SW-PBM Scenario#99 SW-PBM
シナリオ頁
#99 TOP

銀の網亭から始まる事件簿


前頁 次頁

オラン・外門前
エルシアとフィアルラはレトアール商会の倉庫まで執事とともに出かけることになった。
2人が執事と一緒に歩いていると2人を心配? して外に出ていた他のメンバーの目にとまった。
■クラウディア To:エルシア、フィアルラ&連れの男
お〜い!
エルシア嬢とフィア嬢じゃないか。
遅いから、心配していたんだよ。
いったいどこに……って、お連れがいたとは、失礼したね。
こちらはどなたさんかい?

■フィアルラ To:ALL
あ、ディアさん! みんなも!

ぶんぶんと手を振ってみたり。
■エルシア To:クラウディア
こちらは、レトアール商会の執事さんよ。
で、彼女達は私と同じく手がかりを探していた仲間。

エルシアは、執事にそう紹介した。
■ギャスパー To:エルシア&フィア
なんだ、俺達もその店の噂を聞いて、ちょっと話を聞きに行くところだったんだ。
あんたらも、同じ所にたどり着いているとは思わなかったな。

■フィアルラ To:ギャスパー
あれ、そうだったんですか。
う〜ん、やっぱり一言残してから出かけた方が良かったのかなぁ。

ついでに執事さんにも自己紹介。
■ルリィ To:ギャスパー&ALL
にしましても…同じ所にたどり着いているだけに、この筋が有力ということかもしれませんわね〜(にこにこ)

■エメラルド To:ルリィ&ALL
だといーですね〜(o^-^o)

■クラウディア To:ALL>エルシア&フィア
まあ、とにもかくにも、行き違いにならなくてよかったよかった。
で、その執事さんと連れだって、これからなにがはじまるっていうんだい?

■エルシア To:クラウディア
細かい話は、後で話すわ。
今から、手がかりになるものをもらいにいくの。

■ルリィ To:エルシア
あらあら、本当に情報有力候補さんでしたのね。
流石はエルシアさんにフィアルラさん、頼りになりますわ(^-^)

■フィアルラ To:ルリィ
あははは〜(汗)
交渉事はエルシアさんに任せっきりで、私は見てただけなんですケド……ね。

■エルシア To:執事
それで、彼女たちもご一緒させてもらってかまわない?

■執事 To:エルシア
ええ。構いませんが。

さすがにいきなり人数が増えたので多少面食らっている風ではあるが同行には反対ではないようだ。
■クラウディア To:執事
まあまあ、すまないねぇ。
とりあえず……道中の護衛くらいにはなるだろうし、よろしく頼むよ。

■フィアルラ To:ALL
それじゃ、改めてしゅっぱ〜つ。

合流したメンバーは執事の案内でオランの外へ向かう。オランの出口には門番が立っていた。
■門番 To:ALL
これから街の外にいかれますか?すぐに暗くなるでしょう、お気をつけて。

■ギャスパー To:門番
あんがとさん。
なんか気ぃつけなきゃいけないことはあるかい?野盗やなんかが活動しているとか。

■門番 To:ALL
最近はまだ安全な方だと思いますよ。でも油断は禁物ですから。

■クラウディア To:ALL
そういえば、冒険者を狙った連続殺人事件があるとか、なんとか、どっかで張り紙を見たようなきもするねぇ(^^;
まあ、用心して、しすぎるってことはないさね。
行きも、帰りもね。

■エメラルド To:門番
はぁい、じゃあ油断しないよーに行くです〜。
忠告ありがとーございます。

■フィアルラ To:執事
さっき門番の人も言ってましたけど、街の外に倉を作るなんて却って危なくないんですか?
盗賊に狙われたりしません?

■執事 To:フィアルラ
場所さえわからなければ安全というものです。
街の中に置くと警備に割く労力は上がりますから。

■ルリィ To:執事
成る程〜…そういう考え方もあるんですのね。
これは一本取られましたわ(?)

■エルシア
秘密を保つ方が難しいんじゃないかしら?

エルシアは聞こえないようにつぶやいた。
オラン・その外れ〜レトアール商会・保管倉
門を抜けて小一時間ほど歩いたあと、街道を少し外れてさらにまた小一時間進むとその先にがっしりとした倉のようなものが見えた。
その脇には倉の管理人でもいるのだろう、倉の半分もない小屋のような建物があった。
■執事 To:ALL
あれが当方の倉でございます。…どうかこの場所のことはご内密に願います。

■エルシア To:執事
そのことに関して、私達は興味無いわ。
しかし、こんなところだと、いざ何かあったらわからなさそうね。

素直な感想を口にしながら、エルシアはあたりを見回した。
倉はともかく小屋の方にこの時間で明かりの一つも見えないのは少し不自然ではないだろうか…。
■執事 To:エルシア、ALL
あの小屋の方に店子がおります。

■エメラルド To:ALL
じゃぁ、まずそっちに挨拶に行くですか〜?

■フィアルラ To:エメラルド>執事
鍵とかも借りないといけないでしょうしね。
あの小屋には、何時も誰かが詰めているんですか?

■執事 To:フィアルラ、ALL
バーニーという店子が住んでおります。倉の鍵も彼が管理しているはずです。

そういうと執事は小屋の方へ歩いていく。
■ギャスパー To:執事
ってか、俺達としちゃあ商会主の旦那に会って、なくした宝石のリストを貰えればそれでいいんだけど…。
俺達なんかを倉に入れてもいいのかい?

■執事 To:ギャスパー
リストは小屋…というよりバーニーが持っているはずですから倉には入らずともお渡しできます。もしも倉の中を調べるということでしたら私とバーニーで調べますので…。
主人は…昨日もお帰りになっておりません…私どもも心配しているのですが…。

■ルリィ To:執事
……戻られていない?
それは気になりますわね…。
このように連絡無しに帰らないことって、今までにも何度かあったのですか?

■執事 To:ルリィ
いいえ。ですから余計に心配で…。

話しながら小屋の前に着く。執事が小屋の戸をノックするが返答はない…。
■執事 To:バーニー
バーニー?…いないのかね?

執事はドアに手をかけた。
■エメラルド To:執事&エルシア&フィア
ちょ、ちょっと待ってください〜。
なんだか不自然な気がするですよ。
エルシアさんかフィアさん、お願いします〜。

執事を押し留める。
■執事 To:エメラルド>バーニー
…そういわれれば……。明かりも付いておりませんね。バーニー、居るのかね。

戸から1歩離れてもう一度呼びかけるが、やはり返答はなかった。
■ギャスパー To:つぶやき>ディア&執事
チッ、一応備えるか。
ディア、あんたなら夜目が利くだろう。周りに注意。
おっさん、あんたはちょっと下がっといてくれよ。

■クラウディア To:ギャスパー
了解、リーダー。

まあ、仮に誰かが潜んでいても、もう気づかれてるとは思うけど。

と言いつつ、暗視能力で、周囲を警戒する。
■クラウディア To:ALL
とりあえず,目に見えるところには,人がいる様子はないね。
そとに待ち伏せがいるってことはなさそうだよ。

■ルリィ To:クラウディア&ALL
そうですか…とはいえ油断は禁物ですわね。

ランタンを扉の側に置き、必要な道具を取り出すと、エルシアは罠のチェックを始めた。
■エルシア
あまり良い予感はしないわね

■フィアルラ To:エルシア
んじゃ、私は周辺を調べておきますね。
えと、良かったら……ディアさんがいいかな。一緒に付いて来てくれると心強いんですけど。
……でも、確かになんか不穏な気配がする。

エルシアのランタンから火種を分けてもらい、自分のランタンにも火を灯す。
■フィアルラ To:ALL
じゃ、ちょっと見てきます。

■クラウディア To:フィアルラ
それじゃ,あたしも行ってくるよ。

言って、小屋の裏手の方を調べに行く。
■ルリィ To:フィアルラ、クラウディア
お2人とも、宜しくお願い致しますわ。

エルシアは厳重に罠の有無を確認したが罠は無いと思われた。罠を調べる過程で扉に鍵が掛かっていないこともわかった。
■エルシア To:ALL
ん、罠は無いわね。
鍵も開いているわ、開けて大丈夫。

エルシアはそういうと、少し後ろにさがった。
作業を終えたエルシアと入れ替わったギャスパーは、右手にダガーを持つと、左手でドアを開けた。
戸は手前に開けるタイプのものだった…戸を開けるのと同時に小屋の中の空気も外に流れてくる。その空気はどんよりと重く、血の匂いがした……。
小屋の内部をランタンで照らすと、床に男が一人倒れているようだ。
■執事 To:ギャスパー
中はどうなってますか?

後ろに下がった執事が不安げに尋ねる。
■ギャスパー To:ALL&エメラルド
倒れている男が一人、怪我してる!
エメ、治療を!!

ギャスパーは部屋に飛び込むと、男の容態を確認する。
■エメラルド To:ギャスパー&ALL
あ、は、はい!!

……あう……だめみたいです…。

■エルシア To:ギャスパー
不用心ね、中に犯人がいるかもしれないのに。

エルシアはそういうと、ランタンで中を照らした。
男は既に事切れているようだ。頭からおびただしい量の出血の後がある。
■エメラルド To:
(えぇとえぇと……死因は……なんだろぅ……
頭から血が出てるって事は頭をぶたれたですかねー
凶器は……うーんうーん……わからないー(/_;))

ひとしきり悩んだ後、執事を向き返る。
■エメラルド To:執事
あのぉ……この人がバーニーさんですか?
その……既に亡くなられてますけど……。

■執事 To:エメラルド
まさか!バーニー?!

執事は慌てて小屋の中に入ってきた。
エメラルドの傍らの男を見てがっくりと膝を落とした。
■執事 To:バーニー
なんということだ……バーニー……。

ギャスパーは軽く黙祷をした後、小屋の中にあった毛布で遺体を包んだ。

前頁 次頁

GM:彩樹
saiki@na.sakura.ne.jp
編集:倉沢真琴
kushida@terra.dti.ne.jp