SW-PBM #078 幻の珍獣を探せ!? |
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と、そこに、バジルとミルトが戻ってきた。
■ バジル To:ヴィクトール&みんな |
ただいま〜。ちょっとお待たせしちゃったね。 ミルト君ち、いきなりお邪魔したのに結構片付いてて感心しちゃった。 もう荷物置けるように場所整えてきたからひとまず移動しない? |
■ ヴィクトール To:バジル&みんな |
おかえり〜。 あ、えっとそのことなんだけど実はミルト君にオレ達のこともっと話しておこうかと思って。 その話が終わってから移動しようかと思うんだけど、ダメかな? |
■ バジル To:ヴィクトール&みんな |
うん? いいよ。 |
バジルはヴィクトールの目を見ていわんとする事を察した。
■ ミルト To:ALL |
? 何ですか? |
■ コリューン To:ミルト |
・・・ん〜、まぁ、良くある話なんだけどね。ま、気楽に聞いてちょ☆ |
■ ミルト To:コリューン |
良くある話…ですか? |
■ ヴィクトール To:ミルト |
じゃあ言っちゃうね。 えっと、オレ達が何のためにこの村の方にやって来たのか、その理由をまだハッキリとは話してなかったよね? 実はオレ達、本当は・・・白い虎を捕まえて来てくれってそう頼まれてたんだ。 あ、でも誤解しないでね、オレ達が頼まれてたのは野生の白い虎を捕まえるってことで、だからシロを見つけてもそれで捕まえようなんて気は全然ないよ。 行商に行った帰りに森の道の所で白い虎を見たって話だったから、多分シロを野生の虎だと誤解したんだと思う。 なんですぐにこのことを話さなかったのかって言うとね・・・ 本当のことを話して、それでもミルト君がオレ達のことを信じてくれるのか、自信がもてなかったからなんだ。ごめん。 とにかく、オレ達のミルト君に協力したいって気持ちに嘘はないよ、都合のいい話かもしれないけどそれだけは信じて欲しいんだ。 |
■ ミルト To:ヴィクトール |
……そうですか、シロが… |
■ バジル To:ミルト |
僕らの気持ちとしては、ミルトに協力してシロを見つけてあげたい。 もちろんシロ以外に白い虎が居ればその子を捕まえて依頼主に届けるし、もし居なかったとしてもシロを無理やり連れて行こうとは思ってないんだ。 そこから先はシロの飼い主であるミルトと僕らの依頼主の交渉になると思ってる。 僕らの依頼主は動物が好きで、自分の庭に珍しい動物達を放し飼いにして飼っているんだ。きちんと世話もしているし、見た限りどの動物もとても気持ちよく暮らしている様に見えたよ。 もちろん今みたいに森へちょいと遊びに行く、という自由は無いだろうけど、その代わり森で猟師に狙われたり、僕たちの様に珍しい動物を求めてやってくる冒険者達に狙われるような事もなくなるよ。あ、そうだ。それで思い出したけど、僕らの他にも白い虎を探しに来ている冒険者達がいるんだ。彼らはミルトとシロの関係を知らないわけだから、彼らが先にシロを見つけたりすると、余計に話がややこしくなっちゃう〜〜〜。 |
■ ミルト To:バジル |
ち、ちょっと待ってください。 それって、シロはこの村にいないほうが良いって事ですか? これまでずっと一緒に暮らしてきたのに… |
■ホルト To:ミルト |
必ずしもそうではないにしても、私たちはそう考えています。 今となっては、シロの身の安全を考えるという点では特に。 知っているかどうか……シロはとても貴重な存在で、お金のためにその毛皮を欲しがる人も多いでしょうから。 もっとも、あなたが躊躇うのも当然のことです。 これから起こりうる事を全て承知の上で、それでも今まで通り――は無理かも知れませんが――シロと暮していくと言うのなら、少なくとも私にそれを止めるつもりはありません。 今ここで決めなくても構いません。ただ、可能性として頭にはいれておいてください。最後に決めるのはあなたです。 それに……シロ探しを手伝うのはお節介からみたいなものですけど、やはり正直、少しは私たちの都合も入りますしね。 |
■ミルト To: |
…シロみたいな白い虎が珍しいってのは知ってます。 でも…… |
■ポム To:ミルト |
…基本的にミルトはシロと暮らしたいんだろ? だったら考えると二通りあるよな 解るか? |
■ミルト To:ポム |
二通り、ですか? |
■ポム To:ミルト |
一つは、村でこれからも一緒に暮らす。 この場合、森に行くシロを何時も守る事が出来ない。でも住み慣れた土地や村の人達がミルトにとって心強いだろう ホルトが言ってたとおり、シロは珍しい虎だ 情報が外に出てしまった限り、今まで通りに行かないと考えた方がいい あたし達は何時までもいられない。シロを護衛するため冒険者を雇い続ける訳にもいかないだろ |
■ミルト To:ポム |
………はい。 |
■ポム To:ミルト |
もう一つは、ミルトがシロと一緒にオランへ行く この場合、ミルトはとシロは村を離れるから心細いだろう。でも遭遇する危険の心配が格段に減る 相手はバジルが言った通り、動物好きで飼う為に散財出来る金持ちだ。交渉次第でミルトが屋敷にシロと住める可能性は十分ある。 交渉に心細いなら、そうだ、近所のおじいさんに一緒に来てもらえばいい。 |
■ミルト To:ポム |
オランに? でも、そんな… |
■ポム To:ミルト |
まぁ、これはあたし達が先にシロを見付けたらの選択かな バジルが話した冒険者一行が先にシロを捕まえたのなら あたし達に出来るのは、事情を話して、交渉する事くらいだ 依頼人の元へミルトも一緒に連れて行ってくれ、と言うのが精一杯かも知れない シロが見付かるまでに答えを探してもらえたらって思うんだ 今はシロが見付かる方が重要だろ? |
■ おじいさん To:ミルト |
…なあ、ミルト。 どちらにしろ、シロが見つからん事にはこんな事を話していても仕方がないじゃろう。 ならば、この方達も、シロを見つけるのを手伝ってくれると言って下さっておるんじゃ。 手伝って頂いて、シロが見つかってから改めて考えてみてはどうかの? |
■ミルト To:おじいさん&ALL |
……うん。 …本当に手伝ってくださるんですか? シロを連れて行くためにこの村に来たのに… |
■ポム To:ミルト |
あたし達はミルトの為に出来る限りの事はしてあげたいと思ってる だから全部話したし、ここに居るんだ。なぁ、リーダー♪ |
■ ヴィクトール To:ポム&ミルト |
うん、もちろん。 困ってるときはお互い様だもん、助け合わなくっちゃね。 |
■ バジル To:ミルト |
実際、僕たちがシロちゃんを見つける前に、ミルトと会って話が出来てよかったと思ってるんだ。 知らなかったら僕達も、見つけ次第オランに連れ帰っちゃってただろうしね。 でもこうして事情もわかってるんだから、僕達に出来るだけの事はさせてもらうよ。 |
■ホルト To:ミルト |
……別に人助けが趣味と言うわけではありませんが、無理矢理とか騙してまでシロを連れていくのは寝覚めが悪いですしね。流儀じゃない。 幸にしてこの場合、報酬は仕事の建前にしても、飽くまでそれは結果として得られるモノであって、一番の目的ではなかったということでしょうか。 |
■コリューン To:ホルト? |
報酬は仕事の殺陣前で開くまでソレは決壊?? |
■ポム To:ホルト |
まったく、難しく言っちゃって〜 一言、助けたいって言っちゃえばいいのに うにに〜、ホルトは照れ屋なんだな(にやり) |
■ホルト To:コリューン、ポム |
うぅむ……心中をできる限り正確かつ簡潔に伝えたかったのですが……どうやらまた失敗です。 照れ屋も何も、私としてはこの上なく正直な気持ちを表したつもりだったんですけど……まぁ、悪いクセなのかもしれません。(苦笑) |
■ミルト To:ALL |
ありがとうございます。 |
■ おじいさん To:ALL |
森へ行くのは、わしらも、一緒に行かせてもらって構わんかの? |
■ ヴィクトール To:おじいさん&みんな |
あ、ホント?一緒に来てくれるの? 森の中を案内してくれる人が一緒に来てくれた方が見つけやすいだろうし、オレは構わないよ。 みんなも構わないよね? |
■ バジル To:ヴィクトール |
もちろんさ! 土地に詳しい人が沢山来てくれた方が助かるもの。 |
■ホルト To:ALL |
……まぁおそらく何とかなるでしょう。 それにこれで帰りもシロに歩いて貰えば済みます。 |
■ポム To:みんな |
みんなで頑張ろうぜ(^^)/ |
ぐぐ〜ぅとポムのお腹が鳴る。
■ポム To:みんな |
ご飯作ろうぜ♪バジル♪ ミルトもお腹空いたろ? ホルトもいっぱい食べるんだから手伝うよな? |
■ホルト To:ポム |
? そりゃまぁ……でもいっぱいって、私、人間としては普通ですよ? |
■コリューン To:ポム&ALL |
ご飯なら、私も作れるよん♪ おコゲとか、おコゲとか、あと、それから、おコゲ〜☆ |
■バジル To:コリューン&ALL |
そ、それってアツアツに炒めた具をトロ〜リとかけると『ジュゥ〜〜〜〜!!』って音がしたりする奴!? 僕、すっごく食べてみたかったんだよね〜♪ |
■コリューン To:バジル&ALL |
んっとね〜、アツアツに炒めた具も『ジュゥ〜〜〜〜!!』って音がするほど真っ黒コゲで、掛けるととことん苦いの〜♪ 食べてみたいにゃ〜☆ |
何が可笑しいのか笑い転げている。
■ポム To:バジル |
バジルが言ってたのと違うんじゃないのか? |
バジルを見上げる
■バジル To:ポム |
う、う〜ん、『ジュゥ〜〜〜〜!!』って言うんだったら一緒なのかもしれないよ〜? もしかするとちょっと苦くて大人の味ってやつかもしれないし。 |
■ ヴィクトール To: |
・・・お、大人の味?(どきどき) |
誰にも気づかれないくらい地味ぃ〜に反応していたりする(謎)
■ポム To:バジル&コリューン |
大人の味なぁ〜 |
コリューンに送る視線はとても疑わしげだ。(笑)
■ポム To:コリューン |
おコゲ作るんなら、あたしはいらないぞ |
■コリューン To:ポム |
ご飯食べないと、体に悪いぞ〜★ |
焦げたご飯はもっと悪いだろう。
■バジル To:コリューン |
まぁ、人の家であんまり冒険するのもなんだから、今度パーティで野営する時にでも作ってよ。 |
■ホルト |
そうそう、第一、後片付けは誰がするんです…… |
■コリューン To:バジル |
それは、残念無念残留思念だにゃ★ ンじゃ、ふつ〜にお粥でも作ろっかね。お化けバジル入りのヤツ♪ |
■ポム To:コリューン&バジル |
お、お化けバジル〜ぅ!!! |
なんかすんごいものを想像したらしい(笑)
■ ヴィクトール To: |
お、お化け?・・・そ、それも大人の味??(どきどき) |
またしても地味ぃ〜に〜以下略。
■バジル To:コリューン |
お……お化けバジルって……なんだか、僕、複雑な気持ちかも……。 |
■ホルト To:コリューン |
だから(?)、今夜のところはフツーの料理つくりましょうよぉ〜 お粥ならお粥で、フツ〜のお粥。ね?(汗) |
ホルトはお化けバジルとやらを得体の知れない食材と見なしている。
■コリューン To:ALL |
お化けバジル、味は普通だよ〜ん♪ |
にた〜っと笑う。
■バジル To:コリューン |
そうなんだ。 |
なんとなくほっとしたり(笑)
■ホルト To:コリューン |
……味はって何です? あ、私はバジル抜きでいただきますね。 |
ぽむぽむと腕を叩いて
■ポム To:ホルト |
大丈夫、作るのはみんなでだから 食べ物は粥だけじゃない …(あ、今回料理に自信があるヤツいないんだっけ) ……なんとかなるさぁ(へらり) |
と言う目が少し泳いでいる。(笑)
■バジル To:ポム |
シーアンが居ればこんな時、腕まくりして作ってくれたのにねぇ |
■ポム To:バジル |
だな (うんまいご飯〜)(;;) |
シーアンの料理の味を思い出している。(笑)
■コリューン To:バジル |
バジにゃんは、ご飯抜きだって★ |
ホルトの発言をわざと曲解する。
■バジル To:コリューン |
ええぇっ!そ、そういう意味だったの!?そんなぁ〜〜〜 |
■ホルト To:バジル |
……え、バジルご飯要らないんですか? いけませんね、ちゃんと摂らないと明日体がもちませんよ。 |
ホルトは少し自失していて話を良く聞いていなかったらしい。
ほのぼのとした(?)やりとりを微笑ましく眺めながら。
■ ヴィクトール To:ALL |
ははっ、なんか楽しそう。 とりあえずさ、材料を調べてから作る物を考えようよ。 |
■コリューン To:ALL |
お化けバジル、面白いのに・・ |
巨大なバジルを手に、しょんぼりするコリューンだった。
■ホルト To:コリューン |
……せ、せめて、「美味しいのに…」と言ってくれませんか…(ひきっ) あ、いや、美味しければ良いと言うわけじゃありませんし、ソレの味は普通だそうですが……はっ、味を知ってると言うことは、まさかそれで……? |
コリューンをみて、「もしや、とんでもない副作用が!?」という疑念にとりつかれたようだ。
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