SW-PBM Scenario#99 | SW-PBM▲ | |
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銀の網亭から始まる事件簿
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銀の網亭・個室 |
依頼書を見に行ったものの、残りは1枚。それもオヤジの依頼ということで、とりあえず詳しく話を聞く為にも皆は一端、個室に戻っていた。
■ギャスパー To:ALL |
まあ、オヤジからの依頼なら、依頼人を疑う必要はないわな…。 にしても、200ガメルって子供のおつかいか? |
■クラウディア To:ギャスパー |
まあ、あんたが納得いかないなら、だめもとで交渉してみたらどうだい? 以前あたしがおやじさんの‘ちょっとしたおつかい’を受けたときは、駄賃とはいえ…確か…300から500にあげてもらえたよ。 届け先に交渉ったって、どんな相手かによるしねぇ。 |
■ルリィ To:クラウディア>ALL |
あらあら、そのような実績があるのですか。 クラウディアさんって商売上手(?)なのですわね〜。 まぁ私としましては報酬よりも、おやじさんがあそこまで言葉を濁す鞄の中身が気になるから依頼を受けてみたい…といった感じでしょうか(笑)。 |
少しすると、個室をノックする音がする…。
■オヤジ To:ALL |
頼まれたものも持ってきたぞ。すまないが戸を開けてくれるか。 |
戸口の向こうの聞きなれた声、どうやらオヤジのようだ。
■エメラルド To:おやじ |
あ、はいはーい。 いらっしゃいませ(*'-') |
扉に走り寄って開ける。
■オヤジ To:エメラルド |
ハハ、ありがとうよ。 |
オヤジは片手にお茶のセット、もう片方に革の鞄を持っていた。これでは戸は開けられない。
■オヤジ To:ALL |
頼まれものだ。 そしてこっちが頼みごと…依頼書に書いた鞄だ。 |
オヤジはテーブルにお茶セットと鞄を置いた…。
鞄は一見してどこにでもありそうな背負いのタイプのものだ。ぱっと見これといった特徴もないのが特徴のような印象しかない。
■ギャスパー To:オヤジ |
あんがとさん。 |
お茶を注いでみんなに配る。
■エメラルド To:おやじ |
へぇ〜、このかばんがそうなんですかぁ。 なんだかふつーのかばんみたいですね? 開けてもいいですかー? |
■オヤジ To:エメラルド |
ああ、いいぞ、開けてみてくれ。 中の袋も開けてみるといい。 |
エメラルドが巾着のような鞄の口を開けてみると…。
中にはいくつかの小さな巾着袋や、布で何か包んだようなものなどがいくつか入っていた。
■クラウディア To:おやじ |
こいつは……、あたしの予感が当たっているなら… 本当に、あたしらなんかが開けちまっていいものなのかい。 |
■オヤジ To:クラウディア |
ああ、どうせちゃんと中身を見てもらわなきゃぁ頼み事も出来ないからな。 中身がわかりもしない鞄の持ち主は探せないだろう? |
■エメラルド To:おやじ |
じゃ、しつれいしまーす。 |
何が入ってるのかわからないので慎重に一つ開けてみる。
■フィアルラ To:ALL |
わくわく、どきどき。 袋の中からまた袋……の中から、また袋。なんて言わないですよね? そのまま袋ばっかりだったりして。 |
緊張感まるでナシ。
■コハク |
(・・)……( ..)、 |
■ルリィ To:コハク |
あ、こら、そのような悪戯をしてはいけません(めっ) |
布の中に潜り込もうと狙っていたところ、見つかってしまって残念そうなコハク。
巾着や布の中身は、なんとすべて宝石だった。
巾着にあるものは小さいモノがいくつか、または指輪の台座にはまったものなどがある。布で包んでいるものは原石なのだろうか親指大ものから拳大のもの数種、なかでもひと際大きい原石がパッと見一番丁寧に包んであった。
素人目では金額の想定もつかない。
■フィアルラ |
うわ……(+_+) |
言葉を飲む。……眩しかったらしい。
■オヤジ To:エメラルド、ALL |
個室で…って言った訳がわかるだろう? |
■エルシア |
へぇ… 贋物じゃないだろうね? |
そういってエルシアが目は光らせた。
■ギャスパー To:つぶやき |
元の持ち主より、宝石屋に持って行こう… |
■フィアルラ To:ギャスパー |
それはどろぼーさんのすることですよ。 |
耳ざとく。てか本職のどろぼーさんが何をのたまってる……。
■エメラルド To:おやじ |
ふわぁ……きれー……。 |
■ルリィ |
これは……また随分と凄いものですわね。 鞄の持ち主さんの焦った顔が浮かぶようですわ…(微苦笑) |
■クラウディア To:ALL |
本物……だよねぇ? |
ひとつ手にとって、光に透かしてみる。
研磨されたものはどうやら本物のように見えたが原石についてはクラウディアには、よくわからなかった。
■クラウディア To:ALL |
……なんだかねぇ。 あたしゃ専門家じゃないからわからないけれど、この小さい方はともかく、大きい奴は……どうなんだろ。 知識のある人がいたら、誰かみてくれないかねぇ。 |
■フィアルラ To:ALL |
うーん、全部本物みたいに見えますけど……。 ルビーに、ガーネットに……。 |
■ルビー To:フィアルラ |
みゃお? |
■フィアルラ To:ルビー |
あ、あなたのことじゃないですよ(^^;) えーっと……あ、これは何かな? |
その一つだけなんの石か分からない物を取り上げる。
■ルリィ To:フィアルラ>ALL |
それは…随分と珍しい石みたいですわね。 以前図鑑で見かけたような気もしますけど、覚えておりませんわ(^-^; |
■クラウディア To:おやじ |
で、そもそもこんな鞄がどうしてここにあるんだい? |
■オヤジ To:クラウディア |
つい先だってこのすぐ前の広場で市があっただろう。あの時に来ていた隊商のヤツが置いていったんだ。 どうやら誰かの鞄と間違えちまったらしくてな。 |
■フィアルラ To:おやじ |
間違えた……って事は、別の人のカバンを持っていってる可能性があるんですよね。 そっちは取り戻して来たりはしなくて良いんですか? |
■オヤジ To:フィアルラ |
ああ、どうせ生活用品だって話で新しく最低限のものを買って済ませたらしい。 |
■クラウディア To:ALL&おやじ |
市っていうと……3日前に終わった大きい奴かい。 あれならあたしも、ちょっと参加していたよ。 最近は〈陽気な穴掘り団〉シリーズの受けがよくってねぇ……って、まあ、そんなことはどうでもいいさ。 10日も続いた割には、たいしたトラブルもなく盛大に終わったはずだよ。 確か、あたしの記憶では、大きなキャラバンなら、2つ来ていたはずだけど……。 その‘置いていった奴’が誰なのか、あるいはなんていうキャラバンなのかおやじさんは知っているのかい? |
■オヤジ To:クラウディア |
まぁな、年何度か回ってくる隊商のヤツだし古いなじみだよ。 隊商はエレミアとオランを軸にその周辺を回ってる”遊来の鳥”って名のキャラバンだな。 |
■ギャスパー To:オヤジ |
なんだ、オヤジの知り合いか。今どこらへんにいるかとかはわかってんのか? |
■オヤジ To:ギャスパー |
これを置いてった3日前にエレミアに向けて出発したからな。今ごろは街道のどこかさ。で、このやっかいな荷物だけ残ってるわけだ。 |
■ルリィ To:おやじさん |
これだけの貴重品……忘れたことに気がついて慌てて引き返している、という可能性もあるかもしれませんわね。 あ、そのキャラバンについて、もう少し詳しく話していただけません? 率いている方は何方なのか、とか。 |
■エルシア |
(あるいは、わざとという事も考えられるわね) |
■オヤジ To:ルリィ |
商人のマリホックってオヤジが率いてる。気のいいやつで、商人ってよりは芸人みたいなヤツだよ(笑) |
■フィアルラ To:ALL |
遊来の鳥……聞いた事があります。 確かオラン〜エレミア間をまわるキャラバンでしたね。座長さんはそのマリホックさんで、エレミアの出身だとか。キャラバンが発足したのも確かエレミアでしたよね。 あっちこっちの小さい町や村もちょこちょこ回ってますから行商期間はすごく長くて、オランやエレミアにもあんまり長く滞在してることはないはずです。 マリホックさんの人柄の良さと一ヶ所に定着しない行商の姿から「遊びに来る流れ鳥」遊来の鳥と称されるようになったんでしたっけ。 |
■オヤジ To:フィアルラ |
おう、詳しいな、その通りだ。 |
■エメラルド To:おやじ |
その荷物忘れた方のお名前もわかります〜? それとも遊来の鳥の人ってだけで誰のにもつかまでは分からないですか〜? |
■オヤジ To:エメラルド |
いや、遊来の鳥のグレッグってヤツだ。キャラバンで馬の世話をしてる。 ヤツが市で食事を取った時に隣の客の荷物と間違ったらしい。キャラバンに戻って出立の支度をしようとして間違いに気がついたらしくてな。 |
■ギャスパー To:オヤジ |
チョイ待ち! じゃあこのカバンは元々誰のものかはわかんなくて、グレッグというのはオヤジにこのカバンを預けた、自分のカバンを持ってかれた奴なんだな? |
■オヤジ To:オヤジ |
そうだぞ(あっさり)。 !そうか、お前達「鞄の持ち主の居場所を探せ」って話だと思ったんだな。それはオレの依頼書の書き方が悪かったなぁ、実は「鞄の持ち主が誰か」ってトコロから探してもらわなくちゃならんのだ。 |
■エメラルド To:オヤジ |
あ、なるほど〜。 てっきりそのグレッグさんが持ち主なんだと思ってましたぁ。 |
■フィアルラ To:おやじ |
私も、そうだとばっかり……(^^;) |
■オヤジ To:エメラルド、フィアルラ |
話の順序が悪くて誤解を招いたようだな、いや悪かった。 |
■エルシア |
(なんだ… さっきの考え口にしなくて良かったわ) |
■クラウディア To:ALL |
となると、おそらく遊来の鳥には、落とし主はいない可能性が高いね。 市にはもうひとつ、トテムラードキャラバンっていう連中がいたけれど。 これだけの荷物を忘れたんだったら、流石にひっかえしてくるんじゃないかね。 |
■フィアルラ |
カバンに落とした人の名前とか書いてないですかねぇ……。 |
手に取って、改めてじっくりと観察。
念入りに調べたがカバンはどこにでもあるものとなんら変わらず、特殊な仕掛けなどもないようだった。
■ギャスパー To:おやじ |
ところでああゆう市のことはよく知らんけど、どっかのギルドが仕切っているもんなのかい? それとも、場所を取った奴が勝手に店を開いているんか? |
■オヤジ To:ギャスパー |
あそこの市はいくつかの隊商と広場周りの商店の協会(ギルド)の協賛でやってたはずだ。 協会に話をすれば割と自由に店は出せるって話だが。 |
■エメラルド To:おやじ&ALL |
街道をおいかけてお話聞く訳にもいかないですよね〜。 市でしょくじをした時にすり変わったんなら、その商店の協会でお話を聞けば何か分からないですかねー? |
■オヤジ To:エメラルド |
どうだろうなぁ…。グレッグは市がこの近所だし、ここはイロイロ…依頼だのを持ち込まれるところだから、オレに預けておけばそのうち持ち主が現れるなり、騒ぎになるだろうから丁度いい、って言ってたが…。 未だにそんなやつは現れもしないし、噂にもならん。 |
■エメラルド To:オヤジ |
そうなんですかぁ。 これだけ高価なモノを無くしたのに何ででしょうね?(o'-'o) 落とした事に気付いてないんでしょーか。 |
■フィアルラ To:エメラルド |
物が物ですから、さすがにそれはないかと……。 でも、万一って事もありますよね。 |
■ルリィ To:エメラルド |
もしくは、気付いていても堂々とは取りにこれない理由などがあるのかもしれませんわね…。 |
■オヤジ To:エメラルド、フィアルラ |
それがオレにも気がかりでな、あまり長く持っていて良いことはない気がしてきたんで探してもらうことにしたんだ。 探すとなればお前さん達の方が適任だろう? |
■クラウディア To:おやじ |
やっぱり、‘オーガーの巣’じゃないか(苦笑) 持ち主不明の宝石の山っていうのは、確かに物語としては、わくわくするネタだけどね。 危険手当っていうのはないのかい? |
■オヤジ To:クラウディア、ALL |
そうさなぁ…できれば出してやりたいところなんだが。そもそも駄賃の200ガメルも俺にしてみれば臨時出費なんだ。 が、まぁ事の顛末によっては考えよう。 |
■クラウディア To:おやじ |
ありがとさん(^^) とりあえず、鞄の持ち主がどんな奴かわからないんだしね。 報酬請求どころか、生き延びるのに精一杯なんてことになっちまったらかなわんからね(^^; |
■ギャスパー To:オヤジ |
駄賃もそうだけど、オランで動いている間の飯代と宿代くらいはなんとかなんねぇか? オヤジなら、俺たちの懐具合なんてお見通しだろ? |
パーティ一の貧乏人としては、今夜の食事の確保が一番の心配事だ。
■オヤジ To:ギャスパー |
うーむ……オレの一存でそうしてやりたいところだが……。 ……な、なんとかしてみよう。 |
下にいる大奥どのを思いちょっと苦い顔。
■ルリィ To:おやじさん |
まぁ、流石はおやじさん。 頼りになりますわ(にっこり) ところで報酬のことですけども、200Gってお一人様につき、ですわよね? 全員で200Gだなんて、そんなことはおっしゃいませんよね?(にっこり) |
■オヤジ To:ルリィ |
ん? ああ、一人200ガメル。まさか全員で200ガメルなんて言えないだろう? これは勘違いなんてことはないから、安心してくれ(笑) |
■クラウディア To:胸中 |
(なんだ、あたしはてっきり前と一緒で、全員で200かと思っていたよ。よかったよかった、余計なことをいわないで…さ(^^;) |
■ルリィ To:おやじさん>ALL |
えぇ、安心致しましたわ(にっこり) おやじさんも色々とやりくりが厳しいみたいですし、この辺が妥協点、といったところでしょうか。 |
■フィアルラ To:ALL |
そうですね。 あまり無理を言うのも悪いですし。 |
■ギャスパー To:ALL |
ま、子供のおつかいにしちゃあ歯ごたえのありそうな仕事だし、運に恵まれりゃあ儲けも結構有りそうだし、これなら悪くないんじゃねぇか。 第一、これしか仕事は残っていないんだろう? |
■オヤジ To:ギャスパー |
ここ最近はどうも少なくてな。お前さんたちはまだましかもしれん…。 ……まだ後、2つパーティーが残ってるが…依頼がなぁ…。 |
またしても歯切れが悪い、それはそうだ。
依頼書の当てはすでに切れているが、まだ仕事の斡旋を受けていないパーティーもいるのだ。とはいえ、皆はそんなことは知る由もなく…。
■ギャスパー To:オヤジ |
(にやにや) オヤジも要領が悪りぃなぁ。せっかく持ち主不明のお宝があるんだから、最初に持ち主を見つけたパーティに報酬を出すようにすりゃあ、遊んでいる連中なんてまとめて片付くだろうに。(笑) ま、そのブキッチョさがオヤジのチャーム・ポイントかも知れんけどな。 |
ギャスパーは、オヤジにキスするジェスチャーでおどけてみせる。
■オヤジ To:ギャスパー |
オイオイ、こんなオヤジにチャームポイントもあるか(苦笑) まぁ、持ち主の名乗りのない荷物だぞそれもこれだけの高額だ。下手に大勢に存在を知られるのは場合によってはまずい気がしてな。 おっと、後の話はともかく。この件は受けてもらえると助かるのは確かだな。これをいつまでもここ(銀の網亭)に置いておく訳にもいかん。 |
■ギャスパー To:ALL |
さっきも言ったけど、俺はこの仕事で文句はないぜ。 みんなはどうだ? |
■クラウディア To:ギャスパー |
あたしはもちろん、かまわないよ。 ことと次第によっちゃ、面白いネタがいっぱい集まりそうだしねぇ(^^) |
■ルリィ To:ギャスパー |
私も構いませんわ。 それにこのような謎めいたことをそのままにしておいては、夢に出てきてしまいそうですもの(笑)。 |
■フィアルラ To:ギャスパー |
ここまでお話を聞いておいて、断れませんよね。 |
■エルシア To:ギャスパー |
もう依頼は残ってないのでしょ? 又選ぶ権利を与えられなかったってことで諦めるしか無いわね。 まぁ、依頼人に裏切られそうにないのがせめてもの救いね。 |
心なしか、エルシアは肩を落としたようにみえた。
■フィアルラ To:エルシア |
まあまあ。依頼人さんに騙されない、それが一番いい事ですよ。 何より、安心してお仕事が出来るじゃないですか。 |
■エメラルド To:ギャスパー |
エメもこれでいいですよぉ(o^-^o) 落とした人、困ってるでしょーしね〜。 |
対照的に元気一杯。
■ギャスパー To:オヤジ |
全員異存はねぇみたいだな。 そんじゃあ、この仕事受けさせてもらうわ。 荷物の方だけど…俺たちは持ち主探しでどたばたしそうだから、持ち主が見つかるまではオヤジの方で保管しといてもらえるかい? |
■ギャスパー To:オヤジ |
そういえば、そのグレッグって奴がカバンを手に入れた飯屋がどこかは聞いているか? |
■オヤジ To:ギャスパー |
広場に面した”大喰らい亭”って所らしい。市の時には広場にテーブルを出していたらしくてな、そこで食事したって言ってたぞ。 カバンを横に置いて食事して、それが済んでそのカバンを持って店を出た。そうしたらそのカバンが自分のものじゃなくなっていたらしい。 取り違えたとしたら、その時くらいだとヤツは言っていたが。 |
■エメラルド To:オヤジ |
広場のテーブルですかぁ……。 横に座ってた人とかは覚えてなかったですかねー? どんな人がカバン持ってたのか分かればもっと楽になるですけどぉ。 |
■オヤジ To:エメラルド |
おお、それは俺も気になったから聞いてみたんだが、どうもよく覚えてないらしくてな。まぁ、市で混雑していたから仕方ないかも知れん。 ただ、さすがに挙動不審というか特徴に残るような変なヤツはいなかったって話だ。 |
■クラウディア To:おやじ&ALL |
そうそう、グレッグさんが問題の食事をとったのは、何時ごろのことなんだい? その時間帯の飯屋の常連なら、なにか気がついたことがあるかもしれないし。 |
■オヤジ To:クラウディア |
昼の終り時だったらしいが、まだ結構混んでたらしいな。 |
■エメラルド To:オヤジ |
ふみゅう……結局現地にいってみないとわからないかもですねー。 |
■ギャスパー To:エメラルド |
だな。 あとはお約束の盗賊ギルドと、謎の宝石の正体を調べに学院か? |
■フィアルラ To:ギャスパー |
ギルド……行かないとダメですか……?(^^;) |
なんかイヤそう。
■ルリィ To:ALL |
あ…そういえば……。 その謎の珍しい石、もう一度私に見せていただけます? 瞳よ、ひととき魔力を映す鏡となりなさい…。 |
センス・マジックを唱え、謎の石を含めた落し物一覧を眺めてみる。
どの石も特に魔力を帯びたものはないようだった。
■ルリィ To:ALL |
あらあら……予想が外れてしましたわね。 この石、どれも魔力は帯びておりませんわ。 そうなると…学院で得られる情報は少ないかもしれませんわね。 |
■ギャスパー To:ルリィ |
ふーん…魔法絡みの話じゃないのか…。って言っても、まだまだ手がかりは少ないし、原石の正体くらいは、確かめておいた方がいいかもな。 |
■ルリィ To:ギャスパー>ALL |
えぇ、宝石図鑑など見ましたら、何か解るかもしれませんしね。 ところで情報収集ですけど、誰が何処に向かいましょうか? 私、自分は始めは学院…と思っておりましたけど…… フィアルラさんたちシーフさんにお願いして行っていただく――という手もあるんですよね。 |
■フィアルラ To:ルリィ |
へっ? 私が学院も行くんですか? |
■ギャスパー To:ルリィ |
学院ってのは、部外者でも好き勝手に資料なんかを閲覧させて貰えるんかい? そうでないなら、ルリィが同行しないとまずい気がするけど…。 っと、俺は古代語の読み書きなんて出来ないし、盗賊ギルドにも入っていねぇから、飯屋に行って話を聞いてみるよ。エメも俺と一緒のコースかな?他に同行してくれる奴はいるかい? |
■クラウディア To:ギャスパー |
それじゃ、あたしもいっしょにいくよ。 例の市にも行っていたし、なんか気がつくことがあるかもしれないしね。 |
■ルリィ To:ギャスパー>フィアルラ |
フィアルラさんも学院に『素敵な』導師様がいらっしゃいますし、別に不都合はないと思いますわ。 それに学院である程度情報を仕入れてからの方が、盗賊ギルドでも聞き込みしやすいでしょうし…。 ね、フィアルラさんもこれが良い案だと思いません?(にっこり) |
……含みは…無い。きっと多分。
■フィアルラ To:ルリィ |
あははは……はぁ。 ルリィさん、私何か怒らせるようなことしました……? |
■クラウディア To:フィアルラ |
まあまあ、フィア嬢、あんたの2つの才能に、期待しているってことさね。 はやいとこ持ち主を見つけるには、効率よく動いたほうがいいし……。 離れているところですまないけれど、頼まれておくれよ。 |
■フィアルラ To:ALL |
あの〜、今ふっと考えたんですけど……。 |
おずおずと手を上げて意見。
■フィアルラ To:ALL |
なんの根拠も、自信があって言うわけでもないんですけど……。 この落し物、ひょっとして『落し物』じゃないんじゃないかと。 例えば、元の持ち主さんが何らかの理由で手元に置いておけなくなって、一旦グレッグさんに預けた、というか持たせた、というか……。 何か人に言えないような理由があって表立って返してもらえないとか、そういう事もあるんじゃないかなって。 でもそうすると、よっぽど曰くつきの品物って事になっちゃいますよね……例えば、何処かから盗み出された品だとか。 それでこれを盗んでグレッグさんに預けて(持たせて)いた人が、今の所在を知って取り返しに私たちを襲ってきたりとか……。 |
説明しているうちに自分自身も怖くなってしまい、ぶるりと身を震わせる。
■フィアルラ To:ALL |
あ、や、やっぱりいいですっ。 忘れてください、今の話。ただの私の想像ですからっ。 |
■ギャスパー To:フィアルラ |
いや、可能性は十分あるぜ。 あとは、荷物が入れ替わったあとで犯罪に巻き込まれて、こっちに来れなくなっているとか、な。 そうだな…犯罪がらみとなると、「宝石の持ち主を探している」と吹聴するのもヤバイかも知れねぇな。「なくした荷物の中に、家族の形見が入っている」ということにして、必要以上のことは話さないようにした方が無難かもな。 |
■クラウディア To:ギャスパー |
確かに、吹聴するのは良くないと思うねぇ。 でも、下手に嘘をつくと、いざというときぼろがでそうな気もするね……(^^; 形見とか聞いて、どこかの善意の人が真剣に捜しはじめてくれたりして、万が一事件に巻き込まれたら申し訳ないし……。 一般的な場所では、ただ単に、間違えられた鞄の持ち主を探しているっていういだけでいいんじゃないかい。 中身はよく知らないっていう風を装っていれば、どこにでもあるような鞄だし、関係ない人はあまり首をつっこんで来ないんじゃないかね。 |
■ルリィ To:クラウディア |
えぇ、そうですわね。 『喰わせ者の常道手段』とか何処かで読んだ覚えがありますけど… 嘘も本当のことも始めは言わない、というのがやはり一番効果的でしょうから(にっこり) |
■ギャスパー To:クラウディア&ルリィ |
うーん、言われてみりゃそのとおりか…。ディアの言うとおり、余計なことは口にしないように気ぃ付けるよ。 …さてと、他に話し合っておくことはあるかい? 終わりなら、ぼちぼち動くとしようぜ。 |
■ルリィ To:ALL |
えぇ、お互いに良い情報を仕入れられるよう、頑張って参りましょう(^-^) |
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GM:彩樹
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編集:倉沢真琴
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