SW-PBM #079
50%の預言者

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山菜取りに行かなかったクレフとカヴァレス。
2人でいるのもなんなのでということで、情報集めに怪我人のいるという村長宅へ向かう。

宿屋からそれほど遠くない距離にある村長宅。泊まっている宿屋と同じ位の大きさなの家である。
なるほど、昨晩サンバーが言ってた様にかすかなうめき声が聞こえてくる。
■クレフ To:カヴァレス
あの声は…なんでしょう?

■カヴァレス To:クレフ
クク,どぉやら嬉しい悲鳴じゃぁ無ぇみてぇだがなぁ。

当然,烏を飛ばして中の様子を伺う事も忘れない。
とりあえず、今の所周りに変わった様子はない。
■カヴァレス To:クレフ
周囲にゃぁ何も無ぇよぉだがなぁ。

■クレフ To:カヴァレス
…まずいですね…とりあえず行ってみましょう。

■カヴァレス To:クレフ
交渉は任せたぜぇ?

そう言うと、おもむろに扉の前に行き、声をかける。
■クレフ To:家の中
ごめんくださぁ〜い。 (←勤めて冷静(というよりふだんどおり)に(笑))

■男 To:クレフ
はいはい、何か用かの。

中から声がして、初老の男が出てくる。この人が村長なのだろうか?
■男 To:クレフ
おやおや、旅の人ですかの。で、何か用でもございますかの?

■クレフ To:男
村長さんですか?私、学者の真似事などもしておりまして…忠誠の木について、詳しい話を教えていただきたく思いましてぇ…あ、いえ、単なる知的好奇心と言うヤツで。べつに詳しく研究などと言うわけではありませんがね。

■カヴァレス To:独り言
クク,学者ねぇ・・・

■村長 To:クレフ
ほうほう、なるほどの。

■クレフ To:村長
それで、村長さんでしたら、村のことはたいていご存知だろうということで、こちらにおじゃましたんですが、さきほど苦しそうな声が聞こえましたもので、どうしたものかと思っていた次第でして……ハイ(^-^;ゞ

■村長 To:クレフ
あの文字についてはまだよくわかっとらんのじゃよ。なかなか難しいようで今まで解読できた人はいないんじゃよ。
解読できればいいんじゃが、もし全然関係ないことがかかれとったらこりゃ一大事じゃからの。
まああまり解読にはこだわらんようにしとるんじゃよ。

■クレフ To:村長
え〜、そうなんですかぁ…残念ですねぇ…

悪徳村長か?(ぉ
■村長 To:クレフ
それにしても、外まで声が漏れていましたかいの。いや、どうも山の向こうにある村の狩人らしいのじゃがの、なんか獣に襲われたとかで怪我をしての、それでこの村まで逃げてきたようで看病をしとる所なんじゃよ。
「奴め、次会ったらぶっ殺してやる」とか叫んでの、もう大変なんじゃ。
まぁ傷の方は命に関わるほどではないんじゃが、まあ今日明日くらいは安静にしとかないとの。

■クレフ To:村長
ほぅ…獣…ですか。この村の近辺にも出るんですか?

■村長 To:クレフ
あんまり聞いたことがないがの、襲われたということはおるんじゃろ。
まあ、村まで降りてくることは無かろうがの。

■クレフ To:村長
そーなんですかぁ。
…しかし、山の向こうの村の方ですかぁ〜。そちらのほうも、ぜひともお話をお伺いしたいものですねぇ。
あぁ、もちろん、もしよろしければ、ですけどね(^^ゞ

■村長 To:クレフ
会ってもええがそんなに話を聞きたいものかいの。
まあそういうなら中に入りなされ。

そういわれると部屋の中に通されます。
■クレフ To:村長
それじゃあ、おじゃましまぁす。

■カヴァレス To:クレフ
なかなかの役者だぜぇ。クックック・・・

村長宅の中に通されるクレフとカヴァレス。一室に通されるとそこには暴れている患者をベッドに縛り付けている光景が見えた。
ベッドで暴れている男性は30歳くらい。見た感じ足を骨折しているようだ。
■男 To:村長
があああ、解きやがれー。俺はもう大丈夫だぞー。

■村長 To:男
それくらい元気がありゃ大丈夫そうだがの、もう少し安静にしておれらい。

■村長 To:クレフ&カヴァレス
昨日からこんな感じですじゃ。まあ何か聞きたいことでもあったら聞くとよろしいがの。

■クレフ To:村長
はぁ、ありがとうございます〜♪

■クレフ To:男
いやぁ〜、始めまして。私、クレフと申しまして〜、学者の端くれの所為か新しい見聞に目がありませんで(^^ゞ
山の向こうの村の方だと言うんで、是非お話をお伺いしたいんですよ〜(^^ゞ

■男 To:クレフ
村の話?何もねぇ普通の村だよ。そんなもんに興味あるのかい?学者って奴は変わってるねぇ。

■カヴァレス To:男
俺達を見て変わり者に見えねぇならよぉ,猟師殿も変わり者だってぇ事ったぜぇ。クックック・・・

■クレフ To:男
どの辺の村なんですかぁ?

■男 To:クレフ
どのへん・・・といわれても山の向こうとしか言いようがないけどな。
なんか気になることでもあるのかい?

■クレフ To:男
いえいえ、気になることは無いのですが…
ふむふむ、山の向こう…と…。
それにしても、お怪我をなさるとはお気の毒でしたねぇ…私どもは建物にこもりっきりの商売ですのでご苦労はお察しいたしかねますが。申し訳ありませんねぇ(^^ゞ
プロの猟師さんとお伺いしましたが…プロの猟師に怪我をさせるとは、いったいどんな動物に襲われたんです?熊とか?

嘘八百のあげく、さりげなく(つもり)何者に襲われたかの話に突入するクレフ(笑)
■男 To:クレフ
ああ、音も立てずに近づいて来やがってよ、気がついたときにゃもう後ろにいたんだ。
で、逃げようとしたときに背中をひっかかれこけた拍子にこけちまってよ、まぁそれが幸いして山転げ落ちてきたから何とか逃げ延びれたっつうわけよ。
ちらっとしか見てねぇが、ありゃ多分熊だ。

そう告げるとまた怒りがこみ上げてきたようで・・・。
■男 To:クレフ
だああ、あの野郎。今度見つけたときはぶっ殺してやるっ!

村長 To:男こ、これこれ、安静にせんといかんと言うとるじゃろ。
■クレフ To:男
ま、まぁまぁ。
それで、姿はしっかりとは見なかったんですか?
話から正体が分かれば、もし運悪く出会ってしまっても、対処できるかも知れませんし、私たちも出会わずに済むかもしれません。是非教えてくださいな。

■男 To:クレフ
あまりはっきりとは見てないな。不意打ちでそんな暇無かったよ。
それに素人さんは手を出さない方が良いぜ。倒れて死んだフリでもしてりゃあどこか行ってくれるだろうよ。

カヴァレスは男の情報をもとに思いをめぐらすも,思い当たるのは・・・「熊」だけである (^^;
村長 To:クレフ&カヴァレスそれにしても熊なんか聞いたこともなかったが、まぁサンバーさんにでも頼むとするかの。
もう聞きたいことはないのかの?それじゃあそろそろ出ていって欲しいのじゃがのう。
あまり刺激を与えてまた暴れられてもこまるでの。
カヴァレス To:村長クックッ,違ぇ無ぇ。
世話になったなぁ,村長殿よぉ。
■クレフ To:村長&男
そうですね、いろいろありがとうございましたぁ。
それでは私たちおいとましますよ。早く良くなるといいですねぇ。それでは失礼します〜。


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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp