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SW-PBM #072 汎用ヒト型演劇人形 |
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| ■ |
元の席に戻ったフェリオ。
先に食べ始めていたティニャが、顔を近付けて来る。
| ■ティニャ To：フェリオ |
| ティニャもお礼するのら♪ |
| ■フェリオ To：ティニャ |
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い、いや、ティニャは頑張って御手伝いして返してくれれば。 （あー、もったいない……けど、バレると怖いしな（TｗT） |
誰の怖い顔が浮かんだのやら。
| ■ティニャ To：フェリオ |
| 今の"お礼"、嬉しそうだったのら〜。 |
残念そうに頬を膨らませ、食事に戻る。
そうしていると、ルリィの頼んだ食事も来た。
| ■ニノア To：隣席Ｂのルリィ〜パル |
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お前の食事も来たぞ。 ん、その少女……。 人形に乗れるな。 |
パルに注目する。
| ■フェリオ |
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確かに……。 そういえば、グラスランナーって可能性もあるな。 |
こっちもさりげなく注目。
| ■ルリィ To：ニノア |
| えと、じゃあそちらに戻りますね・・・・っと。 |
パルの方を向き、
| ■ルリィ To：パル |
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あの、宜しければお食事御一緒しません？ 一人より大勢の方が美味しく食べられるっていいますし（にこっ） |
| ■パル To：ルリィ |
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あ、その、えと。 それじゃあ……。 |
ルリィの提案に乗って、席を移って来る。
4人掛けのテーブルで、5人が食事を取る形になった。
| ■フェリオ To：パル |
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ねね、なんかそわそわしてるみたいだけど、何で？ トイレなら奥にあるよ？ |
| ■パル To：フェリオ |
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ち、違……(汗) |
林檎の様に真っ赤に染まる顔。
| ■パル |
| あれ、置いてて、心配で──。 |
| ■フェリオ To：パル |
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あれ？ なんか置き忘れ？ それって君くらいの子供なら乗れるくらい大きな人形 ……だったりしないよねー？まさかねー。 |
にこにこ笑顔。
| ■ニノア To：ALL |
| まさかな。 |
| ■パル To：フェリオ |
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え、えっ、えと、だから。 その。 ……。 あぅ〜〜。 |
突然、席を立つ(椅子から降りる)パル。
| ■パル To：ALL |
| と、トイレっ。 |
| ■ルリィ To:パル |
| パルさん、そっちは逆方向ですよ（微笑） |
駆け出すパルを、すんでの所で掴んで止める。
| ■パル To：ルリィ |
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えと、えと、えと(汗) そう、逆でした。 |
過ちを認めるパル。
とその時、店の表で何か大きな物が落ちる音がした。
通行人の騒ぎ声も聞こえる。
| ■ティニャ To：ALL |
| おかわりはいいのら？ |
一皿片付け、マイペースで聞く。
| ■ルリィ To：ティニャ＞ALL |
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あの、外は気にならな・・・・・っていいです(^-^; えぇと、私はちょっと外の様子を見てきますね。 |
早足で店の表に向かう。
| ■フェリオ To：ルリィ |
| ああ、気をつけろよ。 |
| ■パル |
| と、トイレは逆。逆はこっち……。 |
ルリィの手から解放されたパルは、店の奥のトイレに向かう。
| ■フェリオ To：パル |
| うーん……? |
押した扉は、半分程開いた所で何かに当たる。
表に出て確かめると、店の看板が落下していた。
| ■通行人 |
| 看板落として逃げたぞ、あいつ。 |
| ■通行人 |
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野蛮な大男ですわ。 あら？ |
店から出て来たルリィに気付く。
| ■通行人 To：ルリィ |
| 看板を落とした方なら、あちらに行かれましたよ。 |
親切な婦人が教えてくれる。
| ■ルリィ To：親切な婦人 |
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あ、どうも有難うございます（ぺこり） ……にしても野蛮な大男、ですか…。 気になりますね。 |
急いで店の中にとって返し、フェリオに耳打ち。
| ■ルリィ To：フェリオ |
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今、お店の看板を落として、大男が逃げたそうです。 追いかけた方が良さそうですけど…パルさんのこともありますし…… ここは私とフェリオさんが２手に別れません？ |
| ■フェリオ To：ルリィ |
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そうだなぁ、、よし、それじゃ俺がソイツ追い掛けるわ、どっち行った？ ああ、それからパルはトイレ行ったケド……ホントにトイレかはわかんね。 返事がないなら踏みこんでも良いカモよ、やりにくいだろうが(笑) |
| ■ニノア To：ルリィ |
| 要らないなら、貰うぞ。 |
ニノアがルリィの紅茶に口を付けながら言う。
ティニャもパンを頬張っていた。
| ■ルリィ To：ニノア |
| ・・・・・・どうぞ。差し上げます（苦笑） |
| ■ニノア To：ルリィ |
| そんなに欲しそうな顔をされると、貰い難いぞ。 |
| ■ルリィ To：ニノア |
| え？ 私は単に呆れているだけですけど？ |
きょとん、と瞬き。
| ■ニノア To：ルリィ |
| それならいい。遠慮なく貰える。 |
| ■ルリィ To:ニノア |
|
えぇどうぞ。 （それに今更返されても……ですし(^-^; |
| ■ティニャ |
| ふぃほへ？（パンを頬張ってる） |
ティニャも席を立ち、フェリオの後を追った。
| ■ルリィ To：ティニャ |
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あれ、ティニャさん…？ ………んー。 行ってらっしゃ〜い(^-^)/ |
ルリィとニノアが残される。
パルはなかなかトイレから戻って来ない。
| ■ルリィ To：ニノア |
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パルさん…遅いですね。 私、ちょっと見てきます。 |
| ■ニノア To：ルリィ |
| ん。 トイレに行くのに、わざわざ理由を付けんでも……。 |
席を立って店の奥のトイレに向かい、そのドアを軽くノック。
| ■ルリィ To：パル？ |
| パルさ〜ん、大丈夫ですか？ |
| ■パル？ To：ルリィ |
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あの、その。 えと……だいじょうぶ、じゃないです。 引っかかってます。 |
木がきしむ音を交え、返事が返る。
| ■ルリィ To：パル |
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……？？ えぇとパルさんが何処かに引っかかってる、とか？'-') …あの、私、何かお手伝い出来ます？ |
| ■パル To：ルリィ |
| その……、押して貰えれば。 |
| ■ルリィ To：パル |
| はぁ…あの…とにかく入りますね。 |
扉を開けて覗き込む。
奥の壁から、薄紅色のスカートと細い足が生えていた。
| ■ルリィ To：パル |
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……えぇと。 このまま押し込むと、型抜きパルさんが出来上がるような気がするんですけど。 外に出たいのでしたら、そう言ってくだされば宜しいのに…。 ただまぁ、私も事情が気になりますし？ ちょっとばかり詮索させていただきますけどね（にっこり） |
とにかくパルを引っ張り込もうと試みる。
| ■パル To：ルリィ |
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あ、あ、あの、えと。 引っ張られると、戻るの〜〜。 |
軽く小さな身体は呆気なく取り込めた。
あと少しお尻が小さければ、無事小窓を抜けていたに違いない。
| ■パル To：ルリィ |
| と、とりあえず、助かったような……助かってないような(汗) |
ルリィに抱えられたまま、戸惑う。
| ■ルリィ To：パル |
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――とにかく。 トイレで話す趣味はありませんし、私たちがここを占領しているのも他の方に迷惑ですし、ひとまずテーブルに戻りましょう。 |
パルの手を取り、あくまで笑顔で言う。
| ■パル To：ルリィ |
| は、はひ。 |
ニノアが待つ席に戻る。
| ■ルリィ To：ニノア＞パル |
| ただいま戻りました〜。 |
| ■ニノア To：ルリィ |
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おかえり。 フェリオ達はまだ戻って来てないぞ、何をしてるんだか。 |
彼が外に出た理由を聞いていないニノア。
| ■ルリィ To:ニノア |
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（あ、そういえば説明してませんでしたっけ(^-^; 先程、店の表で大男が目撃されたので……フェリオさんにはそちらを追ってもらったんです。 |
| ■ニノア To：ルリィ |
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そうか。 腹も満たされた所で人形を追いかけようというのに。 |
大男＝人形とは繋がらなかったらしい。
| ■ルリィ To:ニノア |
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えぇと、それはちょっと待ってくださいね。 今、追いかけるための良い情報が入りそうですから…。 |
と言って、意味ありげにパルに視線を送る。
| ■ルリィ To：パル |
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……さてパルさん。 わざわざあのような場所から出ようとした理由、お話願えます？ そういえば先程、何かを置き忘れた、とか言ってましたよね…。 |
| ■パル To：ルリィ |
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えと、窓から見えた空が、その、とても青くて……。 こんな日は、そう、お人形がお人形で。置いて来てたから心配で。 |
| ■ルリィ To:パル |
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人形？ 奇遇ですね。私たち探し物をしてるのですけど、それが人形なんです。 ――詳しく、話していただけますよね？（にっこり） |
問い詰めると、どうやらパルが人形を持ち出した犯人らしい。
人形は店の路地裏に置いてあるという。
| ■ニノア To：ルリィ |
| 今の話、本当だと思うか？ |
| ■ルリィ To:ニノア＞パル |
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真偽はともかく、確認は必要でしょう。 ――ところでパルさん。誰に依頼されて盗みを？ |
| ■パル To：ALL |
| その。（人形工房で）夜中遅く、何をしてるのかなって……。 |
興味を持って様子を見ている間に、台の上に置かれた人形は自分みたいな小柄な者が乗って動かせる物だと知ったという。
| ■パル To：ALL |
| それで、えと、乗ってみたくて。 |
| ■ルリィ To:パル |
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・・・・・・・な、成る程・・・。 流石はグラスランナーと言うべきでしょうか・・・(^-^; …あれ？ そうなると勿論、パルさんはあそこでケーキなんて食べてませんよね？ |
| ■パル To：ルリィ |
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え、えっと。 お腹空いてたから……。 |
人形に乗る直前、腹ごしらえに1つ食べたという。
| ■ルリィ To:パル |
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んー…でもあのケーキ、希少品でしょう？ よく手に入りましたね〜。 |
そうなの？ という顔をするパル。
| ■パル To：ルリィ |
| その、とっても素敵な味で。 |
味わいを思い出したのか、満足気に微笑む。
| ■ルリィ To:パル |
| 誰かから貰ったんですか、そのケーキ？ |
| ■パル To：ルリィ |
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えと……。 暴風の、なんとか、という人から。 |
| ■ルリィ To:パル |
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暴風…？ 通り名か何かなのでしょうか。 （この方がケーキを２つ買ったという女性…ですよね、多分） |
首を傾げつつも、これ以上聞いても意味はないと思い直す。
| ■ルリィ To:ニノア |
| ともかく、路地裏を見に行きましょうか。 |
| ■ニノア To：ニノア |
| そうだな。うちの人形に間違い無さそうだ。 |
席を立つとウェイトレスが請求に来る。
| ■ナルシェン To：ALL |
| お客さん、まとめて20G。 |
| ■ルリィ To:ナルシェン |
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はい、ちょうど20Gです。 ご馳走さまでした(^-^) |
代金を支払う。
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