森の住人

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道中の道端…野営

一行がオランを発ち数日がたった。現地まで後2日程度のところまでやってきたところである。
■ジョー To:ALL
 今日はこの辺で野営にしますか。

■ギャスパー To:ジョー&おーる
 ういっす。
 とりあえず、薪集めかな?

■リック To:ギャスパー&シャッケル
えぇ、それと何か木の実も探してきますよ。
お爺さんとなら作業も早いでしょうから、一緒に行きませんか。

■シャッケル To:リック
んむ。

■アップル To:リック&おーる
だったら私も一緒にいくね。保存食ばっかりじゃ、味気ないし^^
香草とかでもサラダにできるとは思うから・・・まぁ、私のことはあんまりあてにしないでね^^;

そう言って、リュックから苦手の弓を取り出す。
■クラウディア To:ALL
例によって、野外組さん達、よろしく頼むよ。
あたしは竈を作っているからね。

手頃な場所の土を切り出し始める。
少ししてから野外組が帰ってきた。各々お目当てのものは手に入れたようだ。
だがリックの表情は暗く沈んでいた。
■シャッケル To:居残り組
またせたな。食べるものは何とかなったぞぃ。ひひ。

■リック To:独り言(小声)
お爺さんと行動したのは正解だったけど、よく考えたらアップルさんと一緒になるチャンスでもあったんだよなぁ。
私はどうしたらいいんでしょう、マーファ様・・・。こんな私にどうか再度チャンスを!

<--!ブツブツ言ってますが、当然周囲に聞こえている展開希望(笑)>リックPL!-->
■クラウディア To:
(ははぁ、そういうことかい(^^))
いやぁ、みごとな収穫だねぇ、たいしたもんだよ。
これで美味しいシチューが作れ……
あ、そういえば誰か狩りの途中で水場を見なかったかい?
ちょっとここにある水じゃこころもとなくてねぇ。

シャッケルに、素早く目配せしながら言う(笑)爺ぃもアイコンタクトに応じた。
■シャッケル To:クラウディア
ひひひ、水場とな?
あったぞぃ。向こうの藪の中を少し入ったところに綺麗な小川が流れておった。

■アップル To:おーる
雉が取れたから、シチューはいいわね^^・・あと香草があるから、サラダかな・・簡単なものだけどね^^;

■ギャスパー To:アップル
 へぇ、雉が取れたのか。羽むしりは任せてくれよ。

リックの様子にも気付くことなく、アップルの隣に陣取ると作業を始める。
■アップル To:ギャスパー
うん、ありがと♪

■シャッケル To:ギャスパー、クラウディア、そしてリック
んむ。雉の血抜きと香草の灰汁抜きはわしらでやっておこう。
かまども出来ておるようぢゃし、リックよ、あそこの桶で、水を汲んで来てくれんかね?
ついでに明日の朝使う分も含めて、多めに頼んでもいいかね?

と、明らかに一人で持つにはバランス上大変そうな桶(ジョー氏の馬車備品)を指差す爺ぃ。
■クラウディア To:胸中
(年の功とはよく言ったもんだ。あの桶を持ち出すとはねぇ……いやぁ、勉強になるよ(^^))

■リック To:シャッケル
はぁ、わかりました。え〜と桶は・・・、でもこれは一人じゃちょっと持てなさそうですね。
どなたか一緒に水汲みをお願い・・・(ってこれはもしや千載一遇のチャンス?)
ア、アップルさん、いやリーダー。一緒に行って頂けませんか?

思いっ切りバレバレな切り返しだが、かなり必死の表情で言うリック(笑)。
■アップル To:リック
えっ・・いいわよ^^ 香草をゆすぐ水が欲しかったしね
それじゃ、さっそく行きましょうか?

そう言って、立ちあがる。
やっぱりリックの様子には気付いていないようだ(笑)
■クラウディア To:リック&アップル
ああ、すまないねぇ。
こっちは急がないから、ゆ〜っくり行って来てくれていいよ。
桶も重いだろうし……リック氏、しっかりやんなよ(^^)

■リック To:アップル
ありがとうございますアップルさん、じゃなくてリーダー。ではまいりましょうか。

■アップル To:リック
”リーダー”だなんて、恥ずかしい。アップルでいいよ^^

リックは嬉しさを隠し切れないといった表情で、アップルをエスコートしていく。
■シャッケル
さて。

リックとアップルが木立の中へ分け入っていくのを見届けると、爺ぃはさも当然と言わんばかりに、手元の仕事を放棄して彼らの後を追跡する様子だ。

そんなシャッケルを、呆れたような目でギャスパーは見ている。
■ギャスパー To:居残り組
 あの爺さんも、何を考えているのやら…。\(-_-)/
 ま、さっさと夕飯を作っちまおうか。

■クラウディア To:ギャスパー
まあまあ,後で面白い話が聞けるかもしれないしさ。
さあ,張り切って作ろうじゃないかい,そっちの干し豆をとっとくれ。


野営場所付近の水場

水場に着いた2人は、清冽な流れから、大きな桶へ水を汲み、一息ついた。
爺ぃもやや遅れてたどり着き、遠巻きにした藪の中から息を詰めてこっそりと様子をうかがった。
■アップル To:リック
もう何日目だったかしら・・でも、みんな、いいひとばっかりで良かったわ♪

■シャッケル@藪の中
(むむ、さっそく良い感じになっとるの。ひひひ)

■リック To:アップル
そうですか、それは良かった♪私も新しい仲間と打ち解けられるか心配だったんです。
でも、皆さんいい方ばかりで、何よりリーダーいや、アップルさんがその・・・もにょもにょ。

何やらはっきりしないリック。だが、何かを決意したようにアップルの目を見て話しはじめる。
■リック To:アップル
・・・正直に言います。その、アップルさんと一緒に仕事が出来て本当に嬉しいんです。
仲間だからってだけじゃなくて、その・・・、男としてということです。

■シャッケル@藪の中
(よし、よく言った!)

■アップル To:リック
男のひととして、って・・・・・

ちょっと俯き加減。表情は伺えない。
■アップル To:リック
そんな・・・わたし、男のひととしてなんて見れないよ・・
リックだからって、そういうのじゃないのよ。
これから、お仕事をしにいくときに・・ってことなの。

ちょっと見上げるようにして。表情は・・
■アップル To:リック
でもね・・・・。(目を閉じて)チャ・ザさま・・未熟な子供の、その未熟たる心を見守っていてください・・・

最後は笑顔で。
■アップル To:リック
どきどきしちゃった^^;
ちょっと待ってて・・ごめんね。私、まだ、わからないのよ^^

・・・・・・魔性の女?(w
■リック To:アップル
突然ですみません、困らせてしまいましたね。
私もこんな気持ちになったのは初めてなんです。

そう言って申し訳なさそうに頭を下げ、言葉を選びながら続ける。
■リック To:アップル
たぶん私がアップルさんより年上なら、もう少し気の利いたことが言えたと思います。
自分でも直球すぎるとは思いました・・・。でも、言わずにはいられなかった。
初めて好きな女性に思いを告げるんですから、それなら後悔をしたくないと思って。

ここまでを笑顔で言いきったリックの顔は、満足感にあふれていた。
それから水の入った大きな桶を持ち、アップルに片手を差し出しながら口を開いた。
■リック To:アップル
さ、皆が待ってます。もどりましょうか。
・・・まだ私たちはお互いを知らなすぎますね。焦らずゆっくりいきましょう(*^_^*)

■アップル To:リック
・・うん、いこっか^^ みんな待ってる。

■シャッケル@藪の中
(ひひひ。やはり同年代では、おなごの方が一枚上手かのぅ)

爺ぃは、楽しそうに肩をすくめ、そそくさと藪から退散した。
その後2人は水場から離れて、重い桶を手に仲間のところへもどっていった。
終始シャッケルが様子をうかがっていたなどつゆ知らず。
清流はそんな人々の思いに関係なく、心地よい音を立てて流れ続けていた。

道中の道端…野営

ふらりと爺ぃが木立の間から帰ってきた。
■シャッケル To:野営地待機組
さて、血抜きはおわっとるかね。もうじき水が到着するぞい♪

■クラウディア To:シャッケル
ああ、もう表面も焼いてあるし、後は水を足して煮込むだけさね。
ところで、風向きはどうだったい?

その言葉とほぼ同時にアップルとリックが戻ってきた。
■リック To:野営地待機組
みなさんお待たせしました。これだけ水があれば大丈夫でしょうか。

そう言うリックの表情は明るい。ちょっと緊張感が抜けている気もするが・・・。
■アップル To:野営地待機組
そうね、重くって時間かかっちゃったわ。ごめんなさい^^;

墓穴、自爆、天然・・・・?
■シャッケル To:アップル、リック
こっちの準備もやっと終わったところぢゃ。水はそれだけあれば問題なしぢゃな。ありがたい。

しれっ、と言い放つ爺ぃ。
■シャッケル To:クラウディア
…ま、風向きは逆風強めぢゃが、なに、風は気まぐれ。向きが変わることもまた、あるかも知れん。ひひひ。

…野営地に強い風なんか吹いていない。何のことやら。
■クラウディア To:シャッケル>アップル、リック
そうかい、まあ、雨ふりになりそうでなくて一安心といったところかね(^^)

ああ、お二人さん、水をわざわざすまないねぇ、これで美味しいシチューが作れるよ。
“きのこ”のシチューにはかなわないだろうけれどね(^^)


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