森の住人

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リカント村…畑のそば

さて翌日、一行は2班に分かれた。こちらは猪と鹿の番をしているギャスパー、リック、ランバートの3人である。
■ギャスパー To:おーる
さーてと、見張りをサボる訳にゃあいかねぇが、本番は夕方だ。せいぜい休んでおこうぜ。

■リック To:おーる
そうですね、今夜もまた同じかそれ以上の襲撃があるかもしれませんし(汗)

そのとき捕まえている動物の方で何やらがさごそという音がした。ギャスパーは気付いたようである。
■ギャスパー To:おーる
ん、なんかあっちで音がしなかったか?

仲間たちに警告して、動物の方へと近づく。
■ランバート To:ギャスパー
はい?私は気づきませんでしたが?

そう言いながらもギャスパーの後に続く。
■リック To:ギャスパー
音ですか?・・・いや何も聞こえませんよ?って、私も行きますよ〜。

ランバートと同様、ギャスパーの後に続く。
すると…その場にはグラントがいた。猪がつながれているロープを切ろうとしているみたいである。
■ギャスパー To:グラント
爺さん…何してんだ?(-_-)

予想外の人物に、こめかみから汗を流すギャスパーであった。
■リック To:グラント
あれ・・・グラントさん?こんなところで何してるんですか?
あぁっ、ロープを切っちゃダメですよやめてくださ〜い!

■グラント To:ALL
みりゃー分かるよな?
森のものは森に返さねばあかんから逃がしているんじゃ。

その言葉と同時にリックはグラントの正面まで来て、一気にまくしたてた。
■リック To:グラント
ちょっと待ってください、確かに必要以上の殺生をしないのは正しいと思いますよ。
でも今回は狩猟ではありません。事件が起きたから、それを解決するために私たちが呼ばれているんです。
にも関わらずお宅に伺ったとき、お互いに関与しないってことになったんですよね?
それなら今私たちがやろうとしていることに関わっているのはどういう訳です?

■グラント To:リック
事件だと?動物がえさ食ったらそれが事件とは都会モンはすごいこって。
こいつらはえさ食いに来ただけだろうが?何でとらえる必要があるんじゃ?だいたいワシのやることに関わるなと言ったじゃろうが。
ワシは主に関しては好きにしなっていっただけじゃ。
こいつらは何百年もこの場所にいるんじゃろうが。ここはこいつらの場所じゃねーのか?

もちろん縄を切る手は止めてない。<--!このままだと切れそうです。-->
■ランバート To:グラント
うーん、都会では動物がえさを喰ったぐらいの事件で大騒ぎはしないですよ、きっと(^^;;
大騒ぎをしてわざわざオランまで来たのは、ここの村の村長さんとジョーさんで、私たちは依頼を受けてここまでやってきた冒険者ですからね。
それに最初にあなたにお会いあいたときに、私たちから主の話なんて一言も話していませんよ。
「畑荒らしの原因をなんとかしてくれって頼まれているから、情報をれないか?」って話したら、あなたが「好きにやってくれ。その代わりワシのすることにも関与するな」と言っていたんではないですか。
「主に関しては好きにしな」って言うのは初耳ですが?

■ギャスパー To:グラント
ま、とりあえず俺たちの獲物にちょっかいを出すのは止めて貰おうか。

相手の様子を警戒しながら、グラントの作業を止めさせようとする。
とりあえずギャスパーはグラントを羽交い締めすることに成功した。
■ギャスパー To:グラント
ランバートの言う通り、お互いのやることにはちょっかいを出さねぇって約束だったよな?

グラントを動物から引き離すギャスパー。
■グラント To:ALL
おまえらが主を殺しに来たってこたぁワシは知っているんじゃ。
だから好きにしなって言ったまでじゃ。森の生き物の暮らしを荒らすまで認めた覚えはないんじゃがの。

■ギャスパー To:グラント
俺達は畑荒らしを何とかしてくれって頼まれたんで、主の退治を頼まれたワケじゃねぇよ。
主が畑荒らしに関係ないなら無理に退治することはねぇし、畑を荒らしてんのが動物たちの本能だってんなら、少し間引きをしねぇとなんねぇのさ。

■グラント To:ギャスパー
間引きか……。おまえのような考えのものがいる限り森の安息は願えないんだろうな……。

■ランバート To:グラント
間引き云々のギャスパーさんの個人的な考えはともかく、私たちは何度も言っているように森の動物達が畑を荒らすのを調査に来たのです。
森の動物達は本来なら森で生活しているのが自然の形です。
あなたが言うように「森の生き物の、森での暮らし」を私たちが荒らしたのならば、私たちが一方的に悪いと言えるでしょう。
しかし、森の動物たちが本来生活すべき森を出て、人間の畑の作物を食べているのです。これは、あなたがどう思っているかは知りませんが、かなり異常な事態です。
あなたは何か勘違いをしているかもしれませんが、私たちは何も人間の為だけにここに調査に来ているのではないのですよ。
森の動物たちが、どうして畑の作物を食べなければいけないのか?、という事を調べる事でもあるのです。

人間の為、動物の為なんていうのは、実は何の意味もありません。
この事件を解決することは、人間にとっても森の動物にとっても重要な事なのです。
グラントさんが事件を調べるのに協力しないのは、もちろんあなたの自由ですし、私たちも強制するつもりはありません。
ただ、あなたが私たちの調査を妨害するのであれば、それなりの理由と情報を私たちに聞かせて下さい。
そうじゃないと、森の動物たちが森を出て餌を求める異常な事態がいつまでたっても解決出来ません。
あなたは、この異常な状態が続くことを望んでいるのですか?


■グラント To:ランバート
羽交い締めした状態で道を説くとはあんたらは偉いんじゃの。
まあいいわ。

■ギャスパー To:グラント
おっと、そろそろいいか。

グラントに言われて、羽交い絞めを解くギャスパー。
■グラント To:ランバート
ワシはこの村が出来る前からこの森で暮らしておった。この場所は森の住民のすみかじゃった。このあたりは木の実などもよくなっておったからな。
そこへ人が入ってきて森を荒らせば、森の住民たちは餌を取るために畑へ入ってくるのは道理じゃないのかのお。特にここのところ、どんどん畑を広げていって餌を取ることが出来なくなっておるんじゃがな?

■ランバート To:グラント
幾ら畑を広げていると言っても、大勢の人で賑わう巨大な農村ならともかく、こんな小さな村の小さな畑と森の大きさじゃ、圧倒的に森の方が広いと思いますが?
それでも餌を取ることが出来ない理由が何かあるんですか?

■グラント To:ランバート
ここらは一等地じゃったんじゃ。
餌になる木も実もこのあたりに圧倒的に多くあったんじゃ。

■ギャスパー To:グラント
じゃあアンタは、この村の人間と森の動物の共存は絶対無理だって思ってんのか?
もっと被害がひどくなったらどうすんだ? 村の人たちに矢を放ってでも、動物たちを護るつもりか!?

ヌシのことだってそうだ。アンタは、ヌシがどんな生き物なのか、知っているんじゃねぇのか? 一緒に知恵を出し合えば、ソイツが生き残る方法だってあるかもしんねぇのに、「ヌシはオレの獲物だ」と言ってみたかと思えば、次には「ヌシのことは好きにせい」と勝手に殺していいと決め付けてる。
アンタの言ってること、やってること、一見動物たちを護るためのようで、実はあんたのチンケなプライドを満たすためだけのモンになっていないか?

オレはともかく仲間たちは結構腕のいい冒険者だし、無駄な争いを嫌がる、マーファやチャ・ザの司祭様も一緒にいるから、知恵を出し合って平和に解決できるなら、もちろんそのやり方を選ぶぜ。あんたも、一人だけ上から見てるようなフリはやめて、どうするのが一番いいのか本気で考えてみせろよ。いい案なら、俺たちだって喜んで手伝うぜ?

■グラント To:ギャスパー
ワシは森を守ると誓いをたてている。
この村ができる前からな。じゃから村を守るあんたらと協調できるような案は残念ながらない。
立場の相違じゃな。もしワシをどうこうするつもりがないから立ち去らせて貰う。

羽交い締めなどをして止めない限りグラントは立ち去ります。
■ギャスパー To:グラント
俺たちだって動物を殺すのが楽しいワケじゃねぇ。もしいい案を思いついたら、いつでも声をかけてくれよ。

軽く手を上げてグラントを見送る。
■リック To:ギャスパー
これはちょっとお手上げですね、私たちだけで説得できるとは思えません。
ここはリーダーたちにもお願いして、何とか協力して解決する方法を考えましょう。

リカント村…ハービー宅

さて翌日、一行は2班に分かれた。こちらはハービーの家。クラウディア、アップル、シャッケルが担当している。
■アップル To:ディア、シャッケル
それじゃ、いってみよっか?

■シャッケル To:アップル、ディア
んむ。総員突撃ぢゃ!

■クラウディア To:シヤッケル
そうだね、あのおかみさん、場合に寄っちゃバケモンより手強いからねぇ(笑)

■アップル To:シャッケル、ディア
ただお話を訊きにいくだけなんだから・・ね(^^;

アップルがとん、とん、とドアをノックする。どん、どん、ではないです(笑)
するとドアが開いた。
■メアリー To:ALL
ああ、あんたらかい。もうハービーも起きているよ。入っておくれ。

■クラウディア To:メアリー
おはようさん、昨日は無理言ってすまなかったねぇ。
ハービー君の様子はどうだい?

■シャッケル To:メアリー
では、ちっとばかりじゃまするぞぃ。

中にはいると少年がいます。少年は何か話したそうでうずうずしているような様子です。
■クラウディア To:少年
こんちは〜。
あんたかね怪我をしたっていうのは、調子はどうだい?

■アップル To:ハービー&メアリー
おじゃまします・・・ハービーさん、ですよね?
私たち、オランから来た冒険者です。私はアップルっていいます。
村長さんから、動物達が畑を荒らすので何とかして欲しいっていう依頼を受けて、おじゃましています。
このあいだ、ハービーさんが大きな猿を見たとのことて、いろいろお訊きしたいことがあるんです。

■ハービー To:ALL
 あー、お姉ちゃんたちやおじちゃんがお母さんが言っていた冒険者さんなんだねー。
よろしくね!
怪我なんて全然ないのにお母さんが心配してさぁ。寝ろ寝ろってうるさいから昨日はお話しできなくてごめんねー。

結構友好的です。
■クラウディア To:ハービー
はっはっは、これはこれは元気のいい子だねぇ。
その元気があれば大丈夫かね、それじゃ、君の最新の冒険について話してくれるかい。
どこで会ったのかとか、どんな奴に会ったのかとかね。

■シャッケル To:ハービー
んむ。面白そうぢゃな。では、昨日家を出てからを、順番に追っていってくれるかね?

■ハービー To:ALL
 …おじちゃん、昨日はずっと家にいたんだけど(笑)

■シャッケル To:ALL
む、そうか、保護されたのは夜だったのだから、最低でも一昨日のことぢゃな。こりゃしまったわい。ひひひ。

■ハービー To:ALL
で、おばちゃんのお話の答えなんだけど、えーと、僕が山菜取りに行ったら何か深い穴が掘ってあってそこに落ちちゃったんだ。
お母さんたちは信じてくれないんだけどね。
そこに主が通りがかったんだよ。
で、僕は殺されるーって思ったんだ。だけどね。主は僕を持ち上げて道におろしてくれたんだよ。腕の怪我は僕が暴れてついたものだから主のせいじゃないって言っているのに誰も聞いてくれないんだ。

■メアリー To:ハービー
またあなたはそんなことばかり言って!主の襲った後がきっちり腕に残っていたじゃないの!

■クラウディア To:メアリー
まあまあ、メアリーさん、心配なのはよくわかるよ……。
とりあえず、ハービーくんの話を聞かせてもらう形でいいかね?
主の正体なんかは、直接見た人の話を聞いた方がいいからね。

■シャッケル To:クラウディア、メアリー
確かに、主は頭の良いものらしいから、なにか考えがあったのかも知れぬし、ご子息の見たり感じたりしたことを最後まで聞かせて欲しいのぅ。

シャッケルは口元まで出かかった「主が本気で襲ったのであれば、そなたのご子息は腕に跡が付いた程度では済まなかったとは考えられんかね?」という言葉は、胸のうちにしまって置いた。
今は不必要に協力者の心情を逆なでする必要はない。
■ハービー To:シャッケル
うーん。主は別にそんなにみんなが言っているような悪者には見えなかったよ。そりゃー最初は怖かったけどね!

■クラウディア To:ハービー
助けてくれたのが主だっていうのはどうしてわかったのかね?
外見なんかもくわしく話してくれるとうれしいんだけれど。

■ハービー To:クラウディア
主だって分かったのはそりゃー当然だよー。
主が穴の上から手を伸ばして僕の手を持って引っ張り上げてくれたんだから!手が届かなかったからわざわざ片手で体を支えて乗り出してくれたんだもの。

■シャッケル To:ハービー
んむ。主は大きな猿と聞いているが、本当にそういうものぢゃったのかな?

■ハービー To:シャッケル
うん。本当に大きな猿って感じ。そりゃー見かけは怖かったよー。

■クラウディア To:ハービー
大きい…ねぇ。
具体的にどのくらいの大きさだったかい?
あ、穴のだいたいの深さを教えてくれてもいいよ、そこからだいたい解るしね。

■ハービー To:クラウディア
んーと、ここからだいたい屋根ぐらいかなあ?
主が手を伸ばしてぎりぎりだったしね。
主でも気づかずに落ちたら出られないかもしれないね。

■アップル To:ハービー
それは・・凄い深い穴よね・・その穴って、最近掘られたものか・・・って知ってる?

■ハービー To:アップル
んー……わかんない!

■アップル To:ハービー
そっかぁ・・ごめんね。。 でも、主って大きいよねぇ・・屋根くらいまで届いちゃうって・・なんだか、山みたいな感じなのかな?
でね、あと、凄い頭もよさそうなのよね・・まさか服とかなんとか着てたりなんかしないよね^^;;;
別に、ペンダントとかそんなのでもいいんだけど・・

■ハービー To:アップル
そんなことはなかったよ。おっきい猿だったよ。

■クラウディア To:ハービー
助けてくれたとき、主は君になにか言おうとしていたかい?
いや、声じゃなくても、身振りでもなんでもさ。

■ハービー To:クラウディア
ううん。そういうのはなかったよ。

■アップル To:ハービー
さっき、”みんなが言うように”っていってたって・・・
やっぱり、みんな怖がっているのかな?

■ハービー To:アップル
うん。そりゃー凄い大きいもん。今でも僕も怖いと言えば怖いしね。

■アップル To:ハービー
そうですかぁ・・・・えと、ここにこの辺の地図があるんだけど、どの辺で、大きな猿に会ったのかな?

■ハービー To:アップル
ごめんなさい。地図は僕見方が分からないんだ。

■アップル To:ハービー
あ、ごめんね。えーと、ここが今いるところで、ここが・・・

そういって、身振り手振りで、地図の味方を説明しようとする。
■ハービー To:アップル
お姉ちゃんごめんなさい。難しくてやっぱりわかんないや。

■アップル To:ハービー
ううん、だいじょうぶ。こちらこそ、ごめんなさい^^;

■アップル(心の声)
・・? なんだか、かばってる・・?

■クラウディア To:ハービー
そうそう、主は1人……1匹だったかね?
仲間の猿とか、ほかの動物とか回りにいたりしなかったかい。

■ハービー To:クラウディア
うん。主以外は何もいなかったよ!

■シャッケル To:ハービー
そうか…。おまえさんを穴から助け上げてから、主はどうしたか覚えているかな?
道へおろしたあとは、そのままどこかへ去ってしまったのかね?

■ハービー To:シャッケル
うん。そうだよ!

■シャッケル To:ハービー
なるほどのぅ。それで、その手の跡が残ったわけか…

■アップル To:ハービー&メアリー
えーとね、これで最後。
わたしたち、村長さんから、「主」を退治して欲しいって言われてるの。
私たち、そんなことしていいと思う?
おかあさまも、いかが思われますか?

■メアリー To:アップル
あんな怖い生き物さっさと退治してくれないと!
いくら安全と言われたって信じられるものではないからねえ。

■ハービー To:メアリーandアップル
んーお母さん。主はそんなに悪い生き物じゃないと思うんだけど……。
僕は退治しなくても良いんじゃないかと思うんだ。

■クラウディア To:ハービー
なるほどね、とりあえず、主がむやみに殺そうとする生き物ではなさそうだということはわかったよ。
でも、そんな大きな生き物が近くにいると恐いという、メアリーさんの考えもわからなくはないね。
とりあえず、あたしらで実際主に会ってみるしかないだろうね。
ハービー君、落とし穴のあった場所にもう一度行こうとしたら、行けるかね?

■ハービー To:クラウディア
うん。それは大丈夫だよ!

■シャッケル To:ハービー
しかし、案内を頼みたい…と言っても、母ちゃんが許しちゃくれまいなぁ。
どうぢゃ、わしらはその場所まで行くことになると思うが、どこをどう行けばいいのか、わしらに教えることはできるかな?

■メアリー To:ALL
んー、ハービーを一緒にいかせるのは駄目だけど位置ぐらいなら私がだいたい分かるし、私が行こうか?こいつを行かせるよりはましだしねえ。

■シャッケル To:メアリー
おお、そうかね!

■アップル To:メアリー
はい、よろしくおねがいします^^
(いま、ギャスパーたちは呼んでこれないよね・・・)
えーと、明日のお昼過ぎあたりで、おねがいできますでしょうか?

■メアリー To:ALL
ああ、かまわないよ。

■アップル To:メアリー
ありがとうございます♪

■クラウディア To:メアリー>ハービー
いろいろ無理を言って申し訳なかったね。
みんなが平和に過ごせるよう、努力するつもりだよ。

そうそう、これはお見舞い用にハービー君に作ったんだけど、気に入ってもらえるかね?

そう言いながら、小枝を加工して作った小笛をハービーに渡す。ハービーは嬉しそう。
■ハービー To:クラウディア
ありがとおばちゃん!何かかっこいいね。大切にするねー!!

■クラウディア To:ハービー
そうかね、気に入ってくれてなによりだよ。
(はぁ、それでも……おばちゃんって……おばちゃんってιι…

■シャッケル To:クラウディア
ひひひ。どうしたね、魂が抜けたような顔をしちょるぞぃ?

■クラウディア To:シャッケル
ああ、まあね、ちょっと人の一生の儚さにに思いをはせていただけだよ。
いやぁ、心配してくれてうれしいねぇ。
爺さんみたいなデリカシーもない連中ばかりが幅を利かせる世の中になっちゃ世も末だけどね。

そう言いながら親しみを込めてシャッケルの背中を叩く。いや、ちょっと強く叩きすぎか?(笑)
■シャッケル
ぐぇぼらぁっ!?

壁まで吹っ飛んだあと、微妙にヤバイ声を上げて悶絶する爺ぃ。自業自得だろう。
■アップル
・・・?

相変わらず、人生の機微には疎いようだ(笑)
■シャッケル To:クラウディア、メアリー
そ、そのくらい元気があれば、心配いらんな。げほ…
…ところでメアリー殿、この村の猟師も、森の主を追っていると聞いている。
なにやら変わった人物と小耳にはさんだんぢゃが、そうなのかね?

■メアリー To:シャッケル
悪い人じゃないんだけどねえ。偏屈なところはあるかもねえ。
私らが引っ越してくる前からここにいるからこのあたりには一番詳しい人だよ。

■クラウディア To:メアリー
へぇ、そんな昔からいる人なのかい。
その頃から主を追っているのかね?

■メアリー To:クラウディア
昔話とかは聞いてないからその辺は分からないねえ。

■シャッケル To:メアリー
ほうほう。
実はわしらの仲間が、昨日はかなり邪険に追っ払われてしまってな。
確かに人当たりの良い人物という印象ではなかったようなのぢゃが…
偏屈なのには何か理由でもあるのかな?

■メアリー To:シャッケル
うーん。よそ者に厳しい人だからそれでじゃないのかい?
わたしらも未だによそ者扱いされることもあるしねえ。

■シャッケル To:メアリー
ふーむ…

■クラウディア To:ALL
それじゃ、そろそろおいとましようかね。
畑組の様子も気になるところだし。

■アップル To:ディア、ふたり
そうね・・・。長い間、おじゃましました。
明日、また、お伺いします^^

■メアリー To:ALL
ああ、何かあったらまたおいでな。

■シャッケル To:メアリー
おう、よろしくお願いするぞぃ。

ということで、ハービーとの話を終えた一行であった。

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