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SW-PBM #76 墓碑銘 |
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サダイヴォン寺院図書室 |
イヴに案内され、食堂とちょうど反対側にある図書室に来た。
立ち並ぶ巨大な本棚には分厚い書物が詰まっている。
本棚に囲まれたテーブルの上には書物が積まれその間に挟まるように初老の男性が座っている。
■初老の男性 To:ALL |
新しい御客人かな? 歓迎しよう。サダイヴォン寺院へようこそ。 |
初老の男性は椅子を離れテーブルの横に立つと、礼をする。
■シャノン To:吸血鬼 |
あなたもアンデットなのですか? |
シャノンは不快そうな顔を隠しもせず訊ねる。
■アルテナ To:シャノン |
こら。 |
シャノンの不快そうな表情を見て、アルテナが後ろからどつく。
ゴン。
■シャノン To:アルテナ |
痛! なにするんですか! いきなり殴りつけるなんて、良識を疑います。 |
■アルテナ To:シャノン |
初対面の相手に向かっていきなりアンデッドとかいうな! |
■シャノン To:アルテナ |
アンデットはアンデットです。 それに、ファリス様の使徒たる私は、アンデットに払う礼なんて言うものは持ち合わせて居ませんから。 |
■フィオン To:アルテナ、シャノン |
まぁまぁ。 アルテナはシャノンを構いたいだけなんでしょ(笑)? 今はこの方のお話聞きましょうよ。 |
■アルテナ To:フィオン |
なっ…ち、ちが…… |
■レヴィック To:シャノン、アルテナ |
そうそう、話し掛けておいて話の腰を折っちゃダメよ(^^; で、アナタも…アンデット…でしたよね。 |
■アルテナ To:レヴィック |
う……… |
■ガイ To:アルテナ |
アルテナって、手(殴ること)早ぇんだなー! はは〜ん、そうか〜・・・”かまって”ほしいから、さっき俺も殴ったんだな〜。 最初からそういやぁいいのによ〜(笑) |
■アルテナ To:ガイ |
手が早い…(ぴく |
ガイの言葉を聞かなかった振りしつつ、思いっきり足を踏みつけてやる(笑
■初老の男性 To:ALL |
如何にも。 ここでは珍しくもないがね。 |
■アルテナ To:吸血鬼 |
突然失礼する。アルテナだ。 |
■ガイ To:吸血鬼 |
俺は、ガイだ。 |
■ユウル To:初老の男性 |
…こんにちは。ユウルです。 |
ちょっとおびえつつも男性を観察。吸血鬼ってそれほど怖くないのかもしれないと思い始めている。
■初老の男性 To:アルテナ |
私の名はローゼンメッツ・フォン・ブリュッセワルド。 もちろん生前のものだが、長すぎるとここでは不評でな。 まあ、好きなように呼びたまえ。 |
■レヴィック To:ブリュッセワルド元伯爵 |
ご丁寧にどうも。まぁ、名前なんてそうこだわるものでもないのかもしれないわね。 |
■アルテナ To:吸血鬼 |
ところでこの寺院を囲むように迷いの森の魔法がかけられていた。 あなたはなにかご存知か?ここの迷いの森の魔法は時間を無視しているようだ。 |
■レヴィック To:アルテナ |
(……アタシ達からするとエルフもあんまりかわらないんだけど(^^; やっぱり違うもんなのかしら) |
■ブリュッセワルド元伯爵 To:アルテナ |
ふむ。時間を無視か・・・おおまか正解だ。 私もここに迷い込み、もう長くなる。 ここを出ようと試みたことも一度や二度ではない。 それはかなわなかったが、これら書物からその怪異の一端を知ることができた。 大昔、ここは魔術の研究施設であったとされる。 不死の魔術だ。しかも、我々のそれとは異なる方法・・・。 不死の肉体を得るのではなく、老いない環境を作り出すものだ。 |
■フィオン To:伯爵 |
老いない環境とは・・・? 時間が止まっているとでも言うのかしら? |
■ガイ To:伯爵 |
老いない環境だってー! そんなことが出来んのか! |
■ブリュッセワルド元伯爵 To:フィオン |
簡単に言うと一部の精霊の働きを固定する。 生命の精霊力を固定すれば老化は無くなるそうだ。 精霊魔術における眠りの魔法をヒントにしたとある。 |
■アルテナ To:ローゼン |
サンドマン?………エントの力はどういうことだ? 閉ざされた環境を造るためか? |
■ブリュッセワルド元伯爵 To:アルテナ |
森については書物の記述と食い違う。 元は出入り、特に入ろうとする者を制限する仕組みだったようだ。 |
■ユウル To:ローゼンさん |
アンデッドにならずに老いることもない… そうなるための環境が、この閉ざされた館ということですか? |
■ブリュッセワルド元伯爵 To:ユウル&ALL |
その通り。 アンデッドとて、その負の生命の維持には食事を要するが、ここではそれすら必要としない。 まあ、欲求が無いというのも少し寂しくはあるが・・・ ときに君たち、パトリシアにはもう会ったかね? |
■レヴィック To:ブリュッセワルド元伯爵 |
ええ…。あったうぇ……と。 |
■フィオン To:伯爵 |
会ったうえ――― レヴィックは順番まで聞かされて・・・(苦笑)、そのうちお迎えに来る約束までされてしまったようですけど、 彼女は一体なんなんです? いえ、彼女だけじゃないわ。お婆さんやイヴやトィトス・・・ わからない事だらけです。 |
■レヴィック To:ブリュッセワルド元伯爵 |
…ってことで(^^; |
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