でざぁと | Scenario #107 |
かわいい店にはご用心 |
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踊る子猫亭 店の前 |
すたすたと進むウエイトレス。
真夜中、という事もあるのだろうが。レストランの周囲には、まったく人気が感じられない。
……始めに酔っぱらって侵入してきた、あの無様な酔っぱらい男の気配も、今は一切消えている。
……猫冒険者達と合流する前に、彼女がなにかしたのだろうか?
店の方向からは、何時の間にか明かりがついているのか、暖かな光が漏れている。
正面の扉のところに立つと、ウエイトレスは満面の笑みを浮かべながら
■ウエイトレス To:猫冒険者 |
いらっしゃいませ♪「踊る子猫亭」へようこそ♪ |
昼間見せた、あの営業用スマイルを見せる。
■ヴィタリ To:ウエイトレス |
よし、そのデザートとやらを出してもらおうか。 ん、だが待てよ。確かわたしはデザートとパエリアを同時に食べていたような・・・。 |
■ウエイトレス To:ヴィタリ |
先に出したのとは別ですわ♪ "仕込み"にちょっと時間がかかっちゃって。ほんとお出しするのが遅くなって申し訳ありませんでしたわ♪ |
と、扉を開けると。
店内の内装が、また変化していたようだ。
踊る子猫亭 店の中 |
■ルフナ |
内装が変わってる…。 ここまでやるとは、ホントにこう言う事が好きなのね、この人。 |
驚きを通り越して感心する。
■ルリィ |
本当に…。 しかもデザート仕様だからでしょうか、何処となく甘い感じの可愛さが漂っている辺りが……やはり只者ではありませんわね。 |
同じく感心しているルリィの肩の上では、コハクが腕組みをしてうんうん頷いている。
■ウエイトレス To:猫冒険者 |
今回のデザートは、それぞれ男性用・女性用の個室に入って食べていただきますわ♪ そのほうが、よろしいでしょう? |
■ルフナ To:ウエイトレス |
ちゃんと部屋を別々にしてくれるなんて、至れり尽くせりなサービスですね。 それじゃ、その個室にでも案内してもらいましょうか。 |
■イヴ To:ウエイトレス |
以降の注文はキャンセルします。 下げてクダサイ。 |
■ヘキサ To:イヴ |
うにゅ? イヴおねぇちゃん、食べないの? |
先程の戦闘で大活躍をしたイヴ。
お腹が一杯・疲れも一杯なのか、とても眠たそうだ。
■ウエイトレス To:イヴ |
あらあら。お疲れなのでしょうか? では、別に個室を用意いたしますのでお休みください♪ |
■ウエイトレス To:猫冒険者 |
向かって正面の個室が女性用、左が男性用、そして右がお休みなされる方用となっております♪ |
■ルフナ To:女性陣 |
それじゃ、正面の部屋に行きましょうか。 イヴさんはゆっくり休んでいてくださいね。 |
■ルリィ To:ルフナ |
えぇ、そうですね。 どんなデザートが用意されているのか、ちょっと楽しみですわ(^-^) |
■ヴィタリ To:ヘキサ |
では我々は左の個室へ行こう。 |
■ヘキサ To:ヴィタリ |
にゃあ。 |
三つの部屋にわかれた面々。
それぞれの部屋には各自の装備品がおいてあり、部屋の真中には美味しそうなデザートが、たくさんおいてあるテーブルがあった。
■ルリィ |
こんなに沢山……美味しそうではありますけど、全部食べたら確実に太ってしまいますわねぇ…。 |
むー、と眼前のデザートたちを見遣る。
■ルフナ To:ルリィ |
た、確かに全部食べたらすごい事に…。元の服が入らなくなったりして(笑) 良い機会(不幸中の幸い?)だから、めったに食べられない高そうなデザートを食べましょっ。 |
■ルリィ To:ルフナ |
そうですね。 折角ですし、美味しいものを堪能してしまいましょう♪ ――あ、ほらほらルフナさん! このラズベリームースなんて、甘酸っぱくて美味しそう(^-^) |
■ルフナ To:ルリィ |
ホント〜、ラズベリーの色がすごく綺麗で美味しそう(*^-^*) こっちのイチゴのミルフィーユもパイの重なり具合といい、イチゴの粒の輝きといい、すごく高級そうで食べるのが楽しみ〜♪ |
■ヴィタリ |
甘いモノは嫌いじゃないが・・・、二人分にしては多いな(汗)。 しかし、せっかくだから人間に戻ってから、おいしいお茶と共に食べたかったな。 |
■ヘキサ |
うにゅ〜、ぼくこんなに食べらんないよ〜。 |
と言いつつ、すでにデザートに手を伸ばしているヘキサであった。
■ウエイトレス To:猫ヴィタリ |
大変お待たせいたしました♪ 紅茶とコーヒー、どちらになさいますか? |
茶葉とポット、豆などをおいたワゴンと共にウエイトレスが登場する。
■ヴィタリ To:ウエイトレス |
お、ちゃんとお茶付きか。気が利くな。 ではストレートの紅茶をもらおう。 |
■ヘキサ To:ウェイトレス |
(もふもふもふもふ)♪ ふぁっ、ふぉふみふふふぃーふぁいいふぁ♪(あっ、ぼくミルクティーがいいな♪) |
口いっぱいに頬張って、とってもご機嫌のヘキサである。
適度なお菓子、お茶を楽しんだ一行。
またもや……というか、ある程度は予想がついていたかもしれないが。
また、心地よい眠りへと誘われた。
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