ジュナイル邸 食堂 |
メイドの静々とした給仕で食事も終わり、お茶が運ばれてきた頃。
■ジュナイル To:おおる |
どうだ、なかなか料理も美味いだろ? |
■フィアルラ To:ジュナイル |
そうですね、とっても。 |
■ルビー To:ジュナイル |
みゃう(^^) |
ルビーもぺろりと舌を出して、満足そうである。
■ルリィ To:ジュナイル |
えぇ、良い腕の料理人さんがいらっしゃいますのね此処は(にこにこ) |
■エメラルド To:ジュナイル |
美味しかったです〜。 |
ルビーと同じ様に満足そうな表情。
と、その時、ルビーの耳がぴくぴくっと動いた。
同時にフィアルラも、二階で窓が開けられるような物音を聞いた。
■フィアルラ |
……ん? |
ルビーのように、耳をぴくっとさせ、その物音に反応する。
■エメラルド To:ジュナイル |
このお茶も美味しそうですね〜。 どんな味がするか楽しみですぅ。 |
その時、エメラルドは紅茶に夢中だった。
■ルリィ To:ジュナイル |
また香りが宜しいこと…良い茶葉を使っておりますのね(にこにこ) |
同じく、ルリィも紅茶に夢中だった。
■フィアルラ To:ALL |
静かに……! すみません、ちょっと黙っててください。 ジュナイルさん……2階には誰かいらっしゃるんですか? |
■ルリィ To:フィアルラ |
……何かありまして? |
■ジュナイル To:フィアルラ |
いいや、誰も居ないが。 どうかしたのかに? |
■フィアルラ To:ALL |
上で、物音が。 何か……窓を開けたみたいな音がしました。 念の為、確認に行った方がいいのでは? |
■ジュナイル To:おおる |
なに!? た、頼んだぞ! |
■エメラルド To:ジュナイル |
そ、それは大変です。 いそいでいきましょー! |
椅子から飛び降りて……と言うと椅子から転げ落ちながら2階へ向かってダッシュするエメラルド。
忍び足とか、隠密行動とか、「廊下は走らない!」とかとは縁遠い。
■フィアルラ To:エメラルド |
ちょ、ちょっと待って! そんなに慌てて行ったら感付かれます。 まずは相手の正体を確かめるのが先決です。 私が先頭に出ますから、あなたたちは後ろに付いて来てください。 |
■エメラルド To:フィアルラ |
はえ?そ、それもそうですね。 じゃあ、後ろからこっそり行きますねー。 |
右手にクォータースタッフ、左手にルリィの服の裾を掴んで準備完了(?
■フィアルラ To:ALL>ジュナイル |
それじゃ、音を立てない様に気を付けて……。 あ、ジュナイルさん。あなたは一応お花のほうを確かめてきてもらえますか。 ひょっとしたら、上の物音というのが囮かもしれませんし。 |
■ルリィ To:フィアルラ |
待ってください! もし本当に囮でした場合、ジュナイルさん一人というのは少々危険ではありませんか? せめて私たちの誰かが一緒に……。 |
■フィアルラ To:ルリィ&エメラルド |
うーん……確かに。 でも、私たちの誰が護衛に向いてるんだろ……(^^;) じゃあ、ルリィさんとエメラルドさん。お二人はジュナイルさんに付いてあげてください。 2階には私が一人で行きますから。 うう、私一人だけで大丈夫かなぁ……(-_-;) |
■ルリィ To:フィアルラ>ジュナイル、エメラルド |
フィアルラさん程の凄腕でしたらきっと大丈夫でしょう(にっこり) 御武運をお祈りしておりますわ。 では私たちは温室の方に向かいますわね。 ――さぁ、参りましょう! |
■エメラルド To:ルリィ&フィア |
はぁい。 フィアさん、頑張ってくださいね(^-^ |
■ジュナイル To:フィアルラ |
それでは、よろしく頼んだぞ。 |
ルリィとエメラルド、そしてジュナイルは奥の温室へと向かった。
一方、フィアルラは、足音を殺して二階への階段を上っていった。
ジュナイル邸 二階 |
どうやら、先ほどの音は、ジュナイルの寝室の窓が開かれる音だったらしい。
■フィアルラ |
やっぱり……窓が、開いてる……。 |
油断なく辺りを見まわす。
その時、窓の外から小さな物音が聞こえた。
どうやら、何者かがとっさに飛び降りたらしい。
二階から降りた割に音が小さいのは、やはりシーフゆえか。
■フィアルラ |
……逃げられちゃったかな? |
窓から下を覗き込むと、通りを駆けていく影が見えた。
■フィアルラ |
……ん? |
窓の下には、何かカードのようなものが落ちていた。
■フィアルラ |
あ。 なんだろ、これ……。 |
そっと拾い上げ、月明かりに照らして見てみる。
何も書かれてはいなかったが、見覚えのある紫色のカードだった。
■フィアルラ |
これって……。 た、大変っ! みんなぁ〜っ!! |
カードを持って、慌てて仲間のところへ向かう。
……と、その途中で。
何か思い出したように一度引き返して、一応窓の鍵を掛け直すのであった。
親の教育の賜物か、なかなか几帳面だねぇ。
ちなみにGMは、窓のことなどすっかり忘れてました(笑)
ジュナイル邸 一階 |
一方、温室に向かう途中だったルリィ達は、後ろから聞こえてきたフィアルラの声に立ち止まった。
■ルリィ To:フィアルラ |
……えっ? どうしましたかっ? |
■フィアルラ To:ALL |
あ、みなさんっ! 2階にこんなカードが落ちてたんです。 これって、やっぱり……猫さんのですよね? |
すっかり月下の紫猫の事を猫さんと呼んでいるフィアルラ。
多分、技量的には君より上っぽいぞ。
■エメラルド To:フィアルラ |
紫色してますからねこさんのでしょうね〜。 |
微妙に根拠薄弱。
■ルリィ To:フィアルラ |
……えぇ、多分。 つまり先程の侵入者は猫さんに間違いない…と、そういうことですわね。 ――盗みの下見のため現れたのでしょうか? |
■フィアルラ To:ルリィ |
そうだと、思うんですけれど……。 何も書いてないカードが落ちていたのは、何か予告しようとしていたのを私が2階に上がって来たのに気付いて慌てて逃げ出したからじゃないかって思うんです。 |
■ルリィ To:フィアルラ |
あらあら…この間の予告に、何か追加訂正があったのでしょうか? これが盗む日付の変更だったりしたら困りますわねぇ…(ふぅ) |
それは詐欺かも(笑)
フィアルラからカードを受け取り、光に透かしてみる……が、そもそも書かれていない文字がそんなことで現れるハズもなく。
■ルリィ To:フィアルラ |
これで、以前書物で読みました『あぶりだし』という落ちでしたら、こちらとしましても助かるのですけど(笑) あ、それで猫さんの姿を少しでも御覧になりました? |
■フィアルラ To:ルリィ |
あ……いえ。暗かったし……。 それに、このカードの方に気を取られちゃってて。ごめんなさい。 |
微妙に役に立っていない(笑)
それにしても、なんか謝りグセが付いてる気がするのは気のせいだろうか?
■ルリィ To:フィアルラ |
いえ、そんな……謝ることは御座いませんわ。 危険かもしれない二階の様子を、御一人で見に行ってくださったのですし。 |
■エメラルド To:フィアルラ |
そうですよ〜。 かっこよかったですよ!('-'*) |
どうやら、尊敬の眼差しを向けているらしい。
■フィアルラ To:ALL |
えっと、それでこれからどうしましょう? 取り敢えず今のところは大丈夫そうですけど、また何時来るかも分からないし……。 そろそろ調べものに行った皆さんも帰ってくるでしょうから、一度みんなで対策を練りますか? |
■ルリィ To:ALL |
そうですわね。 皆さん、きっと様々な情報を仕入れてきてくださっているでしょうし…(期待の眼差し) では、一度食堂にでも戻ります? |
■エメラルド To:ルリィ |
……あぁっ!?た、たいへんな事を思い出しました! 急いで戻らないと紅茶が冷めちゃいますぅ!! いそぎましょ〜>< |
と、いつも通り、ルリィの服の裾を掴んでズリズリ戻る。
オラン ジュナイル邸そばの通り |
レンシオの奢りを断り(?)、ジュナイル邸へと急ぎかえるパオル。
何故急いでいるかと言うと、あてにしているジュナイル邸での夕食の時間を気にしているかららしい。
しかしながら、しっかりと帰りがけにケーキを買って帰る辺りはパオルらしいというところか。
マリーウェラーおねぇ様のお店謹製、いろいろと不純物が混じった砂糖のかたまりである。
■パオル To:独り言 |
う〜、この甘い香りがたまらないね〜。 きっと皆も涙を出して喜んでうれるよね♪(^-^ さ、急いで帰ろうっと! |
パオルがふと前を見ると、ジュナイル邸のほうから、一人の男が小走りに近づいてきていた。
■パオル To:おとこ |
こんちわ〜★ 今日は良いお天気ですねぇ。 |
■男 To:パオル |
……夜だけどな。 |
男は、そう言うとパオルの脇を抜けてオラン市街へと向かって歩き出した。
■パオル To:おとこ |
負けた・・・。(がくっ |
でもケーキの甘ったるい匂いで、一瞬にして立ち直る。そして意気揚揚と屋敷の門をくぐるのだ。
……なんだったんだろう、このシーン。