交渉開始!? Scenario #107
かわいい店にはご用心


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路地  
 戦いの最中発せられたルリィの下位古代語。
 その言葉を―意味が分からないまでも―不思議に思う冒険者その1。
■冒険者その1 To:冒険者その2
 ……なぁ。いまあいつ(ルリィ)、"にゃぁ"以外の言葉発しなかったか?
 つーか、ヤツ、さっきっから魔法ガシガシ使ってないか?

■冒険者その2 To:冒険者その1
 ……ああ。ありゃ下位古代語だ。
 ちなみに魔法は古代語魔法な。
 ……にしても、猫が〜〜〜(TT)

 ヘキサとの組み合いが続いているのか、冒険者その2はごろごろしている。
■ルリィ To:冒険者たち(下位古代語)
 私たちはとある呪いに掛かってこのような恰好をしてますけど、もとは人間ですの。
 ですから同じ人間のよしみ、ということで、此処はさっくりと見逃していただけませんか?

 あ、それから……下手に私たちに長く関わりますと、貴方達にも呪いが伝染してしまうんです……。
 猫に、ならないと良いですね?

 心配げに言うルリィ。その言葉を受けて、
■冒険者その1 To:冒険者その2
 ……なぁ。いま、なんていった?

■冒険者その2 To:冒険者その1
 ……こいつら、元人間だって…………へぇ!?人間ん〜〜〜〜!?
 なんか、呪いかなんかでこいつら、こんなカッコになってるんだと。
 で、もしかしたら、近くにいたら呪いが伝染するかもしれない、、、、、て、、、、、

 冒険者その2、目の前を見る。
■ヘキサ To:冒険者その2
 にゃぁにゃーにゃあ!

 自分の上には、ていてい!と押さえつけようとする猫ヘキサの姿が。
■冒険者その2
 うわぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

 「伝染」というキーワードの為か、錯乱状態になる。
 ……その姿を「やれやれ」と肩をすくめながら見る冒険者その1。
■冒険者その1 To:猫冒険者
 お前等には、俺らの言葉は通じてるのか?
 なら、ちょっと待ってな。あの馬鹿、鎮めるから。

 つかつかとヘキサと冒険者その2の近くに近寄ると、ヘキサを刺激しないようそーっと手を伸ばし……
■冒険者その1 To:冒険者その2
 目ぇ、醒ませ。頭冷やせ。騒ぐな・サニティ

 どうやらこの男。癒しの魔法が使えるらしい。
■ルリィ To:ALL
 えぇ、私たちは共通語は普通に理解出来ますわ。
 ただこちらの言葉はそちらに通じないようですけど……
 私が全て下位古代語で通訳しますので、どうぞお気になさらずおしゃべりしてくださいませ(^-^)

 最後は自分の仲間たちにも向けて言う。
■冒険者その1 To:猫冒険者
 あと……あの野郎(男その2)はさっさとどっか行った見たいだな。
 ヤツが他の連中を呼んでくると……面倒だ。
 そういや、あそこ(路地)、幻影掛けてるのか?
 詳しい話しは、その幻影の向こうで聞かせてくれるか?

 と、猫冒険者達に話しかけます。
■ルフナ To:冒険者その1
 そっちに行く前にあの人(冒険者その4)をどうにかして欲しいのですけど…。
 下敷きになってぺちゃんこになってる猫がいるんです。助けてください。お願いします。

 冒険者その1にたたっと近寄り、倒れている冒険者その4の方を指差す。
■冒険者その1 To:猫ルフナ
 あ?倒れてる?
 どれ……

 と、冒険者その4に近づくと……
■冒険者その1 To:冒険者その4
 おい、イブリス。何時まで寝てるんだ!?
 いいかげ。。。。。

 首に手をやり、脈を確認。
 瀕死、というか、ぎりぎりの線。
■冒険者その1 To:冒険者その4(イブリス)
 ……
 勇猛果敢なマイリー神、このたわけの傷を癒したもう…

 冒険者その1の手から柔らかな光が出て、冒険者その4の体を包む。
■冒険者その4(イブリス)
 ン。。。。。ア。。。。。

■冒険者その1 To:冒険者その4(イブリス)
 うし。起きたな。ならどけ。

 ある程度傷が癒え、死にそうにはなってない事を確認した冒険者その1は、てい!とヴィタリの上に覆い被さっていた仲間を蹴った。
■冒険者その1 To:猫ルフナ
 これでいいかい?子……猫チャン。

■ルフナ To:冒険者その1
 どうもありがとうございました。

 頭を何度もぺこぺことさげる。
■ルフナ To:ヴィタリ
 ヴィタリ〜、大丈夫?生きてる〜?

 ふにふにょんな毛皮のせいで、特に怪我とかはないようだ。
 もちろん、張り付いたりもしてはいない。
■ヴィタリ To:ルフナ
 ぐふっ、な、なんとか……。

 自分の身体が無事なのを確認してソロリと起きあがる。
■ヴィタリ
 しかし、倒した相手にぺしゃんこにされるとは……。

■ルリィ To:冒険者その1>ALL
 どうやら理解のある方のようで、なによりですわ(にっこり)

 それではあの幻影の裏に移動しましょうか。

 一向を促す。
 ヘキサは頷き、組み合いをとく。
 そして冒険者2は、やっとこさ自由の身になったのであった。
 幻影の裏へと行った一行。
 皆をチシャが迎える。
■チシャ To:ALL
 あら……丸め込んだの?

 ちなみにこれは猫語なので、冒険者にはただの「にゃー」としか聞こえない。
■ルリィ To:チシャ
 えぇ。
 理解のある方達でなによりでしたわ(にこにこ)

■冒険者その1 To:猫冒険者
 おいおい。この樽の上のエラソーな奴も、お前らの仲間なのか?

■ルリィ To:冒険者その1
 んー…どちらかと言いますとボスというか、もしくは謎の美少女という役回りでしょうか(’-’

■チシャ To:ALL
 くすくすくすっ。

 チシャは、くすくすと笑った。
 ……その声は、冒険者にも聞こえ……
■冒険者その1 To:ALL
 ……こいつ、普通に……

■冒険者その2 To:ALL
 ……で。お前らが元人間だったとして……どうして、猫なんかになっているのだ?
 魔法か何かにひっかかったのか?

 冷静になっているのか。杖持つ魔術師が問う。
■ルリィ To:冒険者その2
 まぁ……そんなところですわね。
 ――で、元の姿に戻るために現在努力中…と。

■冒険者その1 To:猫冒険者
 それを、たまたま見たあの男が……「化けモンがいる〜〜」て騒いで外に飛び出たもんだから、、、、俺等みたいな駆け出しが引っかかったと。そういうワケか。

■ルフナ To:冒険者その1
 元々はあの男の人がわたしたちのいる家に勝手に入ってきて、わたしの尻尾を踏んだのがいけないのよ。
 それを化けモンだって騒いで逃げて行ったのよ。ホント失礼よね。

 どうやらまだ根に持っているらしい(笑)
■冒険者その2 To:ルフナ
 ああ。なんか裏口があいてて、水を貰おうとかいっていたな。
 他人の家に入るときは、一声かけるが常識なのにな。

 いや、ちょっと違うし。
 そんな会話の傍らで。瀕死の状態より回復した男がじーっと猫達を見て…
■冒険者その4 To:冒険者その1
 コイツラ、喰ッチャダメカ?

■冒険者その1 To:冒険者その4(イブリス)
 不意打たれたとはいえ、お前、こいつらにコテンパンにやられてただろーが。
 喰われるとしたら、そら、イブリス。お前の方だ(^-^;

■冒険者その4 To:冒険者その1
 ソウカ……

 とてもお腹が減っていたのか。イブリスと呼ばれた男は、とても残念そうな顔をした。
■ヴィタリ To:冒険者1&2
 おい……こいつ(イブリス)にちゃんと飯を食わしてやっているか?
 ネコを見るたびに喰いてぇ〜と言っていたら切りがないだろう(汗)。

■冒険者その1 To:猫ヴィタリ
 ん?ああ、イブリスか。
 猫じゃなくても言うから、いつも通りだ。

■冒険者その2 To:猫ヴィタリ
 普段、4食喰わしてるんだが、それでも足りないらしいんだ……

 さらっと凄いことを言う冒険者達。
 しかし、伝説の食欲魔人パ○ルには、まだ遠いのだろう。
■冒険者その1 To:猫冒険者
 で。お前等。元に戻るため努力中……て、目星とかはあるのか?

■ヴィタリ To:冒険者その1&チシャ
 いいや、全く。
 そう言えばチシャ、セクメットの事を話してくれると言っていたな?

 チシャの方を振り返る。
■チシャ To:ヴィタリ
 ええ。私が知っている事なら……
 でも、その本人が来たみたいヨ。

 その言葉と共に。冒険者の後……先程戦闘したほうから、「くすくす」といった笑い声が聞こえる。
■ヴィタリ
 本人……?

 声の方を振り返る。
■ヘキサ
 うにゅ? チシャさんとおんなじわらいかた?

 ヘキサもまた声のした方を振り返った。
■ルリィ
 あらあら……かくれんぼの時間は終了でしょうか。

■ルフナ
 ナジャ君の言うとおり、ホントにくすくす笑ってるわね〜。(小声)
 笑うのが趣味なのかしらねぇ。

 振り返ったその先には、猫冒険者達も覚えのある顔がそこにあった。
■ウェイトレス To:ALL
 くすくす♪なかなか楽しませていただきましたわ♪

■冒険者その1 To:猫冒険者
 は……?
 なんだ?お前等。こんなじょーちゃんにやられたのか?

 自分たちよりも遥かに小さい少女(?)の登場に、あっけにとられる冒険者その1。その傍らで、かなりびびっている冒険者その2。
■冒険者その2 To:冒険者その1
 わ、ば、馬鹿っ。
 おまえ、こいつやばいって!

 密かに顔面蒼白。
■ウェイトレス To:冒険者
 ……少し、五月蠅いですわ♪

 ウィンクと共に軽く冒険者達を触る少女。
 そのまま冒険者達は……昏倒している冒険者その3と共に地面に転がった。
■ヘキサ
 わぁ。

 ヘキサは感心している。
■冒険者その1
 なんでこんなうんめぃ・・・・

■チシャ To:ウェイトレス
 …相変わらず、「邪魔」なのには容赦ないのネ

■ウェイトレス To:チシャ
 まぁ♪とっても疲れていたみたいだから、少し眠っていただいただけですわ♪

 くすくすと、少女は笑っている。
■ヴィタリ To:ウエイトレス
 キミが・・・セクメット・エウリュノメなのか?

■ウェイトレス To:ヴィタリ
 くすくす♪
 そうとも言えますし、そうではないとも言えますわ♪
 しかしダメね。猫さんになるからって、猫の神様の名前を借りたら。混乱させてしまったようね。
 ホント、ごめんなさい♪

■ヘキサ To:ウェイトレス
 おねぇさんも、ねこさんになってたの?

■ウエイトレス To:ヘキサ
 ううん♪おね〜さんはね、まだ猫さんにはなっていないわ♪

 その笑みは絶やされる事はない。
■ルフナ To:ウェイトレス
 で、あなたの目的は何?
 猫になったわたしたちが慌てている姿を眺めるだけ? 

 にっこり笑顔で質問。
■ウェイトレス To:猫ルフナ
 ええ、その通りですわ♪

 にこやかな笑顔と共に解答。
■ルリィ To:ウエイトレス
 別に単なる愉快犯だというのでしたらそれでも構いませんけども。
 きちんと私たちを元の姿に戻してくれるんですよね?(にっこり)

■ウェイトレス To:猫ルリィ
 もちろん、このままの可愛い姿を眺めていても、それはそれで楽しいと思うけど、でも、きっと飽きてしまうと思うの♪
 だから、「楽しい」うちに戻してあげるわ。
 そういえば、貴方達デザートを食べてないでしょう?
 きっとデザートを食べれば……ね♪
 もちろん、信じるかどうかは貴方達次第ですけど♪

 彼女は、ニコニコと猫達を見ている。
 足下に転がっている哀れな冒険者の事は、既に眼中にないようだ。
■ルフナ To:ウェイトレス
 あぁ、そう言えばデザートがまだでしたね。
 やっぱり食事は最後まできちんと食べないといけませんよね?
 さぞかし美味しいデザートなんでしょうから、食べる事になったらとても嬉しいですね。(にこっ)

■ウェイトレス To:猫ルフナ
 食べていただければ嬉しいわ♪
 さあ♪レストランへどうぞ。
 準備はすでに整っていますわよ(^-^ ♪

 猫冒険者に背を向け、歩いていこうとする。
■ルリィ To:ウェイトレス
 それはそれは……いたれりつくせりなさぁびすですこと。
 では、最後まで料理を堪能させていただきますわ(にっこり)

 笑顔の応酬を続ける一方で、小声で仲間たちに向けて囁く。
 しかしその方向にはすでにヘキサの姿はなく、ウェイトレスの後ろにトコトコと付き従っていた。
 それはともかく。
■ルリィ To:仲間たち
 現状では他に選択肢もありませんし……「毒喰らわば皿まで」とも申します。
 ですから此処は彼女についていきませんか?

■ヴィタリ To:ルリィ
 うむ。それでは行くか。 ホントに元に戻れるかどーかはわからんが、何かにはなれるだろうし。
 もう何が起こっても驚ろかんよ。はっはっは。

■ルフナ To:ルリィ
 じゃぁさっさと付いて行きましょうか。

■ルフナ To:ウェイトレス
 ところで、そこの冒険者のお兄さん方はただ寝てるだけ?
 このまま放って置いても大丈夫なの?

■ウエイトレス To:猫ルフナ
 あは♪忘れるところでしたわ♪
 ……
 チシャ、後でこの方たち起こしておいてね♪

■チシャ To:ウエイトレス
 ……はいはい。ナジャにでも手伝ってもらうわ。

■ナジャ To:チシャ
 え………!?な、なにかボクに手伝える事あるの!?

 急に話を振られたナジャは、酷く驚いている。
■ルフナ To:ナジャ
 がんばってね〜。くれぐれもあの人(イブリス)に食べられたりしないようにね。
 それと、色々な事教えてくれたりしてどうもありがとうね。

■ナジャ To:ルフナ
 うん。なんていうか。こういう奴がいるから苦手サ。

■ルリィ To:チシャ&ナジャ
 お2人が力を貸してくださったおかげで本当に助かりましたわ(^-^)
 改めて有難う御座います。

■ナジャ To:ルリィ
 ン。ま、今度ヒトで会うのかな?
 あんまり邪険にしないでクレよ?

 前足振って、彼らを見送る。
 一向は、レストランへと移動した。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp