SW-PBM Scenario#99 | SW-PBM▲ | |
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銀の網亭から始まる事件簿
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銀の網亭・個室 |
階下の喧騒覚めやらぬうちにギャスパーはオヤジに個室を頼んでいた。
女性が多い(……というか、ギャスパー以外女性なのだが)パーティーメンバーへの気配りでワインと、それにあう料理(この辺りはオヤジの計らいだろう)がテーブルに並ぶ。
■クラウディア To:ALL |
おやおや、もう宴会の準備が出来ているなんて、おやじさん今日はやけに手回しがいいじゃないか。 “かよわい”女性が多いということで、気を利かせてくれたのかね? |
部屋の隅に荷物を置き、手近な席によじ登りながら言う。
■エメラルド To:クラウディア |
(椅子によじ登ってる……どわーふさんてかわいぃ(o'-'o)) |
■クラウディア To:エメラルド |
おや、どうしたい? にこにこしちゃって…8^^8… |
自然、自分もにっこり笑い返す。
■エメラルド To:クラウディア |
え、あ、なんでもないんです〜、えへへ〜。 |
こっちも余計ににこにこ。
■ギャスパー To:ALL |
とりあえずワインを頼んでおいたんだけど、みんなそれでよかったかな? |
みんなにワインを注ぎながらみんなに尋ねる。ちなみに自分の分は水で薄めていたり。
■フィアルラ To:ギャスパー |
あ、スミマセン。私はお酒はちょっと……(^^;) |
■エメラルド To:フィアルラ |
ほぇ〜、そうなんですかぁ? おいしーですのに。 |
意外な事に強いらしい。
■ルリィ To:ギャスパー |
私は大丈夫ですけども。 ……? 薄めてらっしゃるんですか? 折角のワインですのに、味が悪くなりません? |
素朴な疑問風に。えぇ、カケラも悪気なんてありません(w
■ギャスパー To:ルリィ |
いやぁ、酒はちょっと苦手なんだけどな… 量を過ごさなきゃ体にいいって聞いて、ちょっとずつ飲むようにしてんだ。 |
■ルリィ To:ギャスパー |
あら…そうだったのですか(^-^; それはそれは知らずに失礼を申し上げました(ぺこり) |
■クラウディア To:ギャスパー |
スパー氏、あんたも酒が苦手なら、無理しなくてもよかったのに ワインを注文してくれたのは確かに気が利いているけれど、女性相手に気を配るなら、逆に、アルコールのない飲み物も一緒に頼んでくれてもよかったかもしれないね。 まあ、あたしも酒は飲めない訳じゃないけれど…さ 申し訳ないけど、グラス半分くらいにしといておくれよ(^^; |
味が嫌いと言うことになっています(^^;
(実のところは……#39参照)
■ギャスパー To:クラウディア>ALL |
あー、わかった、わかった。(笑) フルーツジュースと香草茶でも貰ってくるよ。 ほかに注文のある人はいるかい? |
■フィアルラ To:ギャスパー |
えっと、じゃあカフェオレをお願いします。 |
■エメラルド To:ギャスパー |
ワインのおかわりお願いします、これおいしいです〜(o^-^o) |
既に飲みきったらしい。
■ルリィ To:エメラルド |
あらエメちゃん……乾杯前に飲んでしまったんですの?(笑) |
■フィアルラ To:エメラルド |
ワインだったらまだここにありますね。 はい、どうぞ〜。 |
ボトルを傾けて空になったワインに注いであげる。
■エメラルド To:フィアルラ |
わ、ありがとです〜、美味しいです〜♪ |
注文を取り終わったギャスパーは階下から飲み物を運んできた。
やっぱハーレムの主より、下僕が似合う男だ。
■ギャスパー To:ALL |
さてと、飲み物も用意できたし、ぼちぼち始めるか。 |
■エルシア To:ALL |
まずは自己紹介からするべきかしら? 名前はエルシア、仕事は盗賊家業ね。 精霊の力を借りる事も出来るわ、よろしく。 |
■クラウディア To:ALL |
クラウディアだ、ディアって呼んでくれてかまわないよ。 本業は詩人のつもりだけど、多少は武器も使う。 フィアルラ嬢とギャスパー氏とは、それぞれ別の冒険で組んだことがあるさね。 それ以外の人とは初めましてだね、よろしく頼むよ(^^) |
■ギャスパー To:ALL |
弓使いのギャスパーだ。ディアとエルシアさんとは二度目だな。 駆け出しの頃に作った借金をやっと返し終わったんで、最近は食い物に金をかけて体を作っている最中だ。壁になるにはちょっとひ弱だけど、一応剣も使えるぜ。 ま、今回は女所帯ってことで、ちょっと怯えてんだ。 あんまりイヂメないでくれよ。(笑) |
■フィアルラ To:ギャスパー |
イヂメるような人なんて、いないと思いますケド。 |
言いながら、何故かちらりとルリィの方を見てみたり。
■ギャスパー To:フィア |
? |
ギャスパーもつられてルリィに視線を移す。
■ルリィ To:フィアルラ |
あら? 何かおっしゃりたいことでも?(きょとん) |
■フィアルラ To:ルリィ |
いいえ、なぁんにも(にっこり) |
しれっと。
■ルリィ To:フィアルラ |
そうですか。 『目は口程にものを言う』という言葉もありますけど…… どうやら私の杞憂だったみたいですわね(にっこり) |
■フィアルラ To:ルリィ |
ええ、気にしちゃ駄目ですよ(にっこり) なにしろ私とルリィさんは一緒のベッドで寝たくらいの仲なんですから。 なぁんにも、言葉の裏に隠されたものとか、言いたくても言えない事とか、押し隠した思いとか、そういうのはありませんから(にっこり×100) |
フィア……一緒に寝た晩になんかあったのか……?
■クラウディア To:ルリィ&フィアルラ>ギャスパー |
あっはっはぁ。 あんたたち、本当に仲がいいんだねぇ(^^) 女性陣がこれだけ団結出来ていれば、スパー氏も安泰だね。 |
■ギャスパー To:(心の声) |
(どこが団結??) |
冬だというのに、背中は(冷や)汗でびっしょり。
■フィアルラ To:ALL |
えっと、私はフィアルラ・スゥです。フィアって呼んでくれればいいですよ(^^) 盗賊のお仕事もしてますけど、一応本業は賢者です。 もっとも、そう名乗れるほど知識も知力も付いて来てないんですケド……(苦笑) |
■エメラルド To:フィアルラ |
そんなことないですよ〜。 フィアさん、とっても頼りになるです、あたまもいーですし(o^-^o) |
■ルリィ To:フィアルラ |
えぇ、エメちゃんのおっしゃる通り、頼りになる方だと思いますわ。 フィアルラさんの得意技(?)は、どうやら謙遜のようですわね(笑)。 |
■クラウディア To:フィアルラ |
なるほどねぇ。 「士、別れて3日……」とか言ったっけ。 賢者さんとは大したもんだ、頼りにさせてもらうよ(^^) |
■フィアルラ To:ALL |
あはは……まあ、期待に添えるよう頑張ります。 ホントに、あまり頼られても困るんですケド(^^;) |
■エメラルド To:ALL |
エメはエメラルド=キャラットっていうです。 ほんぎょーは八百屋さんやってます、オランの西の方にお店あるです。 おとーさんとおかーさんが弟や妹とはたらいてるです。 皆さん是非買いに来てくださいね(o^-^o) |
■クラウディア To:エメラルド |
へぇ、元気のいいお嬢さんだと思ったら、八百屋さんもやっているんだ。 あんたの笑顔なら、大入り間違い無しだろ。 今度ぜひ寄らさせてもらうよ(^^) |
■エメラルド To:クラウディア |
はぁい、売り子やってるです〜。 くらうでぃあさんもぜひぜひ来てください〜(o^-^o) |
■ルリィ To:ALL |
最後になりますわね、私はルリィ=ラウラと申します。 魔術師を専門にしておりますわ。 とはいえ、いささか疲れやすいのですけど…(^-^; 皆様、どうぞ宜しくお願い致しますわね。 |
■クラウディア To:ルリィ>ALL |
これだけ特技を持った仲間が集まれば、こわい物はないさね(^^) みんなよろしく頼むよ! …ってわけで、自己紹介もおわったことだし、乾杯といこうじゃないか。 リーダー、音頭を頼むよ。 |
と言いつつ、視線は自然にギャスパーの方に…(笑)
■ギャスパー To:ディア>エメラルド |
ん? リーダーなんていつ決まったんだ? とりあえず八百屋の嬢ちゃん、乾杯の音頭はあんたがやんな。 |
グラスに手を伸ばしながらエメラルドに振る。
■エメラルド To:ギャスパー |
えええええぇ!? 最初にエメに声を掛けてくれたのはぎゃすぱーさんだったから、てっきりぎゃすぱーさんがりーだーさんなんだと思ってたです〜。 エメはあんまし頭が良くないからまとめ役とかにがてなのです(>_<; |
ギャスパーに振り返す。
■ギャスパー To:エメラルド |
ちゃうちゃう。 乾杯前にグラスに口をつける、その酒好きを見込んで宴会係へ任命だ。(笑) |
と、その時。
もぞもぞもぞ……ぴょこり、とルリィの胸元から顔を出した小動物が一匹。
その体長10cm程のジャンガリアンハムスターは、へちょ、とテーブルに降り立った後、ぺしぺしワイングラスを叩いて自己主張(?)している。
■フィアルラ |
わぁ、可愛いぃ〜。 ルリィさんのペットですか? |
と、同じくフィアの胸元からもぞもぞと何かが出てくる。それは、真っ白な体毛の仔猫。
とん、と軽やかな音を立ててテーブルに降りると、目の前の獲物自分より小さな生き物を見つめる。
■フィアルラ To:ハムちゃん |
こんにちは〜。私はフィア、こっちは飼い猫のルビーです。 これからよろしく〜。 |
ルビーのハムスターを映す瞳に不穏な光が宿っていたのは内緒にしておこう(笑)
■エメラルド To:ハムちゃん&るび〜 |
かわいーーーーーーーー おねーさま、いつからその子飼ってるですか〜? 前から飼ってたですか〜? すっごいかわいいです〜。 るび〜ちゃんもかわいいって言ってるみたいです〜(o^-^o) |
きっとルビーは食べたいくらい可愛いと思ってる事であろう。
■ハムスター To:ルビー |
Σ......!(((・・))) |
ハムスターは視線を感じて、ふるふる怯えている。
■ギャスパー To:ルリィ |
もしかして使い魔かい? …にしても、ちっこいネズミだな…。 |
話しながらハムスターが叩いたグラスにワインを注ぐ。
自分も「ネズミ男」と呼ばれることが多いだけに親近感を覚えたのか。
もしかすると「こいつ位はオスだといいな」と思っているのかもしれない。
■ルリィ To:ギャスパー>ALL |
くすくす。ネズミではなくジャンガリアンハムスター、ですわ。 紹介が遅れましたわね。 この子は使い魔のコハクと申します。 やっと今回から、お仕事につれていけるようになったんですわ♪ |
ちなみにオスである。良かったねギャスパー(笑)
ワインを注いでもらったコハクは、嬉しそうにギャスパーの服をぺしぺし叩いた。
どうやら彼なりの親愛の情らしい。
そんなコハクに、ギャスパーはつまみのチーズを砕いて渡す。
■ギャスパー To:じゅえりーず |
へぇ、はむすたーねぇ…。ネズミとは違うんだ。 ま、よろしくな。 |
■コハク To:ギャスパー |
キィ (・・) |
小首を傾げた後、美味しそうにチーズを食べ始める。
「このひとはえさをくれるひと」
コハクの頭の中に、ひとまずギャスパーはそうインプットされたらしい。
■ルビー |
みぃ。 |
真似してルビーがコハクをぺしぺししようとして、慌ててフィアルラに止められたりして。
■フィアルラ To:ルビー |
わあっ! ルビー、駄目ですっ。あなたがそんな事したら、コハクちゃんが潰れちゃいますっ。 |
■コハク To:ルビー |
Σ ………((((((・・) |
慌ててワイングラスの影に逃げ込むコハク。
しかしギャスパーから貰ったチーズはしっかり両手に握っている。
なかなか抜け目のない性格なのかもしれない(?)
■クラウディア To:ルビー&コハク>ギャスパー |
まあまあ、美人さんと愛嬌ちゃんかい。 今回のパーティは賑やかになりそうだねぇ、よろしく頼むよ〜。 気に入られてよかったね、リーダー(^^) |
というわけで、なしくずしにリーダーが決定した模様。
■ギャスパー To:クラウディア |
リーダーって、まさかそのハムスター? |
コハクにじゃれつく子猫を見ていたせいか、とんでもないことを言い出す。
■コハク |
キキィ (・・)ノ |
視線が集まったのを感じたのか、自己あぴーるするハムスター(ぉ
■クラウディア To:フィアルラ |
……そうそう、フィア嬢。以前頼まれていた笛、出来上がっているよ。 ほらこれだ、お待たせしただけのことはあると思うよ〜。 |
そういって手渡したのは、木製のフルートだった。
艶やかな木管には、演奏の邪魔にならない部分に、矢に射抜かれたリンゴの図案が彫り込まれている。
■フィアルラ To:クラウディア |
わぁっ! すご〜い、綺麗ぃ〜(うっとり) ディアさん、本当にこれ、私のですか? 貰っちゃっていいんですか? |
受けとって手にしながらも、それが自分の物になると信じられない様。
くるくると手の中のフルートを回していろんな角度から眺めているうち、その彫りに気が付いた。
■フィアルラ To:クラウディア |
あれ? ディアさん、これ何ですか? リンゴ……? |
■クラウディア To:フィアルラ |
そうそう、あのときのパーティのイメージと、あたしの修行した工房の意匠を組み合わせたんだよ。 他のみんなの楽器にも、書き込んだり、彫り込んだりしてあるんだ。 ‘彼女’にあげた楽器にもね……(遠い目) ともあれ、そんなに喜んでもらえるとは、作った甲斐があったというもんだよ(^^) メンテナンスはいつでもするから、声をかけておくれ。 |
■フィアルラ To:クラウディア |
はいっ。ありがとうございます、大切にします。 (……彼女、か。アンナさんの事だよね、きっと。最近会ってないけど、元気かなぁ……) |
■ギャスパー To:ディア>フィア |
へぇ、綺麗な笛だな。これだけのものを作れるとは、さすが銀の網一のバードだな。 俺なんかじゃとてもこんなもんは作れねぇ。 どうだい、フィア、早速なんか吹いてみてくれよ。 |
■ルリィ To:ギャスパー>フィアルラ |
(両手をぽむ) あら、それは素敵なアイデアですわね♪ 私も是非とも聞いてみたいですわ。 |
■クラウディア To:ギャスパー>フィア |
ちょっとちょっと、スパー氏、なんだかずいぶん大げさな評価をしていただいたようだけれど、あたしくらいの腕の詩人なんて、掃いて捨てるほどいるさね。 ほめていただいたのはうれしいけれどね。 フィア嬢、あたしも、調整がうまくいったか知りたいし、聴かせておくれよ。 |
■フィアルラ To:ALL |
え゛(汗) そ、そんな、まだ私は人前で演奏するほどの腕前では……。 |
なんか言いながらも、クラウディアの『調整の確認』という言葉に緊張で顔を真っ赤にしながら笛を口元に運ぶ。
■クラウディア To:ギャスパー |
ところで、スパー氏、前から気になっていたんだけれど、あんた、めずらしい楽器を持っているよね。 できれば音をきかせておくれでないかい? |
■ギャスパー To:クラウディア |
ん? バグパイプのことか? 別に勿体つけるわけじゃねぇんだけどな、これ、ものすげぇ音が大きいから、部屋ん中で演奏するのはなしってことで頼むわ。 ここのオヤジから出入り禁止をくらったら、おまんまの食い上げだからな。 ま、野宿でもすることがあったら、好きなだけ使わせてやるよ。 |
断り方が素気無かったと思ったのか、バグパイプを背負い袋から取り出すと、その構造を丁寧に説明し始める。
■クラウディア To:ギャスパー>ALL |
へぇ、ふいごを使っているんだ。 おもしろい改良だね、参考になるよ。 これだけの空気が出す音となると……。 なるほど、今回の依頼で野宿ができることを期待させてもらうとするかい その時はみんなでセッションをしようよ(^^) |
■ギャスパー To:クラウディア |
前の持ち主が色々手を加えたらしくてな。ふいごを使う以外にも、管を太くしたりして、大きな音を出せるようにしたんだと。 音を聞いたら吃驚すること、間違いなしだぜ。(笑) |
■ルリィ To:ギャスパー |
あら、そういった言葉を聞きますと、ますます実際に拝聴するのが楽しみになりますわ♪(笑) クラウディアさんのおっしゃる通り、皆さんでセッションするような機会が持てたら良いですわね(にこにこ) |
■エルシア To:ギャスパー |
あんまり音楽の事は解らないけど楽しそうね、是非聞かせてもらいたいわ。 |
■ギャスパー To:ALL |
ふぅ、食った食った。食い過ぎで腹が重いぜ…。 誰か元気なやつ、下に行って目ぼしい依頼を拾ってきてくれねぇか? |
足を投げ出し、腹をさすりながらお願いする。
■クラウディア To:ギャスパー&ALL |
そうそう、なにか忘れていると思ったら、依頼だ、依頼! ぐずぐずしていると、前の時みたいに選択の余地がなくなっちまうね(^^; |
■エルシア To:クラウディア |
嫌な経験ね、私も覚えがあるわ。 そういうのって大抵ろくな目に遭わないのよね… |
エルシアはそういうと溜息をついた。
■フィアルラ To:ALL |
あ、じゃあ私が行って来ます。 |
そういうとフルートを大事そうにポーチに仕舞い、ドアを開けて出ていく。
ついでにお代わりでも頼むつもりなのか、その手に空のグラスが握られていたり。
■ルリィ To:ALL |
私も参りますわ。 ――コハク、いらっしゃい。 |
ルリィが手を差し伸べると、ちてちてちて、とよじ登るハムスター。
■クラウディア To:フィアルラ&ALL |
それなら、あたしも行くよ。 リーダーからの‘お願い’とあっちゃ、聞かないわけにはね(^^) |
■エメラルド To:三人 |
あ、じゃあエメは空いたお皿片付けてるです〜。 頑張れそうな依頼をお願いしますね。 |
仕事を選びに階下に下りる三人。それをエメラルドは、カラになってるコップや皿を片付けながらお見送り。
■ギャスパー To:エルシア |
…今度は、信頼できる依頼人だといいな。(笑) |
この二人、前回組んだときには依頼人に騙されている(#84参照)。
■エルシア To:ギャスパー |
そう願いたいわね、どこかに大金でも落ちていたら良いんだけど。 |
■エメラルド To:ぎゃすぱー&エルシア |
ぎゃすぱーさん、エルシアさん。 一人じゃちょっとかたしきれないです〜、手伝ってください〜。 |
■ギャスパー To:エメラルド |
うぃーっす。 |
■エルシア To:エメラルド |
はいはい、どれを持っていけばいい? |
個室を出て1階に降りる3人、酒場では丁度オヤジが掲示板に依頼書を貼り付けたところだった。
ちなみに、いつもなら依頼書が数枚は張られている掲示板だが、すでに他のパーティーが受けてしまってるのか、そもそも依頼が目減りしているのか今オヤジが張った1枚だけになっている。
■フィアルラ To:おやじ |
おやじさ〜ん、カフェオレのお代わり下さ〜い。 あと、依頼を……って、あれ? |
掲示板の張り紙を見てきょとんと。
■クラウディア To:フィアルラ&ルリィ |
やれやれ、案の定ってとこだね。 まあ、張り紙ひとつ残っていただけでもよしとしようかい。 |
■ルリィ To:おやじさん |
あらあら……どうやら出遅れてしまったようですわね(^-^; おやじさん、現在ある依頼はそれだけですの? |
■オヤジ To:ルリィ |
ん…ああ、今回はどうも依頼が少なくてなぁ…これも……依頼というには少々問題があるしな…。 |
珍しく親父の歯切れが悪い。
よく見ると依頼書はオヤジの手によるものだったりする。
■ルリィ To:おやじさん |
あら? 何か不都合でもありまして? ともあれ見せていただかないことには始まりませんわ。 |
貼られたばかりの依頼書を丁寧に剥がし、文面に目を通す。
依頼書には「鞄の持ち主を探してくれ」とある。しかしその報酬は駆け出しの冒険者ならいざ知らず、ここ銀の網亭で仕事を重ねてきた一行にとってはお世辞にも充分とはいえない金額だ。
■クラウディア To:ルリィ |
どれどれ、なんって書いてあるんだい? |
つま先だって、ルリィの手元をのぞき込む。
■クラウディア To:ALL&おやじ |
鞄…ねぇ。 おやじさん、なんでまたお金を払ってまで、持ち主を探さなけりゃならないんだい? それも、わざわざあたしら冒険者に依頼ってかたちでさ。 |
■オヤジ To:クラウディア |
金は駄賃さ。だから金額については目をつぶって欲しいところだな。 お前さんたちに依頼するのは…ま、イロイロと…な。 |
■フィアルラ To:ALL>おやじ |
カバンの中身が気になりますねぇ……。 お金を出してまで届けて欲しいっていうんですから、それなりの理由があるんですよね? 相手の人の事は、何か分かるんですか? |
■オヤジ To:フィアルラ>ALL |
中身か…依頼を受けてもらえるならもちろん見せるつもりだ。多分、驚くぞ。 どうだ、ここは一つ馴染みのよしみで頼まれてくれるか? |
■クラウディア To:おやじ |
おやじさん、おやじさん、また「ゴブリン退治かと思ったらオーガーの巣」かい? 「ちょっとしたおつかいでダークエルフとばったり」とも言うね(^^) まあ、何が出てくるかわからないところが冒険の面白いところだけど…。 その‘イロイロ’のところをもうちっと説明してもらうわけにはいかないかね。 |
■フィアルラ To:おやじ |
そーですよ。 それに渡す相手が誰なのかも教えてもらわないと、届けようがないですよ? |
■オヤジ To:クラウディア、フィアルラ |
うん?ああ、そうしたいのは山々なんだが……ふむ。 渡す相手…もなぁ(^^; |
もったいぶっているというよりは少々困った感じのオヤジ。あまり大きな声ではいえないようなことなのだろうか?
■エメラルド To:ALL&親父 |
ふう、ますたーさん、空いたお皿持ってきましたー。 |
階段の上から危なっかしい足取りで皿を両手に抱えて降りてくる。
■エルシア |
よくこんなに食べたわよね、ホント。 |
適度に皿を持ったエルシアが、エメラルドの後から降りてくる。
■オヤジ To:エメラルド |
お、ご苦労さん。 |
■ギャスパー To:ALL |
どうだ? いい依頼を押さえられたかい? |
■クラウディア To:ギャスパー |
ああ、リーダー。 いい依頼もなにも、前回の轍をまた…ってところさね(^^; 選択の余地なしって状態だよ。 |
■ギャスパー To:クラウディア>オヤジ |
まぁ…仕事があるだけマシかもな。 オヤジ、とりあえず話を聞かせてくれよ。 |
■オヤジ To:ギャスパー、ALL |
あー、せっかく降りてきてもらったが…。 もしこの話を請け負ってくれるって言うなら、個室で待っててくれないか? |
■ギャスパー To:オヤジ |
ん? 詳しい話は部屋で…ってことかい? もちろん構わねぇぜ。 みんな、部屋に戻ろうぜ。 |
運んできた食器をカウンターに置くと、再び個室へと向かう。
■エメラルド To:ギャスパー |
はぁい。 |
■ギャスパー To:オヤジ |
あ、ついでだ。お茶も持ってきてくんねぇか? |
■オヤジ To:ギャスパー |
ああ、わかった。持っていこう。 |
■フィアルラ To:おやじ |
じゃ、一緒にさっき頼んだカフェオレのお代わりもお願いしますね〜。 |
■オヤジ To:フィアルラ |
わかってるよ、淹れたてのとびっきりのを持っていくさ。 |
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GM:彩樹
saiki@na.sakura.ne.jp
編集:倉沢真琴
kushida@terra.dti.ne.jp