猫な生活? | Scenario #107 |
可愛い店にはご用心 |
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踊る仔猫亭 勝手口前 |
■エメラルド To:猫 |
……えいっ。 |
自分の腕を爪でちょっと引っ掻いてみる。
爪はぶにっと皮を引っ掻いた。
そんなに力を入れてなかったせいか、血が出る事はないものの、ちゃんと爪で引っ掻かれた感触はある。
■エメラルド To:猫 |
(夢かとも思ったですけど、違うみたいですにゃ〜(o'-'o)) 猫さん猫さん、この街って猫にとっては住み易い街ですかにゃ? 最近の猫事情とか知りたいですにゃ〜。 |
■猫 To:エメラルド |
ん?住み易い…んじゃないかな?別にいじめられはしないけど。 でも、君タチは……多分、だけど。ぜったい住み難いと思う。 ホラ、”ボウケンシャ”って連中いるじゃん。 たまにミルクくれる気の良い連中もいるけどサ、あいつら”オタカラ”とか”チンジュウ”とか見ると…金持ち連中に売りつけるとかあるだろ? 今は…僕等しかいないけどサ。君タチ……大丈夫? |
■エメラルド To:猫 |
私達は体を鍛えてるから大丈夫ですにゃ〜。 ご心配ありがとですにゃ('-'*) |
■ヘキサ To:All |
うにゅ? ぼくオタカラ? |
いつの間にやら我に返っていたヘキサが誰にとも無く尋ねる。
■エメラルド To:ヘキサ&ALL |
だいじょぶですよ、おねーさんが護ってあげるにゃ〜('-'*) それで、これから何処へいきましょ〜? 何か良い考えある人いるですか〜? |
と、のんびりと次に何をするべきかと相談を持ちかけた頃。外の方でなにやら誰かの声が聞こえた。
■男の声 |
うぃ〜〜〜……ヒック。のーみすぅ〜ぎたぁ〜〜〜っとっとっと。 ふぃ〜〜〜〜〜〜…… |
酔っぱらいの声と共に流れる水音。
しばらくして水音も止まり、男のすっきりしたような声が聞こえる。
■男の声 ふぃ〜〜……さっぱりしたぁ………あぁ〜ん? |
なんでぇ。勝手口空いちゃってる店があるじゃねぇかぁ。…不用心だなぁ。 こういう扉があると、俺、開けたくなっちゃうんだよね〜〜〜 |
どうやら、勝手口を開けようと近づいてくるようだが……どうする?
■ヘキサ |
はう〜、ぼくお酒きらい…… |
そこはかとなくただよって来る酒のニオイに鼻を押さえるヘキサ。
■ルリィ To:男 |
…………厄介ですわね。 此処はおとなしく眠っていただきましょう(にっこり) 眠りの檻よ、彼の者を雲のように包み込みなさい… |
ルリィの放った魔法は、ふらふらと近づいてきた男を安らかな眠りへと誘う。
ついでに外にいた猫達も数匹誘う。
その様子に、ちょっとむっとした風の猫が、
■猫 To:ルリィ |
……仲間を倒れさせて。一体ナニをするんダイ? |
■ヘキサ To:猫 |
ルリィおねえちゃん、猫さんたちねらったんじゃないよ。 倒れた猫さんたちも眠ってるだけだし。 それに猫さんもあんなひと来たらめいわくでしょ? |
幼い頭で必死に弁明を試みるヘキサ。
■猫 To:ヘキサ |
ふぅん。たまたま寝ただけか。 まぁ、ああいう輩は騒ぐだけ騒ぐしね。君タチにとっては脅威にもなりうるわけか。 |
■ルリィ To:猫 |
あらあら、申し訳ありません(ぺこり) 誰かが近づいてくる気配がありましたので…ちょっと防衛手段をとらせていただきました。 お仲間さんたちも普通に眠っているだけですので、起こせばすぐ目は醒めますわ。 |
■猫 To:ルリィ |
まぁ、いいよ。怪我とかシタわけじゃないしね。 仲間は外の連中が起こすだろうよ。 |
■ルリィ To:猫 |
理解を示してくださって有難う御座います(^-^) |
■ルリィ |
そういえばこの現象が魔法によるものかどうか、まだ調べてはいませんでしたね。 瞳よ、ひととき魔力を映す鏡となりなさい… |
魔法と共に、ルリィの目にはまばゆい光が。
どうやら、自分達の体が魔法の力によって変化させられていた事がわかった。
というか。
自分達が光るためか、他の個所に魔法がかけられているのかを調べるのも侭ならない。
■ルリィ |
あらあら……これはまた、眩しいくらいですわね(^-^; とりあえず魔法による変化…ということは、解呪の呪文が有効かもしれない、ということですか。 |
あまりのまばゆさに目をパチパチさせながら、そんなことを呟く。
■ルリィ To:ALL |
――さて、皆さんこれからどうしましょうか? 何処へ行くにせよ、まずはもう一度この建物の中を調べた方が良いのではないかと、私は思うのですけども。 灯りをつけて調べれば、もしかすると何か見落としていた手掛かりが見つかるかもですし。 それから、先程のような厄介な人がまた来る可能性もありますから、持ち運べない荷物を何処かに隠しておく必要がありますよね。 物陰に隠すだけでは心配でしたら、例えば棚に閉まってロックの呪文を掛けておく――という手段もありますし。 |
■エメラルド To:ルリィ |
そうですね〜。 私たちが来るまえに誰か入ってたらしーですから、もう一度しっかりとしらべてみましょうか〜。 家中捜索すれば何か見付かるかもです。 |
■イヴ To:エメラルド |
huh...一人しかいないのであれば調べるまでもアリマセン。 店内ではウェイトレス以外に会ってイマセンし、食事以外してイマセン。 彼女が食事に薬を盛ったのは明白だと思いマス。 a 我々をここに呼んだ依頼人セクメット・エウリュノメは彼女と見ていいデショウ。 少なくとも関係者であることは間違いアリマセン。 ……目的に関してはいくつか考えられマスが、今まで接触が無い以上、薬品のcli |
■イヴ To:ALL |
これからの方針ですが、猫の生活も悪くアリマセン。 but,どうしても人間に戻りたいならば、彼女を捜すか、寺院かどこかに解呪を依頼すべきデショウ。 その他判明している特徴は「クスクス」言うという事だけデス。 擬音としてはよく聞きますが実際発音するのは不気味デスね。 |
■ヘキサ To:イヴ |
ぼくのおねえちゃんはよくクスクスって言って笑ってたけどね。 |
■ヘキサ To:猫 |
ねえ、その最初に入って行った人って、女の人だった? 男の人だった? |
■猫 To:ヘキサ |
へ?多分女の人じゃないのカナ? ひらひらした服着てたしネ。 |
■ヘキサ To:猫 |
その人、まだ出て来てないの? |
■猫 To:ヘキサ |
この店ん中に他の人は居なかったのかい? 居ないのなら、多分出ていったんじゃないのカナ? 鍵とかもかかっていたんだろ? |
■ヘキサ To:猫 |
うん、人はひとりもいなかったよ(^^; ネコさん……そういえばまだ名前聞いてなかったよね? ぼくはヘキサっていう名前なの。きみは? |
■猫 To:ヘキサ |
ああ。ご丁寧に。 僕の名かい?ナジャさ。 |
周囲を再度見渡し、うやうやしく礼をする。
■ヘキサ To:猫 |
それじゃナジャさん、このお店ってここと表のほかに出口ってないのかな? ほらほら、ネコさんたちだけのナイスな抜け道とか。 |
■ナジャ To:ヘキサ |
ああ、すぐ隣に僕等が通れる通路があるダロ?それの事かい? |
どうやらルビーやコハクが通った通気孔の事らしい。
■ヴィタリ To:ナジャ |
わたしたちでは通り抜けできないね。 では質問を変えよう。この建物に、いくつ部屋があるかわかるかい? |
■ナジャ To:ヴィタリ |
へ?部屋の数? そんなの、今見れば判るんじゃないのカイ? ええと、3つ……じゃないのカイ? |
ナジャは、"どうして僕に聞くんだろう?"といった風に、不思議そうな顔をしている。
■ルフナ To:ナジャ |
ここから見てわかる部屋以外にも部屋があるのかなぁ、って思って…。 外から見たらこの部屋の上にも部屋があるとか、地下にも部屋があるとか…。 ちょっとした事でも良いので、何か知りませんか? |
■ナジャ To:ルフナ |
部屋は……細工とかはなかったと思うヨ。 もっとも、僕等の身体で見つけられなかったダケかもしれないケドね。 |
■ヘキサ To:ナジャ |
そういえば…… ねえ、おかしな事聞くけど、セクメットっていう神様は昔からいたのかな? 最近になってから知られたとかじゃなくて、ちゃんと昔から信仰されてたの? |
■ナジャ To:ヘキサ |
ホントおかしなコトを聞くネ、君。 神様に、昔も今もあるとでも言うのカイ? あと、信仰とかは知らないヨ。人間でもあるまいし。 |
そろそろ飽きてきたのか、ふあぁぁ……と伸びを一つ。
■ルリィ To:ALL |
まぁ、セクメットさんを探しに行くにせよ何にせよ。 ともあれ運べない荷物を何処かにしまっておきませんか? |
■エメラルド To:ルリィ |
そうですねー……。 戸棚か何かあるといいんですけどにゃ〜。 とりあえず、明かりをつけてくれませんかー? |
■ルリィ To:エメラルド |
えぇ、解りましたわ。 っと……どうせなら持ち運べる何かに掛けた方が便利ですよね、多分。 |
荷物が置いてあるところまで戻り、自分の荷物の中からスプーンを取り出して、それの先端にライトの呪文を掛ける。
■ルリィ |
さて、これで色々と作業もし易くなりましたかしら。 |
ルリィの持つスプーンに、魔法の光がともり、周囲を明るく照らした。
踊る仔猫亭 レストラン部 |
冒険者はレストラン部分に両扉の衣装棚、厨房に方扉の棚を見つけた。
テーブルのところに転がっている荷物を、ういしょういしょと移動しようとしたときに。。。。
■男の声2 |
おい……おまえこんなトコで何に寝てるんだよ。 ……とりあえず、ここが空いてるから間借りさせてもらうか…… |
どうやら先ほど魔法で眠らせた男の同行者らしき男が厨房の勝手口より入ってきたようだ。
■男の声1 |
ばぁ〜〜〜〜か……おらぁ寝てねぇぞ。。。。 寝ぼけているのは、おめぇのほうじゃねぇか。。。。。。。うぃ〜〜〜… |
厨房には寝ぼけ眼の男と、しっかりとした声の男が二人。
冒険者達はレストラン部分にいる。
さて、どうする?
■ルリィ To:ALL |
また厄介なことになりましたわね…(^-^; とはいえ室内ですと、また眠らせるという訳にも参りませんし。 |
とりあえずスプーンをマントでくるくる巻きにして、灯っている明かりを隠す。
スプーンを来るんだマントを、ルリィは抱えるようにして持っている。
■ヴィタリ To:ルリィ&ALL |
せっかく明かりを付けたのに、これでは調べられんな。 しかし、荷物が心配だな・・・。 手を付けそうになったら姿を現して脅かしてやるか! |
そろそろやけっぱち?なヴィタリ。
確かに、立つと1mな猫が6匹もいたら、通常の人間ならば驚くだろう。
■ヴィタリ To:ALL |
それじゃなかったら、とにかく人間に戻る事を考えた方がいいかも知れんな。 |
■ルリィ To:ヴィタリ&ALL |
外にいらっしゃる猫さんたちに話を伺えば、謎のセクメット氏に関する手掛かりを何か手に入れられるかもしれませんしね。 とはいえ今は、眼前の問題にどう対処するか、でしょうか……(ふぅ) |
冒険者達がレストラン部で息を潜めていると、どんどんと男達は厨房の中へ入っていったようだ。
■男の声2 |
くそ……この家なんだ?真っ暗じゃねぇか。 明かりの一つも準備してくれば……って、おい、どこともなく吐くんじゃねぇよ、まったく…… ええと……水……水瓶かなんかないか……? |
へれへれになっている男1を適当な床に座らせ、男2は水を捜し始めたようだ。
■ルリィ To:ALL |
(ひそひそ)…どうします? いっそ脅かしてしまうのが一番でしょうか? |
どうやらやけっぱちは伝染するらしい(何)
■ルフナ To:ALL |
(ひそひそ)2度とここに近寄りたくなくなるぐらい脅かしちゃうのが良いかもしれませんね…。 |
■ヘキサ To:ルフナ |
ヒドイ事するの? でもあの人たち、べつに悪いことしてるわけじゃ…… |
■イヴ To:ALL |
イッソノコトここから帰らぬ人にした方がmore目立たないと思いマス。 幸い、我々の現状は猫科の猛獣でアリ、社会的a |
■ヘキサ To:イヴ |
うう〜、でもぼくあんまり人傷つけたくないよ。 |
■男の声1 |
うぃ〜〜………ううっぷ・・・・ |
■男の声2 |
おい!そこで吐くな!つーか、誰の家かもわかんねぇんだぞ。 せめて外か。。。。ああ。。。。 |
びちゃびちゃとした音とともに、何か物が落ちるような音。
男その1。どうやら上からも粗相してしまったようだ。
■ヴィタリ To:ヘキサ |
こんなところであんな事をする奴なんだぞ。 お仕置きが必要だと思わないか? ふふふふふ・・・・・。 |
ヴィタリはやる気モードだ!!
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