迎撃開始!? Scenario #107
可愛い店にはご用心


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踊る仔猫亭 レストラン部
 相変わらず不快な音を立てている男その1と、水がめを必死に探しているらしい男その2。
 男その2のほう、どうやら厨房からレストラン部分へと出てきてしまったようだ。
 店内は暗いせいで、男はほとんど視界がきかない状態ではあるが、猫である冒険者達はかろうじて視界は効く。さて、どうしよう?
 うろうろ…と壁づたいに歩く男その2。
 その動向を、どきどきしながら様子をうかがう冒険者達。
 そして、べろんべろんな男その1。

 ある種の静寂は、そのまま続くかと思われたのだが……その均衡は破られた。
 レストラン部分に何気なく足を踏み入れた男その2。その足は、何かふにっとした物を踏んだような感触を感じる。それと共にルフナは自分の尻尾に激痛が!
■ルフナ To:男その2
 !!!!!
 ちょっと!!か弱い乙女に何て事するのよ〜っ!!!

 男その2の足を思いっきりばりばりとひっかく。
 しかし、男達に聞こえた声といえば、
■猫ルフナ To:男その2
 !!!!!
 ふぎゃぁ!!みぎゃぁぎにゃぁにゃぁにゃ〜〜っ!!!!

 もの凄い声と、大きな獣
 山で腹減らしている虎を踏んだ人って、どんな気持ちなんだろうね?
■男その2 To:猫ルフナ
 お、お、お、、、、、、、、!!!!!
 お化けだぁぁ!!!
 ば、化け物だぁ〜〜〜!!!!

 ぎゃーぎゃーと騒ぎながら、男その2は、そのままドタバタといろんな場所にぶつかりながら逃げていった。
 ……
 一人、残された男その1。
 厨房のところで、ガクガクと振るえているらしい。
■ルフナ To:逃げてった男その2
 化け物だなんて失礼よね〜っ。
 そもそも勝手に他人の家に入ってくるのが悪いのよ。

 踏まれた尻尾をふぅふぅしながらぷんすか怒る。。
 確かに、彼らは不法侵入といえば不法侵入者ではある。
 何の気無しにはいった家に、人ほども大きな猫がいるとはつゆとも知らずにだ。
■ヴィタリ To:ルフナ
 はっはっは。見事な爪技だったな!
 それはともかく、あそこで震えている奴に少し話でも聞くか?
 手のひらにでも文字を綴っていけばわからないかな?

 猫な冒険者には姿は見えても、男のほうには姿は見えず。
 暗闇の中、一人震える男のところに、冒険者達はそろりそろりと近づいた。
 流石に、近づく事で吐息が聞こえるのか。震える男は、気絶しかねないほど怯えている。
■男その1 To:猫冒険者達
 な……なんだ!なにが…………
 ひっ……はっ……く……くるな……

■ヴィタリ To:男その1
 まぁまぁ、そう怖がらずに。

 と言ったところで通じないだろうからと、クネクネジェスチャーしてみる。
 かえって不気味に見えるかもしれないが。
 立って1m程の巨大猫。その猫のくねくねしたジェスチャー……もとい踊り。
 冷静に見れば、ある種笑いをも引き起こすであろう行動も、男にとってはまさしく恐怖。
■男その1 To:猫ヴィタリ
 ひ、ひ、ひぃぃぃぃぃ………

 暗闇に、また変な臭いが1種類追加された。
■ヴィタリ
 うわわっ!

 汚れたらかなわんっと、思わず飛び退き。
■ルフナ To:ヴィタリ
 ヴィタリ、何やってんのよ〜。
 それにそのくねくね動き、この状況で見たらかなり恐いってば。
 その男の人の手のひらに文字を書いても「喰われる〜っ」としか思えないんじゃない?

 汚れないように離れた場所からヴィタリに話しかける。
 とある臭いを発する水たまりは、じわりじわりと広がりを見せる。
 男は。もう何がなんだかわからんといった風に、ひくひくと顔を強張らせている。
■イヴ To:ALL
 尿意を感じてからほとんど我慢できずに漏らしてしまう切迫性尿失禁も膀笳に尿を溜めておく訓練をすることで克服デキマス。

 情けない男の姿も、看護婦であるイヴにしてみれば患者に見えるのか?
■ルリィ To:ヴィタリ
 なんと言いますか…。
 お化け屋敷のバイトをしたら「ぼーなす」すら貰えそうな程の驚かせっぷりですわね(感心)

 ともあれこれでは、意志の疎通は無理そうですけども(^-^;

■ヴィタリ To:ルリィ&ルフナ
 はははは。やはり無理か!

 とか言いつつまだクネクネ。
 冷静に相談している冒険者達は、なにやら外が騒がしくなっている事に気が付いた。
■イヴ To:ALL
 外の様子を見てキマス。

 男その1の横を通り、勝手口より外に出る。
 勝手口の周辺には、相変わらず猫が数匹たむろっており、先程の呪文のせいか、それとも怠惰なだけか、眠っている猫の姿も見えた。
 そして、イヴは。逃げていった男その2のトンでもない発言を耳にした。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp