SW-PBM Scenario #82 | 目次 |
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銀の網亭 中庭 |
個室の準備にしばらくかかるということで、酒場『幸せの木』を追い出された一行。今日はからりと晴れた風の気持ちよい日。思いがけず暇ができ、定宿にしている銀の網亭の中庭で、リッキは一人小石とにらめっこを始めた。
■おやじ To:リッキ |
おや、こんなとこで何をしてるんだい? |
む〜っと石を見つめたまま動かない。
■リッキ To:おやじ |
えと……これは大きすぎ……これは角張っていて痛そうだし……(ぶつぶつ) Σ(・・)あや、おやじさん?? あのね、ノームのお家を探してるの〜。 今回の冒険には精霊を連れていこうと思って♪ 初めてやるから…上手くいくかなぁ? |
■おやじ To:リッキ |
へぇ、お前さんも もうそういう事ができるようになったのか。そりゃすごい。 邪魔でなけりゃ、ちょっと見せてもらっていいかい? |
■リッキ To:おやじ |
う、うん。いいよ。(どきどき) うう、失敗しないように頑張らなきゃ。 えと…… |
さっきより一生懸命に、両手で足元の石ころを急いで漁る。
その時ちょうど、今まで愛用していた剣を預けようとやってきたユウルが、中庭の側を通りかかった。
■ユウル |
これからはしばらく『J.J』(注:ジャッジメント・ジュニア。前回の冒険で手に入れた銀の剣の愛称(笑)) のお世話になると思うし、もう使わないとは思うけど… やっぱり最初に使ってた剣ってのは、売れないなあ(^^ゞ どうしようもなく貧乏になるまで、預かっといてもらおう。 冒険に行く前に預けといたほうがいいな。おやじさんは、と… ん?中庭におやじさんとリッキが…なにやってるんだろ? |
先ほど知り合ったばかりのリッキとおやじの姿を中庭に見つけて近づいてくる。 真剣に石を選んでいるリッキを不思議そうに眺めつつおやじに声をかけた。
■ユウル To:おやじ |
こんにちは、おやじさん。(リッキを気にしつつ)ここでなにやってるの? |
■おやじ To:ユウル |
おう、ユウルか。 いやなに、この子が精霊を呼ぶって言うんでな、ちょっと見学を……さ、さぼってる訳じゃないぞ。ちゃんと部屋は片づけ中だ。万が一暴走ってこともあるからな、それに備えて待機してるんだ。 |
■リッキ To:ユウル&おやじ |
あっ、ユウル♪ おやじさん、脅かしちゃ嫌だよぉ〜(>_<;) |
■ユウル To:リッキ |
精霊と精霊使いってお友達関係みたいなものかと思ってたんだけど暴走とかするの?(笑 素養ない私にも何か見えるかなあ…なんか面白そうだね♪邪魔しないから、私もここで見学させてもらうね〜。 |
■リッキ To:ユウル |
う、うん。(どきどき) |
■カルソニック |
(まだ寝起きの為寝ぼけてる)ふぁぁぁ・・・昨日はちょっと飲み過ぎやったな。こんな時間まで寝ちまうとは久しぶりやのぉ・・・・。 ん?あんな所で集まって何をやっとんや? |
カルソニックが見やった方では、地べたにしゃがみ込んだエルフのリッキと剣を持ったユウルと慌てた様子のおやじが何やらヒソヒソと?
■おやじ To:リッキ |
あ、いや、信用してないわけじゃないぞ。どれ、いいお家は見つかったかい? |
■リッキ To:おやじ |
んと……(きょろきょろ)あっ!そこ! |
カルソニックとユウルの間に落ちていた石に目を付けたらしく
二人の間にがばっとしゃがみ込んで小石を拾い上げる。
ギャラリーにくるっと目配せをして……
■リッキ To:ALL |
えへへ、見ててね♪ ……こほん。 大地の精霊、ノーム その地の力と息吹 新たな住処を得て 共に戦う同士とならんことを… |
リッキの精霊語の呼びかけに応えて、中庭のちっぽけな地面の下を何者かが動く気配がこの場の全員に感じられた。さらにリッキには、ノームの気配が強く感じられる。
しかし、最初の呼びかけでは姿を現すまでには至らなかった。あと一声?
■カルソニック To:リッキ |
精霊支配か。どや、うまくいったか? |
■リッキ To:ALL |
(首傾げ)……あれ〜?? |
■おやじ To:リッキ |
……なんだなんだ?どうなったんだ? |
■ユウル To:リッキ |
な、なんとなくだけど地面の下から気配感じたような… リッキ、どう? |
■リッキ To:ALL |
んと……すぐそばまで来てくれたんだけど〜…(しゅん) |
■ヴィトリス To:おやじ |
……どうも、選んだ小石が気に入らないみたいですよ。 |
いつの間に近寄ったか、背後より聞かれても無いのに答える。(しかも適当に)
■ヴィトリス To:リッキ |
リッキさん。もっと大きい方がノームも住みやすいのではないでしょうか? え〜と…あれなんて手ごろじゃないですか? |
指差した先には、漬物石に手ごろそうな石。
■ユウル To:ヴィトリス |
あれ、ヴィトリスいつの間に。 手ごろって…あの重そうな石?持ち運ぶのかなり大変そうだね(笑) |
■ヴィトリス To:ユウル |
そうですね。持ち運ぶのは無理かも知れないですね(おぃ |
■リッキ To:ヴィトリス |
……(凝視)……ポケットに入らないよぉ〜(>_<) でもヴィトがこれっていうならこれにする〜。 (漬け物石の側へ行き)……うんしょっ…… |
■ヴィトリス To:リッキ |
えっ?…じょ…冗談です…よ… |
■ユウル To:リッキ |
あっ、無理すると危な… |
持ち上げようとしたはずみに足の上に落下。
■リッキ |
Σ( ̄□ ̄)◎☆◆×♪★!(←声にならない叫び) …… ………… やっぱり最初のにする(T_T) |
■ユウル To:リッキ・ヴィトリス |
あちゃ、やっぱり…リッキ〜、大丈夫? …彼女に冗談言うときは気をつけよう(^^ゞ ヴィト君、あとで責任もって怪我治してあげるよおに(笑 |
■ヴィトリス To:ユウル、リッキ |
………すいません…そうします… |
足を引きずって最初の石を手にとり、祈るような声で。
■リッキ To:ノーム |
大地の精霊、ノーム その地の力と息吹 新たな住処を得て 共に戦う同士とならんことを…(切実) |
■コリス To:ALL&リッキ |
あれ?皆さんで何をしていらっしゃるんですか? リッキさんも石に話しかけたりなんかして… |
と、そこに現れたコリスがリッキの肩をポンと叩く。
■リッキ To:コリス |
あ、コリス♪ って、今話しかけちゃ駄目〜(T_T) ……集中しなきゃ、集中〜(>_<;) ……ぶつぶつ……(詠唱繰り返し) |
そこへコリスを追ってアシストもやってきた。声をかけようとするが、ただならぬ雰囲気に口をつぐむ。
リッキの呼びかけにより、再び何者かの気配が感じられ、それはどんどん強くなっていった。そして一瞬地面が震えたかのような感覚が一同を襲ったかと思うと、先ほどリッキが落とした漬け物石の上に、グレーの丸々とした小人が赤い帽子を被ってちょこんと座ってにやりと笑った。
……のが、リッキとヴィトリスには見えた。
■リッキ(精霊語) To:ノーム |
うわぁ……ノーム?ノームだよね…! |
■ノーム(精霊語) To:リッキ |
お招きに預かり参上ぢゃ。お主にその資格あるなら、ワシの力を存分に使うがいいぞ。 |
そして、あっという間にリッキの手に持った小石に吸い込まれていく。
■ユウル To:リッキ |
…今度はさっきのより気配が強かったような… どう?成功した? |
■リッキ To:ユウル&ALL |
うんっ!ノーム、来てくれたよ! ちゃんとこの中に、入ってくれた♪ |
大事そうにその小石を両手で包む。
■アシスト To:リッキ&ALL |
(もういいかな)皆して何やってるの? 使い魔を召喚……してるわけじゃないよね。魔術師はオレだけだし(’’) |
周囲を見渡す彼の目が、つい今しがたノームを封じた石に止まる。
■アシスト To:リッキ |
あ、その小石貰っていい?(^^) ストーンサーバントを使うのに手ごろなのを探してたんだ。 |
■リッキ To:アシスト |
Σ( ̄□ ̄) だ、だめだよぉ〜、ノームのお家なんだから〜(T_T) |
「すとーんさーばんと」の意味は分からないが
直感で危険を感じ取ったらしい(笑)
カルソニックの後ろに隠れてみたり。
■コリス To:リッキ |
ノームのお家? では、先ほどのは精霊を召喚していたのですか? |
■リッキ To:コリス |
うん、そうなの〜。やっと成功したところなの。 だからこの石は大事な…… |
■カルソニック To:アシスト、リッキ |
・・・なんかちっさい石巨人ができそうやな・・・・。 |
■リッキ To:カルソニック |
ΣΣ( ̄□ ̄) 巨人になっちゃうの!?……ノームが逃げちゃうよ〜(T_T) |
■ユウル To:アシスト・リッキ |
ストーンサーバントって一回戦ったことあるけどこんなちっちゃいのからあの大きさがつくれるの? …ノームの宿った石でサーバント…どうなるんだろう?試してみる?(笑) |
■コリス To:リッキ |
なるほど、なかなか興味深い実験になりそうですね。 試してみてはいかがですか? |
こちらは本気のようだ。
■リッキ To:ALL |
ΣΣ( ̄□ ̄;) ユウルにコリスまで〜(T_T) ……あ、そだ。きっとあの石ならおっきくて強い巨人ができるよ〜! ね、ヴィト♪ |
先ほどの漬け物石をビシィと指さし、個室の方へと逃げ出す。
足の痛みはもう忘れているらしい。
■ヴィトリス To:ALL |
……巨人を創るにしちゃ、あれじゃまだまだ小さいですか?…ね。 …ま、あの様子じゃ、足の方も大丈夫みたいですし、僕らもぼちぼち部屋に行きますか。 |
■アシスト |
ちょっとだけ試してみたかったなぁ……ま、次の機会にするかな。 石は依頼でも必要になるかもしんないから一応持っとこ。 |
と、小さな石―漬物石ではなく―を拾い上げ、ポケットに入れる。
■アシスト To:ALL |
んじゃ、エルフのおねーさんも行っちゃったこだし、個室に行こうよ。 |
■ユウル To:ALL・おやじさん |
ん、そろそろ個室の準備も終わったかな。 リッキも、あれだけ走れたらとりあえず足は平気そうだね(笑) ああ、そうそうおやじさん。この剣、預かってもらいたいんだけどいいかな? こないだの冒険でこの子(といって腰の銀の剣を軽く叩く)を手に入れたから売っちゃってもいいんだけど、なんとなく手放せなくてね(^^ゞ |
■おやじ To:ユウル、ALL |
その気持ちわかるぜ。 名札をつけて大事に預かっておくぞ。必要な時は俺に言ってくれ。さて、俺も戻らないとな。あいつに怒られちまう。 |
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