SW-PBM #87 覗き魔にご用心!? お約束ってなんですか? |
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お風呂 |
ベルに頼まれた次なる仕事はお風呂の掃除。
道具を持って、アルテナとルーシアの新人メイドコンビがやって来る。
さて、そういえば……このお風呂場は、騒ぎの発端である最初の覗き魔事件があった場所である。
■アルテナ |
他の連中に見られない分、いくらかましか……… |
■ルーシア To:アルテナ |
そうね。 |
ふっふっふ、あまぁ〜い。
お風呂にはお風呂の危険というものがあるのだよ(邪)
■アルテナ |
さて、掃除してやるか…………… いいように使われているんではなかろうな…………(--;; |
そんなぁ。
いいように、じゃなくてこき使ってるだけですってば。
さて、お風呂場である。
貴族の(没落だけど)住まいだけあって、なかなかに広い。ちょっとした宿屋の個室分くらいはあるだろうか。
バスタブも大人2人くらいなら余裕を持って一緒に入れそうだ。
1つだけではあるが、シャワーも備え付けられている。
改めて見渡して、
■アルテナ To:ルーシア |
ちっ、中途半端に広いな。 手分けするか、じゃあ、ルーシア、床タイルとバスタブ、それとシャワーの貯水桶ぐらい洗ってくれ。 |
ほとんど全部。
■ルーシア To:アルテナ |
…アルテナはどこをやるつもり? それに、こんな服で屈むのは嫌よ(ぷい) |
そういえば、さっきの部屋でも立ってハタキがけしかしてなかったような……。でも、誰も見てないんだからいいじゃん。
さ、さ、サービスしてくださいな(笑)
■アルテナ To:ルーシア |
んん?わたしか?…そうだな…… ………………。…………………。そうだ!ここは覗きの現場だからな、警備だ、警備してる。 |
■アルテナ To:ルーシア |
別にわたししかいないから気にするな(にや さ、作業作業♪ |
風呂場をふらふら歩き出す。
きょろきょろしながら風呂場を歩き回るアルテナだが、何故かその足元には石鹸が1つ……(笑)
■ルーシア To:アルテナ |
あ |
■アルテナ |
ふんふん♪ |
気付かずに石鹸を思いきり踏みつけた。
当然のごとく石鹸は滑る。
ツルりんッとな。
■アルテナ |
えっ? |
アルテナの身体は一瞬宙に舞った後……。
ステンっ!!
■アルテナ |
きゅっ☆ |
と、見事なまでの派手な音を立て、背中からタイル張りの床に叩きつけられる。
……あ、スカートが捲れてる……。
■ルーシア To:アルテナ |
うゎ…だいじょうぶ? |
見てるだけでも痛そう。
■アルテナ |
ててててて…………なんだ!?なにが起こった?敵襲か!? |
違うってば(-_-;)
■アルテナ To:ルーシア |
ルーシア!覗き魔がでたぞ!不意打ちだ!なんと卑怯なやつだ……… |
だから違うって(-_-;;)
と、アルテナがボケる暇もなく。
踏みつけた拍子にすっ飛んでいった石鹸がバスタブの縁にぶつかり、跳ね返ってきた。
そして避けきれずに、アルテナの捲れたスカートの中に石鹸が突入(ぉ)
■ルーシア To:アルテナ |
・・・・強敵だったみたいね。 |
■ベル To:アルテナ、ルーシア |
すみませ〜ん、おトイレの方は終わりましたけど。こっちはどうですか? |
ベルが声を掛けてきた。
まさか『遊んでてまだ終わってません』とは言えない。
■ルーシア To:ベル |
えぇっと…それどころじゃないみたい。 |
■ベル To:アルテナ、ルーシア |
良かったら、お手伝いしましょうか? |
そう言って踏み出した足元に。ここにも何故か石鹸が。
一体何個石鹸が転がっているのかとか聞いてはいけない。何故なら、それがお約束というものだからだ。
■ベル |
うやっっっ!? |
そしてお約束通り、ベルは石鹸を踏んづけるのであった。
そのままベルの身体は横滑りし、ルーシアとアルテナに一直線☆ である。
■ルーシア |
ひゃっ。 |
どっし〜ん☆
と2人に体当たりぶつかるベル。
そのまま3人ともダンゴになって横滑り。行きつく先はバスタブである。
まだ掃除を開始していなかったため昨日のお湯が抜かれておらず、3人揃って
ぼっちゃん☆
……仲良くずぶ濡れとなったのでありました。
■アイレン To:3人 |
……みなさん。着替えた方が宜しいですね。 |
相変わらずタイミングの良い事で。アイレンが顔を出して3人の惨状にそう言う。
心なしか。いつもの無表情の中に呆れが見えたのは気のせいか?
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