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Sword World PBM Scenario Index |
SW-PBM #76 墓碑銘 |
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| 廊下 |
レヴィックが廊下に出ると、老婆と数人の冒険者らしき人影が礼拝堂に入っていくのが見えた。
| ■アルテナ To:レヴィック |
| ?新しい迷子か? |
| ■レヴィック To:アルテナ |
| それっぽいわねぇ。なんかちょっと前を思い出さない?(^^; |
| ■アルテナ To:レヴィック |
| 嫌なことを思い出させるなよ(--; |
アルテナは目を凝らして冒険者を見るが、照明が悪いため、顔はよく見えない。
服装や装備は知っているものではないが、かなり汚れている。
| ■アルテナ To:レヴィック |
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よく見えないが…外で雨にやられたか…? もしかしたら暖炉の部屋に案内されるかもしれないな。後で行ってみるか? |
| ■シャノン To:おおる |
| マイルズさんに雇われたお仲間かも知れません。 |
| ■レヴィック To:アルテナ |
| そうねぇ、誰であれ話は聞けるに越したことないわ。 |
| ■アルテナ To:レヴィック |
| 話が出来るといいな。 |
| 礼拝堂 |
中は少し薄暗い。天井は高く、一番奥には祭壇らしきものが見える。
左右の壁と祭壇の燭台の蝋燭だけが中を照らしている。
長椅子と机が中央の通路を挟んで、祭壇の前にある講壇まで左右に列んでいる。
通路の奥の方には講壇に向かおうとしている老婆と、その後をついていく冒険者らしき者の姿が見える。
そして、老婆が祭壇の前に立ち、フードの付いたマントを脱ぐとエルフの青年に変わった。
| ■アルテナ |
| あれっ? |
| ■エルフの青年 To:祭壇 |
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おお!我らが盟主、屍の王サダイヴォンよ! お姿を顕わし下さい。新たな贄をお受け取り下さい。 |
(ちなみにエルフ語です)
| ■シャノン |
| (なんと言ってるのかしら?) |
| ■アルテナ To:ALL |
| ぶっ!……なっ……… |
思わず大声を出しそうになる。
| ■レヴィック To:アルテナ、シャノン |
| え?ちょ…2人とも静かに。下がってっ。 |
礼拝堂からは出て、ドアの外から中をうかがう。
| ■シャノン To:レヴィック |
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どうしたのですか? なにやら、見たこと無い様式の祭壇でしたが……。 |
| ■レヴィック To:シャノン |
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…後で説明してあげるわ(^^; (今、説明すると飛び込んでいきそうだし…。) |
| ■シャノン To:レヴィック |
| はぁ……。 |
| ■アルテナ To:ALL |
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ちょっと待てっ! レヴィック、今の言葉わかったのか?あれはエルフ語だ。 なぜ、エルフがあのようなおぞましい言葉を……… ちょっと行ってくる。 |
思い切り堂々と礼拝堂に入っていきます。
| ■レヴィック To:アルテナ |
| 何言ってるのっ、ダメよ。 |
アルテナの体ごと抱きとめて止める(笑)
| ■アルテナ To:レヴィック |
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こらっ、はなせっ! 同族がとち狂っているのを見捨てて…ちょっ、どこ触ってる! |
| ■レヴィック To:アルテナ |
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とち狂うって(^^; って、ええ?ああ、アルテナちゃんが暴れるからつい…(苦笑) |
って、どこ触ったんだレヴィック?!
| ■シャノン To:アルテナ |
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考え無しに行動することは、自分ばかりでなく周囲までも危険に巻き込みますよ。 レヴィックの言うとおり、ここは抑えて下さい。 |
お前が言うな(笑)
突然、寺院全体に鐘の音が鳴り響く。
そして祭壇の台座のようなものの上に光の固まりが現れた。
光の固まりは巨大な翼を持った輝くエルフの女性の姿へと変わる。
壇上いっぱいに広がる輝く翼に照らされ、礼拝堂の中が一気に明るくなった。
| ■エルフの青年 To:サダイヴォン |
| おお・・・・ |
エルフの青年はその足下に平伏する。
| ■サダイヴォン To:エルフの青年 |
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La? |
| ■エルフの青年 To:サダイヴォン |
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はい。6名ほど。 |
| ■サダイヴォン To:エルフの青年 |
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LaLa。 La? |
| ■エルフの青年 To:サダイヴォン |
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ローゼンメッツの魂は今暫くお待ち下さい。 図書室に閉じこもっておりますが、ここにお持ちできるのも時間の問題かと。 |
| ■サダイヴォン To:エルフの青年 |
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LaLa。 |
| ■エルフの青年 To:サダイヴォン |
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はい。 パトリシアは救済を信じて、贄の墓を作り続けております。 |
| ■サダイヴォン To:エルフの青年 |
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La。 La- |
サダイヴォンとエルフの青年の会話が終わると、サダイヴォンは翼をたたみ、光の固まりに戻った。
そして、4人の冒険者から飛び出た青白い光とともに、祭壇の台座らしきものの中へと吸い込まれていく。
再び礼拝堂の中は薄闇と静寂が訪れた。
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