SW-PBM #077 大事な届け物 |
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【銀の網亭/1F酒場】
昼下がりの銀の網亭。
この時間でも一階酒場には、多くの冒険者がたむろしている。
仲間を集めている者や、冒険の成功を祝して打ち上げをしているパーティ。
相方と待ち合わせている風な者もいれば、異種族のカップルもいる。
■オヤジ To:ALL |
どうだ? 受ける依頼は決まったか?、 |
と手を布巾で拭いながら、オヤジが尋ねてきた。
■フィリス To:マスター |
えっと…この依頼の依頼主の人に、お話を聞いてみようということに なったんですけど。 |
そう言いながら、依頼の書かれた羊皮紙をつんつんと突ついている。
■オヤジ To:ALL |
おぅ、これか。これは急ぎのやつだな。 確かすぐに屋敷に来てくれと言っていたぞ。 かなり急いでるようだったから、紹介状はここに用意してある。 それじゃあこれを・・・。 |
と言って紹介状をフィリスに渡そうとするが、やっぱりキャンドルに渡す。(酷
やはり年長者・・・、もといしっかり者に持たした方が良いと判断したのだろう。ナレーションに『余計な事はいいの!』と鋭い視線を送るキャンドル。
GM:m(_ _)m
■キャンドル To:おやじ&ALL |
じゃあ、確かに紹介状、預かったわ。 |
■フィリス To:マスター |
あ……むぅ〜…。 |
オヤジのその所業に、ちょっと不満そうにふくれているようだ・・。フィリスの肩にポンと手を起き、キャンドルは『そんな事でふくれないの』という笑みを送る。
■クラウディア To:おやじ |
1000ガメルと能力給って,やけに高値の気がするんだけど…… どんな仕事か聞いているのかい? |
■キャンドル To:おやじ |
そうそう、この間の、チャダイの時のきのこ調査とは、えらい違いじゃない? |
■オヤジ To:ALL |
そりゃあ依頼人次第だろうさ。(^^; この依頼人のオルリック氏は貴族だから、払いが良くても別におかしくは無いと思うぞ。 確か依頼内容は旅の護衛だったな。 まぁ急ぎの依頼だ。高い方が護衛も見つかり易いだろ?
あぁ、能力給ってヶ所は読みようによっては、プラスボーナスにもマイナスにもとれるからなぁ。 |
■ クラウディア To:ALL |
護衛ねぇ。 貴族なら家来がいっぱいいるだろうに,なんだって冒険者を雇うんだろうね。 わざわざ能力給をもうけているところなんて,気になるとこだけど。 第一,その……ウルリックだか…エルリックだか…オルリックだっけか? そんな名前の貴族,聞いたことある人いるかい? |
■アルフレッド To:誰とも無く |
まぁ、かなりヤバイ仕事か、依頼人が相場を知らないかのどっちかだろうね。 |
■フィリス To:マスター |
貴族の人なんですか。なるほどー。 一応念のため…怪しげな団体さんとお付き合いがありそうだとか、 過去に雇われた人が蒸発したりとか、そんな噂はないですよね? |
■リシィア To:フィリス&ALL |
フィリスさま、そのような噂があるなら、マスターさまも仕事を紹介したりはしないと思います(^^; お急ぎのようですから、早速先方を伺ってみませんか? 受けるにせよ、断るにせよ、早い方が良いと思いますし。 |
■フィリス To:リシィアさん&ALL |
そ、そうですか? じゃあ…行ってみましょうか。 |
■リグ To:フィリス&ALL |
まずは、会ってから考えればいいよ。 嫌そうな人だったり、まずい依頼だと思ったら、丁寧に断ればいいんだから。 |
■キャンドル To:ALL |
そうそう、まず合って、お話聞いて、人柄みて、お屋敷の様子とか、よ〜く、観察してから決めるんだし。 注意する事は、済し崩し的に巻き込まれ無いようにする事かしらね(苦笑) |
■オヤジ To:ALL |
ま、まぁ悪い噂や妙な話は聞いた事ないぞ。(^^;
そうそう、確か・・・一人娘がいたなぁ。 |
■アルフレッド To:ALL |
なにっ、一人娘!(☆_☆)(キュピ〜ン) 皆さん、早く行きましょうか。 |
■おかみ To:アルフレッド、フィリス |
こらこら、依頼人の娘さんに変な事しちゃ駄目よ。(^^ そうよねぇ、フィリスちゃん? |
耳ざとくアルフレッドの一言に反応して、割って入るおかみさん。
■フィリス To:おかみさん&ALL |
え?アルさんは変なことなんてしませんよぅ。 それどころか女の人には優しいですしよく気がつくし普段からそれとなく 細かな心配りもしてくれ………?…あ、えーと…(こほん)。 しかし縁談……陰謀の匂いがしますね。やはりここはその一人娘の人と 相手の方について調べー…なくてもいいですね、はい。 行きます。すぐ行きます。行きましょう〜。 |
■リグ To:(独り言) |
くすくす。 (フィリス姉ちゃんって、探偵さんみたい。) |
■リシィア To:ALL |
そういえば、聞いたことが有ります。 スカイウィンド家といえば、かなりの資産家の筈ですよ。 縁談の話については、ほとんどまとまった……との噂ですけれど。 それから、奥方様はすでに亡くなられた、とも。聞いたことが有るのはこれくらいでしょうか。 |
■キャンドル To:リシィア&ALL |
かなりの資産家… (かなりの資産家の名前くらい覚えとかないと、コネも金も縁が薄くなっちゃうわね…) きっと、いい話よ、きっと(笑) |
■ クラウディア To:ALL>おやじ |
資産家ねぇ。 あたしら冒険者と,その縁談と関係があるんだか,ないんだか……。 やっかいなことに巻き込まれなきゃいいんだけど(^^; おやじさん,その屋敷って……正面から行っていいものかい? |
■オヤジ To:クラウディア、ALL |
いや、その為に紹介状を渡したんだろ。(^^;; そうそう、屋敷の場所は高級住宅街だぞ。巡回の衛視や警護が厳しいからくれぐれも問題は起すなよ。 屋敷までの地図はこれだ。 |
そう言うと、道順を記した羊皮紙を・・・フィリスの隣のクラウディアに渡す。
■フィリス |
(がーん) |
■ クラウディア To:おやじ&ALL |
問題ねぇ……あたしらが起こすわけないじゃないか(^^;; (まあ……だいじょうぶだろ…多分) 地図と依頼状は受け取ったし,とりあえず行ってみるとするかい,コル…じゃなかったオルリックさんのところへね。 |
■キャンドル To:おやじさん |
そうよ、そんなヘマしないわよ、会う前に心象が悪くなったら、依頼料に響くじゃない。 それに、折角、貴族様とお近づきになれるチャンスよ、あくまでも、信頼できる、付き合いやすい冒険者、を印象付けないといけないわ。(微笑) |
やっと巡って来たコネのチャンスに、キャンドルはかなりマジのようです。
■オヤジ To:ALL |
(おいおい、えらく気合いが入ってるのが二人いるな.)(^^;; と、ともかく頑張って来いよ。 |
オヤジさんに送り出された彼らは、依頼人の屋敷へと出掛けて行った。
これが今回の物語の幕開け。さてさて、どんな未来が待ってるのでしょうか?
彼らは元より、GMにもサッパリ予想がつきません。(ぉぃ
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