ゆめをみて、めがさめて

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オラン−賢者の学院 

さて、学院に来た一行であるが。
■レベッカ To:ひとりごと?
賢者の学院って、そういえば最近来てなかったですね。
導師に出すレポートまだ書いてないし・・・(^^;

■フィリス To:受付嬢
こんにちわー。

■受付嬢 To:all
 いらっしゃいませ!
あら、アルフレッドさんじゃないですかー?今日は何かご用事で?

■アルフレッド To:受付嬢
 やっほ〜、久しぶり。ちょっと冒険者の方の仕事でね、ブラック導師に用が有るんだけど居るかな?

■受付嬢 To:all
 はい。先ほど図書館の方へ行かれていましたよ!黒ずくめの服装だからすぐ分かると思います。

■フィリス To:受付嬢
 ありがとうございますー(^^

図書館の方へ行くと黒ずくめの服装の35ぐらいの男が調べものをしているのがすぐに分かります。
■フィリス To:黒ずくめの人
 失礼します、ブラック導師でいらっしゃいますか?

■アルフレッド To:ブラック導師?
始めまして、ギャレト導師の弟子アルフレッドと申します。
クレイ導師の落盤事故に関して少々お聞きしたい事が有るのですが、宜しいでしょうか?

■ブラック To:アルフレッド
なんだねチミは。
クレイの知り合いなのかね。
いったい何が聞きたいのじゃ?私は忙しいのだよ!

なんか怒りっぽそうです。
■アルシオン To:ブラック
お忙しいところ申し訳ありません。
アルシオン・トロバドールと申します。
導師が以前レックスに大魔術師の研究について調査なさったとのお話を聞き、導師のお考や、研究調査で特に気をつけるべきことなど、是非お話を伺いたく思いやってきたという次第です。
何分、私のようにレックス程の遺跡に足を踏み込むのは初めてな者もいるため、つい慎重になってしまい、真っ先にクレイ導師の落盤事故のことがでてきてしまったというわけです。
そのときのことを含めて、調査のことを総合的にお聞かせいただければ、これから調査に赴く私共にとって、大きな利益となることでしょう。
今度の調査で成果があげられたときには、真っ先に導師のご意見を伺わせて下さい。
何時頃であればお時間がとれるでしょうか?

営業用スマイル。
■レベッカ To:アルシオン
・・・え?
シオンさん、私たちの目的って、調査って言うよりはクレイ導師の・・・

駆け引きってものがまるでわからないレベッカは、思ったままを口にしようとする。
■ブラック To:all
 ん?そこの嬢ちゃんなんか言ったか?
まあいい。とりあえずワシは忙しいんじゃ。聞きたいことがあったらここで聞くがよい。
但し10分だけじゃぞ。

■アレクサンドロス To:ブラック
とりあえず、その落盤事故ってヤツについて知ってることを教えてくれないか?
クレイって人は事故のせいで記憶を失ったらしいが、いったいその遺跡で何があったんだ?

■ブラック To:アレクサンドロス
 なにがあったもなにも、遺跡調査を開始した初日に落盤があって中止じゃ。何も調べれるわけないだろうが!

結構怒ってます。
■アレクサンドロス To:ブラック
・・・つまり、事故については何も分からないってことか?

■ブラック To:アレクサンドロス
 まあそうなるかの。

■アルシオン To:ブラック
まずなるべく安全に調査を進められるということが第一だと思うのです。
折角大きな発見をしても、それを持ち帰れなければ意味がありませんからね。

■ブラック To:アルシオン
 おまえはワシの調査の仕方が悪かったって言うのか?何だゴラァ?

かなーり険悪です。ブラック導師は帰ろうとします。
■レベッカ To:ブラック
あっ、いえ、決してそんなことを言ってるんじゃないんですっ!

あたふたあたふた。
■ブラック To:レベッカ
 じゃあチミたちは何をいっているじゃ?そうとしか聞き取れなかったんだがのぅ。

■アルフレッド To:ブラック導師
質問の仕方に語弊が有ったようで申し訳ありません。
実は、クレイ&レスフィーナ夫妻からクレイ導師の記憶を取り戻す為に件の遺跡に同行する様に依頼されているのですが、些細な事でも何か手がかりになればと思いまして・・・。
ブラック導師が覚えておられる範囲で結構ですので、何か気が付いたことなど有りませんでしたか?遺跡までの道中や建物の外観などでも結構ですので・・・。

■ブラック To:アルフレッド
 調べ始めたとたんあんなことが起きたんじゃ大したモンは調べられとらんわい。

■アルフレッド To:アルフレッド
あと、その時同行されていた他の関係者の方とは何方なのでしょか?

■ブラック To:レベッカ
 関係者?大体うちの研究室のものばかりじゃ。ただ、研究室は機密資料が多いから立ち入り禁止じゃからな!

■アルフレッド To:ブラック導師
なるほど・・・、では研究室の方にお邪魔するのは諦めて、その時ご一緒だった方にお話を聞かせて頂く事は出来ないでしょうか?

■アルフレッド To:ブラック導師
それと、まだその遺跡は調査が始まったばっかりという事は、ここでその遺跡に関する文献を探しても無駄なんでしょうか・・・?(^^;

■ブラック To:アルフレッド
 うむ。おまえらがワシより調べるのがうまいのでもない限り無駄じゃろうなあ。

■レベッカ To:ブラック
それじゃあ、遺跡そのものじゃなくてそこまで行く間に何か危険な思いをしたってことはありませんでしたか?

■ブラック To:レベッカ
 うーむ。なかったかのお。

■アレクサンドロス To:ブラック
ところで、事故が起きなかったらその遺跡でどんな調査をするつもりだったんだ?

■ブラック To:アレクサンドロス
 うむ。そのあたりに古代の魔術師の研究室があったらしくてのぉ。
その研究室を掘り起こしてみようとおもっとったんじゃ。

■アレクサンドロス To:ブラック
ケンキュウ・・・室?

■レベッカ To:ブラック
古代の魔術師の研究室っ!?すごいですねっ!(☆☆)
そういうのがあったらしいってことは、やっぱりそこに研究室がありそうだっていう報告とか、古文書みたいなものがあったんですか?

■ブラック To:レベッカand all
 うむ。そうなんじゃよ。ただなあ。その古文書自体が古くてなあ。
あのあたりにそこそこ高名な魔導師が研究所を構えていたということと、その研究者の名前がイ……だということぐらいしか読み取れなかったのじゃよ。
イで始まる魔導師なんてのは多いからのお。
ああ。後のお。もし遺跡に行くなら出土品は買い取ってやるから持ってきてくれんかのお。一応学院が最初に探索を始めた遺跡じゃからその出土品が外に流れたとしたら学院としても困ったことになるからのお。

■アレクサンドロス To:ブラック
ああ、分かった。依頼人やオレ達に必要なさそうな物だったら、ちゃんとここに持って来るよ。
それで、その高名な魔術師ってのが、何で高名だったのか〜とか、そういう事もやっぱりよく分かってないのか?

■ブラック To:アレクサンドロス
 そうなんじゃよ。本当はもう一度調査に行きたいのじゃが、他の仕事もあってのお。
それを調べるのが目的じゃったからなあ。

■アルフレッド To:ブラック導師
なるほど解りました、今日はわざわざお時間を割いて頂いて有難う御座いました。
もし我々の方で何か発見が有りましたら、必ず報告に参ります。

とりあえず情報収集と交渉には成功したみたいである。

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