SW-PBM Scenario#99 | SW-PBM▲ | |
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銀の網亭から始まる事件簿
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広場・大喰らい亭 |
石の正体とギルドでの情報入手をフィアルラ達に任せてギャスパー他は市を開催していた広場に出かける、今日は市もなく穏やかなもので行き交う人々もまばらだ。
早速、グレッグが食事をしたという”大喰らい亭”に向かうがここも今日は店の中でしか食事は取れないようで店の表にメニュー看板が出ているだけだ。
■ルリィ To:ALL |
流石に市の時とは雰囲気が違いますわね〜。 さて、此処で立っていてもなんですし、中に入ると致しましょうか。 にしても”大喰らい亭”って……料理が全部大盛りばーじょんだったりとかするのでしょうか? |
などと、どうでもよいことを呟きつつ店の中に入る。
■ギャスパー To:ルリィ |
だったら嬉しいな。貧乏な俺なんか、通いつめちゃうかも。 看板娘の一人もいたら、完璧だな。(^^;;; |
■ルリィ To:ギャスパー>お店の人 |
くすくす、やっぱりギャスパーさんって女性の方がとてもお好きなのですわね。 ――お邪魔致しますわ(^-^) |
■ギャスパー To:ルリィ |
大盛りの食事はもっと好きだけどな。 |
■エメラルド To:お店の人 |
失礼しまーっす(o'-'o) |
■給仕の娘 To:ルリィ |
いらっしゃいませ〜 |
店の中にはテーブルに2人連れの客、カウンターに1人の客、そして料理を運んでいるここの看板娘と厨房で料理を作っているおかみが居た。
■クラウディア To:店の人 |
この間、ちょっとここで、食事してね。 気に入ったから、知り合いを連れてきたんだよ。 今日のお薦めメニューはなんだい? |
■給仕の娘 To:クラウディア |
それはご贔屓にありがとうございます(^-^) 今日のお勧めは「特製ガーリックソースで頂くタルマル鳥のソテー」と「野菜たっぷりぼりゅーむポトフ」です〜♪ |
■クラウディア To:給仕の娘 |
おお、「ぼりゅーむポトフ」ねぇ、そりゃ美味しそうだ、今日来た甲斐があったよ。 それじゃ、それを人数分もらおうかね(^^) |
■給仕の娘 To:クラウディア |
は〜い♪ありがとうございます〜 お勧めはいりました〜☆ |
娘の声に厨房でおかみが軽く手をあげる、さっそく食材を追加しているようだ。
■クラウディア To:店の人 |
しかし、この間の市の時は、ここの混雑はすごかったねぇ。 そとのテーブルも人でいっぱいだったじゃないか。 あんまりにも込んでいたんで、自分の足下の荷物でさえ、隣の人のとごっちゃになりそうだったよ。 |
■給仕の娘 To:クラウディア |
そうですね〜あの日は大忙しでした〜。 大体、市の日は店の中だけじゃお客さんいっぱいになっちゃうんで外にもテーブル出すんですけど〜。あの日はまた沢山でしたからねぇ〜。 って、お客さんもいらしてくれたんですね、ありがとうございます☆ |
■クラウディア To:給仕の娘 |
そりゃ、ここは賑わうだろ〜。 市といったら稼ぎ時じゃないかね。 |
■ギャスパー To:給仕の娘 |
俺は田舎モンだから、あの賑わいには目が回ったよ。 あれだけ人が多いと、スリやら置き引きやら、面倒事も結構あるんだろうなぁ。 |
■給仕の娘 To:ギャスパー |
市の時は大体そーゆーコトはありますねぇ…。人が多いと仕方がないのかもしれませんねぇ。 デモ、ギルドさんの人なんかはありがたいって言ってますよ(笑) |
あくまで世間話レベルの冗談なのだろう軽く笑っている
■エメラルド To:娘さん |
そうなんですかぁ。 じゃあ、落し物や無くした物を探しに来る人ってよくいるですかぁ? |
■給仕の娘 To:エメラルド |
うーーん、そういえばちょっと前にもキャラバンの人がカバンを探してましたね〜。って、あれ?カバンじゃなくって人だったかなぁ? うん、確かカバンを忘れたハズの人を探してたんだ☆そーゆうことはちょくちょくありますよ(^-^) |
■エメラルド To:給仕の娘 |
へぇ〜。 それは持ち主さん、出てきたですかぁ? |
■給仕の娘 To:エメラルド |
いいえ〜。結局その人ももう出発だとかでオランを出ちゃったみたいですしねぇ…。 あ、ちょっと待ってくださいね。 |
カウンターに料理が出てきたのをみて取りに向かう。
■給仕の娘 To:ALL |
お待たせしました〜☆ごゆっくり(^-^) |
さすがの”大喰らい亭”というところだろうか、銀の網亭の料理の1.5倍はありそうなボリュームだ。
■クラウディア To:ALL |
いやぁ、あの値段でこの量、いまどき良心的な店じゃないか。 人間さんたちも、たっぷり食べて、体力つけにゃいけないよ〜。 特に腹まわりをもっと豊かにね〜(^^) |
■ルリィ To:独り言 |
や、やっぱり”大喰らいサイズ”なのですわね…(^-^; ………。 ギャスパーさんに頑張っていただきましょう、うん。 |
■ギャスパー To:ALL |
う、嬉しい…。けど、今日は大して稽古もしてないし、もう4食目だからなぁ。ちょっときついかも。(*_*) |
つい先程までの宴会を忘れ、食事を始める面々。
■ルリィ To:給仕の娘 |
そうそう、少しお伺いしても宜しいですか? 実は…私たちの知り合いも、先日の市でカバンを無くしてしまったらしくて困ってらっしゃるんです。 ですから私たちも、何か手掛かりはないかとこうして歩き回っているのですけど……。 あの、先程おっしゃっていた「カバンを忘れたはずの人を探しに来ていた方」って、どのような外見の方でした? |
■給仕の娘 To:ALL |
ええと、キャラバンの…確か…遊来のヒトだったと思いますよ。 市の時には良く見かける顔なんですけど…、日に焼けてちょっと色黒で、髪は茶色…。 |
どうやらグレッグのことらしい。
■ルリィ To:給仕の娘 |
……なんとなくそんな気はしておりましたけども。 どうやら私たちの知り合いとその方は同一人物のようですわね(^-^; その人の他には、何かを忘れたという方が訪ねてきたりなどしませんでしたか? 何か変わった出来事があった…とか、そういったことでも良いのですけども。 |
■給仕の娘 To:ALL |
うーん、特にないですねぇ〜? |
クラウディアは食事の途中、店内をさり気なく見回す。
テーブルの客は途中で食事を終え店を出て行った、風体からしてオランの街の人のようだ。カウンターの男は昼過ぎからすでに酒が入っている。
カウンター奥のおかみと他愛もないそして同じような話を何度もしているところから察するに、どうも常連客のようだ。
■クラウディア To:パーティメンバー |
(小声で)ねえねえ、あのカウンターにいる人、ここの常連さんみたいだね。 市の日の様子…覚えているかねぇ。 |
ギャスパーもその男に気付き、給仕の娘に小声で話し掛ける。
■ギャスパー To:給仕の娘 |
ごめん、ちょっと聞きたいんだけど… カウンターにいる男性、常連さん? |
■給仕の娘 To:ALL |
? ええ、そうですよぉ〜(^-^) |
■ギャスパー To:給仕の娘>ALL |
あんがとさん。 (勘繰り過ぎたか…) んー、なんか聞いておきたいことはあるかい? |
■ルリィ To:ALL |
常連さんでしたら、何か知ってらっしゃるかもしれませんわね。 折角ですから声を掛けてみません? |
■ギャスパー To:ルリィ>給仕の娘 |
美人に酒を奢られたら、大抵の男は喜んで話をしてくれるぞ。(笑) 酒を一杯、彼女からってことであの人に出してもらえるかい? |
■エメラルド To:ルリィ |
おねーさま、がんばって〜(o'-'o) |
ルリィは席を立ってカウンターに向かう。
■ルリィ To:常連客 |
こんにちは、此方のお店の御贔屓さんなのですってね。 私は初めて来たのですけど、確かに良いお店ですわね〜(^-^) |
■カウンターの男 To:ルリィ |
ぅん〜?こりゃぁべっぴんさんだ。オレに何か用かい? |
少々酒くさい(笑)
■ルリィ To:心の声 |
(う゛…昼間っからなんて不健康な…(^-^; |
自分達だって先程まで個室で飲んでたんじゃ…?(笑)
■ルリィ To:カウンターの男 |
えぇ、宜しければ少しお話を伺わせていただきたいんです(にっこり) 先日の市の時にはこちらのお店にいらっしゃいました? |
■カウンターの男 To:ルリィ |
ぁあ〜?市ぃ?あんな人の多いときに出歩くヤツのきがしれねーよぉ。 |
どうやらこの男は市の日にはここにはいなかったようだ、自分のことでもないのにおかみが申し訳なさげに苦笑いを浮かべた。
■ルリィ To:カウンターの男 |
あらあら、これは仕方ありませんわね(微苦笑)
そうでしたか、お時間取らせてしまって申し訳ありません(^-^; どうぞこの後もゆっくりしていってくださいな。 |
おかみさんに「気にしないでくださいませ」という風に視線を送ってから、ルリィは仲間の元に戻った。
■ルリィ To:ALL |
残念ながら収穫無しでしたわ(微苦笑) 此処で伺うことの出来る情報はもうなさそうですし…… あとはフィアルラさんたちに期待するといたしましょう(^-^; |
■ギャスパー To:給仕の娘 |
ごちそうさん。うまかったし、量もたっぷりだし、大満足だ。これから通わせて貰うよ。 昼だけじゃなくて、朝食もやってるんかい? |
■給仕の娘 To:ALL |
えーと。開店は昼前なんで、朝早くはちょっと……。 遅めの朝ごはんだったら1日分の量をおだしできますよ〜♪ |
モーニングではなくブランチかららしい。
■ギャスパー To:給仕の娘 |
へぇ、じゃあ朝の稽古で腹を減らしてから来るのが正解かな。 またたっぷり盛ってくれよ。 |
■給仕の娘 To:ALL |
は〜い♪お待ちしてますね(^-^) |
上機嫌(?)のギャスパーを見て、ルリィがぽそりと一言。
■ルリィ To:独り言 |
……やっぱり、ギャスパーさんは「なんぱ好き」なのでしょうか?(首傾げ) |
<!−− 失敬な! 営業時間を聞いただけじゃないですか。
なんぱなら名前くらい聞いてます!w by すぱーPL −−>
…などというPLのぼやきなど知らぬまま、お腹一杯の幸せと共に店を出るギャスパーたちだった。
広場 |
現場調査ということで”大喰らい亭”に行ったメンバーは、そこでの食事を終え、広場に出てきた。
次にどこに向かおうかと一端足を止めたその時…。
■女性の声 To:??? |
何よっ!いやだって言ってるでしょ!!離してっ! |
広場の横の裏道から聞こえる…道の向こうなのでその声のする場所は見えないが、あまり遠くない感じがした。
■ギャスパー To:ALL |
なんだ? 昼間ッから痴漢でもでてんのか!? |
声がした方に駆け出すギャスパー。
■ルリィ To:ALL |
ともかく行ってみましょう! |
慌ててルリィもその後を追う。
■クラウディア TO:ALL |
ちょ,ちょっと待ってくれよ,ええいこの短い足! |
■エメラルド To: |
(……かーわいいなー(o'-'o)) |
必死に走ってるクラウディアを後ろから観察しつつ走る。
道の奥を見てみると丁度女性が誰かを突き放した恰好でその勢いから転倒するところだった。
突き飛ばされた誰かはそのまま路地の裏手に走り去っていく。
■女性の声 |
…っ、イターイっ! |
■ギャスパー To:女性 |
どうした!? |
女性に声をかけながら、相手を追うギャスパー。
■ルリィ To:女性 |
お怪我などはありませんか? |
倒れた女性の傍にしゃがみこんで様子を窺う。
■クラウディア To: 女性 |
……いったいなにがあったんだい? |
クラウディアはそう訊ねながら,一応辺りに気を配る。
裏路地なので人影があればすぐにでもわかる、とりあえずこの辺りには一行と女性だけしかいない。
何か落ちているものがないかも気に掛けてはいたが特に落ちているようなものもなかった。
■女性 To:ルリィ&クラウディア |
…ぃたい。ゴメン、手貸してくれる? |
女性は2人に向けて手を差し出した。起き上がるのを手伝って欲しいということだろう。
■ルリィ To:女性 |
あ、はい。 |
■クラウディア To:女性 |
大丈夫?立てるかい? |
差し出された手を取り、軽く引っ張りあげる。
■女性 To:ルリィ |
ありがと。(起き上がって) やぁ〜ん、服汚れちゃった(怒) |
女性は着ていた服を勢い良く叩く、良く見るとどこかの食べ物を扱っている店の定員なのだろうか、エプロンをつけていた。
■エメラルド To:女性 |
だいじょーぶですかぁ? |
服を払うのを手伝う。
■女性 To:エメラルド |
ああ、ありがとぉ。ダイジョウブ。 |
■エメラルド To:女性 |
はぁい、お怪我がなくてよかったです。 |
■クラウディア To:女性 |
えらい目にあったねぇ。 ここにいた奴は,あたしらの仲間がおっかけていったみたいだけど。 ひっぱってきたら,とっちめてやるからね! |
■ルリィ To:女性 |
追いかけていった人――ギャスパーさんというのですけど。 とても頼りになる方ですから、きっと捕まえてきてくださるに違いありませんわ(にっこり) |
■女性 To:クラウディア、ルリィ |
うん、ありがと。 |
一方、女性と一緒に居た相手を追って路地をダッシュしたギャスパーだったが女性をまたいで走っていくには路地も狭く思ったように走れない。
結局路地を曲がった先でその相手を見失ってしまった。
■ギャスパー To:独り言 |
やれやれ、オシゴト中だってのに、何をやってんだろ、俺…。 |
ぼやきながらギャスパーはきびすを返す。
■ギャスパー To:女性 |
よう、ねぇちゃん、怪我はなかったか? |
■女性 To:ギャスパー |
怪我はないけど…服がよごれちゃったわ、もぅ。 さっきのおっさんは? |
先ほど女性が突き飛ばしたのはおっさんだったらしい。ギャスパーが追った後姿も言われればそんな感じだった気がする。
■ギャスパー To:女性 |
ん、あっちの方に逃げていったぜ。 |
「逃げられた」の間違いでしょ。
■ギャスパー To:女性 |
で、なんだったんだ? 痴漢? 強盗? |
■エメラルド To:女性 |
凄いおおきな声がきこえたですー。 |
■女性 To:ギャスパー、エメラルド |
わかんないっ(怒) 痴漢じゃないのっ、もぅ! |
かなり憤慨している模様(笑)
■エメラルド To:女性 |
何か取られたりとか、暴力ふるわれたりはしなかったですかぁ? |
■女性 To:エメラルド |
うん…とりあえず何も取られたりはしてないわ。 店の服が汚れたくらいね。 |
■クラウディア To:女性 |
やれやれ,オランも本当に物騒になったもんだ。 路地とはいえ,昼っから痴漢かい。 あんたがここを通りかかった時,その男にでくわしたってことかい? |
■女性 To:クラウディア |
ううん。この路地に入ったら後ろからイキナリ。 |
■ギャスパー To:女性 |
そりゃ、災難だったな。ま、何もなくてよかったな。 どっかの店ででも働いてンのかい? よかったら送っていくぜ。 |
■女性 To:ギャスパー |
このすぐ近くのパン屋よ。今丁度お昼を食べに来たところだから…。一人でも戻れるけど……せっかくだからお願いするわ。 |
■クラウディア To:女性 |
お昼はもうすませたのかい? この路地に、美味しい店でもあるのかね。 あんたのパン屋も美味しそうだけどね〜(^^) |
■ルリィ To:独り言 |
確かに美味しそうかもしれませんけど… 今のお腹一杯な状態でまだ食べれるのでしょうか? ドワーフさんってば流石ですわね…(^-^; |
■女性 To:クラウディア |
特に決まったところでは食べてないの、イロイロね。今日は昼は済ませたところ。これから店に帰ろうと思って。 |
■ギャスパー To:女性 |
あ、見りゃわかるかも知んねぇけど、俺達は冒険者だ。 俺はギャスパーってんだ。 |
■セレーニ To:ギャスパー |
あたしはセレーニ。そこのパン屋で店員してるわ。よかったら買いに来て。 |
■エメラルド To:女性 |
エメはエメラルドって言うです、よろしくです〜(o^-^o) |
■ルリィ To:セレーニ |
私はルリィと申しますわ(^-^) それではパン屋まで参りましょうか。 |
■女性 To:ALL |
ええ、お願い。 |
一行は女性と一緒に近くのパン屋に向かった。
その後、女性を無事に送り届けるとその足で市をしていた協会へと向かう。市でのトラブルなどを聞き込みに行くためだ。
協会の人間もまだ市が終わって日がたっていないことからイロイロと覚えていたがわかったのは以下のようなことだった。
・市では大きな窃盗や障害などのトラブルはなかった。
・市の最中に落としもや置き忘れなどはあったが未解決分に宝石はなかった
どうやら宝石と市と結びつくような事は特にないようだ。クラウディアがさらに食い下がって聞き込むと追加で以下のこともわかった。
・宝石といえば。レトアール商会の主人がココのところ彼らしくもなく 慌しく動いているらしい、何かあったのだろうか?
一向は協会の人間に礼を述べると、銀の網亭で合流するべく戻っていった。
銀の網でシーフ二人の帰還を待つ面々…。しかし二人はなかなか帰ってこない。
■ギャスパー To:ALL |
んー…。連中、遅いな。 今のうちに、レトアール商会の方も回ってみるか? |
■クラウディア To:ギャスパー |
なんか、面倒ごとになっていなけりゃいいけれどね。 行き違いになるのも困るけど…行ってみるかい? ふたりが戻ってこないか、注意しながらね。 |
■ギャスパー To:ALL |
どうする? 宝石屋の方を回るなら、石の色や大きさもメモして持ってった方がいいのかなぁ? |
■ルリィ To:ギャスパー |
えぇ、それが良いと思いますわ。 持ち主さんが見つかった時、その人が本当にそうなのかどうか確かめるために使えるかもしれませんし。 と、となりますと……先に銀の網亭に寄ってからレトアール商会へ、でしょうか? |
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GM:彩樹
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編集:倉沢真琴
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