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SW-PBM #76 墓碑銘 |
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寺院裏 |
寺院の裏には小屋と井戸があった。
井戸ではイヴが水を汲んでいる(様に見える)。
イヴはゆっくりと視線だけを動かして一行を確認すると、再び井戸の中に視線を戻す。
■フィオン |
(こんな時間に水汲み・・・?) |
■レヴィック To:イヴ |
あら、イヴちゃんじゃない。 |
■レオナルド To:イヴ |
やぁ、イヴ。水汲みかい? |
レオナルドが話しかけるが、イヴはじっと井戸の中を見つめている。
■レオナルド To:イヴ |
????? 井戸の中に何かあるのかい? |
■イヴ To:レオナルド |
・・・・・・・・・・見たいの? |
レオナルドは井戸の底を覗き込む。
次の瞬間。レオナルドは井戸の中に突き落とされた。
■アルテナ To:イヴ |
…なっ……… |
■レヴィック To:イヴ |
あらあら(^^; |
■ユウル To:イヴ |
うわっ!い、いくらなんでもそれは… |
■ガイ To:イヴ |
あっ、やりやがった! |
■フィオン To:イヴ |
ちょっと、いきなり何するの?! |
フィオンは思わずイヴの手首を掴む。
鈍い音がしてイヴの腕が折れた。
■レヴィック To:フィオン |
何?今の音?? |
■アルテナ To:ALL |
イヴの方から聞こえたが……うそだろ? |
■フィオン To:イヴ |
は、ははは・・まさかね(^^; 骨が折れたとか言わないわよねっ?! あんた、ちょっと冗談がすぎるわよ(^^;;;。 |
■シャノン To:フィオン、イヴ |
フィオン、いくらお仕置きとはいえ、酷すぎます。 イヴさん、痛くないんですか!? |
■レヴィック To:フィオン |
……フィオンちゃん………。(”って、バカ力?”とかっていったらアタシも突き落とされそうね。) |
■アルテナ |
信じられん腕力だな…… |
■ユウル |
一番強いのは実はフィオンなのかもな… |
■ガイ |
なっ、だから言っただろ・・これが、フィオンの実力なんだぜ。 ・・フィオン、そんなに力が有り余ってんなら、戦士にでも転職したらどうだ(笑) |
■フィオン To:ALL |
わ、私は手を握っただけだってば。 信じられないのはこの子の方よ! |
イヴは一瞬驚いた様子で折れた自分の腕を見るが、悲しそうな表情になると俯いた。
■イヴ To:レオナルド? |
・・・・・・・・底に何・・・かある・・わ。 |
■フィオン To:イヴ |
あんた・・・(骨折れたってのに、痛くないの?!) |
■シャノン To:おおる |
治療の必要は……無いのでしょうか。 |
■ユウル To:イヴ |
だ、大丈夫なの? それにしてもいきなり突き落とすなんて…。 まあ、仲間だとかって意識はないみたいだけどさ。 |
■レヴィック To:イヴ、レオナルド |
井戸の底? 底ですって、ど〜ぉう?よく見えて〜? |
レヴィックはレオンの様子を見ようと、井戸を覗き込む。
井戸の中は真っ暗で肉眼では何も見えない。
■ガイ To:レヴィック |
どうだ、見えるか? |
■レヴィック |
って、真っ暗ねぇ… |
■アルテナ To:レオン |
そういえば、あいつはどうなった? お〜い、生きてるか〜?いやいやいや、死んでるな。 |
■井戸の中 To:外 |
ぶはっ。突然、突き落とすなんて酷いな。。 お〜い!! 誰かいるならちょっと助けてくれないかな!? |
井戸の中からレオンの声が聞こえる。
■レヴィック To:レオナルド |
助けるも何も、何も見えなくってよ。ちょっとお待ちなさいな。 |
■アルテナ |
なんだ、空は飛べんのか。 |
■ガイ To:アルテナ |
フッ・・・らしいな(笑) |
レヴィックは桶にライトをかけて井戸に落とす。
底の方に半分水に浸かったレオナルドが見えた。
■レヴィック To:レオナルド |
あらあら、イイ格好ねぇ(^^; |
■フィオン To:レオン |
何が見える〜? イヴが言うには底に何かあるんだってさ。 見つけたらここから引っ張りあげてあげるわよ。 |
■アルテナ To:フィオン |
見つけたらって……(^^;;……まあ、あいつならいいか。 |
■ガイ To:フィオン |
さすがはフィオン、駆け引きも、うめぇなー! |
■フィオン To:ガイ |
・・・なんか、それって誉められてる気がしないのよね。 |
■ガイ To:フィオン |
そうかぁ〜?・・素直に誉めてんだけどな〜。 |
■レヴィック To:フィオン |
……でも誰が引き上げるの?? |
■フィオン To:レヴィック、ガイ |
頼むわね(^^)。 |
フィオンは(当然のように)2人の男の肩をぽんと叩いた。
■ガイ To:フィオン |
あんまり、気がすすまんがな・・しょうがねぇな。 |
■レヴィック To:フィオン |
ヤローのために水浸しになるの?……しょうがないわねぇ。 |
■井戸の中 |
底だって?別に何も・・・・いや、何かネジのような物が・・・・ おーい!!これかい!? |
■フィオン To:レオン |
見つけたのね? それ、持って来れるかしら? |
■ガイ To:レオン |
お〜い!・・んじゃ、引き上げるぞー! しっかり、持ってろよ! |
数分後レオンは井戸の中から助け出された。
■レオン To:フィオン |
ほら、これだよ。 |
レオンはフィオンに井戸の底から拾ってきたネジを渡す。
ネジは重く、材質は金でできているようだ。
■アルテナ To:イヴ |
???なんだこれは? |
■フィオン To:ALL、イヴ |
これ、どこに・・・いや、何に使うネジかしらね? イヴは何か知らないの? あなた、これ探してたんでしょ? |
■イヴ To:フィオン |
・・・井戸・・で・・・。 ・・・・お水・・汲もうと思った、ら・・・。 ・・・底に・・・あったか・・ら・・。 |
イヴは井戸の脇に置かれている水の入った桶に視線を落とす。
■声 To:ALL |
ひぇひぇひぇ・・・部屋に閉じこもるでもなく・・・暴れ回るでもなく・・・、 不死者共に話を聞き回る珍しい冒険者共だと思うて泳がせとったが・・・ こうもあっさりと『鍵』を見つけてくれるとはの・・・。 |
あの老婆の声だ。小屋の陰から聞こえる。
■フィオン To:老婆 |
きゃっ! どっから見てんのよ?趣味悪いわね! |
■レヴィック To:老婆 |
……なんだかんだでよく見てるわねぇ…(--; |
■ユウル To:ALL |
この館にいる限り、行動筒抜けって感じだね。 |
■アルテナ To:老婆 |
! あのときのエルフ!どこにいる!? |
アルテナは周囲を見渡す。
■ガイ To:ALL・老婆 |
おい!・・この声は・・あのババアだぜ! あそこの小屋の方からだ! おい!「鍵」がどうしたってんだ! ごちゃごちゃ言ってねぇで、姿をみせやがれ! |
■声 To:ガイ |
ヒェヘヘヘ・・・それじゃ、少し遊んでやるとしようかね・・・。 |
そう言って小屋の陰から出てきたのは2匹の猛獣だった。
■フィオン To:ALL |
虎のゾンビみたいなのと、動く骨みたいなのが・・・。 や〜、遊びたくないわ〜(^^; |
■レヴィック To:老婆 |
アタシはそんな気分じゃないんだけど…って、言っても無駄みたいねぇ。 |
■レオン To:ALL |
・・・そ、それじゃ・・・僕はそろそろお暇させていただこうかな。。 そ、そうだ!服も乾かさなきゃならないしね! |
言い訳もそこそこにレオンは速攻で反対方向に駆け出す。
■アルテナ To:レオン |
こら、まて。 |
アルテナは逃げようとするレオンのマントを掴む。
■アルテナ To:レオン |
なぜ、そんなに慌ててるんだ?貴様も同じアンデッドだろうが。 |
■レオン To:アルテナ |
冗談じゃない。巻き込まれるのは御免被るよ。 |
■シャノン To:おおる |
あのような者に関わってる場合ではありません。 どうやらこの鍵は何か重要な品のようですね。 ならば、アンデットのような邪な者に渡す訳にはいきません。 |
■レヴィック To:シャノン、アルテナ |
そうね、はっきり味方でもないんだから、逆に側に置いておくのは危ないかもしれないしねぇ? とりあえずは、あの変なのをなんとかしなくちゃね。 |
レヴィックはクロスボウを装備する。
■フィオン To:ALL |
魔法の援護が必要だったら言ってね。 とりあえず私はこの鍵、死守するわ。 |
■ユウル To:ALL |
どんな大事なものか知らないけど、あいつに渡しちゃいけないのだけは間違いない。 …いくよ! |
ユウルは鍵を持ってるフィオンをかばうように前に出てバスタードソードを構える。
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