酒と肴とリーダーと | Scenario #92 |
宝玉の乙女 |
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銀の網亭 個室 |
新たにパーティーを組んだ6人。
どうも冒険者という連中は仕事の為のパーティーを組むと、そのままドンちゃん騒ぎになだれ込む者が多いようだ。
■ ソフィティア To:ALL |
えっと、とりあえず新パーティー結成の乾杯をしないとね。 私はエールで良いけど、みんなはどうする? |
■ エレボス To:ALL |
私はエールでお願いします。 あと、お酒の他に食べ物を沢山かな(笑) |
■ レジー To:ALL、エレボス |
俺は何でもかまわないんだが・・まぁ同じエールでいいか。 しかしなんだな、ドワーフってのは例外なくよく食うのかい? |
■ エレボス To:レジー |
そんな事ない。っと思う・・・・・・ さっき何も食べなかったからお腹が空いているんですよ。 |
もっとも、折角頼んだミルクをレジーの香水に使ったのは本意ではなかったであろうが。
■ レジー To:エレボス |
そういうもんかね。 |
■ ソフィティア To:エレボス |
話には聞いてるけど……やっぱり10人分ぐらい食べて飲むのよね? |
ソフィティアはかなりいい加減な話をきいているようだ。しかし噂話とはいえ、それを目の前で見れると言うのだから期待しないはずが無い。
■ エレボス To:ソフィティア |
他の分かりませんが、私は食べませんよ でも、人間やエルフよりは食べるかな(笑) |
■ エルファ To:ALL、エレボス |
わたしは〜ジュースとデザ〜ト(はぁと) ねぇねぇ、エレボスさん。いっぱい食べるんなら、一皿分払うから、少しづつ味見させて〜 |
エルファに限った事ではないだろうが、男性は量を。女性は種類を望むのは…種族に関係ないのであろう。
■ エレボス To:エルファ、ALL |
少しじゃなく一杯食べて下さい、他のみんなも |
■ ランバート To:ALL |
私は、ワインをもう一杯頂きましょう。 <ワイン>は、体に<は、良いん>ですよ〜 |
先程の挨拶の中にも織り交ぜられていた"駄洒落"。ここでも遺憾なく発揮である。
■ レジー To:ランバート、ALL |
知ってるかい? <ワイン>ってのは可<愛いん>女を口説くときの常套手段なんだぜ(笑) っとまぁ、駄洒落はさておきだ。 注文はこんなもんでいいかい? いいんだったらおやじさんに頼んでくるが? |
■ フレイム To:ランバート |
・・・俺は何か、果実のジュースを頼めるか? |
■ レジー To:ALL |
ってことは・・エールが3つ、ジュースが2つ、ワインが1つだな? ま、ワインなんかは瓶ごと頂いてくるか(笑) んで、料理が・・10人分だな。 おい、10人分なんて俺1人じゃ運べないと思うんだが? |
■ エルファ To:レジー |
あ、デザートもだってば! わたしも手伝うわ。 |
■ エレボス To:レジー&エルファ |
2人で大丈夫かな? 無理だったら呼びに来て下さい。 それとデザート私の分もヨロシクお願いします。 |
■ ソフィティア To:レジー |
エールはピッチャーでいいわ。一人じゃおじさんがいても辛そうね。わたしもいくから。 |
■ レジー To:ALL |
あー、分かった分かった。デザートだな? んじゃなおさら1人じゃ無理だな。 まぁ、エルファとソフィも来てくれるなら何とかなるだろ。 |
■ フレイム To:レジー |
・・・ああ、頼む。・・・それでも人手が足りねば、呼んでくれ。 |
そして一行はおやじの所へ。
銀の網亭 酒場 |
■ レジー To:おやじ |
悪いんだが、料理と飲み物もらえるかな? 料理は適当に10人前。 飲み物はエールがピッチャーで、ワインを1本、後果実のジュースを2つだな。 オレンジジュースかなんかでいいと思う。 あと、デザートが欲しいそうなんで、それもなんか見繕ってもらえるかな? |
■ おやじ To:レジー |
わかった、料理は適当で良いんだったな。なら、あれとこれとで……。 ソフィーとエルファも居るって事は上まで持っていくつもりだよな?ちょっと依頼書でも見て待っててくれ。 |
そういうとおやじは、既におかみが格闘している厨房に入っていった。
■ レジー To:おやじ、ALL |
ふーん、依頼書ねぇ。 じゃあできたら呼んでくれ。 ・・だってさ。そりゃ10人前がすぐ出てくるわきゃあないよな。 それこそ本当の魔法だぜ(笑) なんか依頼書が張ってあるらしいからそれでも見て待ってろってさ。 |
依頼書という言葉に反応したエルファがきょろきょろと辺りを見回す。
■ エルファ To:レジー、ソフィティア |
依頼書・・・えっと〜あ、ここだよ! へぇ・・・結構張ってあるね。 どんなのがいいかなぁ・・・ ねぇねぇ、ソフィ姉はどんな冒険をしたの? |
■ ソフィティア To:エルファ |
そうね……、この前は街の中ばっかりだったから久しぶりに街から外に出てみたいわね。 |
■ レジー |
街の外ねぇ。 |
呟きながら貼ってあるいくつかの依頼書に目を通す。
しばらくして、どうやら一つの依頼書に目をつけたらしい。
■ レジー To:ソフィティア、エルファーダ |
これなんか面白そうだな。 「とあるエルフの村」ってことは、街の外にも出るだろ。 なにより探してるのが「乙女の像」ってのがいいよな(笑) |
まもなく、厨房奥から両手一杯に料理を持って出てきながら。
■ おやじ To:レジー |
おーい、レジー出来たぞ。 デザートもう少し掛かるから、出来あがったら部屋に持っていくよ |
■ レジー To:おやじ、ソフィティア&エルファーダ |
了解だ、おやじさん。 んじゃ、これ持って早いとこ部屋に戻ろうぜ。 腹空かせて待ってるだろうしな。 |
■ ソフィティア To:ALL |
そうね、とっとと部屋に持っていっちゃいましょう。 |
と言うと、持てるだけの料理を持って個室へ向かった。階段で足を踏み外したらお笑いである(笑)
銀の網亭 個室 |
1階で料理を受け取った面々は、各自両手いっぱいにしながら個室へと戻ってきた。
■ レジー To:個室内メンバー |
おーい!すまないんだが・・っとあぶねぇ!? (危うく落とすところだった・・) 誰でも良いから、急いでこのドアを開けてくれ。 |
■ エレボス To:フレイム&ランバート |
今外から声が聞こえませんでしたか? |
■ フレイム To:エレボス |
確かに聞えたが・・・・戻って来たのか? |
中で食事はまだか?と待ってる野郎3人組。
耳が遠いのか、はたまたとぼけているのか。
だぁれもドアに手もかけない(´Д`)。
■ エレボス To:フレイム |
どうなんでしょうね でも、レジーさん達ならノックしたら入ってくるでしょう。 |
どうやら山となった食事諸々を両手に持ったとしても。
礼儀正しい探偵は常にノックするものと思っているらしい。
■ レジー To:個室内メンバー |
聞こえてねぇのかよ・・。 おいコラ!さっさと開けやがれ!! (げしげし) |
……訂正。足でノックをする探偵。
■ エルファ To:個室内メンバー |
か弱い乙女がこんなに沢山持ってるのに〜 気の利かない野郎たちだなぁ |
ええと……食事をとりに行ったメンバーのうち、貴女が一番力持ちさんとは……げふんげふん。
"乙女"というものは、秘密がいっぱい☆
■ レジー To:エルファーダ |
後半の「気の利かない」ってとこは同意しとくよ。 |
と、扉の前でぷんぷん怒っている一方、個室の中はというと、
■ エレボス To:フレイム&ランバート |
やっぱり戻ってきたみたいですね。 |
■ エレボス To:外メンバー |
はい、はい、ちょっと待ってねまったく、ドアぐらい自分達で開ければいいのに |
■ フレイム To:エレボス |
ああ・・・・全く、元気な奴等だ・・・ |
この時点でもまだ誰も開けに行っていない(笑)。
■ エレボス To: |
しょうがないですね、どっこいしょっと…… |
掛け声がオヤジだ……
■ レジー To:個室内メンバー |
おいおい、急いでくれよ? 自称か弱い女性陣ももう限界だぜ? |
いや、「自称」は声にださなくても(^^;。
■ソフィティア To:レジー |
自称でわるかったね。 |
やっぱりお姉さまからのブーイングが‥‥(笑)。
■ エレボス To:外メンバー |
今開けるから焦るなよ |
あけた先には山と料理を持つ女性陣が。
■ エルファ To:個室内メンバー |
も〜はやく受けとってぇ〜落としちゃうよ〜 |
■ エレボス To:外メンバー |
あぁ〜?! すみません両手いっぱいに持っていたんですね。 早く言ってくれれば言いのに |
レジーを無視して女性の方の料理を1つづつ受取る。
■ レジー To:エレボス |
ちゃんと言っただろ? 聞いてろよ。 |
もちろん、一言たりとも「両手に」なんて言っていない。
会話って難しい。
■ フレイム To:レジー |
・・・ふむ・・状況については説明が無かったと思うが・・・ まあ、いい。・・・俺も手伝おう。 |
なんとか。無事料理は個室内へと運ばれたようだ。
まぁ。料理を取りにいったメンバーが、両手ふさがった事によりドアをあけれないというのは。ある種古典にも似た「お約束」というもので。
てんやわんやはあったものの、無事食事とメンバーは個室内にて揃いました。
■ ランバート To:ALL |
とりあえず、修行の旅に出るにあたって、リーダーを決めておきませんか? <リーダー>に相応しいのは、だ<りだぁ>? |
冒険の最初にいつも言っている、お決まりの駄洒落である(笑)。
■ レジー To:ALL |
そうだな。 俺はベテランの先輩方の誰かがやった方がいいと思うが。 リーダーってのはまとめ役だろ? 俺の言葉でまとまるとは、我ながら思えないね(笑) |
■ フレイム To:ALL |
年季も必要かもしれないが、やる気のある者がすれば良い。 ・・・・少なくとも、俺はしようとは思わないが(苦笑) |
■ レジー To:フレイム、エルファーダ |
なるほど、やる気ねぇ。 エルファなんかやる気に満ちあふれてそうだぜ?(笑) |
■ エルファ To:レジー、ソフィ |
にゅは!? わたしですか〜冒険やる気はもう!満々ですけど〜 みんなをまとめるのはっ全然自信ないですよぅ ここはやっぱりベテランな人がいいと思います。 いざって時に頼りになるし〜 わたしは〜ソフィ姉を推薦するなぁ〜 |
■ ソフィティア To:エルファ |
今回は補佐に回るつもりだったけど、皆が推してくれるなら別に良いいかな。はじめは誰だって年季は入ってないんだし、やる気があるなら誰でもいいと思うわ。 そのかわり、反対する時はしっかり反対するけどね。 |
と、悪戯っぽく笑う。
■ エレボス To:ソフィティア |
よし、これでリーダーはソフィティアさんに決定!! |
■ フレイム To:ソフィティア |
・・・他に居なければ、俺もその案に賛成だ。 |
■ レジー To:ソフィティア |
OK、依存はない。 やっぱり新顔よりはさ、頼りになるやつがリーダーの方がいいって(笑) 下手に流されるやつよりは、自分の考えを持ってる方がいいさ。 |
確かに皆の意見に流されっぱなしのリーダーでは。決まる話もまとまらなさそうである。
■ ランバート To:ソフィティア |
では、<リーダー>はあなたで決ま<りだ>。 |
■ソフィティア To:ALL |
判ったわ、それではみんなよろしく。 |
目出度くリーダーも決まったようだ。
リーダーも決まった。料理もある。あとは依頼を決めるだけ‥‥
■ レジー To:ALL |
ところで、さっき料理を貰ってくるときに依頼書が張ってあったんで目を通してたんだが、「乙女の像」とかってのを探す依頼があってな。 我等がリーダーも今回は街の外に出る仕事がしたいと言っていて、その条件もクリアーしてんだけど、みんなはどうだ? ちなみにこっちはその依頼書を写したものだ。 |
いつの間に写していたのか、一枚の羊皮紙を懐から取り出しテーブルに広げる。
■ ランバート To: |
乙女の象・・・・。 |
発音ではあまり大差ないが。「像」と「象」ではかなり違う(笑)。
■ エレボス To:ALL&レジー |
乙女の像ですか…… 良いですねぇ〜、私はこれに賛成です。 でも、他の依頼書はなかったんですか? |
■ フレイム To:ALL |
・・・他と比べもせずに、決めるのは早計では無いか? ・・・・・・ふ・・・ん・・・まあ、この依頼自体に文句は無いが・・・。 |
確かに他の依頼についての情報がない、というのは不親切かもしれない。
■ レジー To:エレボス、フレイム |
他の依頼・・・ねぇ。 下水掃除とかだったかな? あー、何だったらこれからみんなで見に行けばいいんじゃないか? |
■ エルファ To:ALL |
じゃ、みんなで見に行く? あ〜ついでにデザートもらってこよ〜っと |
■ソフィティア To:ALL |
皆が納得しないうちは依頼も決められないし、とりあえず見る人は下に見に行かない? |
確かにうろ覚えだけの情報の他の依頼と比べるのではフェアではない。
一行は一旦下に他の依頼を見にいって、それからどの依頼にするかを話し合うようだ。
先程は3名で行った階下へ。今度はぞろぞろと移動する。
そして、先程受け取ってなかったデザートも受け取り、そのまま依頼書を見て帰る。
■ レジー To:ALL |
さっき見たときよりも減ってたな、依頼書。 それで、どの仕事をやるんだい? 正直なところを言うと、俺は別にどれでもかまわないんだがな。 向こうにいた頃に比べりゃ夢のような仕事ばかりだよ(笑) |
■ソフィティア To:レジー |
早く決めれば決めるほど自由に依頼を選択できるからね。残っていた依頼が難しいものばっかりで、それが原因で死んだりしたら末代までの恥だわ(^^; |
残り物には福がある、とは言うが。
もしかしたら魔が残っている可能性も否定はできない。
■ レジー To:ALL |
なるほどな。 そうすると俺達も早いとこ決めてしまった方がいいのか。 さっき言ってた「乙女の像」のやつじゃ駄目なのかい? |
■ エレボス To:レジー&ALL |
エルフの村って事はドワーフの私がいると色々とやりにくい仕事かもしれませんが、私は「乙女の像」でも良いですよ。 |
■ソフィティア To:エレボス |
ランバートさんもいるし、その点はまぁ冒険者ならそれなりに何とかなるとおもうわ。 |
■ ランバート To:ALL |
私も「乙女の象」でも構いませんよ。 きっとその依頼人も、鼻を長くして依頼を受けてくれる人を待っている事でしょう。 エルフの村なら言葉は問題ないですしね。 |
鼻を長くって……エルフのことわざなのだろうか?
確かにエルフのランバートがいれば。言葉に困ることはないだろう。
■ エルファ To:ALL |
わたしもエルフ語は喋れるよ。読めないけどね〜 ちょっと遠出できた方が、私としてはいいんで、エルフの村に行けるんならいいかな〜と思うの〜 |
■ フレイム |
エルフの村・・・・・か・・・まあ、構わんさ。 |
依頼書を見に行った後ものんびりと話していると。扉を叩く音がする。
■ おやじ To:ALL |
おーい、ちょっといいか? |
■ レジー To:ALL |
ん?おやじさんか。 なんかまだ注文して受け取ってないものでもあったかい? |
■ おやじ To:ALL |
あ、うん、なんだ。 今回ルーキーが二人も入っているだろ? 依頼については大丈夫か?最初の仕事だからって、背伸びした依頼を受けなきゃいいな…と思ってな。 そういや、依頼のほうは決めたのか? さっさと決めないと残り物になっちまうぞ? |
■ エルファ To:おやじ |
いちお〜候補はあるんだけどね。ねぇ、これって初心者にはムズイ? |
■ レジー To:おやじ |
エルファの言う「これ」ってのはこの「乙女の像を探す」ってやつなんだけどな。 |
さっきも見せた依頼書の写しをおやじに見せる。
■ おやじ To:エルファ |
あ?ああ、ルツァーさんの依頼か。 依頼の中身については、また宝石の像を捜すってのだからなぁ……どのぐらい難しいかはちょっと俺には判らないな。 ただ、その人は前もここで依頼を頼んでいてな。依頼終了後もちゃんと料金はらっているし。悪い依頼人ではなさそうだぞ。 |
■ レジー To:おやじ、ALL |
前にも似たような依頼があったって訳か? まぁおやじさんがそう言うんなら、信頼できる依頼人なんだろ。 どの仕事だろうとある程度リスクがあるのは当たり前だろうし、俺はこの仕事に文句はないよ。 受ける方に1票入れておく。 |
■ おやじ To:レジー&ALL |
ああ。前回はブルートパーズで出来た像だっけっかな? 今回の乙女の像といい、似てるっちゃ似てる依頼だな。 信頼できる・出来ないってので言うのなら……少なくとも依頼をこなした後に報酬も払わずにトンズラする依頼人じゃないってのは確実に言えるな。 |
■ フレイム To:ALL |
依頼人が信用出来るなら、問題も無いな。 ・・・・あるとしても、詳しく聞くまでは分かるまい・・・。 |
■ソフィティア To:ALL&おやじ |
とくに反対もないみたいだし、これで決めちゃいましょう。 おじさん、依頼主のルツァーさんって人に連絡してもらえるかな? |
■ おやじ To:ソフィティア |
ああ、それは大丈夫。明日、依頼を受けてくれる人がいたかどうか確認しに来ると言っていたからな。 明日、下の酒場で待っていれば会えるだろう。 |
かくして。受ける依頼も決まったようだ。
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