? |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
それは、ちゃぁんと引き受けてくださるかどうかが判るまでひ・み・つ☆ですわ♪ |
くすくすっと笑みをこぼす。
■シャイアン To:ルイトゥーラ |
では拙者が受けるでござるよ。 これで問題ないでござるな? さ、今度こそ詳しく説明してほしいでござる。 |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
まぁまぁ♪慌てないでくださいな♪ 貴方は良くても、そちらの……個性的な顔のお兄様が仕事を受けるかどうかわからないでしょう? |
個性的、と言われたバリィ。ルイトゥーラなんぞ気にせず、依頼人たるクーザ達を見て、
■バリィ To:クーザ達 |
肝心のお前ぇ達は、どうなんだよ? |
バリィはルイトゥーラの方を顎で示した。
■バリィ To:クーザ達 |
ああいう御仁が、ああいう風に話を持ちかける時は、十中八九、危険か、碌でもねぇか、その両方かのいずれかなんだ。 俺は死ぬような目に遭うのも、笑い者にされるような目に遭うのもご免だ。 どうしてもヤバイ目に遭えってなら、そっちも誠意ってもんを示してくれよ。 |
「誠意」と書いて「かね」と読む。
■クーザ To:バリィ |
…ええと、依頼放棄するって事ですか? バリィさんだけが放棄するのか、それとも、それがパーティーの総意なのか…… |
バリィの発言を曲解している横で、レジーがバリィに声をかける。
■レジー To:バリィ |
あーあー、バリィ君。笑い者ってのは誰のことかね? まぁ、それはさておきだ。 どうしてもと言うなら金は俺が出そう。 俺以外の5人に1人200のボーナスをつける、これなら問題はないだろう? 俺としても出費は厳しいがこのままの状態でいるのも厳しいんでな。 |
確かに。リュッケとレジーは解毒薬がなければ変身したままである。
■バリィ To:レジー |
俺は誰が金を払おうと構わねぇぜ。払うのが自分でなきゃな。 |
■ルイトゥーラ To:レジー |
あら♪お仲間にボーナスを付けると言うのですの? 確かに変身されてる方は、お薬がないとどうしようもありませんからね♪ …… ひぃふぅみ、、、、。貴方を除いて5人、という事は、他に3人お仲間がいらっしゃる、という事なのかしら?そちら(クーザ達)と微妙に立ち位置が離れてらっしゃるから、同じPTではなさそうですし。 ん〜……お金……どうしましょう? |
頬に指アテ「困ったわ」のポーズ。
■レジー To:ルイトゥーラ |
そういうことだ。 ただ、俺1人でもこなせるようなら俺1人ででも材料とやらを取りに行くが。 ところで、その材料以外にも必要な物があったりはしないか? ついでにとって来るからその手間賃を俺達に払ってくれる・・・とかはどうだい? |
■ルイトゥーラ To:レジー |
……♪ 一人ではちょっと大変ですわ♪なにせ広いところですから。 そ・れ・と。 材料以外には、例の壷は必要不可欠ですわ♪ それがないと、作れるものも作れませんもの♪ 手間賃は……。まぁ、考えてさしあげてもよいですわよ♪ |
■レジー To:ルイトゥーラ |
それなら話が早いな。 貴方からも少なからず報酬が貰えるというんであれば、他のメンバーからも異存は出ないと思う。 で・・解毒薬に必要な、持ってくるものとはなんだい? |
■ルイトゥーラ To:レジー |
取り敢えず、お仕事をお願いする方たち全員が揃ってから説明した方がよろしいんじゃないかしら? ほら♪ 伝言ゲームになって、違う物を持ってこられても困るでしょう? それに。チョットでも違うと……ちゃぁんと解毒できるかどうかわかりませんからね♪ |
にこやかに返す。
■レジー To:ルイトゥーラ、ALL |
なるほど、分かった。 じゃあ壷と残りのメンバーも揃えて明日また伺うとしよう。 クーザ達も、バリィとシャイアンもそれで問題ないか? |
■クーザ To:レジー |
うん。こっちは問題ないけど… |
■バリィ To:レジー |
ま、良いんじゃねぇの。 |
■シャイアン To:レジー>ルイトゥーラ |
うむ。承知したござる。 ところでルイトゥーラ殿、薬草の探索で必要になりそうな装備などはないでござるか? 登山具や掘削道具などのことでござるよ。 |
■ルイトゥーラ To:シャイアン |
薬の材料♪を探す道具をある程度お貸しする事はできましても、登山用具や掘削道具は……どうでしょう? ルネ、うちにあったかしら? |
■ルネ To:ルイトゥーラ |
ええと、ルイトゥーラ様が落とし穴を掘られる為のスコップや、天井に仕掛けをする時用のロープぐらいならありますけど…… |
いや。何に使ってるかの用途説明はいいから。
■バリィ To:ルネ&ルイトゥーラ |
(ホント、碌な女じゃねぇなぁ……) 落とし穴用でも墓穴用でも何でも良いから、貸してくれよ。 俺ら、貧乏なの。不審なモンでも飲んじまうくらいにサ。 |
■ルイトゥーラ To:バリィ |
屋敷にあるものでしたら、貸してもよいですわよ(^^ では、説明した後に貸してさしあげますわ♪(^^ |
冒険者達は、とりあえず屋敷を後にした。
クーザ達が戻るのは、当然ながら陽気な酒樽亭。
多分、バリィ達も一緒だろう。
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