Sword World PBM Scenario Index |
SW-PBM #76 墓碑銘 |
《Back | 〜 鍵 〜 その二 | Next》 |
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小屋の中 |
2匹のアンデッドビーストが突進してくる。
■アルテナ To:イヴ&レオン |
イヴ!さがれっ!…お前も来い! |
アルテナは咄嗟にイヴを後ろへと下がらせる。
■ガイ To:ALL |
きやがったぜ・・気をつけろよ、みんな! |
アンデッドビーストA(骨格)はユウルが身構えるよりも速く飛びかかる。
剥き出しの牙が鎧を噛み裂く。
■ユウル |
ぐっ…!! |
■アルテナ |
!? 早いっ!ユウル大丈夫か!? |
■レヴィック To:ユウル |
大丈夫?! |
■ユウル |
な、なんとかね。……こんな怪我ぐらいで怯んでられないっ! |
ユウルはバスタードソードを振るうが、アンデッドビーストAは機敏な動きでそれを避ける。
レヴィックのクロスボウから発射された太矢がユウルの頭のすぐ横を通り、アンデッドビーストAの頭蓋骨に突き刺さる。
その一撃でアンデッドビーストAの頭蓋骨は砕け散り、頭部を失った骨格はその場で崩れ落ちて地面に散らばった。
■シャノン |
凄い……。 |
■レヴィック |
あら……。肉がないからかしら、意外と脆いのねぇ…(^^; |
■アルテナ To:レヴィック(独り言) |
フィオンといい、このオカマといい…………… |
■ガイ To:レヴィック |
ヒュー、さすがレヴィックだぜ! 今度はこっちの番だ。 |
■フィオン To:ゾンビ虎 |
きゃ〜っ、こっち来た! しっ、しっ! |
フィオンは突進してくるアンデッドビーストB(死体)に対して身構えるが、その間にガイが割り込む。
アンデッドビーストBはガイに目標を変え、爪で切り裂く。
負傷しながらもガイはモールで殴りつけ、アンデッドビーストBの腐敗した肉片が飛び散る。
■ガイ |
痛っ!! この野郎ーー!!・・おりゃあー!! |
■フィオン To:ガイ |
きゃー、ガイ、素敵! 頑張って〜! |
■老婆の声 To:ALL |
ヒョッホッホ。。なかなかやりよるわ。 |
再び小屋の陰から老婆の声が聞こえてくる。
■レヴィック To:ガイ |
そっちも3回くるの(^^;援護したほうが良さそうね。 |
■ガイ To:レヴィック |
情けないが頼むぜ、レヴィック。 |
シャノンはキュアーウーンズでガイの傷を癒す。
■ガイ To:シャノン |
シャノン、助かったぜ! |
■アルテナ To:シャノン |
シャノン、二人を頼む! |
アルテナは剣を構えて前線に出る。
■シャノン To:アルテナ |
分かりました! |
アルテナの剣はアンデッドビーストBの腹部を大きく裂いて深手を負わせた。
傷口から腐敗した臓器が見え、異臭が漂う。
■アルテナ To:アンデッドビースト |
…っ…………いきなりこんな奴が相手か。 |
ユウルの剣もアンデッドビーストBの頭部を捉えるが、アンデッドビーストBは口を大きく開き牙でそれを受け止める。
その時、ユウルの位置から小屋の裏側が見えたが、そこに老婆の姿はなかった。
■ユウル |
ちいっ、通らないかあ…… あれ、老婆がいない!?確かにこっちから声が聞こえたはずなのに! いったいどこへ? |
■アルテナ To:ユウル&ALL |
精霊魔法だ、姿を隠しているかもしれんぞ、油断するな! だれか位置をつかめないか? |
■フィオン To:ユウル、アルテナ |
え?声だけなの? わかった。魔法の力が働いてないか調べてみるわ! |
レヴィックはガイにプロテクションをかける。
■レヴィック To:ガイ |
今日は忙しいわね〜っと。うまく掛かって頂戴。 |
フィオンはセンスマジックをかけて周囲を見渡す。
小屋の陰(老婆の声のした方向)から、寺院の屋根の上に建つ鐘楼まで、魔法の反応が線のように続いている。
■フィオン To:ALL |
婆さんはあそこよ! 小屋の陰にはいないわ。屋根の上よ、鐘楼のとこ! |
■アルテナ To:フィオン |
上…!? |
■レヴィック To:フィオン |
魔法っ?!…ぬかったわね。 |
ガイはモールでアンデッドビーストBを殴りつける。
モールから肋骨が砕ける手応えを感じたが、相手は一向に怯まず反撃してくる。
ガイは牙と爪を避けきれずさらに負傷した。
シャノンは再びキュアーウーンズでガイの負傷を癒そうとするが、焦ったのか失敗した。
■シャノン |
ファリス様! これも、全ては私の日々の努力が足りないせいなのですね(TT |
■レオナルド To:シャノン |
まぁ、誰にでも失敗はあるものさ。 そんなに気にすることじゃあない。 |
アンデッドビーストBは尚も平然と動き、アルテナの攻撃を避ける。
ユウルの剣はアンデッドビーストBを捉え、首の根元を深く切り裂いた。
アンデッドビーストBの首は今にも千切れそうに垂れ下がる。
■ユウル |
これでも倒れない?案外しぶといな。 こっちはなんとかしとくから、老婆のほうお願い! |
レヴィックとフィオンはそれぞれクロスボウとショートボウに持ち替える。
■老婆(鐘楼) To:ALL |
ヒッヒ、そろそろ退散するとしようかねぇ・・・。 おお・・・くわばらくわばら・・・。 |
老婆は屋内に引っ込む。
■レヴィック To:老婆 |
別にそこに居てくれても全然問題ないわよ。 |
■フィオン To:レヴィック |
ちっ、逃がしたわね。 |
シャノンは再びガイにキュアーウーンズをかける。
ガイの負傷がほぼ完治した。
ガイのモールがアンデッドビーストBの左肩を砕く。
アンデッドビーストBはバランスを崩して転倒した。
その後、尚も立ち上がろうとするが、ついに立ち上がることはなく、やがて動かなくなった。
■ユウル |
ふ〜思ったより手間かかったな…っつ。(肩押さえつつ) この館にいる限り、行動は老婆に筒抜けっぽいなあ。注意しないと。 |
■レオナルド To:ALL |
ハハハ。なかなかやるじゃないか。 僕が加勢するまでも無かったようだね。 |
■アルテナ |
…ぴきっ(−−# |
■レヴィック To:レオン |
アンタは黙ってたほうがいいと思うわよ(--; |
■フィオン To:ALL |
(もとから期待はしてなかったけど) ・・・さ、小屋の中に何かあるんでしょう? 入りましょ。 |
■ユウル To:フィオン&ALL |
ああ、そうだ。そのねじみたいなもの、フィオンが預かっておいて。 なんに使うのか知らないけど、「鍵」って呼んでたしこっから出る時に役立つかもしれないね。 |
■フィオン To:イヴ |
あなたはどうする? 婆さんの味方をするの? |
■イヴ To:フィオン |
・・・・・・・・・婆さ・・ん? ・・・・フ、フフ・・・・ウフ、フ・・・・。 |
イヴは一瞬不思議そうな表情を見せるが、俯くと、目を見開いたまま含み笑いを漏らす。
■フィオン To:イヴ |
(不気味な子(^^;) ・・・くれぐれも私達の邪魔だけはしないでよ。 あんた敵にすると、悲しむ奴がいるんでね。 |
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