SWPBM#84

宅配の目的地

Chapter8:戦闘開始!

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1ラウンド

■ エルステッド  To:ALL
そこまでだ!自然ならざる物を取り扱う闇の商人よ!
大人しくすれば、命までは取らぬ!

エルステッドはすかさずレイラックの足を狙って弓(攻撃値:以下攻10)を放った!4
しかし、レイラックはすかさず回避した!(回避値:以下回13)
■男A To:エルステッド
しゃらくせぇ、返り討ちだ!

言いつつも男Aは待機。
レイラックは袋からなにやら取り出し、それを服用した。
男Bも待機。
アレクは扉付近に立って出入り口を塞ぐ。
リシィアは回復魔法を使える機会をうかがって待機。
■アルフレッド To:レイラック
よぅ、久しぶり。借りは返させてもらうぜ。
万物の根源たるマナよ、霞となりて彼の者達を眠りへと誘え。

続くアルフレッドはスリープクラウド(達成値、以下達11)を放つ。
AとB(抵抗値、以下抵16,17)は抵抗したが、レイラック(抵9)と馬は眠りに落ちた。
続く行動を遅らせていたギャスパーはレイラックに難なく押さえ込んだが、これにてレイラックは目を覚ました。
続く、エルシアが相手に少し近づいたところでラウンド終了!

2ラウンド

ギャスパー(達8)はレイラック(達14)を懸命に押さえ込んでいたが、強烈な腕力であっさりはねのけられた。体格に似合わぬ凄まじいまでの力である。
■ギャスパー To:ALL
何だ、人間離れした怪力だぞ!?

■ エルステッド  To:ALL
"しゃらくせぇ"、という意味については問わぬが、相応の罰は受けるべきであろう!

どうやら、"しゃらくせぇ"という単語を知らないらしい……
それはさておき、エルステッドの弓(攻14)はA(回14)に襲いかかるが惜しくも回避されてしまう。
■A To:エルステッド
無駄だ!

Aはそう叫びながら馬を蹴り起こした。
Bのショートソード(攻10)がギャスパーの防御(回9)をかいくぐって襲いかかるが、鎧で完全に止めた。
アレクはロングスピア(攻12)でB(回15)に突きかかるが何の苦もなく回避される。
リシィアはギャスパーの回復を予定していたが、無事だったのでキャンセル。
ギャスパーの押さえ込みに続くレイラックへのギャロット(攻13)は(回16)凄まじい速度で回避される。
エルシアはスリープでレイラックを眠らせようと試みるが、集中が足りなかったか(達9)!抵抗(抵11)されてしまう。
■アルフレッド To:ALL
これで俺の魔法は打ち止めだぜ。
万物の根源たるマナよ、鎧となりて我が友を護れ。

アルフレッドの唱えたプロテクションはギャスパーとアレクを保護する。
そして蹴り起こされた馬が立ち上がったところでラウンド終了。
ここでリシィアはふと、レイラックの変貌具合から、最近開発されて出回り始めた麻薬と症状が同一であることに気づいた。
それとは副作用として、凄まじいまでの肉体能力が出るが、代わりに知力が大幅に低下してしまうと言う副作用を伴っている物だった。
■ リシィア To:ALL
あれは……。
皆さん、レイラックに気をつけてください!
麻薬の使用で、身体が信じられないくらい強化されているようです。


3ラウンド

レイラックはギャスパー(達10)に組み付かれた状態から脱出(達12)した。ほとんど力業である。
■ エルステッド  To:A
…‥くっ。ちょこまかと!

エルステッド(攻13、打撃ロール、以下打6)の放った弓はA(回10)に命中するが、分厚い鎧で完全に受け止められた!
■A To:エルステッド
無駄だと言ったはずだ!

A(攻16)は馬の周りを回ってエルシア(回14)にグレートソードで一撃(打3)!しかし、エルシア(防御ロール、以下防6)は鎧である程度まで軽減した(ダメージ、以下ダメージは省略2点)。
続くB(攻12)の攻撃がアレク(回9)を捕らえる(打8)。アレク(防6)も分厚い鎧である程度まで軽減(2点)!
アレク(攻13)の攻撃は身軽なB(回14)の前にあっさり回避される!
リシィアはアルフレッドにトランスファーメンタルパワーで6点移す。
組み付きをほどかれたギャスパー(達9)は再びレイラック(達8)に組み付く!
■アルフレッド To:リシィア&ALL
ありがとう、助かるよ。(´▽`;)
万物の根源たるマナよ、光の矢と成りて我が敵を撃て!

リシィアのトランスファーを受け、アルフレッドの放ったエネルギーボルト(達15)はA(抵14)とB(抵14)の抵抗を共にうち破り、二人の鎧を貫いた!(A4点、B5点)
馬はギャスパーに攻撃しようとしたが、組み付いたのを見た時点で攻撃をキャンセルした。
■ギャスパー To:ALL
レイラックは俺が抑えとくから、他の連中を片づけてくれ〜!!


4ラウンド

レイラック(達11)は再び凄まじい力でギャスパー(達9)の組み付きをふりほどく!
■ エルステッド  To:B
……
 狭き場所に囚われしサラマンデルよ。
 我が命に従い、かの者に鉄槌を!

エルステッド(達13)の呼びかけに応じ、Bの持っていたランタンから火弾が飛び出した!Bの抵抗をうち破るが、いまいち効果が出ず(打5)ダメージも軽微(2点)。
それによってランタンは破損。残るランタンはレイラックが持っていた一つのみ。辺りの視界が半分になった。
A(攻9)の攻撃をエルシア(回12)は盾で回避。
続くB(攻13)のショートソードがアレク(回7)を捕らえた!体重の乗った一撃は鎧を貫き(打12,7)、アレク(防9)に深い一撃を負わせた(4点)。
■ アレクサンドロス To:B
くっ、ちょこまかと!

アレク(攻11)の渾身の反撃はB(回12)にかわされてしまう。
ギャスパー(達7)は再度レイラック(回11)に組み付きを挑むが、かわされてしまった。
続くエルシアのファイアボルト(出目12)はBの抵抗をうち破り、重傷を負わせた(5点)。しかし、これにて全てのランタンが破損。辺りは闇に包まれた。
プロテクションをエルシアにかけるつもりだったアルフレッドは目標を見失い、魔法がかけられなくなった。
馬も突然の暗闇にとまどいを見せている。
リシィアも同様だった。

5ラウンド………一時中断

■A To:ALL
くそっ………てめぇら、なにもんだ!
何のつもりだ!?

暗闇の中戦況が若干不利になってきたかと見るや、Aは大声でそう切り出した。
それに対し、エルステッドは即座に切り返した。
■ エルステッド To:A
我々は、エレミアの盗賊ギルドに頼まれ、レイラックただ一人を捕獲しに着た冒険者だ!
それ以上でも、それ以外でも何者でもない!

これを聞き、(闇の中なので確認のしようはないが)A、Bともに手を止めた。
一行はさらに言葉を続けた。
■ エルステッド  To:A&B
主らに問う!
我々の捕獲目的は"レイラック"ただ一人!
エレミアの盗賊ギルドも、レイラックの身柄確保のみを我々に求めてきた!
なし崩し的に主らとは戦闘となってしまったが、我々にしてみれば主らと戦う所以は無い!
もし、薬を飲み凶暴性を増したレイラック捕獲を手伝ってくれるのならば、主らに対し、手をだす事はないと約束をしよう。
いかがする!?

■ギャスパー To:男A
あんたの相棒も大怪我をしてるじゃねぇか。レイラックを捕まえる手伝いをしてくれるなら、傷の手当て位はさせて貰うぜ?

言いつつ、ギャスパーは立ち上がった。
■アルフレッド To:A&B
まぁ、そう言う事だからあんた等が帰るってんなら無理に引き止めはしないよ、こいつ(レイラック)に変に義理立てして死んでもバカバカしいだろ?┐(´〜`;)┌

■A To:ALL
無用な戦いをするつもりがねぇのはこっちも同じだ。
だが、義理もねぇわけじゃねぇ。捕らえるのを手伝うわけにはいかねぇが、これ以上剣を振るうつもりもねぇ。

その言葉を聞き、アルフレッドは残った精神力でダガーにライトをともした。
■ エルステッド To:A
無用な戦闘をしたくない、というのには感謝する。
では、申し訳ないがすぐさまこの場より立ち去ってもらいたい。
レイラックがいま知性を失っているようではあるが、知性を取り戻してから、主らがいては何かと都合が悪くはないか?
その"義理"とやらがあるのならば、なおさらであろう?

とりあえず矢を向けてはいないが、警戒は怠らない様子である。
■ アレクサンドロス To:エルステッド&他
なっ、こいつらを見逃すって言うのか!?
大量の麻薬を買おうとしてた連中なんだぞ!

それほど熱心ではなかったにせよ、小さな頃からファリスの教えを聞いて育ったアレクには仲間達の下した判断は信じられない選択だったようだ。
■ エルシア To:アレクサンドロス
買おうとしていたわけで、買った訳じゃないわ。今回は邪魔が入った訳だしね。無駄に血を見たいなら止めないけど。

■ エルステッド To:アレクサンドロス
アレクサンドロス殿。今は"仕事"中であろう?
我々が受けた仕事内容に"麻薬密売の現場を取り押さえ、売人・買う者共々捕獲せよ"という内容があったか?
今、我々は何を優先せねばならぬのか?冷静に考えるがいい。

■ アレクサンドロス To:エルシア&エルステッド
そうじゃない、オレは別に血なんか見たいわけじゃないっ!
・・・確かに頼まれたのはレイラックを捕まえることだけだ。
だけど、ここでこいつらを見逃して、それが本当に正しいことなのか!?

■アルフレッド To:アレクサンドロス
まぁ、アレクの言う事も解らんでも無いけど「2兎を追う者は1兎も獲ず。」って奴だよ。
(小声で)それに、もう俺達には3人も相手にしてる余裕は無いんだぜ

■ アレクサンドロス To:アルフレッド
だが!・・・・・・くっ、分かった。
そう言うことなら、オレはもう何も言わん。。。

■ リシィア To:アレクサンドロス
……皆さんも、アレクさまと同じような気持ちは持っていらっしゃると思いますよ。
ですが、私達が一度にできる事には限りが有ります。
そして、今優先しなければいけないのは、レイラックの身柄を拘束することです。
少なくとも、今レイラックを捕まえてしまえば、あの二人ももう麻薬をレイラックを買う事は出来なくなるのですから……ね。

■ アレクサンドロス To:リシィア
・・・ああ、そうだな。そうなんだろうな、それは分かってる。
だが、、、

アレクにもそれは分かっていた。
分かってはいても、そう簡単にそこまで割り切ることは出来ない。
故に頭では納得できても気持ちで納得することは出来ないのだ。
■ギャスパー To:A&B
ってなワケで、もうしばらく忙しいんでな。
手を引くんならさっさと消えてくれや。

レイラックの様子を伺いながら、男達に退場を促す。
■A To:ALL
わりぃな、んじゃ、失礼させてもらうぜ。

言うと、二人して荷物をまとめて去っていった。
その背を見送りつつ、ギャスパーは二人のまとめた荷物になんとなく違和感を覚えた。
ふと思いついてレイラックの持ってきてた袋の数を数えると、一つ足りないことに気が付いた。
■ギャスパー To:男達
ニイチャンたち、どさくさに紛れて麻薬まで持っていくんじゃねぇ!

慌てて二人の背中に怒鳴り付けると、仲間たちに注意を促す。
■ギャスパー To:仲間
レイラックの商品が一袋なくなっている。そいつらを止めろ!

■ エルステッド To:A&B
待て!
主ら…ここより袋を一つ失敬していないか?
主らの捕獲はギルドより頼まれてはいないがい、レイラックの荷物を勝手に持って行かれるのは困る。
速やかに戻してもらいたい。

低く抑えめの声ではあるが。先程よりも、より鋭い視線をAとBに投げる。
■ アレクサンドロス To:A&B
・・・・・・。

「言わんこっちゃない」と思いつつ、何も言わないと言った手前、口では何も言わずにエルステッドの後ろでロングスピアを構えつつ睨むような視線をAとBに向ける。
■A To:エルステッド
………ちっ………、わかったよ。

というわけで、持っていこうとした荷物を置いて今度こそ本当に去っていきましたとさ(笑)

さて、当のレイラックはどうしてたかというと、麻薬のせいで知能が幼稚園児並に落ちてしまったため、延々とギャスパーとずっととっくみあいをしてたようである。
しかし、いくら怪力にさすがに6人相手には手も足も出るわけが無く、あっさり御用となった。

■ エルステッド To:レイラック
…運が尽きたな。
主がどのように処理されるかは私は知らぬが。大人しくしてもらおう。

自殺防止と運びやすくするためか、猿ぐつわを噛ませ、ロープでぐるぐる巻きにする。
■ギャスパー To:リィシア&エルシア
みんな、お疲れさん。 リィシアさん、アレクとエルシアさんの怪我、治療してもらえるかい?
それとエルシアさん、レイラックが変なものを持っていないか、ボディチェックの方を頼むわ。

リィシアに声をかけた後、呆れたような顔をレイラックに向ける。
■ギャスパー To:レイラック
それにしてもあんた…。いくらマッチョになれるって言っても、馬鹿になる薬を使うとは肝心のところで抜けてるなぁ。
…ま、そんなあんたに騙された俺達も俺達だけど。

■レイラック To:ギャスパー
そうだな………ここまで思考力が落ちる物だとは夢にも思わなかったよ。

レイラックももはや観念したか、ずいぶんと落ち着いている。
どうやら、麻薬の効果もきれてきたようだ。
■ エルステッド To:ギャスパー
これが"経験"というものなのだろうな。
にしても。今回はほとほと好まぬ経験ばかりであったが…

と、脳裏に浮かぶは嫌な衛視の顔ばかり。
■ リシィア To:ALL
それでは、怪我をした方の治療をさせて頂きますね。
終わりましたら、早めにここは立ち去りましょう。
先程の二人が、仲間を連れて戻って来たりしないとも限りませんし。

言うと、リシィアはマーファに祈りを捧げはじめた。
■ アレクサンドロス To:リシィア&ALL
すまない。鎧を着ててもこんなに負傷するなんて、オレももっと強くならないとな。

・・・そうだな、これで仕事が終わったのなら早くオランに戻りたい。
次の仕事を見つけなけりゃならないしな。

そこから何が見えるというわけでもないが、東の方を向いて空を見上げるアレク。
■ギャスパー To:アレクサンドロス
そう言うなって。あんたが盾になってくれたおかげで、俺の方は無傷で済んだんだ。
宿に戻ったら一杯奢るから、元気出してくれや。

それにしても、ここのギルドは素直に報酬を出してくれるのかなぁ?


すっかり依頼人不信に陥っているギャスパーであった。
■ エルステッド To:ギャスパー
報酬が出ぬのなら、そのまま証拠としてエレミアの衛視にでも出すか?
もっとも「また」冷たい床に眠らされる可能性も無いとは言えぬがな。

冗談とも取れる内容ではあるが。あまり表情は冗談を言っている風には取れない。
そこに唐突にレイラックが口を挟んだ。
■レイラック To:ALL
ところで物は話だが、例のミドの村の付近の官憲。ブライブと言ったか。
有罪にしたくないかね?ギルドに引き渡さない見返りに私が全て話すというのはどうだね。
信用するかしないかは君たち次第だが。

■ エルステッド To:レイラック
私個人の意見を言わせてもらえれば「却下」だ。
既に裏切られている者の言葉を信じるとでも思っているのか?
最も、ブライブとやらも腐った奴ではあるが。
ああいう輩は長くは持たぬであろう。

■ エルステッド To:ALL
何事か呟いているようではあるが。
フクロウ殿が待っている。ギルドへ向かおう。

どうやらエルステッドはレイラックの申し出を受ける気はさらさら無いようである。
■アルフレッド To:レイラック
つうか、なんで猿轡されてんのに喋ってんだよハゲ!(°д°)
まぁ、あのシーフギルドがわざわざ「生かして連れて来い」っつってんだから多分死んだ方がましな事が待ってんだろうけど、変な気起こすなよ〜。 (´▽`)

言いつつ、猿轡を絞め直し縛っているロープも確認している。
■ギャスパー To:ALL
お財布も、ギルド恋しと泣いている〜。
ってな訳で、さっさと行こうぜ。

ギャスパーもレイラックの口車に乗るつもりはないようだ。レイラックを荷馬車に放り込み、仲間に移動を促す。


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GM オーイシ
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