| SW-PBM Scenario #82 | 目次 |
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| 銀の網亭 中庭 |
銀の網亭のおかみから準備ができたと声がかかり、一行はようやく銀の網亭 2 階のとある個室に引き上げることができた。テーブルの上には、コリス注文のワインとエール2杯、チーズとビーフジャーキーをはじめ、それぞれが注文した食事が載っている。
| ■おかみ To:ALL |
| ごめんなさいね、お待たせして。さ、あとは勝手知ったるあなたたちで自由にやってちょうだい。何か用があったら下にいるから呼んでね。 |
| ■カルソニック To:おかみ |
| 安物でえぇさかいワインをボトルで持ってきてくれんかな? |
| ■リッキ To:おかみ |
| あ、あとリンゴジュースね♪ |
| ■おかみ To:カルソニック |
| リンゴジュースにワインね。わかったわ。 |
おかみは酒場に戻っていった。
| ■アシスト To:ALL |
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じゃ、まずは自己紹介からだね。 カルソニックの兄ちゃんは知ってるけど、オレはアシスト。 魔法戦士をやってる。んで、コイツが相棒のシルヴァ。 |
| ■カルソニック To:アシスト |
| そういえばいつの間に使い魔使従させれる様になったん? |
| ■アシスト To:>カルソニック |
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こないだ覚えたばかりなんだ(^^ヾ) 召喚するのには儀式が必要なんだけど……3日もかかっちゃってさ。 ま、苦労したかいもあるけどね。ほら、挨拶しなよ。 |
羽根をばさりと羽ばたかせて一礼する隼。結構礼儀正しいようだ。
| ■リッキ To:アシスト |
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かわいいね〜♪しるば……(←舌噛んだ) シ、ル、ヴァ、ね〜(^^;) |
| ■ユウル To:ALL |
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アシストの使い魔といい、リッキの精霊といい、なんだか一緒に冒険してくれる相棒っていいな〜 っとごめんごめん。まずは自己紹介ね。 みんな始めまして、だね。私はユウル。 職業は見ての通り剣士。傭兵やってたんで、野外活動の知識もあり。 これからよろしくね! |
| ■ヴィトリス To:ユウル&ALL |
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ユウルさんには『J.J』でしたっけ?(いつ聞いたんだか…たぶんこっそり聞いてたんでしょう) 立派な相棒がいる(ある?)じゃないですか。 … で、え〜と、ヴィトリス・ルと申します。 なんかの役に立てたらいいな〜と思いますのでよろしくお願いします。 |
| ■ユウル To:ヴィトリス |
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ああ、確かにそうだね〜。相棒には違いない(^^) (剣をぽんと叩いて)「J.J」が伝説の魔剣みたく意識持って喋ってくれたらいいのにな、と思っちゃって(笑) |
この某伝説の魔剣は蜘蛛が嫌いらしい。そんなところまで似たりして。
| ■カルソニック To:ユウル |
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ほぉ。えぇ剣つことるなぁ。 俺はどこにでもあるフツーの両手剣つこてるけど、それはいざという時に愛用の剣が無くて期待した通り斬れなかったら困るからっちゅー事もあるんや。 でも、いくらフツーの剣でもやっぱり長いことつこてるとそれなりに愛着は沸くなぁ。 |
| ■ユウル To:カルソニック |
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そうだねえ。私も前回の冒険で「J.J」を手に入れたから昔から使ってる普通の剣を売ろうかって思ったんだけど… やっぱり、売れなくてね(苦笑) ついさっき、おやじさんに預けてきたんだ。 |
| ■コリス To:ALL |
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では、次は私がさせていただきますね。 コリスと申します。 見ての通り学院に所属していますが、素質が無かったらしく、魔法は使えません。 その分、知識だけなら人並み以上にあると思いますので、それを役立てられたら、と思っております。 皆さん、よろしくお願いします。 |
| ■カルソニック To:ALL |
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カルソニック・スカイライン。長ったらしい名前やけど自分で付けた名前やから適当に呼んでくれてえぇで。 見てくれの通り前面に出て闘う事しか脳のない傭兵や。これでも手先は結構器用やし、この街やったらそれなりに顔も効くから何かあったら相談しーや。 |
| ■リッキ To:ALL |
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(頬張っているチーズを飲み込んで)……んぐ… んと、あたし、リッキだよ。 精霊とお話しすることしか取り柄がないけど、頑張るね〜! |
| ■アシスト To:ALL |
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これで一通りおわったね。 後はどの依頼を受けるかだけど……誰かどんな依頼があったか覚えてる? |
その時、ちょっと控えめにドアを『コツコツ』と 2 度ノックする音が聞こえた。
| ■ユウル |
| ん、誰だろ?は〜い、ちょっと待ってくださいね。 |
ユウルは立ち上がって、入り口のドアを開けた。
| ■おかみ To:ユウル |
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はいお待たせ。リンゴジュースにワインのボトルよ。赤と白両方持ってきといたわ。コップも適当に持ってきたから使ってちょうだい。 リーダーさん、追加注文はない?それじゃね? |
おかみはコップとワインのボトル 2 本が載ったトレイをユウルに無理やり引き渡した。
| ■ユウル To:おかみさん |
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あ、どうもありがとうございます。他に追加はないと思います… って私このパーティのリーダーじゃないですよ〜(^^ゞ リーダーだったのは前回のパーティです〜 |
| ■コリス To:おかみ |
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ありがとうございます。 飲み終えたところですし、タイミングぴったりですね(笑)。 |
と、自分の空のグラスを振る。
| ■おかみ To:コリス |
| 新しいパーティの門出を祝って、じゃんじゃん飲んでちょうだい。仕事に差し支えない程度にね。 |
おかみは答えて軽く手を振ると、忙しそうにドアを閉めて去った。
| ■ユウル To:おかみさん |
| …訂正するまもなく行っちゃった(苦笑 |
| ■アシスト To:ユウル |
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……そーいやリーダーを決めてなかったね。 でも、これで決まりかな?(笑) |
肩の上でうんうんと肯くシルヴァ。……問答無用デスカ、アンタ達(;´Д`)
| ■ユウル To:アシスト |
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は?ちょ、ちょっと待って!(汗) そういうことはもっと慎重に…… |
| ■コリス To:アシスト |
| なるほど、こうやってリーダーが決まるんですね。 |
| ■ユウル To:コリス |
| いや、それは違うと… |
| ■ヴィトリス To:ユウル&アシスト&ALL |
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そうですね。いいんじゃないですか。 じゃ、ワインも来たことですし、リーダーの音頭で乾杯でもしましょうか。 |
| ■コリス To:ユウル |
| そうですね、ではユウルさんお願いします。 |
| ■ユウル To:ALL |
| ヴィトにコリスまで〜(>_<) みんな、ほんとにそんな簡単に決めちゃっていいの?(溜息) …カルソニック、リッキはどう思う? |
ユウルは困ったなあ〜という感じで2人に意見を求めた。この雰囲気じゃ断れそうにないな。押しに弱いタイプだし。
| ■リッキ To:ユウル&カルソニック |
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リーダーって、かっこいいよ〜♪ ユウルならぴったりだね♪ カルもそう思うよね♪ |
満面の笑みでユウルの背中をぽふぽふ叩く。
| ■ユウル To:リッキ・カルソニック |
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か、かっこいい、ねえ…(^^ゞ 悪い気分じゃないけど、あまり似合わないような(笑 カルソニックの意見は? |
| ■カルソニック To:ALL |
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えぇんとちゃうかな? おっと、ワインは来たはえぇが栓抜きが無いのぉ・・。 はて・・・ (何か閃いた顔をする) よっしゃ、ここは一つ新しいパーティの門出に一芸を披露したろかいな。 |
深く深呼吸をしたかと思ったらおもむろに手をワインの瓶に一閃!
| ■カルソニック To:ALL |
| ・・・・うまくいったかの? |
並んでいたワイン 2 本のうち 1 本はキレイにコルクが飛んでいた。もう 1 本にはしばらく何の変わりも無いように見えた。しかし一瞬の後、ツッと瓶の口がずれたかと思うと、それはゴトリと音を立てて床に落ちた。
| ■リッキ To:カルソニック |
| ひゃぁ〜、かっこいいーっ! |
| ■ユウル To:カルソニック |
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うわ〜、すごい!! かっこいいことができるんだねえ〜♪ |
ユウルはコルクやワインの瓶を手にとって感心したように見つめている。
| ■ヴィトリス To:カルソニック |
| (どうしてあんなことができるのか…?)歴戦の傭兵の人というのは凄いものですね〜。 |
| ■カルソニック To:ヴイトリス、ALL |
| ・・・・っち。両方ともコルクのみ飛ばせると思っておったんだが・・・。(しかめ顔) |
| ■コリス To:カルソニック |
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ほう、凄いですね。 では早速… |
コリスは自分のグラスに赤ワインを注ぐついでにカルソニックの分もコップに入れる。
| ■コリス To:カルソニック |
| どうぞ。 |
| ■カルソニック To:コリス |
| お、さんきゅ♪ |
| ■ユウル To:ALL |
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…っと、見とれてる場合じゃなかったな(笑 で、カルソニックもOKなのね。う〜ん………ん、それじゃあ私がリーダーやらせてもらうね。 色々いたらないところもあるかもしれないけど、どうぞよろしく(一礼) で、リーダーの初仕事は乾杯の音頭?(笑 それじゃ、ワインの人はワイン、ジュースの人はジュースで…用意できたかな? |
| ■リッキ To:ユウル |
| うん、持ったよ〜♪ |
| ■コリス To:ユウル |
| ええ、後はユウルさんの音頭だけですね |
それぞれに飲み物が行き渡ったのを確認してから、グラスを手にして立ち上がる。
| ■ユウル To:ALL |
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それじゃ…(コホン) 新しいパーティの結成と、冒険の門出を祝って…乾杯♪ |
| ■リッキ To:ALL |
| かんぱ〜い♪(^▽^) |
| ■コリス To:ALL |
| 乾杯! |
| ■ヴィトリス To:ALL |
| 乾杯です。 |
コップが軽く触れ合う音が響いた。
その音は、冒険の始まりを高らかに知らせる鐘の音のようにも聞こえた。
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