Sword World PBM Scenario Index |
SW-PBM #76 墓碑銘 |
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食堂 |
食堂に戻ると、トィトスの姿はなく(他の人形も)、かわりに一人の金髪の青年がテーブルに肘をつきながら、気取った様子でワイングラスを傾けている。
一行に気が付くと席を立って近づいてくる。
■金髪の男性 To:女性ALL |
おお!トィトスから聞いていたが、レディの客人とは嬉しいね。 僕の名はレオナルド。レオンと呼んでくれないか。 |
レオンと名乗った青年は爽やかな微笑みを浮かべると、口元から鋭く尖った犬歯がのぞく。
■アルテナ To:レオナルド |
…………ぅっ…………… |
笑顔に目をそらす。アルテナの一番嫌いなタイプらしい。
■レヴィック |
ホント変わり者ばっかりね…(--; |
■シャノン |
……またアンデット。 |
■ガイ |
なんなんだこいつは!?・・慣れなれしい奴だぜ! |
■フィオン To:レオン |
(この子達は〜(--;。露骨に嫌な顔するんじゃないわよっ!) こんばんわ。 私の事はフィオンと呼んで下さい。短い間になる予定ですが、よろしくお願いしますね。 |
■ユウル To:レオナルド |
(あ〜この人が吸血鬼の……(>_<)) こんばんは、ユウルです。(ややぎこちなくにっこり) |
■アルテナ To:ALL |
なんだ、この爽やかな奴は。 この寺院に似合わんぞ。 |
■ガイ To:アルテナ |
うむ・・同感だ。 |
■レヴィック To:アルテナ、ALL |
爽やか…っていうの?まぁ、アタシはヤローに興味はないから。ほどほどにあしらってあげたら?(笑) アタシはここ以外にどこか寝る場所ないか探してくるわ。さっき廊下に居室があるって言ってたし、こんなところで寝るのもいやじゃなくて? |
と、レヴィックは食堂を出て行く。
■アルテナ To:レヴィック |
わ、わたしも行くぞっ |
アルテナもあたふたと後を追います。
■シャノン To:レヴィック |
あ、私も参ります! |
ついていきます
■ガイ |
おい、お前ら! ったく〜・・こんなとこでバラバラになってどうすんだ! まっ、たいしたことはなさそうだが、油断は禁物だからな。 |
ガイも気にいらない相手でいきのいいことを言っているが、
たんに行きそびれただけらしい☆
■フィオン |
(あら意外。レヴィックもヤローには露骨なのね(^^;) |
■レオナルド To:ALL |
フッ・・・まぁ、初対面だし警戒するのもわかるよ。 まずは、お互いをよく知り合おうじゃないか。 掛けなよ。どうだい?ワインでも。 |
レオナルドはテーブルにグラスを並べ始める。
■ガイ To:レオナルド |
いや、遠慮しておく。 |
■ユウル To:レオナルド |
私、だめなんです。お酒飲むと即効寝ちゃうんで。 |
■フィオン To:レオン |
あ、ごめんなさい。 私お酒は飲めないの。 |
大嘘である。フィオンの2つある水袋のうち1つはワインなのだから。
■レオナルド To:フィオン |
それは残念。まあ、無理にとは言わないよ。 最期の晩餐を楽しもうかと思ったんだけど。 |
■ガイ To:レオナルド |
何!?最後の晩餐だぁ? どういう意味だそれは? |
■フィオン To:レオン |
(ぴくっ) 最後の晩餐って・・・それはあなたの事? 私達の順番はまだのようよ。 |
■レオナルド To:フィオン |
どうかな?ここの主は君たちが死んでさえくれればいいんだ。 命を狙っているのはパティだけとは限らないよ。 ところで、、誰も飲まないのなら勝手に飲むけどいいかな? |
■フィオン To:レオン |
どうぞ。 |
■ガイ To:レオナルド |
飲みたけりゃ、勝手に飲むんだな。 |
■ユウル To:レオナルド |
あの、飲みながらで良いので質問に答えてもらえません? ここの主っていうのは、この森の仕掛けを管理してる人のことですか? そのほかにも館のこととかについて色々聞きたいんですけど… |
■フィオン To:レオン |
パトリシアの他にも命を狙ってる者がいるというのは? ・・・あなたは味方よね? |
■レオナルド To:フィオン |
たとえば・・・トィトスとかかな? では失礼して・・・。 |
■フィオン To:レオン |
え、トィトスも命を狙ってるの? ―――って、え、何? |
■ガイ |
危ない、フィオン! |
レオナルドはフィオンの首筋に噛みつこうとして・・・やめた。
■レオナルド To:ユウル |
やっぱり君がいいな。 |
■ユウル To:レオナルド |
!?…な、なにすんですかあっ! |
ユウルは危機感を感じてレオナルドを突き飛ばした。
レオナルドはバランスを崩して尻餅をつく。
その間に、ユウルはバスタードソード抜いて構える。
相当怖かったのか、涙目になっている。
■ガイ To:ユウル |
大丈夫か、ユウル! |
ガイはすぐさま、ユウルに駆け寄る。
■ユウル To:ガイ・レオン |
…ふえ……なんとかあ〜〜(>_<) (何とか立ち直り、キッとレオンを睨んで)おとなしく話する気がないなら、最初から言ってよね! |
■フィオン To:ALL |
は?何が起きたの? まさか、ユウルの血を吸おうとしたの??? てゆうか、なんで私はやっぱり”やめ”なのよ?! |
問題点が思いきりずれている・・・。
■レオナルド To:ユウル&ALL |
ふぅ・・・乱暴だな。 まぁ、見解の相違があったのには気づいていたけどね。 それで、誰から相手をしてくれるんだい? まさか、三対一で襲いかかるなんてことはないだろうね? |
レオナルドは立ち上がりズボンを払うと、レイピアの柄に手をかける。
■ガイ To:レオナルド |
おっ、お前みたいなやさ男でも剣を使えるとはな! ・・いいだろう、この俺が相手になってやる。 |
ガイは、モールを構えて1歩前に出る。
■レオナルド To:ガイ |
フッ・・・かっこいいね。ナイト気取りかい? じゃあ少しくらい怪我をしても泣かないでくれよ。 |
■ガイ To:レオナルド |
けっ!おめぇのほうこそ、ほえずらかくんじゃねぇぜ! |
何か秘策でもあるのか、ガイはずいぶん強気だ。
レオナルドもレイピアを抜く。
その時、決闘の合図をするかのように寺院中に鐘の音が鳴り響いた。
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