SW-PBM Scenario #82 | 目次 |
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ロゾニィ屋敷 2階 廊下 |
ロビーの大階段を上がって、2 階に来た。左右に廊下が伸びている。左右の廊下の突き当たりにある小さな窓のおかげで、2 階の廊下では明かりがなくても活動できそうだ。左を見ると、廊下の右側に扉が 2 つ、左側に 1 つ。右を見ると、廊下の左側に扉が 2 つ、右側に 1 つ。どこから入ろう?
■シャルル To:ALL |
(右の廊下を指差しながら) 左側の手前の部屋(3)がロブさんが発見された所です。右側の部屋(6)はレヴィックさん達が白い影を見た場所ですね。 とりあえず、犠牲者が出た部屋(3)を見ておきましょうか? |
■レヴィック To:シャルル |
そうね、とりあえず現場からってことで。 |
遺体が発見された部屋の扉を調べるシャルル。まずは聞き耳で室内のようすをうかがうが、何も音は聞こえなかった。扉を慎重に調べて罠発見を試みるが、罠も無い。扉に手をかけてみるが、まるで鍵でもかかっているかのように開かない。
■シャルル To:ALL |
あれれ、開かない? |
エアヘッドが、ノブを「むんず」とつかんで、無理やり開けようとしている。
■レヴィック To:エアヘッド |
………(鍵があるんじゃぁ(^^;)。 |
しかし、扉はびくともしない。
■ユウル To:ALL |
鍵がかかってるみたいだね。 う〜ん、コンネルさんがかけたとも思えないし…普通に鍵がかかってるならシャルルに開けてもらいたいとこだけど、勝手に開けてさっきの精霊に怒られたりしないかな? それとも別の部屋を調べて、バルコニーの方から回ってみる? |
■レヴィック To:ユウル |
そうね、鍵で開けようが鍵の代用品で開けようが大丈夫だとは思うけど…。壊しさえしなければね。 とりあえずアタシ達が白い影を見た部屋を先に見てないこと? |
レヴィックとフィオンが白い影を見た部屋の扉を調べるシャルル。まずは聞き耳で室内のようすをうかがうが、何も音は聞こえなかった。扉を慎重に調べて罠発見を試みるが、罠も無い。扉はスムーズに開いた。エアヘッド、突貫。
ロゾニィ屋敷 2階 紅の薔薇の部屋 |
ここは、薄紅の薔薇の花の模様の壁紙とベージュの絨毯で上品に整えられてはいるが、家具調度の類は一切なく、がらんとした部屋だった。窓からは外の曇天と森の緑、屋敷に通じる道がよく見渡せる。レヴィックは、室内に入るとかすかに特異な精霊力を感じた。
■ユウル |
何にもない部屋か……ここに、エマさんいるのかなあ…(きょろきょろ) |
■レヴィック To:ユウル |
……居たのは確かみたい……かすかだけど、そうゆう感じがするもの。 |
■ユウル To:レヴィック |
そ、そうなんだ…やっぱりこのお屋敷のどこかにいるんだねえ〜 |
■シャルル To:レヴィック |
そ、そういう感じって……?もしかしてレヴィックさんって霊感の持ち主さんなんですか?(汗) |
近くにいたフィオンの裾をぎゅっと握って周囲をうかがう。
■フィオン To:シャルル |
ちょ、ちょっと(^^; しっかりしてよ〜。(逆でしょぉ?!) |
■レヴィック To:シャルル |
楽しそうねぇシャルル…。 霊感っていうにはちょっと違うかも。そうねぇ……あえて例えるなら精霊を見るのと同じ要領?かしらねぇ。 |
昨晩白い影が現れた窓へ近づき、白い影がしたように下を見てみる。
■レヴィック To:フィオン、ALL |
昨日の夜は確かここから…あの辺に居たアタシ達をみてたのよねぇ。 |
窓からは、この屋敷の門に至る一本道がよく見える。門前では、相変わらず番人がたたずんでいる。異常なし。
■シャノン To:おおる |
やはり、夜にしか出てこないのでしょうか。 |
■フィオン To:ALL |
でも・・・見える見えないは別にしても、居るのよね? 今もこの屋敷に・・・。 何か心残りがあるのかしら? |
■レヴィック To:シャルル、フィオン、ALL |
…どうなのかしら(^^; よくは知らないけど…。でも心残りねぇ…屋敷を調べてみてここからしかそういう感じがしないならこの部屋に何かある可能性はあるわね。 |
■シャルル To:フィオン、ALL |
(まだフィオンの袖を掴んでる) そ、そういうものなのですかね? |
しゃがんで窓の近くを調べ始めます。
■レヴィック To:シャルル、ALL |
どう?何かあって? |
■シャルル To:ALL、フィオン |
(ぶんぶん)うーん、異常はないですね。絨毯をめくった跡などもありません。 次の部屋を調べましょうか。 |
■レヴィック To:シャルル、ALL |
そうね、何もないならそうしましょ。 |
再びフィオンの袖を掴む、シャルル君。
■フィオン To:シャルル |
(^^;;; |
シャルルに他意が無さそうなので何も言えないフィオン。掴まれたまま部屋を出た。
ロゾニィ屋敷 2階 廊下 |
■シャルル To:ALL |
あ、もう一回あの扉(3)を調べてみますね。 |
■レヴィック To:シャルル、ALL |
ご苦労様♪ |
■シャルル To:ALL |
あれれ……鍵がかかっているわけではないと思うのですけど開きそうにありませんね。魔法とかなのですかね? とりあえず、鍵開けを試みてみましょうか? |
先ほど開かなかった廊下の真ん中の扉を指す。
■レヴィック To:シャルル、ALL |
そうねぇ…危なそうではないのよね? じゃぁ一度やってみてダメならアタシかフィオンちゃんの出番ってことでいいんじゃない? |
■シャルル To:レヴィック、ALL |
ええ、危険な感じはしないです。じゃあやってみますね♪ |
シャルルは扉にとりついてシーフツールを取り出し、鍵開けを試みる。
■シャルル To:ALL |
あぅ、開きませんでした(ちょっと涙目) |
■レヴィック To:シャルル、ALL |
じゃぁ次はアタシも頑張ってみようかしらね。 |
レヴィックが古代語魔法のアンロックを試みるが所詮は杖なし。あっさり失敗。
■レヴィック To:ALL、フィオン |
うーん。案の定?(笑) フィオンちゃん、お願いしてもいい? |
同じく、フィオンも試してみるが惜しいところで失敗。
■フィオン To:ALL |
あ・・・失敗しちゃった。 上手く行きそうな気がしたのに・・・。 |
気がしただけ。
■ユウル To:ALL |
もしかして強力な魔法で扉が閉じてある、とかなの? 精霊が見えて魔法も使えるのが相手なのかなあ〜。 |
フィオンは念の為にセンス・マジックを唱えてみる。扉を見てその後そのまま周囲を見渡してみる。
■フィオン To:ALL |
・・・やっぱり、魔法でロックされてるみたい。 (キョロキョロ) 他は・・・特に魔法のオーラは感じないなぁ。 |
■レヴィック To:ALL、フィオン |
それも結構しっかりかけてあるみたいねぇ……。誰の仕業かわからないけど気にしておいた方がいいみたいね。 |
エアヘッドは、扉に向かってショルダーチャージを試みるも、あっさりと跳ね返される。
■シャルル To:ALL |
(エアヘッドを気にしないように努めつつ……) うーん、じゃあ隣の部屋(2)から現場に行ってみるとしましょう♪ |
■ユウル To:シャルル、ALL |
うん、バルコニーからなら中の様子が見えるかもしれないし。 現場だから一番調べてみたいところだしね。シャルル、がんばって。 |
■レヴィック To:シャルル、ユウル |
例の二人もここ通ったみたいだしねぇ。 |
シャルルは早速扉の罠と鍵を調べる。
■シャルル To:ALL |
異常なさげです。鍵も掛かってませんね(^^) |
■レヴィック To:シャルル、ALL |
ご苦労様〜。中はいってみましょうか? |
この部屋も、家具は無かった。青いストライプのよくある壁紙にグレーの絨毯が敷いてある。
部屋(2)へ入ってベランダに出るべく窓のそばに行ってみる。窓の外はバルコニー。
ロゾニィ屋敷 2階バルコニー |
バルコニーには部屋を区切る壁はなく、歩いて隣へ行けるようだ。ここからは庭の全体が見渡せる。薔薇が咲いていればさぞかし見事な眺めだっただろう。シャルルはバルコニーにロープの跡などがないか調べてみた。しかし何も発見できなかった。
■レヴィック To:ALL |
割と簡単に行けそうよ? |
さくさくベランダに出て部屋(3)を覗き込む。
■ユウル To:ALL |
眺めのいいバルコニーだね。ほかの部屋も、こっちから覗けるかな? |
バルコニーを端から端まで歩いて、各部屋(1〜4)を覗き込んでみる。
■シャルル To:ユウル |
どうです〜?(ユウルの横からヒョイっと) |
遺体が発見された部屋以外は、バルコニー側から中を見ることができた。右端(1)は今通ってきた部屋と全く同じだった。左端の部屋(4)はやや広めで、白とベージュが基調となっている。家具は無いが、壁の一部は作り付けの棚になっている。
■シャルル To:ALL |
ん〜、怪しい所はないみたいですね。じゃ、現場を見ましょうか。 |
レヴィックはバルコニー側から遺体が発見された部屋を覗き込もうとした。しかし、窓には内側から布がかかっていて外から内部を見ることはできなかった。
■レヴィック To:ALL |
あら、残念。見えないわ。 ……窓開かないかしらね。 |
■ユウル To:ALL |
ここだけ、カーテンみたいなものがかかってるね。 |
■フィオン To:ALL |
なんでここだけ・・・? |
レヴィックは窓のつまみを持って引き開けようとした。
■シャルル To:レヴィック |
どうです、開きました?(小首傾げ) |
窓はカチリと音を立てて開いた。罠が隠されていたのだ。巧妙に隠されていたためにシャルルもフィオンも気がつかなかった。次の瞬間、布を突き破ってレヴィックの喉元にダガーが飛び込んできた。突然のこと危険を感じなかった。避けることができない!
■レヴィック |
え?! |
レヴィックはダガーが喉に刺さる瞬間にかろうじて身をかわした。ダガーは鎧の端に当たって弾かれ、その場に落ちた。柄は黒、刃にも黒い粘液が付着している。
■シャルル To:レヴィック |
れ、れ、れ、レヴィックさんっ!(おろおろ) |
■フィオン To:レヴィック |
だ、大丈夫?! ケガはっ? |
後ろから駆け寄ってくる。
■シャノン To:レヴィック様 |
どうしました! 大丈夫ですか!? |
■レヴィック To:ダガー |
っ!! ああ、もうっ!死ぬかと思ったじゃないっ! |
驚きのあまり落ちたダガーに文句を言ってみる。
■レヴィック To:フィオン |
…大丈夫、怪我はしなくて済んだみたい、こういうものはうかつに触らない方がいいってよぉくわかったわ(^^; |
■シャルル To:レヴィック |
ご、ごめんなさい、僕が罠のチェックをしなかったから……(うるうる) |
■レヴィック To:シャルル |
イヤね、気にしないで頂戴。 |
■シャノン To:レヴィック |
無事で何よりでした。 |
エアヘッドはダガーの黒い液体に人差し指を伸ばし始めた。なんとか落ち着いた風を装ったレヴィックがハンカチを出して、ダガーを包んで横から拾い上げる。
■ユウル To:レヴィック |
…び、びっくりした…でも何事もなくて本当によかったよ。この館、何が起こるかわからないね。 |
■フィオン To:レヴィック |
鎧があって助かったわね(^^; お化け屋敷―――と言うよりカラクリ館って感じね、ここ。 |
■レヴィック To:フィオン |
こんな薄いのでも無いよりは百倍マシってことね(^^; ああ、コレ…アゲル。 |
ハンカチごとダガーをフィオンに手渡す。
■フィオン To:レヴィック |
要らない・・・(笑)。 |
口ではそう言いつつ、慎重にダガーを受け取って調べるフィオン。エアヘッドも、一応手をあげていたものの……
■フィオン To:ALL |
・・・ダガーはごくごく普通ね。古いものではないみたいよ? かと言ってもちろん新品ってわけじゃないけどね。 この黒くてねっとりした液体は・・・”ダーク・ブレイド”ね。 暗殺者がよく使う毒よ。 |
■シャルル To:フィオン、ALL |
……はうぅ(汗) |
シャルルはフィオンの後ろからナイフを確認して青ざめている。手はしっかりとフィオンの服の端を握っている。
■フィオン To:シャルル |
・・・あげる(^^)。 |
毒付きダガーはフィオンの手からシャルルへ。
■シャルル To:フィオン |
はわわ…!(おろおろ) |
驚きつつも手にとる。毒物はギルドの教育で存在は知っていても見るのも触るのも初めてなシャルル君。おろおろしながらも観察する。……でもどんな毒かは理解できなかった。
■レヴィック To:シャルル、ALL |
これで1つお勉強できたわねぇ(ニヤリ) …と、もうこれ以上何もないでしょうねぇ…。 |
レヴィックはがばっと布を引っぺがす。
ロゾニィ屋敷 2階 殺人現場 |
窓に掛かっていた布は音を立てて裂けた。ボロ布だったようだ。内側には、ダガーを飛ばした罠の残骸が残っていた。
布をどけると、室内に窓から光が入って明るくなる。ここにも家具や調度品はなく、今入って来た部屋 と同じような部屋だった。ただ一つ違うところは、部屋の中央に血溜りの跡があることだ。直径 1m 程度、既に乾いて黒っぽく変色を始めている。
■レヴィック To:シャルル、ALL |
入っても平気かしらねぇ。 |
さっきがさっきなので、窓の枠の外でシャルルに確認してみる。
■ユウル To:ALL |
床を踏んだら矢が飛んでくるとか、天井が落ちてくるとか…もう一回調べてもらった方がいいかも。 何か見せたくないものがここにあるってことなのかな…。 |
ユウルも窓から部屋を覗き込み、天井や床を見回す。
■フィオン To:ALL |
誰が罠を設置したのかしら? しかもいつ? |
■シャルル To:ALL |
か、確認しますっ(><)> |
他の仲間が警戒中の中、エアヘッドは血溜まりに向けてずんずん進みだした。背後の期待を裏切り、何事も起こらぬままエアヘッドは血溜りの端まで到達した。掃除をしようとしたようすもなく、ただ乾くままに任された大量の血液は窓からの光を鈍く反射して鉄臭い匂いを放っている。
■シャノン |
ここでお亡くなりになったのですね……。 |
その場で祈りを捧げる。
■ユウル To:エアヘッド |
エアちゃん! …な、何事もない?ほ〜よかったあ。 |
■シャルル To:ALL |
あわわ、エアヘッドさ〜ん(^^; 天井が落ちたり矢が飛んできたりはなさそうですね。 この罠も比較的新しいですね……。設置者の腕は少なくとも僕より上みたいです。 |
■レヴィック To:エアヘッド |
アレだけカタイと罠も怖くないのかもねぇ(^^; |
それは彼女が人間より背が低いからだと思われ。人用のサイズの罠は怖くないかも。そもそも、エアヘッドはさっきダガーが飛んできたことにすら気がついていない。
■シャルル To:フィオン、ALL |
扉も鍵は掛かってませんね。…やはり魔法なのですかね? |
■フィオン To:シャルル |
と、思うけど。 ・・・やーね、罠もしかけて、魔法も使える相手が敵さん? |
ん?それって誰かとかぶるような。(君だよ >フィオン)
■レヴィック To:シャルル、フィオン |
まぁ、さっきフィオンちゃんの確認でも魔法を感知したみたいだから、そうなんじゃないかしら。 |
引き続き地道に部屋の調査をしていたシャルルは、隅の絨毯が少しはがれて浮いているのを発見した。
■シャルル To:ALL |
あ、こんなところに!! |
めくってみたところ、誰かの荷物があった。保存食 2 個、食器、魔法書、ノート、羽ペンなどなど。
■ユウル To:ALL |
食器に、魔法書に…何のためにおいてあるんだろ。魔法のメモとかって、持って歩いたりするものじゃないのかな。 |
食器やノートを手にとり、きょろきょろと眺める。
■シャルル To:ALL |
一体これは・・・? |
■フィオン |
悔しい・・・読めないや。 |
魔法書を手にとってぽつり。言語マニアにとっては悔しいところだが、 魔法書はフィオンの知らない言語で書かれていた。ノートもだ。
■レヴィック To:フィオン |
……確かに。何語なのかしらねぇ。といっても文字に出来る言語なんてそう沢山あるもんじゃないはずだし、調べればなんとかなるかもね? って、コレ……なんでまたこんなところに隠してるわけ?(^^;保存食じゃない………。 |
レヴィックは床から保存食をつまみ上げてみる。絨毯の下に隠されていた保存食はまだ食べられそうだ。さっき食べたお弁当よりはおいしくないだろうけど。
■シャノン To:おおる |
アンデットが食事をとることはありません。 |
■レヴィック To:シャノン、ALL |
でしょうねぇ…ってことは第三者の荷物よね。 |
■ユウル To:ALL |
魔法の鍵をかけたり、罠を仕掛けたりしたのもその人かな。魔法が使えて、罠も作れて、もしかしたら精霊とも話せる…? 荷物の人物と殺人犯は別かなあ?それとも2人以上いるとか?保存食があるってことは、また戻ってくる気があるってことだよね。 |
■シャルル To:ALL |
どうでしょうね?でも、これの持ち主の方は戻ってくる可能性がありますね。 ノートは僕たちが保管しておきませんか?犯人にせよどうであれ、預かっておいた方が都合もよさそうですしね。 でも、あんなトラップを仕掛ける人がいい人だとは思えませんよね?……そうだっ♪ あ、皆さんもうこの部屋はいいですよね?次の部屋に行きましょうか(^^) |
シャルルは部屋を出る際に、ふと森のほうを眺めた。低い曇天を背に、遠くに鳥が数羽飛んでいるのが見えた。
■シャルル To:フィオン、ALL |
あ、そう言えばあの鳥さんって使い魔さんだったりはしませんよね? 扉にはロックがかかっているみたいですし、魔法使いさんと言えば使い魔ですから……(^^; |
フィオンは、前の冒険で手に入れた魔力のカード「ヴィジョン」を持っていることを思い出した。
■フィオン To:シャルル、レヴィック |
んー・・・使い魔の可能性も無くは無いと思うけど・・・。 (こんな所でビジョンのカードを使うのももったいないしなぁ) 鳥の種類を判別するぐらいなら、方法はあるんだけど、使い魔かどうかの判別方法って無いのよね・・・。 |
■レヴィック To:シャルル、フィオン |
うーん、そおね。ちょっと距離があるしねぇ…見ただけで使い魔かどうかは…。ただ、そもそもこんな距離じゃ、仮にアレが使い魔だとしてもアタシ達が何かしてても細かいところまでは見えないと思うわよ。 |
■シャルル To:レヴィック |
そんなものですかね?(鳥さんって遠目が効いたような……) |
ちょっとだけ考えたあと、
■シャルル To:ALL |
あ、そうだ。皆様お先にどうぞ♪(ぺこり) |
シャルルは優雅なポーズでお辞儀をしながら手でベランダを指した。
■レヴィック To:シャルル |
??よくわからないけど、後はヨロシク♪ |
シャルルは皆が出て行ったあとに、ある仕掛けを作った。例のダガー射出トラップの向きを変えて扉の方に飛ぶように調整する。ダガーの代わりに、食器をセットして。
■シャルル |
よしよし。これでいいかな?> あんな悪質なトラップを設置する人にはお仕置きですよね。マーファ様の愛の制裁です!(ぐぐぐっ) |
拳を握り締めたシャルルは、最後に布を窓にかけ直して退室した。布は破れてしまったので多少見た目は変わったが、外から室内のようすを見ることはできなくなった。
ロゾニィ屋敷 2階 他の部屋 |
遺体発見現場から元来たルートで廊下に戻った。まだ調査していない部屋が 4 つある。これを順に調べることになった。
■レヴィック To:シャルル |
毎度で悪いんだけど調べてもらってもイイかしら? |
■シャルル To:レヴィック |
はい、シャルル行っきま〜〜〜〜すっ♪(たたたっ) |
■フィオン |
(便利ねぇ♪ シャルルがいなかったら、これ・・・私の仕事だったのかしら。いてくれて良かった〜) |
シャルルはそれぞれの部屋について丹念に聞き耳と罠の調査を行った。いずれの部屋でも、物音はせず、罠は見つからなかった。扉にも鍵はかかっていなかったので、部屋の中を見るのは簡単だった。
■シャルル |
どれどれ……? |
バルコニー側の右から 3 つまで(遺体が発見された部屋を含む)は、全く同じ作りになっている。おそらく、客間として使われていたのだろう。家具は既に運び出された後なのか、何もないがらんとした部屋だった。
■レヴィック To:ALL |
…うーん、さすがに売家だし何も無いわねぇ…。 |
■ユウル |
生活感のないところが、お化け屋敷っぽい感じだなあ。 |
しかしガランとした室内を、エアヘッドが騒々しく走り回っているのでお化けも遠慮して出てきそうにない。
バルコニー側の 4 つ目の部屋は他の 3 つよりやや広く、バルコニーから覗いた時に見た造りつけの棚があった。おそらく、主人夫妻の寝室だろう。この棚にも何も置かれていず、仕掛けや隠されたものも見つからなかった。
■シャルル To:ALL |
この部屋には異常なしです〜。 |
エアヘッドは、手近な棚に入り込もうと画策するも、体型が邪魔をして失敗。
■シャルル To:エアヘッド |
……っ(^^; (みないふり、みないふり……っと) |
ロゾニィ屋敷 2階 白い薔薇の部屋 |
廊下を渡って、2 階最後の広い部屋に入る。この部屋は白い影を見た部屋と対になっているようだ。白い薔薇の花の模様の壁紙と淡いグリーンの絨毯で、落ちついた雰囲気がある。扉から向かって左側は、本棚が壁の半分をほどを占めている。主の書斎として使われていた部屋だろうか。本棚は壁に密着していて、フィオンの筋力をもってしても動かせそうにない。
■フィオン To:ALL |
んんんっ・・・。 (ぱっ) ふぅ、やっぱり”乙女のかよわい力”じゃ動きそうにないわね〜(^^)。 |
渾身の力をこめてみたが、やはり動かなかった。みしっと音はしたが、どうも何らかの方法で固定されているようで動かせるものではなさそうだ。
■シャルル To:フィオン |
………じーっ(ふにっ) |
自分とフィオンの腕を見比べた後、何気にフィオンの腕を触ってみるシャルル。
■フィオン To:シャルル |
きゃっ!な、何? |
■シャルル |
はわわ、柔らかいっ(/// |
予想と違って柔らかかったのでドギマギしてしまう、シャルル君。走って逃げ出した。
■フィオン To:シャルル |
シャルル・・・。 (何考えてたのかわかるような気がするわ(--;) |
質の良い筋肉は柔らかいものなダ。
さて、棚の隣には優しそうな女性が描かれた小さな肖像画がかかっていた。
■レヴィック To:ALL |
…これ誰かしらね? |
ロビーにあった老婦人の肖像画にどこか面影が似ているようだ。エアヘッドは、再び睨み合いを挑んでいる。
■フィオン To:レヴィック |
普通に考えるとエマさんよね。 全然関係無い人の肖像画を飾るとは思えないし。 |
ユウルが肖像画に手を触れようとした瞬間、壁がバシン!と激しく鳴った。そして、触ろうとした絵がガタガタと小刻みに揺れ始める。
■ユウル |
わっ!?な、なに?(きょろきょろ) |
■ブラウニー(精霊語) To:ユウル |
ドロボー!ドロボー! |
■シャルル To:ALL |
わわっ、ポルターガイスト?!(おたおた) |
いつのまにか戻ってきていたシャルル。またもフィオンの背後に隠れる。君はそれでもシーフなのですか?
■シャノン To:レヴィック |
幽霊、なのですか? |
エアヘッドは、「ほんわか〜」としている。
■ユウル To:中空のどこか(笑 |
ゆ、ゆーれーのエマさん?それともブラウニー?さ、触ったらだめだったんなら謝ります〜ごめんなさい〜(>_<) |
■ブラウニー(精霊語) To:ユウル |
それクレマンのお気に入り!だからエマのお気に入り!無くなったらエマ悲しむ〜 |
■レヴィック To:ALL>ブラウニー |
あらあら、どうもそれ大事なものみたいよ。なくなったら困るって。クレマン?の大事なものでしいてはエマさんの大事なものですって やぁ、ごめんよ。もっていったりしないから許してくれるかな |
■シャルル To:レヴィック>ぶらうにーさん |
僕たちは勝手に物を盗って行ったりはしませんよ〜〜〜(><) |
■ブラウニー(精霊語) To:シャルル |
わかるもんか〜〜! |
やっぱり基本的には信用されていないようだ。
■フィオン To:ブラウニー |
こんなもの頼まれたって盗まないから安心しなさいよ! |
■シャルル To:レヴィック>ぶらうにーさん |
あぅ〜、僕はそんなことしないのにぃ……。 ところでこの女の人は誰なのですか?(空中に向かって小首傾げ) |
■ブラウニー(精霊語) To:シャルル |
エマだ! |
■シャルル To:ALL、レヴィック>ぶらうにーさん |
ははぁ、クレマンさんのお気に入りって事は、若かりし頃のエマさんみたいですね。 ところで、僕たち以外にもこの絵を触ろうとしたりする人はいたのですか? やはりその人たちにもこうやって驚かせたているのですか? |
■ブラウニー(精霊語) To:シャルル |
鍵持ってたり勝手に入ってくるやつら、なんでもやりたい放題!だから、大事なもの守る。追い払う! |
■レヴィック To:シャルル、ALL |
……この家が売られてるっていう感覚は彼ら(ブラウニー)にはないだろうから…コンネル氏がいろいろもっていくのが気に入らないみたいね(^^; |
■ユウル To:レヴィック>ブラウニー |
私達の前に入ってきた人間が、何をしてたか気になったからこの絵を調べたかっただけなんだ。絶対に盗んでいったりはしないよ。 人間が傷つけられた部屋に、食べ物やノートをおいていった人のことは知ってる?その人が何をしていたか知らないかな。 |
■ブラウニー(精霊語) To:ユウル |
そいつが人間を傷つけた。エマを悲しませるようなことをするやつ、全員許さないぞ〜 |
と言い捨ててブラウニーは消えた。
■シャルル To:ALL |
ふぅ、消えてしまったのですか…。 じゃあこの部屋の探索はもう良いですよね?そろそろ次の部屋を調べましょうか。 |
■レヴィック To:シャルル |
そぉね、ヨロシク〜。 |
人が立ち入った形跡はいたるところにある。しかし、血痕やその他の異常は、遺体が発見された部屋以外には見つからなかった。
■レヴィック To:ALL |
結局、怪しそう?なのはあの部屋(遺体発見の部屋)以外にはなさそうね。 どうする?夜までどこかで待ってみる? |
■ユウル To:ALL |
あと、一階をざっと見て森の進入経路とか調べようか。日が暮れるまでだから、余り時間はないね。 そのあとは…う〜ん、待つとしたら、どこで待つのがいいと思う? |
■シャルル To:ALL |
外の調査で新しいことが分からなければ……ですけど、室内で待機していた方がいいと思います。 幽霊ならそのまま話し合いもできるでしょうし、例の罠を仕掛けた人なら外部から侵入してくるでしょうからね。 |
■シャノン To:おおる |
わざわざ外で夜を明かすのは、この時期は厳しいですね。 私も、中で待機するに賛成です。 |
■ユウル To:ALL |
誰か来るとしたら、やっぱりあの現場へ向かうのかな。侵入ルートは…裏からきて、ベランダからとか? 中で待つとしたら2階の方がいいのかな。 |
■シャルル To:ALL |
……2階ですかね?みなさん、どう思います? ちなみに、ランタンの灯りはシェードを下ろしておけば外に漏れないと思います。 |
■シャノン To:おおる |
私は、二階で良いと思いますよ。 |
■レヴィック To:シャルル |
アタシも賛成 |
フィオンも頷く。
■シャルル To:ALL |
じゃあ先に一階を調べましょうか(^^) |
ということで、次は 1 階を調べることになったのだ。室内の調査はまだしばらく続く。
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